• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作銀の果実

クラスを牛耳るクールな瀬ノ尾
兄を探す楓

その他の収録作品

  • 僕からの手紙
  • あとがき

あらすじ

幼い頃に別れた兄を探すため、全寮制の桔梗萄学園に転入した真白楓は、クラスのボス的存在の瀬ノ尾昂と出会う。えらそうな態度の昂に反発心を覚える楓だったが、昂やその仲間たちがよく集まっている地下室に兄を探す手掛かりがあることを知る。そのうえ、兄への想いを募らせる楓に、昂が兄の手紙と同じセリフを口にして…!?
出版社より

作品情報

作品名
銀の果実
著者
さかもと麻乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813052005
2.9

(11)

(0)

萌々

(1)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
30
評価数
11
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

ギムナジウム風…

前からちょっと気になっていた作家さん。
絵柄も独特で、可愛らしくもありながら、色気も漂わせています。
くるくるフワフワの髪の毛に大きな瞳。
ミステリアスな雰囲気が、この作品にはピッタリでした。
黒ブレザーにリボンタイ。
詳しい学校の設定はないんだけど、なんとなくミッション系男子校なイメージ。
そして…これぞギムナジウム!!ってかんじなんですが。
設定だけでちょっと萌えてしまうオトクな作品。
そのほかにも地下室、学園に隠された秘密、クラスメイト(♂×♂)のキスシーン…など。
お約束な展開だけど、これが萌えるんだろう。
話はイマイチわからないところもあったんですが…
反発し合っていた二人(しかも二人ともファザコン。笑)が惹かれあっていく…という話なんですが、
軸は主人公・楓の生き別れの兄探し…というものがあります。
そしてお相手・瀬ノ尾は果たして楓の兄なのか!?それとも…!?

裏表紙の二人はしょっぱなからキスシーンを披露してくれたクラスメイトなんですが、
こっちのカップルにも注目!
おっとり系男子×素直になれないヤンチャ男子。
攻が大好きな受と、誰にも優しくいまいち気持ちの読めない攻。
ラブラブなようでそうでもない…微妙な関係に注目です。

絵柄や雰囲気は独特ですが、耽美な香りがしますね。
どこか妖しい雰囲気です。表紙の二人を飾る葡萄がまた、よく似合ってます。
雰囲気づくりがすごくうまい作家さんですね。

1

兄を探して

絵が可愛かったので衝動買い((pω・q))シュシュ
父親に毒葡萄を贈った兄。母と家を出ている兄。その兄を探すためにこの学園に転校してきた。
そこで、淡い恋をする。しかしその相手は・・・・!?
ちょっと文学的っていうんでしょうかね。なんていうんだろう。
独特の雰囲気をもった作風かなと思いました。
兄を探していろいろ調べて。
気になる相手ができて。
自分はそいつのことが好き・・だと気づく。
しかしその相手は自分の兄・・・なのか?という駆け引きが上手です。
ちょっと重たいかな~という感じも否めませんが。
トータル。作品としてはよかったんじゃないでしょうか。絵柄も可愛い。
話的に、毒とか毒とか何とか、テーマがおもいので仕方ないですが、もう少し軽め(明るめ?)の話も読んでみたいかな。
今後に期待

1

ブレザーはいいですねっ

私も以前から気になっていた作家さんなのですが、見比べると
作品によって画風にバラつきがあるのかなあ?
と思い、買うのをためらっていました。
ですが、今回は学園物ということで、個人的に制服が好きだったので
思い切って購入してみました~^^!

読み始めて思ったのは、金(茶?)髪の少年2人、黒髪の少年2人が登場するので、
あれ?これはどっちだ!?と、戸惑ってしまいました;;
なにしろみんな同じ制服なので><
しかし、表情や性格ははっきりとしていたのでだんだん慣れました。
内容としては、流れに無理もなく、カバーで煽っていた、
兄なのか?どうなのか!?という一番気になるところが徐々に明らかになると同時に
主人公が相手に引かれていくというかんじで、こちらもどきどきさせられます。
しかし、兄のことが知りたくて転校までしたくらいですし、
キーワードである兄の存在がもう少し具体的に書かれてても良かったかな!と思いました。
いっそのこと主人公はブラコンでした!くらいに!(笑)
そういう感じだとより話が進行するにつれてどきどきする感じが出たかなと思います。


さかもとさんの書かれるキャラクターはとてもかわいらしく、表情豊かで好きですが、
この作品はシリアスで全体的に少し硬い感じだったので
今度はこの作者さんのほのぼのした作品が読みたいと思います。

1

リボンタイだー

おお!ギムナジウムだ!!
萩尾漫画で育った世代としては、やはりギムナジウム物は見逃せません!!ギムナジーーーーウム!!(エイドリアンの叫びで)

さかもとさんは短編集だとどうも同じタイプのキャラカップリングばかりでちょっとそこが気になってしまうのですが、長編だとそこは問題無しで読めました。そういう意味では長編の方が向いてるかもしれないなあと思ってみたり。

舞台はまさしくギムナジウムです、黒ブレザー上下に濃赤のリボンタイ。全寮制で石造りの建物、ヤンキーもいないし都会の雑踏も無い、まさにギムナジウム!!
そこへ兄を捜しに転校してきた楓。
秘密の地下室にある銀酸で育てられた毒葡萄の謎を解明しようとする友人達。
瀬ノ尾は何故か、楓の兄捜しを遠回しに止めさせようとしたりと静かでけれど謎に包まれたその謎を楓は追い求め、そして真実に辿り着くのです。
エロシーンもありますが、その空気感を壊す事なく綺麗に描かれてます。
ギムナジウム世代を知らない方も、この作品を読むと少しギムナジウムジャンルの特有の雰囲気が分かるかも、しれないです。

0

ミッション系スクール好きなかたに

前に読んだ同作者さんのお話が興味深かったので続けて何冊か読んだのですが、これはちょっと読み辛く感じました。理由はいろいろありますが、しかしミッション系スクールの味は出ています。
雰囲気が独特の作品です。

自分の兄を探してミッション系のスクールに転入した楓。
友人から情報を集め、見たことのない兄を探ります。
楓の家族にまつわる謎、毒を育てている秘密の場所…。

ミステリー要素が入って、くわえてミッション系スクールの閉鎖された雰囲気から独特の麗しい雰囲気がする作品でした。
しかし、それが自分にはどうにも読みにくかったです。

色んな要素を入れ過ぎているような…。結局どうだったの?と思ってしまうもやもやも残りました。
楓の相手は昴というクラスメイトですが、恋に落ちて行く過程もやや急に感じました。
主人公意外の脇役らの恋がどうなったのかもわかりにくかったです。
やや、耽美な雰囲気だけが先行してしまっている作品な気がしました。
面白くないわけではないので、作者さんの頭の中で作っている起承転結、謎ときの部分をもう少しわかりやすく整理して見せてくれれば尚よかったと思います。

しかし、楓と昴のカップリングはかわいくて萌えました。
もうすこし恋愛部分をがっつり読みたいなぁと思える組み合わせでした。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP