千晶
当方、BLのファンになったのが2020年~ちょうどコロナ禍~
BLCDは数え切れないほど聴きましたが、個人的には、やはり2000年から2010年前後あたりの作品がいいですね!ストーリー性もあるし、面白いし、聞き応えがある。そして、神谷さん、小西さん、遊佐さんなど中堅、ベテランの方のBLはお芝居も上手いし、安定感がありますね。
作品についての感想・・・受け(和孝)は神谷さん、攻め(久遠)は三宅さん、私的にはこのお二人のカップリング、とてもよかったです。
ストーリーもありがちなお話ですが、とても楽しめました。ただ、どういった経緯があって二人がそこまで強く惹かれあったのか。そのあたりがよくわからなかったので原作をじっくり読んでみようと思います。
神谷さんは通常運転の安定感で上手い!三宅さんのかっこよすぎる低音ボイスには痺れちゃいました。続きが気になります。
25歳ヤクザ×17歳家出少年→7年後に再会。
全編通して薄暗く緊迫感がある。
この時期の神谷さんの良さを堪能できる。
丁寧に機微を掬う豊かな感情表現。キャラの表情が完璧に浮かぶ。
憑依芸ですね。
細く凛とした声が、毛を逆立てた猫のよう。
意地を張り、過敏な感情を揺さぶられる様が手に取るようにわかる。
17歳時の犯され感(抵抗せず屈服せず)が異常。
再会後の絡みは濡れた声が切羽詰まって上擦る。
上手いんだよなあ…。
久々に聴き返して、神谷さんがあの立場にいる理由を改めて知る。
原作は、05年から10年かけて9巻まで出ている。
CDは3枚(3巻)まで。
「シリーズものは1が良い」と言うが、これも1が一番面白いと思う。
1枚にBLCDの醍醐味がよくまとまっている。
原作既読。
う~ん、コレは賛否両論あるっていうよりも、原作の難しさが出たドラマ。
原作そのものも、予想不可能なドラマチックさはなく、
ストーリーラインからすればむしろBLテンプレ、ヤクザBLでもないし、セレブものでももちろんない。
押したり引いたり、へんな駆け引きをしながらすすんでいく大人同士の話で。
じゃあどこにウェイトかかってんのよといったら、あやしげ~でアダルトな「空気」なんですよ。
そういう空気感はそこそこ出ていたかとは思いますが、
とにかく久遠(三宅さんです)が何考えてるかわかんない無口なタイプなんで、
言葉の行間をどうかもすかに興味あったんですが、
行間がまんま空白で、原作を超えた解釈ではなかったです。
三宅さんには大変失礼ながら、森川さんや三木眞一郎さんあたりなら
まったく違う久遠になっていたんじゃないかと思わなくもない。
ただ、決して悪いわけではない。原作に忠実だっただけです。
一方、18歳の少年・聡(古島清孝さん)、大健闘です!
この少年については原作の文章とイラストレーションのイメージがえらい違ってたんで
気になってたんですが、ドラマCDでは幼すぎずかなりよかった。
「コルセーア」でもハロルド役をなさっている古島さんですが、少年声がうまいんですかね。
原作既読です。
まず、脚本がいいな~と思いました。
原作と比べると、ストーリーの進行が所々順番入れ替えているんですが、違和感なくすっきり聞けましたし、そっちの方がいい感じが出てたと思います。
そして、攻めの久藤さんの声ですが、すごくかっこよくて怖くて、でも和孝には時折優しくて!!(萌!!!)
そういう優しい声の時には、「あ~もう~、これ、和孝をすごく好きじゃん!」っていうのが伝わってきました。
和孝のツンデレ具合もよかったです。原作とイメージがよく合ってる気がしました。
脇キャラの上総と宮原もキャラのイメージがよく出てたと思います。
原作未読。全編シリアスで、あまり明るい話ではない。
三宅さん演じる久遠さんの威圧感が凄い。怖い人だ、と毎回思わされる。だけど、神谷さん演じる和孝と会話しているときは、何故だか台詞の端々にエロスを感じさせる。受け取りようによっては棒に聞こえるかもしれないけど、個人的にはかなり好き。
久遠に反抗的で絶対に屈しないと突っ撥ねる和孝は、なんとなく幸薄そうで、それが妙に色っぽい。作中久遠さんとの出会いで幼い青年を演じるシーンがあるけど、今と比べると断然自然で聞きやすい。
出会って直ぐの頃、久遠さんのこともヤクザのことも全く知らない、無垢な子供の和孝と、今も昔も変わらない大人の久遠さんと、そんな過去の二人のやり取りは、そこはかとなく背徳感を漂わせていてそれがたまらなかった。
ただひたすら久遠さんを遠ざけようとする和孝の辛い心情が続き、久遠さんの心情はほとんど語られないけど、和孝へ投げる一言一言が重く、異様なまでの和孝への執着を感じさせる。久遠さんの心の内を見えそうで見えない塩梅でちらつかせるのがいい。
ストーリーに関してはあまり深く考えない方がいいかもしれない。じめっとした湿っぽくて薄暗い「雰囲気」に浸りきれれば、存分に楽しめると思う。
好き嫌いが別れる作品かな、という印象。
数ある神谷受の中でもあまり聞かない受だったような気する。
個人的にはかなりお気に入なので、練り込まれたシナリオやCDのクオリティを求めない人には一度聞いてみて欲しい。
