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いやだと言ったらお仕置きだ。
タイトル通り、攻めの余裕がすごいです。
もちろん途中途中で焦る場面や苛立つ描写はあるのですが、受けに抵抗されようが罵倒されようが、基本可愛いやつめって感じで受け止めてます笑
こんな余裕のある攻めは初めてかも。
あと今作のポイントである「好き」と「お気に入り」について。
確かに好きなものは変わるけど、お気に入りのものって変わらないよなぁと納得。
だけどそこはきちんと言葉にしないと、そりゃ受けはモヤモヤするでしょうよ笑
ただ受けもすぐに絆されずにギリギリまで抵抗してるのが大変好みでした。永久脱毛…勝手にされたらそりゃ嫌だよね、逃げ出したくなるよね…
電子版で購入したので挿絵がないのが残念ですが、買って満足な一冊でした!
取引提携先の総帥に見初められてしまった春彦。
提携話が進むまで、接待させられると言う前代未聞のシチュエーションに全力拒否の春彦も逃げ出すことができずに…
無事、提携も完了したにもかかわらず、ジェラルドは春彦を気に入ってしまい「お気に入り」としてアメリカに連れていくことに。
春彦の方は、たまらず逃げたいと思うものの、ジェラルドの優しさに触れてしまい、だんだんと従順に、そして好きになっていくのです。そりゃ、両親の仏壇の手配までされたらなびいちゃうよね。屋敷も寝室も広すぎて落ち着かない、だからクローゼットがちょうど六畳一間的に落ち着くってのはわかる気もするな。
ぷっ、て笑えた。
当初はウケの春彦をあんまり好きになれなかったんですが、お気に入りの生き物としてみられることに悲しくなり、役に立ててないことを卑下しながらも気持ちはジェラルドに惹かれて行くのを読んでると、可愛らしくも見えました。
そして一番の誤解の元が
「お気に入り」「生き物」
というキーワード。コレがために、距離が縮まっていた二人の間に決定的な溝を作っちゃうんですよね。あー、そりゃジェラルドが悪いよなぁ。
まー、恋人とお気に入り、なら恋人が上って思っちゃうよなぁ。
最後には誤解も解けるんですが、もー、最初っから愛してるって言ったげなよ。と微笑んでしまう二人でした。しかし、春彦にもなんか仕事させたげて〜
読後雑感。
ジェラルドは、魅力もあるし、財力も地位もある男性という設定。
こんな性癖丸出しの恥をかくような罠的取引をビジネスの取引で仕込まなくても、
子リスのような、一目ぼれの春彦と相愛に成れたと思う、
話を面白くするために、下劣な手段を取る変態設定になった・気の毒なキャラ。
始まりが良くない二人の出会い。
おぼこい春彦がドップリ罠に落ちて、二人は親密になり、春彦は溺愛される「お気に入り」になっていく、
ジェラルドのお気に入りと恋人の概念と、春彦の概念が異なるために
元恋人のガブリエルの登場で、春彦は「お気に入り」という立場に酷く落ち込む。
ここが一番面白かった。
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『束縛は甘い罠』の改訂版らしいのですが、
著者ブログは2013年より以前の記事を誤って削除したらしくて、確認できなかった。
簡単に説明すると
会社の取引の為に接待を強要された
春彦は最初は嫌がっていましたが
攻めのジェラルドの与える快楽によって
堕ちるという内容ですね。
否定的な言葉を言うとお仕置きと
言って少し強引な事をするんです。
ドS攻めが好きな人には物足りないかも
しれませんが、内容は面白いと
思います。
攻めのジェラルドは結構変わってる人で
春彦の事をお気に入りと言っています。
セフレや愛人といった言葉はよく
見ますが、この言葉は見たことが
なかったので、印象に残っています。
愛情表現も中々特殊だと思います。
受けの春彦は純粋ですね。
逃げられないと知っていながらも
ジェラルドから逃げようとするシーンは
個人的に萌えました。
これだから何でも思い通りになると思ってるやつは…受けちゃんが思い悩むのしんどくて、しんどくて…アメリカまで拉致られ囲われるやりたい放題な攻め様なので、剃毛も、それは恥ずか死ぬっ!!ってやつでした!!!!!
「お子様なんだな。シャツは素肌に身につけるものだよ」って攻め様はからうんやけど、そ肌着ないと透けちゃうやん?確かにBLでは、はだけたら即乳首。肌着は邪魔やけども。透けちゃうやん?かわいい受けちゃんの乳首見られたら大変やん?って無駄に気になりました。こだわりは人それぞれ!!