新規購入限定70%OFFクーポン配布中!さらに1冊から高還元でポイント貯まる!
相変わらず妖しげな表紙で匂わせてくる本作。激しめな展開はいったん落ち着き日常が戻ってきて、小夜がぐるぐる悩んでます。吸血鬼として生きることだけでなく、山寺を手放したくないと望み、その結果山寺を傷付けるのを怖がってる。
そこにあるのはラブではなくて、吸血鬼の本能から求めてる感じで、さらには山寺本人か山寺の血への渇望なのかも分かりません。ただ小夜の感情からくるものではなさそう。とはいえ、精神的に頼れるのが山寺だけなのも現実で、混沌としてる。
一方、山寺も小夜の血を求める自分を自覚して、何かが変わりそうな気配が。小夜のことを考える際の視点に変化が見られるような、自分本位なとこがちょっと薄まったような。吸血鬼になって、逆に人間の感情を得るのかな。
小夜と山寺、お互いに相手への執着が芽生えたっぽいけど、これからどうするんだろう。これまでの経緯から二人の進みたい道が交わるとは思えず、ラストもすれ違ってる雰囲気で、続きが気になる終わり方でした。
ちょっとだけテンション落ち気味なのは、小夜のお悩み回にまたなの…と思ってしまったから。40代課長…も少し前に進めないものか…厳しいか…。
前巻で山寺君も吸血鬼になったその後のお話。
伊達の親(?)吸血鬼は吸血鬼にした赤子の殺すために始祖の力を受け継いだ吸血鬼を探していたようで、人に戻して殺すつもりだったけど、殺さなくても人として育てたらいいんじゃない?と言われてあっさり納得。小夜さんが人間に戻して解決。そのあっさり具合が伊達さんを半殺しにしていたことと見合わなくて、かなり拍子抜けしました。半殺しにしなくても最初から事情を説明して協力を求めたらよかったんじゃない?と思ってしまう。
すっかり吸血鬼の生態に順応した山寺君と違って、小夜さんは更にパワーアップした自分の能力を恐れています。そこは変わり映えしません。小夜さんは基本、山寺君からしか血を吸わないので、小夜さんに血を吸わせるために山寺君は他の人の血を吸うようになって、更に共依存が増した感じです。
最後は帰り道で「誰かに見られているような気がした」という台詞が出てくるので、次回はまたニューキャラが登場するのかな。
長く生きてるからか倫理観バグってる吸血鬼が多くて、理由に納得のいかない血なまぐさいシーンが多く、それに見合う感動が得られないところがちょっと残念なところです。個人的には、完結後のまとめ読みでもいいかなと思い始めています。
