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マッチングしたら嫌いな担当編集がきた

matchingu shitara kirai na tanto henshu ga kita

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表題作マッチングしたら嫌いな担当編集がきた

三室賢史
小坂の新しい担当編集者、25歳
小坂春一
人気小説家、29歳

その他の収録作品

  • 恋人になったら真面目な担当編集が公私混同に厳しくなった(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

人気ラブコメ作家なのに、新作は売れ筋で書かせてもらえない!? 「先生のラブコメはもう限界ですよね?」新作のネタを出しては、新担当編集・三室(みむろ)に冷たく突き返される小説家の春一(しゅんいち)。きっとこいつは俺の作品が嫌いなんだ――度重なる嫌味に不満が溜まり、マッチングアプリで見つけたファンと会うことに!! 自作を絶賛する言葉を生で聞きたい――けれど目の前に現れたのは、まさかの三室で…!?

作品情報

作品名
マッチングしたら嫌いな担当編集がきた
著者
切江真琴 
イラスト
奏島ゆこ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011979

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13

4.7

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萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
4
平均
4.7 / 5
神率
75%

レビュー投稿数2

考えさせられる面白い1冊

勢いのあるお話でした。
こんな担当編集と作家さんがどこかにいたらいいな♥

主人公の小説家の春一がなんだかんだ明るくて可愛くて良い人で。担当編集の三室も実はそうだったの!?で美味しい展開でした。

春一が自分や作品や登場人物をひたすら掘り下げ探り見つけようと突きつめるところ。
どうしたいのかどうするべきか悩むところ。
逃げてなくていいですね!自分のことですからね。自分が納得できるまで考えるの大事ですね。

三室もそこまで春一を!追いかけて追いかけて三室なりに頑張ってて!真顔の理由がそういうことだったの〜?
公私混同に厳しいのも、もっと話し合いが必要だったんじゃない?勝手に自分で線引きを決めて…。

作品作りやアイデアの出し合いやとっても面白かったです。フィクションでしょうがこんなふうに作ってたらいいなあと思えました。

歩み寄りって大事ですよね。頭ごなしに否定せずに言葉を尽くしたり。そのためにもわかり合おうとするのも。

西野先生と真崎さんカップルも超絶美形大人組で出して欲しいなあ。

2

先回りして頑張った攻めの、粘り勝ち!ツンとクールな編集者×恋愛初心者小説家

切江先生の現代もの、楽しみにしていました!☺︎

タイトルで大筋を語ってくれているとおり、
”嫌い”とマイナス感情から始まる逆転(?)恋愛劇。
担当編集×人気小説家ということで、春一(しゅんいち・受)の新作を共に作り上げていく過程が丁寧に描かれており、お仕事ものとしても読み応えたっぷりです。

…と書きましたが、実は初読時、
春一の気持ちや言動に一部「んー」と
思うところがあり、一度最後まで拝読した後
もう一度初めから読み返しました;

で、じっくり2度目、読んでみると…

”共感”とはいかないまでも、春一の気持ちも理解できるところがあり。
このへん、後ほどレビューに記してみたいと思います。

主人公は人気小説家の春一(PNは”ハルイチ”)。
次回作も売れ筋のラブコメ路線でいきたいのに、
年下新担当編集の三室(みむろ・攻)は
「先生にラブコメは無理」と冷たくネタを突き返してきます。

”コイツは俺の作品なんて嫌いなんだ!”と
むしゃくしゃした春一は、マッチングアプリで
自分のファンとマッチングしたことに喜び、
おおいに褒めてもらおうと待ち合わせ場所に向かいます。
ところが、そこに現れたのはまさかの三室でー

と始まる、ツンデレ一途年下編集者×恋愛下手な人気小説家のラブコメです。

良かった点をがっつり語る前に、イラストについて一点。
奏島ゆこ先生のイラスト、可愛らしくてとても良い!
…のだけれど、欲を言えばもうちょっとだけ、「色気」や大人っぽさがあってもいいかなあ、と思ったり。
これは自分の勝手な印象ですが、特に春一については高校生に見えないこともないような;(作中で「童顔で可愛い」とされているので自分の気にしすぎかな)

とはいえ!
表紙イラストもですが、書き下ろし部分、199ページが最高なのです。
”台所バックハグイチャ”、三室の微笑みにやられました///
ぜひ見ていただきたい!!

とイラストについて語ってしまいましたが、以下内容について。
雑誌掲載分(書き出し部分が大きく改稿されているとのこと)+書き下ろしであとがき入れずに全277ページ、ボリュームある嬉しい一冊です。

一途攻め大好きな自分にとって、何よりも攻め・三室のキャラが良かった!
(※以下萌え語り)
受けのことが好きすぎるけれど、それを出さないように努めるがあまり誤解される攻め。
作家のハルイチのことが大好きで尊敬していて作品も読み込んでいるのに、ニヤつく顔を見せまいとツンツンクールに振る舞っちゃうところが不器用で一途で可愛くて(*´◒`*)

書き下ろしに一部攻め視点があり、編集者として/恋人としての「公私」の区別に奮闘する様が見られるのですが、そこにも大変萌えました…
「けじめをつけないと、延々と◯◯しちゃうので」と語られる”公私の区別へのこだわり”の理由。
キリッとしつつも愛が溢れて溢れてるシェパード攻め、大好きです//

で!
一方の、受け・春一。
嫌いだった担当編集が、意外にも自分の作品のファンで良き理解者でもあることを知り、「嫌い」から一気に「好き」へと傾いていく。
チョロいなあ〜と思いつつ、ニヤニヤ口角上がっちゃう楽しいポイントです (o´罒`o)

ただ、彼の恋愛思考が、ちょっとこう、やや複雑なところがあった…
陽気でやんちゃだけれど、恋愛に関しては初心者かつ臆病。
それには大学時代の元恋人との苦い思い出が関係しており、
致し方ない点もあるのですが。

”春一”を好きでいてくれることは嬉しい。
作家の”ハルイチ”を理解されるのも嬉しい。
けれど「春一」が「ハルイチ」とリンクするのは嫌。
なぜならその場合、一方への好意が下がると、
連動してもう一方への好意も下がり、
やがては双方への好意も熱意もなくなってしまうからー

と、この理屈が特に初読時にいまいち腑に落ちず、だったのです。

2度目に読んだ後(今)も、この春一の懸念に
100%共感できる…とは言い難いのですが;
それでも、過去の経験がそういう方向に
拗らせて考えさせてしまうんだな、と
理解し寄り添える気持ちに。

で!
また攻めへの萌え語りになってしまうのですが、
こんな春一の面倒くさい(←)拗らせに対する
三室の語り掛けに、最高に心打たれましたよ……

春一の心の中のわだかまり、凍ったものが
じんわり溶けてなくなる様子。
それが手に取るように伝わってきました。

”先回りして待ち伏せ”するほどの三室の”作家・ハルイチ”への憧れと、実際に会った時の驚き、ギャップ、そこから生じた”春一”への恋心ー

順を負って説明する三室の言葉一つ一つに、ときめき止まりません。

そして三室が高校時代に手に取り感銘を受けた春一作の同人誌が、実は春一の作家人生としてのきっかけに大きく関わっていた…と判明するのも、運命感じずにはいられない。

こんなの、好き!という気持ちが加速し、沼落ちするしかない…!

臆病さゆえ、手に入れる前から手放そうとする春一。
そんな彼を追いかけ続け、先回りして囲い込んだ三室の、見事な粘り勝ち。
一途な想いに、ハート撃ち抜かれました///

”お仕事もの”としてもまた、心躍る描かれ方だったのが印象的です。
狼刑事×跳ねっ返り刑事のバディもの、めちゃめちゃ読んでみたい!!ヾ(*´∀`*)ノ

新作小説をアイデア出し、資料集め、プロット構築…といった出だしの部分から完成まで担当編集と作家、二人で作り上げてゆく過程にワクワク。
メディア化のあれこれ、民放と配信とどちらを選ぶか問題も、春一と一緒に頭を悩ませ考えたり。
民放か配信かを巡る二人のすれ違いも含めて、おおいに浸り楽しみ、夢中になって拝読しました。

最後に。もう、最高にキュンキュンしたのが濡れ場です。
時に「アンタ」呼びしてくるツンワンコな三室が甘く優しく春一に触れる様、蕩けましたよー!✨

ツンとクールな編集者×恋愛初心者小説家。
公私ともにパートナーとなるまでの二人の恋路と、本格お仕事描写に胸高鳴る、骨太の物語でした◎

2

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