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わたなべあじあ先生、シリアスからコメディまで幅広く。物語が壮大すぎて、未だレビュー出来ていない作品もあり、どの作品も深くて、どんどん引き込まれて行きます。
この短編集も、もう少し先が読みたい・・・って、思うほど。良きものでした。
表題作の「ユウキュウノカナタ」は、泣けてしまったよ。何処でどう変わってしまったのか・・・歯車は、戻せない。廻るしかないんだね。カナタとキュウに幸せな未来を祈りました。
「ユナタマ」
オリオンが、クソッタレの王子じゃなくて良かった。遠夜と、お幸せに。
「カナリヤ」
これは、主人公達より〜家政夫が気になったwww面白いわ。
「うめももさくら」
ブラシャー姿がwww
どの作品も、1冊で読みたくなるくらい素敵でした!
いつも「カナリヤ」がどの本に収録されていたのか忘れてしまうのでレビューする事にしました。
初めて読んだ時から妙に記憶に残り、定期的に思い出してはどの本に収録されていたか探し回る程に大好きです。
紫雲のカナリヤが大好きな癖に素直に慣れなくて意地悪してしまうところも、カナリヤが友達が構いたくて言った言葉を本気にしてしまって卑屈になってしまういじらしさとかが、とても萌える幼馴染のお話なんです。このお話で何時間も妄想出来る程です。笑
特に泣いたカナリヤがほっとけ無くて、連れてきた女子を忘れて鍵を閉めた紫雲に萌えました。
そしてカナリヤのお世話係の吉野がまた素敵です。このお話だけで一冊の本にして欲しいとずっと思っていました。
麗人フェア記念小冊子・麗人festa side-Aに「カナリヤ」の番外編の短編が載っているらしいですが持っていません。泣
ぜひ電子化を希望します!
4つのお話が入った短編集です。
全部のお話は大体2.5割くらいです。
【ユウキュウノカナタ】
表題作です。双子が攻めの三角関係。
最後がメリバ気味で悲しくて、歪な関係の終わりでした。
救われたようで救われていない、モヤモヤが残ったのと、地雷の死ネタがありました。
【ユナタマ】
童話の人魚姫モチーフ。
エッチシーンの数ページだけがフィルターがかかっていて、笑ってしまいそうになりました(笑)
【カナリヤ】
俺様×健気で一途
受けは一途なのですが、攻めは横暴で愛が分かりにくくすれ違ってしまう二人。
最後はハピエンで受けが淫乱発揮しますが、収録作品の中ではこのお話が一番日常っぽくて好きです。
【うめももさくら。】
年下攻め×子持ち女装受け
受けは妻子持ちですが、妻は他界。子共は連れ子。
通っていたコンビニの店員といい感じになるお話です。
久しぶりに本棚を漁って読んだのですが、私が違和感に過敏になってしまったのか、趣向が変わってしまったのか…。
少し人を選ぶ本かもしれません。
「中立」に近い「萌え」でした。
あじあ先生の耽美な雰囲気のカタカナタイトルの3編と、可愛らしいひらがなタイトルの1篇が収録された短編集です。
・『ユウキュウノカナタ』
悠紀(ユキ)と久國(キュウ)の双子と幼馴染の彼方。3人の名前を並べるとユウキュウノカナタ=悠久の彼方。それはずっと一緒にいられるおまじない。そんな詩的なモノローグで始まる物悲しいお話でした。
笑えるようなシーンもコマも皆無のシリアスな物語で、徹底して美しく繊細に描かれています。絵柄も『ROMEO』とはかなり違っていますが、素晴らしく綺麗です!先生はお話によって絵柄が変わるので、ストーリーがハマれば、絵柄の綺麗さは言わずもがななので好きな作品の一つになると思います。
JUNEな雰囲気たっぷりの表題作、私は好きです。並んだ3つの名前が、最後には重なって一つになる。それぞれが何かを失って、それでも欲しい何かを得る。そんな物語です。死ネタがありますのでお気を付けて…。
・『ユナタマ』
アンデルセンの人魚姫がベースになった、美少年遠夜と記憶を失ったオリオン(フランス人)のお話。
ベッドシーンが鉛筆線画のようになっています。わざとそうしたとは思えません。これは加筆修正の痕跡なのかな?と感じました。オリオンを誘う遠夜がショタっぽくてものすごく可愛いくてエロいです。
この二人は実は腹ちがいの兄弟なのですが、遠夜の方は初めから知っていました。幼いころから写真で見ていたオリオンに恋をしていて、どうしても彼が欲しかったのです。人魚姫は遠夜。姫を捨てた王子は…?オリオンがくそったれ王子様じゃなくてよかったです。
・『カナリヤ』
幼馴染のカナリヤと紫雲。大きくて格好良い紫雲と小さくて可愛いカナリヤ。この二人のカラーイラストが本の1ページ目にあるのですが、中性的なカナリヤがすっぽんぽんにハイソ&靴下留めって…(//∇//)。その可愛さ犯罪級です。そして紫雲曰くカナリヤはとても「タチの悪い子」です。可愛い顔して誘いっぷりが魔性ちゃんです。
私のBLとしての好みからは中性ショタ過ぎるのですが、描き下ろしに出てくるカナリヤのお世話役の吉野と紫雲が好み過ぎました( ´艸`)クフ
・『うめももさくら』
とっても可愛いお話。女装、女性下着、可愛いちびっこ、ガタイのいいイケメンと盛り沢山で、なぜか所々とても修正がうすーい!!この適当さは時代でしょうか。あじあ先生は攻めと受けでかなり違う描き方をするのですが、この攻めはすごいよ。ビッグマグナムΣ(゚д゚;)
あじあ先生の繊細で美しい絵が楽しめる作品集でした。先生のコミックスの中で一番JUNEかもしれません。
■ユウキュウノカナタ■
[悠紀・久國]×彼方 ※高校生・幼なじみ
悠紀と久國は双子の兄弟。
2人と幼なじみの彼方はアル中の父親に暴力を振るわれるため、2人の家にお世話になっている。
仲の良い3人だったが、ある事件をきっかけにその関係は大きく変わり始める。
タイトルと3人の名前がリンクしています。
決してハッピーエンドとはいえないような感じで終わっているのですが…嫌いじゃないです。
…とかいいながら最初読んだとき「・・・」って気持ちになりました。
何とも言えない感じで…でも嫌いだという風には思えなくてモヤモヤーと。
基本的にバッドエンドや死ネタは苦手なんですよねー。
少し日をおいてから読み直して、「死」が絡んでいる話だけどやっぱり嫌いではないんだな…という結論に至りました。
何がどうして…とかは自分でも分かってはいないんですけどね。
■ユナタマ■
オリオン(フランス人・記憶喪失)×遠夜
日本に来て何かを探していたオリオンはボートのへりから落ちたことで記憶を失った。
覚えているのは名前だけ。
浜辺で転がっているところを助けてくれた少年・トーヤは記憶が戻るまでいても良いというが…。
人魚姫をモチーフにした感じです。
これまた苦手な設定。
エチィ場面ではピントがずれたようになっているのが特徴的だなーと。
洞窟で半ケツなトーヤとそれを直そうとするオリオンが和むw
■カナリヤ■
紫雲×カナリヤ ※幼なじみ
格好良くて何でも出来る紫雲のことが大好きなカナリヤ。
子供の頃、紫雲はよく「好き」って言ってくれたけど…最近は言ってくれない。
もう好きじゃないってこと?
好きになってなんて我がまま言わないから…ずっと俺で遊んでね。。。
カナが可愛かったですーーーーーーーーーーーーー!!!
黒のハイソに萌ぇ萌ぇ・・(*'д`*)ハァハァ・・
個人的にこの話が1番好きです。
最初、攻めが冷たい印象なんですが…なんだよ、このヤロー
実は受けが好きすぎてどうしようか的なw
紫雲の気持ちを分かった上で読み返すとニヨニヨします。
ってかカナのお世話係の吉野さん。
小さなおばあちゃまを想像していたらwww
でかかった(笑)
吉野さんのポジションが素敵すぎる!
■うめももさくら。■
三月 小梅(コンビニ店長)×古志木 桃太郎(SF系エ□作家・子持ち)
自宅マンション1階でコンビニ店長をしている小梅は、同じマンションに住む20代男性・桃さんのことが気になっている。
父子家庭である桃さんは、娘のさくらちゃんが寂しがらないように「お母さんになる日」を作っている。
好みのタイプなのでお近づきになろうと画策中。
さくらちゃんが可愛い(*´艸`*)♪
プリチーーーーーーーーーー!
持って帰りたい←
最初の2ページは桃さんが「お母さん」の格好w
下着(ブラ+パンツ)もバッチリ今は亡き奥さんのものですww
桃さんの代表作?は「触手と人妻」のようです( ̄m ̄*)
そんなものを書いている割に実はピュアピュアー。
可愛らしいお話でした。