教わるなら、達川先生がいいです。

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表題作初心者マークの恋 だから

達川聡史
出来る教師
新屋謙吉
新米教師

その他の収録作品

  • ライバル同士の恋だから
  • あとがき

あらすじ

年上のいい男に口説かれて、ホテルに入った新米教師の謙吉。なのに土壇場で怖気づき、彼がバスルームにいる間に逃げてしまった。後で悔やんでも、後悔先に立たず。ところが数ヵ月後、他校の会議室でその男・達川と再会した。そして、高文連弁論部門の専門委員として、共に活動することになったのだ。男としても教師としても憧れと尊敬の念を抱かせる達川に、謙吉は惹かれていき……。教師達のラブ・ディベート!

作品情報

作品名
初心者マークの恋 だから
著者
いつき朔夜 
イラスト
夏目イサク 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403521980
3.2

(19)

(1)

萌々

(3)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
60
評価数
19
平均
3.2 / 5
神率
5.3%

レビュー投稿数9

神に近い萌え評価です

素直に面白かったです。
高校の先生同士の真面目な恋。
お互いに違う高校の先生なんだけど、弁論部の顧問という繋がりで交流を深めていきます。
弁論のことでストーリーの多くの部分を使ってるので、ラブやエッチをがっつり読みたい方には物足りなさを感じるかもですが、私はそこも面白かったです。
なんかいいなーと思いました。先生と生徒がタッグを組んで、たった数分間の発表のために力を尽くす。
気づくと私も生徒の安仲くんを応援してました。
いつき朔夜さんのお話は、背景をきちんと作りこんでくださってるのが嬉しい。お話に厚みを感じるのは、そのあたりで手を抜かないからだろうなと思います。

新米先生の受けは、性格がめちゃくちゃ可愛かったです。
ピュアでおとなしいくせに、たまにガーッと暴走してしまう。暴走途中でふと我に返ってヘタレて逃げ出したりする。で、どっぷり後悔する。
これ、受けにとったら、いっぱいいっぱい必死で行動した結果なんだけど、攻めにとったら天然の小悪魔になってたりして、それが微笑ましいやらオカシイやら萌えるやらw
視点は受けなんだけど、大人である攻めの気持ちも、具体的に語られずとも伝わってきました。

オススメです。
いつき朔夜さんの作品は、ストーリーが素晴らしいだけではなく、キャラクターに体温を感じるから大好きです。

2

教師ものも萌えます☆

ベテラン教師×新米教師です。
ぶっちゃけ夏目イサクさん目当てです(汗)のであらすじとか見ずに購入したので、教習所ものかと思ったら教師もので萌えた☆
でもほとんど、弁論部の話で恋愛方面の話は少なく思えました・・・。でも普通に面白かったです。新米教師の謙吉の頑張り具合がほのぼのしますし、ベテラン教師の達川も動物の話で泣いてしまうとか可愛いし。
しかし最中に足が攣るとか謙吉可愛すぎるだろっ!と思う反面、達川が可哀そうと思ってしまった。
でもエロいの大好きな人は、なんでやねんっと思うかもしれません。(ちなみに私は少し残念な気分になりました。)
しかし青柳は嫌な奴だ・・・。私はあんな教師は嫌ですね。でもBL的には全然OKです。むしろ謙吉のことが好きなんじゃないの?とかまで思ったので、ぜひとも次は青柳の話とか読みたいです。

1

 高校教師、いいね。

 達川さんは全然30代に見えません。若いですね~。それでも作中では大人の余裕をふかしていて、謙吉のドジしたところを的確にサポートアドバイスしたり、頼りになる先輩です。
 謙吉は生徒と同じ目線で語り合えるような、かわいい先生。めがねが似合ってる!めがねって重要な要素です。
 達川に連れられてホテルに入り、抱きしめられ謙吉が達川の雄のフェロモン臭に酔ったとき、「くさい」と言ってしまって、達川が俺くさいかと「シャワー浴びてくる」というシーンが、謙吉の初心者度をクローズアップしているような。「くさい」って言ったらやっぱり気になっちゃいますよね。
 しかし、謙吉、もっと自分に自身もて!どこが高校生よりも小さくたっていいじゃないか?そんなもので、達川は謙吉を嫌いになることはないし、それで嫌うくらいなら本当の恋じゃないよ!
 謙吉を応援したくなってしまう&達川もっと押すんだ~と思いつつぐいぐい読めました。

2

若葉マークの恋は日進月歩

ベテラン教師×新米教師のカップリングと夏目イサクさんのイラストに釣られ購入。初読みの作家様だったので最初はあまり期待してなかったのですが、読み終わった今はその文句なしの面白さに「買って良かった~(≧∇≦)」と大満足です!!


お話の概要などは皆さんが素晴らしいレビューをしてくださっているので、ここでは私が萌えたポイントをいくつか…^^


まずは受けの謙吉がとにかく恋に不慣れでなかなか先に進めなかった事がポイント高し。端から見れば両想いなのは明白なのに、スレ違いや疑心暗鬼でこじれまくる焦らし展開が私は大好物です!!でも主人公がこんな感じだと途中で間延びしてダレてきがちなんですが、にも拘わらずこのお話がテンポ良く進んだのは弁論部というマイナーな部活に重点を置いてたからだと思います^^私もこのお話を読むまではそんな部活が存在することすら知りませんでした。だからこそ自分の知らない世界に興味と読書意欲を掻き立てられたと言いますか。スピーチってホントは奥が深いものだったんだな~と思わず見方が変わっちゃいました^^

それから今回私が最大に萌えたのは攻である達川のキャラ性です。達川は謙吉より一回りも年上で、男としても教師としてもキャリアを積んだデキる男。それは最初から全面に推し出してたので何の違和感もなかったのですが、実は謙吉に二度も振られてかなり凹んでたり(これはまぁ分かる気がする・苦笑)学生のスピーチした動物ネタでマジ泣きしたり、ひっそり謙吉との年の差を気にしてたりとおよそ想像してなかった彼の本質が露呈してそのギャップに萌えまくりでした(≧∇≦)
デキ過ぎの男は見方によってはかえってイヤミっぽく思われがちだけど、達川の場合はその意外性がいいクッションとなって益々彼の魅力を引き立たせてたと思います^^あとたまに透けて見える可愛い嫉妬も心くすぐられました(笑
しかしそうは言ってもそこは30を超えた経験豊富(?)なオッサン。エロシーンでの彼の豹変ぶりはまんまスケベオヤジ丸出しで笑えました!!
これから色々「教わる」んであろう謙吉も何かと大変です^^



今回初めていつきさんの作品を読ませて頂きましたが、すごくタイプな作家様だな~という感じでした^^今後は作家買いしそうな予感?というか他の既刊本も是非読んでみたいです(o^∀^o)v

1

素直に面白かったです

雑誌掲載分と書き下ろし分と2つお話が収録されていたので、とりあえず雑誌掲載分だけ読もうと思っていたのに、ついつい最後まで読んでしまいました。
恋愛部分だけじゃなく、2人を繋ぐ『弁論部』簡単に言うと仕事の部分もガッツリ書いてあって、その塩梅がすごくよかったです。
しかし、受けの名前が『謙吉』って、思いっきり「これあり?」と笑ったら、ちゃんと理由があったことにまた笑えました。

達川って仕事も出来るし、助けてもくれるし、相談にも乗ってくれる。
謙吉はますます惚れちゃうし、ひょっとしてまだ好きでいてくれるのかなぁ? いやいや、図に乗っちゃいかんいかんとか、ひとりグルグル考える考える。
そんな謙吉が、可愛いやら切ないやら。

でも、達川からは謙吉を思い遣る気持ちは充分伝わってきてるんですよ。それに気が付かない謙吉って……。
それもこれも、謙吉に自信がないせいだとは思うんですが。自信がないだけでなく、自分が負い目に思っていることを隠そうとして、余計にドツボにはまってるっていうか。
達川が気の毒というか。

仕事も出来るいい男の達川が、年の差を気にしていたり、速攻自分のものにしたいと思っていたり、余裕をかましてそうに見えて、実はいっぱいいっぱいだったっていうのも萌えポイント高かったなぁ。
謙吉って、無自覚に達川を振り回してたんですね。

弁論部とか初めて読む設定でしたが、へ~へ~ってことが多くて、興味深く読むことが出来たし、ラブやエロも上手く挟んであって、さくさく読み終わっちゃいました。

2

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