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ラスボス系悪役令息が望むのは、原作通りの没落ルート

rasubosukei akuyakureisoku ga nozomuno ha gensakudoori no botsuraku rūto

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あらすじ

激重愛な執着主人公×悪党を演じる転生悪役令息。執着愛の先の真実とは…?

復讐系漫画の悪役令息サタリアに転生した俺。サタリアは最後に主人公に立ち塞がり、復讐されるラスボス系悪役だった。それを知った俺は逃げ出そうとするが、ラクトフェル伯爵家が人を人とは思わない救いようのない悪党一家であることが許しておけず、この家の犠牲者を可能な限り減らしながら、原作通り自分の家を没落させようと決断する。しかし、ある日、出会うはずのない主人公・復讐鬼アルヴェンがなぜか専属使用人候補として目の前に現れる。ラクトフェル家の犠牲者であり、奴隷よりも酷い扱いを受け、誰よりもラクトフェル家を恨むはずの彼が、「俺を、あんたのものにしてくれ」と恐ろしい程の熱が孕んた瞳をサタリアに向けてきて!?

作品情報

作品名
ラスボス系悪役令息が望むのは、原作通りの没落ルート
著者
峰星ふる 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784048119184

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レビュー数
2
得点
102
評価数
21
平均
4.8 / 5
神率
85.7%

レビュー投稿数2

次から次へと主人公を襲いくる展開は待ったなしの面白さです

悪役令息に転生した主人公が奮闘する作品は多いですが、このボリュームなので、サクッとサラッと進むストーリーでないことを覚悟と期待の上で読むべし!

悪党ファミリーの「悪役令息」に転生した、原作を知る主人公。
原作とは異なる奇怪な展開が起こる謎。
ヒロインがヒロインではない裏口ルートに、ラストはスカッとする断罪シーン。
次から次へと主人公を襲いくる展開は待ったなしの面白さで間違いありません!特に、メインディッシュの断罪シーンは見せ場としては最高で、ここに至るまでの伏線回収の丁寧な処理には脱帽でした。
あそこのあの設定がここにこう生きてくるのかとか、ここで上手くハマるんだなとか。最初の頃には絶対に見えてこない隠された部分が少しずつ露わになり、バラバラだった点と点とが1つの線となって最高の結末へと導かれていくことにワクワクいっぱいでした。

そもそも。この作品は転生ものがメインだと思いますか?
サタリアだけが転生後の世界をコントロールしてると思いますか?

サタリアに転生した世界の側面だけだと物語の全貌は暴けません。サタリアの手に余る事象が起こっていることに違和感を感じる読者のみなさんなら、もしかして…と勘付く方もいるでしょう。
キメラのアルヴェンの動きに注目すれば、その答えは自ずと分かると思います。サタリアに一心に愛を向けるアルヴェンの行動は予期できないことが多く、彼の存在は非常にミステリアスに映ります。
アルヴェンが何を考えどう動いているのか、サタリア視点からは何が何だかですが、彼の行動理由の謎が明かされると、おおおお……!!!でした(((( ;∀;))))

ラクトフェル伯爵家への復讐に燃えるはずだったアルヴェンが心変わりをした理由や、サタリアに執着する理由には驚くほど納得。「悪役令息」は、あくまでも"悪役"であって"悪"ではないことを知って欲しいです。
サタリアに転生する前に役者をしていたという青年は、悪のラクトフェル伯爵家を没落に追い込むため、徹底して悪役になりきる道を選びました。生来の優しさまでは隠しきれていなかったことが結果的にサタリアに多くの味方を付けることに繋がり、最大の誤算にして最高の結果になったことは胸アツのフィナーレでした!

最高のエンドには歓喜の思いでしたが、サタリアの父親への制裁にはもっと罰を与えても良かったと個人的には思っています。コイツはもっといたぶって死エンドでも良いくらい。サタリアをこれまでに殴ってきた回数ぶん、アルヴェンに顔の原型がなくなるくらいにボコってもらいたかったです。
恐怖支配してきた歪んだ親子関係には反吐が出ましたが、三つ子の弟たちとの兄弟愛には最悪な家族関係の中にあってひとときのオアシスでした。

魔法生物やキメラが登場するファンタジックな世界観と、悪と善が渦巻く人間模様に釘付けになった物語は、ボリューミーな期待を裏切らない一冊でした。アルヴェンとのラブはもちろん見どころですが、サタリアを慕う魔法生物たちとの主従愛も同じくらい見どころです。
生み出す側の慈愛と生み出された側の献身との関係性にグッときたのも最高の読後感に繋がりました^ ^

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「中の人」の、役者魂に痺れる!

転生先は、読んでいた漫画の世界。主人公が復讐する伯爵家の、クールビューティーミステリアス次男!
推しである主人公を苦しめ続けた伯爵家の次男に転生したのは、役者だった心優しき青年。彼は誓う、この腐りまくった伯爵家を、原作通り没落させると。没落目指し、クールビューティーミステリアスなサタリア様を演じ続ける、サタリア様の中の人の役者魂に震えました。おもしろかったです!!!

原作通りに進んでいるはずなのに、推しである物語の主人公アルヴェンが、原作と違う行動を起こし始める。それに混乱しながらも、サタリア様を演じ続けるサタリア様の中の人がすごい!ですし、初対面のはずのサタリア様に執着しまくるアルヴェンにも謎がありそう。原作からズレていく物語。サタリア様は無事没落できるのか!
ラストまで夢中で拝読しました。サタリア様の中の人視点で話は進むのですが、ネタばらし的なアルヴェン視点もあります。

アルヴェンの見た、炎の景色。それは彼らの、彼への愛でー。めちゃくちゃ泣きました。

サタリア様の中の人の優しさ、サタリア様のこどもたちである魔法生物達の愛。ひたすらにサタリア様を求めるアルヴェンの愛。
最初から最後までずっと面白かった。サタリア様対ラスボスの場面、サタリア様の演技力に痺れましたかっこいい!そして、サタリア様にちょっと頼まれただけで張り切って窓に張り付き視線を向ける魔法生物達に笑いました。魔法生物たちかわいい。

後日談もサタリア様がクールビューティーですし、魔法生物達と仲良くできないアルヴェンににっこりですし、電子限定SSのブラコンっぷりは微笑ましいですし、それに対するアルヴェンの微笑み……!色々と込み上げてくるものがあります!
すっごく読み応えがあって面白かったです!お気に入りはゴーストのノエルくん!サタリア様が覚悟を決めた時、嬉しそうにぐるぐる回ってたのがめちゃくちゃ可愛かったです!

親父は最後の一瞬まで苦しんでほしいです!クズすぎ!

4

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