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表題作淫雨

望月優作,ヤクザ,27歳
永岡蒼,スポーツインストラクター,27歳

その他の収録作品

  • 邪淫

あらすじ

剣道の道場を経営する永岡家が抱えた多額の借金。若き師範・永岡蒼に返済を迫ってきたのは、十年前門下生として共に精進した望月だった。望月の変貌ぶりに戸惑う永岡に、ヤクザとなった男は容赦なく、自分の舎弟たちへ永岡を凌辱するよう言い放った。「そろそろ道場を売る気になってきたんじゃないのか?」神聖な道場を穢す快楽の拷問が果てしなく繰り返される。
永岡は望月にやめてくれと訴えかけるが、かつての親友は冷たく見下ろすばかりで・・・。ねじれてしまった友情が向かう先は!?(出版社より)

作品情報

作品名
淫雨
著者
中原一也 
イラスト
國沢智 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812440865
3.1

(64)

(14)

萌々

(10)

(19)

中立

(11)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
22
得点
178
評価数
64
平均
3.1 / 5
神率
21.9%

レビュー投稿数22

評価が難しい

全編エロという口コミでしたが、私にはエロが響かなかった…
確かにほとんどがエロシーンなんですが、読み方によっては永岡の純愛を貫く物語で、そのためなら身体の汚れなんて、直也を陥れることなんて、全く問題じゃない、そんくらい望月を思っていたっていうことで。。。
純愛ベースならそれはそれでよかったんですが、煮え切らなかった。

何故、直也だけが望月の居場所を知っていたのだろうとか、逃げて教会にいたとか、すぐに直也が来るかもしれないから他の場所へ行ってからヤって〜とかいらないことを考えてしまった。ラストも「んで、直也はどーした?」と思ってしまったのと、望月は大したこと無いって言いながら実は深い眠り=死んじゃった?とか、読み終わってからもちょっとスッキリしませんでした。

エロが響かなかったから中立ではなくて、萌えきれなかったから中立です。

これの後日話がありゃイイのになぁ。

0

う〰️ん。

中原一也さんはコミカルな話の上手い作家さんですが、私はむしろ、受けの被虐願望を暴き出すような容赦のない責めをする冷淡な攻めが出てくるシリアスな作品の方が好きで、期待して読み始めたのですが、う〰️ん、この話はちょっと。

気持ちを明らかにしただけで、成就するまでは辿り着けなかった幼い恋を心に秘めたまま、10年間も会えずに大人になった二人。
会えない間に1人は厳しい環境にさらされ、生きるために悪の道に落ちてしまい、もう1人の前に立ち退きを迫るヤクザの実行部隊として現れるなんて、めちゃくちゃきゅんとくる設定のはずなんですが…。

厳しいことを書いてしまい申し訳ないのですが、メインカプの心情はなかなかいいんですが、それ以外は話の運びも、人物の扱いも、かなり雑というかご都合主義で、なんで?とか、どうして?とか疑問がいっぱいなうえに、理由も過程も(ときにどうなったかさえも)ふれられないで話が進んでしまうので、もやもやだけが残り今一つのめりこめず。

1番の柱になる優作の言動にしても、いまだに好きな蒼を部下に散々陵辱させてみたり、そんな酷いことを指示する自分であっても蒼に好きだと心でも身体でも伝えられたら、今度は行方をくらましちゃうし、なんとなくわからないではないけれど、やっぱり理解に苦しむところもあり、設定としてはすごくよかっただけにもったいない!というのが正直な感想です。

ですが、真っ当な道を歩んできた蒼が優作に会いたい一心で、どんどん強かさを身につける一方、被虐的嗜好を開花させて、年下の直也を手玉にとっていく場面はとても読み応えがあり、ぞくぞくさせられました。

さらに、横恋慕している直也がとてもいい味を出していて、相手を傷つけても所有の印をつけなくては安心できないとか、なんでもないふりして顔色を伺ってるところとか、一生懸命マウントとってるところとか、年下の必死さや独占欲がたまらなく愛しくて、当て馬好きの私としては、いっそ直也にほだされるとか、3人でとかになってくれてもいいのになぁ~って思いました。

最後は、かなり意味深な書かれ方をしているので捉え方はいろいろありますが、肉体の有無に関わらずどんな形であっても、もう2度と離れないなら、彼らにとってはこれ以上もない最高のハッピーエンドだと思うので、これもありなんですけど、最後まで投げっぱなしで終わるのか…とちょっと苦笑しながら読み終えました。

0

優作の出番無さすぎ

何度も挑戦しては凌辱の痛ましさに挫折し読み進めることができませんでした。やっと最後まで読みました。

優作出番少な過ぎ!

永岡の輪姦凌辱に心が折れそうになりながら進むと青春時代のお話になって。
ホッとしてようやく落ち着いて二人の展開を読めるかな?と思ったら優作が永岡家の借金を精算し消えます。

優作への想いを自覚した永岡は優作の行方を知るために強姦された優作の部下のチンピラ直也に体を差し出しますが、情報はほんの少ししかもらえず。

もう永岡が痛くて助けて!という感じなのですが、優作のこれまでの境遇を思えば自分もこれくらい何だ!堕ちてやると直也を騙し体を与えて飼い慣らし。

やっと優作の行方を掴み直也に隠れて会いにいき、やっとやっと再会できます。
永岡の為に優作は身を隠したのですね。汚さないように。いや、あの凌辱でもかなりなもんですが。

優作が永岡と直也とのことを嫉妬してる様子は良かったです。

けれど直也が追ってきて。
最後はどうなんでしょう。優作は生きてるの?直也は?

実は挫折しても最後が気になり最後だけ先に読んだことがあったんですけど、やはりどちらなのか謎です。
生きて二人で逃げて欲しい!

あの頃気持ちを伝えていたら、転校してももっと早く優作を見つけていたらとタラレバを考えてしまいます。

0

中途半端な印象で

BLにどんな形でもあれ、相手への想いを求める私にとって、このお話は、手下にやらせる(しかも途中抜け。やらせといて、好きなら最後まで見たら)から始まり、ちゃっかり、最後は自分も凌辱し、受け様も、あっさり、金庫の番号を吐くなど、なんだかな…の思いに、読み続けることが苦痛になりました。
理不尽な扱いを受けても、何故そこまでっていう受け様の攻め様に対するポジティブシンキングに、共感できず、変に直也を気遣ったり…,中途半端な印象で、全く萌えることができませんでした。
お姉さんの反応もイマイチ、権利書が戻ることには、無傷なはずがないのにスルーって…,
強姦は魂の殺人行為です。それを補っての展開ならお話に入り込むことができたのでしょうが、現実的な話に、他のエピソードが中途半端に邪魔して、萌えの世界にいくことができず、不快な印象で終わり残念です。

1

受けが強い…!

愛がないもの・陵辱系は苦手なんですが、今作思いっきりソッチ系でした(;´д`)
初っ端から陵辱なんです。
「いや、きっと挿入前に攻め(望月)に止められる」と思ってた私があまかった(笑)
3人からやられまくった後に望月から快感を伴うH、そして想いが通じたかと思ったら望月が消えるという。
そこまではまだ良かったんですが、その後の直也との絡みが長いわ痛いわで萎えました…。

結末はハッピーエンドと信じたいんですがどうなんでしょう…。
今作は直也の存在感が大きすぎで、受けの永岡の我慢強さというか執念深さは凄いです。
そんな2人に比べて、望月は影薄かった…(ノД`)

苦手シチュな作品でしたが、これからどうなるんだ?と気になって先をどんどん読み進めました。
もっと愛あるH見たかったな〜と思い『中立』で。



1

愛がなくては、いくらエロエロでも萌えない。

いや……もうずっと痛い。
肉体的痛みではなく、とにかく心が痛い。
最初から最後まで、ずっと眉間に皺を寄せてBL読んだのは初めてです。

蒼の心の強さと、揺るがない望月への愛で
かろうじて最後まで読みましたが、
もう、ホント、辛かった……

個人的に、ハピエン、BL的お約束が大好物なので、
こういう心が痛い話は、できるだけ避けてきたのですが……
中原さんの本だからと頑張って最後まで読みましたが、
やられたー!……ってな感じでした……

これはいくら好きな作家さんとはいえ、
手にとってはいけなかった!

どうなるのかとハラハラしつつ、結局最後まで読まされちゃったので、
限りなく「しゅみじゃない」に近い「中立」で。

2

シチュエーション萌えしました!

ほぼほぼエロです。
しかも、望月×永岡ではなく、直也×永岡で無理矢理のSM気味で痛いです。
永岡が直哉とのSEXによって、どんどん被虐的になるのも、好みが分かれるかな、と思います。

ヤクザになった嘗ての親友・望月に対して、彼が変わっていないと信じて陵辱に耐える永岡に萌えました。
望月の視線を感じながら4Pで犯られる場面の合間に、永岡の回想で望月と親友だった青春時代の過去が語られるので、切なくて、痛くて・・・そういうの大好きです!w
望月が永岡を抱くシーンは、望月以外からの陵辱部分と比較すると少ないです。
ですが、望月×永岡になると、お互い本心では想い合ってるので無理矢理でも甘い雰囲気が漂うし、短い分だけ切なさが際立ったように思います。

この作品は読む人によってエンディングの捉え方が違います。
私にとっては、この作品はバッドエンドです。
最後の海辺のシーンは綺麗過ぎて、直前の不穏さから、もう二人とも・・・と思いました。
正直バッドエンドは苦手なのですが、この作品は例外です。
ご都合展開が全く無いとは言えないけど、ハッピーエンドにするために話を転がしたような印象が控えめなので、こういうエンディングもありだな、いいなと思えました。
いろいろ書いたけど、この作品が私は好きなんです。
輪姦や陵辱プレイで切ないのが好きな方には読んでいただきたいです。

3

直也がかわいそう

受けが精神的に強くてビックリした作品でし。
受けの実家は道場を営んでいるのですが親が騙されて借金を背負ったせいで窮地に陥ります。
そこで現れるのが過去の同級生で親友だった望月なのですが、なんとヤクザになっていて〜という感じでお話が進んでいきます。

攻め(ヤクザ)は道場を手放さない受けを説得しようと手下三人に受けを陵辱するように命じます。
なんというかこの作品攻めの登場シーンが少ないんですよね。 手下の中の直也という少年が魔性の受けの虜になるのですが中盤はこの直也との絡みがメインです。
一方的なSMプレイをする直也はもちろん許せないですが子供の頃から愛情をかけられる事を知らなくて人を愛せなかった直也が可哀想で直也を改心させて受けとラブラブになればいいのにと思いながら読んでいました。

攻めも勿論カッコイイのですが逃げていて男らしくないし、もう少し攻めの魅力を描いて欲しかったです。
ラストも衝撃的でしたが私は直也と上手くいってほしかったので、ハッピーエンドにしろバッドエンドにしろあまり気にならなかったです。

2

直也がいい。

エロい小説大好きでエロかったけど全然萌えなかった。なんか永岡が本当に感じて喘いでいてるんじゃなくて騙すために感じてるふりをしてばっかりだったのが嫌だった。凌辱とか結構萌えるテーマなんだけど、「やめろ」ばっかりだったりは嫌。なんか今回はあまり萌えなかったです。
あと私は永岡とは直也とくっついてほしかったです。直也とのエッチシーンがほとんどだったので攻である望月の魅力がわからなかった。
でもエロばっかりでもストーリーはすごくしっかりしてたのでよかったです。

2

重く深い作品

まるごと一冊がひとつのストーリー。

作品は、現在の状況と過去を交互に読んでいくような
進み方となっています。

痛いお話でした。
決して悪い作品という意味では無く、まさに「趣味ではない」
という印象。
というのも、自分自身、現在はどっぷり甘々が好みとなっているため
愛の深さは十分感じられたのですが
それでもやっぱり・・・苦しいなぁ辛いなぁ、と思いながら読んでしまったので
GOOD!とは言えない読後感でした。

終わりは、読む人にとっての印象で変わるであろう終わり方。
とても深い作品だな~と思います。

2

いいタイトル

中原さんの作品ということであえて買ったもの。ちょっと暗いイメージだったのでしばらく積ん読してましたが、ふと手に取ってみました。

高校の同級生同士、当時の想いははっきりと形にならないまま成人し、道場経営者とヤクザの借金取りというかたちで再会。攻めの手下たちに陵辱されまくります。それでも自分の意思を貫き通す純粋な受け。それが攻め様の手にかかったとたん、全身が官能の喜びにふるえ陥落する。。
本命CP同士のエロは少ないですがエロいです。それ以外はほぼ陵辱シーンで、エロシーンの分量としては多いのですが、私的には全然エロいとは感じませんでした。ちょっと痛いくて、受けも気持ちよがってないので。全編をつらぬく陵辱エッチがタイトルに非常にマッチしていて、作品にぴったりだと想いました。

ただ、ストーリーはしっかりしていて、最後まで面白く読めました。恋い焦がれて、やっと果たした再会。一途だけど、攻め様を見つけるために躯を他人に売ってしまった受け。
ラストシーンは衝撃でした。この展開だとまずBad Endを想像しますが。。せつなすぎないかな。それ。海での会いにあふれた会話が素敵でした。

1

積読

だったのですが、読了しました。半分でいったん終わり、続きが後半からという構成になっていて、半分まで読んでいて放置していましたが読み終えました。ですがすべていっぺんに読むとなると少し間延びするというか、じれったい展開になるので、やはり二本組みという感じで分けて読み進めるのがいいかもしれないと思いました。
ラストはもしや望月は刺されて死んでしまったのかというようなニュアンスにもとれてしまって、しかし傷は浅いとあったのでハッピーエンドではないかと思います。

1

素敵な見せ方


一瞬読むのを中断してしまうくらいエロに痛さを感じつつも途中途中の直也のちょっとした余裕(他2人に比べてね)やらキャラそれぞれの体やら表情やらの反応の描写に励まされ(というか食指を刺激され)て読み進めてたどり着いた優作とのセックスは最高にそそられました(^O^)(二編とも)
安心感に包まれながら堪能しましたね(読者心理的に)今までが痛かっただけになおさら。
今までの痛さがこの見せ場の魅力をかなり上げているんだー、と感激しております!
本当に中原さん、見せ方が巧いと思いました。

主人公の身を堕としてまで純愛を貫いた姿はステキでした。黒くても彼の苦渋の決断を前に何も文句いえません。
基本ハピエン主義の私としては、直也にも何らかの形で幸せになってほしいです。

最後に黒スーツ、神父服萌え。
ついでにラストから2枚目の挿絵の優作萌え。


6

ハードなだけじゃなく

お話は、高校時代の親友がやくざになっていて、法外な借金を取り立てにきて、拒否する受け様を身体をで落とす…っていう、割とありがちな始まり方。
攻め様と受け様は高校時代お互い想い合っていて、再会したときもその気持ちを忘れていなかったのに、受け様の初めてを使いっ走りレベルの舎弟にやらせちゃうっていうのがちょっと個人的に好みじゃなかったです。
全編通して、攻め様とのHと、別の男(舎弟)とのHが半々くらいの比率で。
受け様は攻め様のことが好きなので、舎弟とのHは痛々しくて。
内容が、複数プレイ、尿道責め、玩具、乳首責め…とハードなのですが、エロいより痛いが多く感じました。

ただ、風景描写とそれに重ねた心象風景の描写が綺麗で。
ただハードなだけでない、文学的な読み応えがありました。
読み終わった後も、ラストシーンの情景がしばらく胸を占めていました。

3

梅雨の時期に読みたかった

陰鬱な雨空の雰囲気がにじみ出ている物語でした。

出口が見えない闇に苦しむ望月に、手を差し伸ばす永岡。しかし彼自身が、望月を追い詰めているという背反。

綿密な心理描写で築け上げるがんじらめな閉塞感が不思議と不快ではなかったです。

直也の暴力的なSEXは心を凍らせるものだけれど、家族の温かみを知らない愛に飢えた子供という設定を間にはさむことで、母性本能にダメージが...。
どれだけ効果的に読者をいたぶる計算をしながらこの物語を考えていたんでしょうねぇ。

望月×永岡もいいけど、直也×永岡(精神的には逆)の年下を翻弄して陥れていく永岡が好き。
登場人物の中で一番精神面が強いのは主人公の永岡ですね。

最後は潮風に包まれたような心地よさでした。

6

すごい…

ほぼエロ。全編エロ。なのに、エロの隙間でちゃんとストーリーが展開するのが凄い。

後半はストーリーを展開させるため(攻めを探すため)に、受けが体を使うんですから当たり前なのかもしれませんが、前半表題作はほぼ全編陵辱4Pにも関わらず、きちんと主人公の心の変化や自覚、攻めとの過去とか後悔とか、諸々が描かれているのが、凄かったです。

エッチは容赦なく痛いです。
私読みながら「これ水原さんだっけ?」と何度か表紙を確認しました。中原さんです。

で、後半の見所は受け!受けがドンドン強かになっていくさまは見事。
それだけ鬱屈したものを溜めていて既に下地はあったのか、それとも攻めとの再会や出来事が受けを強くしたのか。
手を汚すことや体を汚すことに対する罪悪感や嫌悪感よりも、遥かに勝る想いは、「愛情」というよりも「執着」に近く、もしかするとそれを通り越して「憎しみ」なのかも?とすら思えます。

ただまあ、贅沢を言えば……。
司祭服でのエッチ、もうちょっと司祭服が分かると萌え倍増でした。(はだけちゃってて脱ぎかけの学ランみたいだったから…;)
司祭服エッチを視覚的にも楽しみたかった~!(笑)

これ、中原さんが「続編をつけて1冊の本として世に出したい」と、電子書籍化を断り続けていらっしゃったというのが分かります。
最後は…どうなんだろう。
長年の夢が叶ったと信じたいなぁ。

5

これは読むべき

凌辱、痛いの、淫乱etc...
が好きな方にはそこそこお勧めです。
私手には、真っすぐで、きれいな愛だなと思いましたが、
このくらいなら純愛になるかな?
受けが、だんだん強かになって行く姿は、見ものです。
読みごたえのある作品で、すごく真剣な一冊でした。

5

好みがわかれる作品

中原さんの作品を買うのは初めてですが、まずイラストが国沢さんと言う事で発売日に購入しました。

全体的にHシーンがほとんどなのですが…どうも私の好みではありませんでした…。(中原さんのファンの方すみません…)

主人公の永岡(受)が、望月(攻)に凌辱されず、望月の舎弟(少年3人)にさせてしまった点が残念でした。てっきり凌辱のしめは、望月がするのかと思っていたので(ΘoΘ;)

このあと、望月が鍵の場所と番号を聞き出すために永岡を尿道攻めして、そのままHへ。
永岡は望月を好きなので、喜んでいました。望月も一回では足りず?二回目へ(笑)

永岡と望月の絡みシーンはここと、最後の教会でのHシーンのみです。
あとは、舎弟の少年の1人が永岡に執着していたので、その少年に犯される日々が大半でした。乳首ピアスされたり…いろいろ。

個人的には、「望月に犯される永岡が見たかったな」と言う印象でした。その中で舎弟に凌辱される流れだったら、個人的にバッチリでした。

この作品は、好みがわかれる作品だと思います(^_^;

3

力業(ちからわざ)

さすがに黒本、徹頭徹尾、アレで、、

読後の印象としては9割陵辱、1割ラブエチ。
合わせて10割、エロシーンだけで埋まっていた感が、、、

でも、コレがエロいかといえば???

確かに、永岡と望月のセックスシーンに関しては、思いが通じでのことなので、切なくエロいです。
しかし、直也達との陵辱シーンは、永岡があまりにも確固としているので、どんなことをされていても、エロいという雰囲気ではありません。

こんな陵辱物を、純愛最終形態で終わらせる力業。
さすが中原作品!といったらいいのかな。

1

最後までハラハラ

いや、最後もハラハラと言った方がいいかもしれませんね。

中原さんの作品は初読みです。
キーワードからして、エロエロなんだな!と思いましたが…まぁエロエロです。
天元突破しちゃうくらい。

受けの一家が経営している道場に、借金の返済を迫って来たのは十年前ともに切磋琢磨した攻め。
彼はヤクザとなり受けの前に現れました。
なんとか家族を逃がし、一人で道場を守ろうとする受けに攻めはともに連れて来た舎弟に受けを陵辱するよう命令する。
陵辱される最中、昔を振り返り攻めに対する気持ちを確信するが時既に遅くて…。

ほぼエロなのですが、このお話のカプはヤクザになってしまった攻めと、強気で一途な受けなのですが、モブキャラ…というか別な攻めキャラとのエッチが多いです。
お話の過程でどうしても必要なのですが、そういうのがダメな方は注意してください。
あと、ピアスとか尿道攻めとかとにかく受けが可哀想な目にあってるのが苦手な方はご注意!
エロ度は上に書いてある通り、高いです。ピアスに玩具にモロモロ。

あとはひたすらに受けが攻めを追うのですが、そのためなら身体を使ってでも!ていうのがすごかった。
こんなに強い受けは見た事がないです。

このお話の終わり方は、どうなんだろう!?
人によって解釈の仕方が変わりそうです。そのあたりもすごく楽しめると思います。
お話も最後までハラハラ!エッチでドキドキしたお話を読みたい方におすすめです。

2

ネタバレまくりです、ごめんなさい

幼馴染み再会もので、レイプで、4Pで、尿道プレイもお道具もあるし、乳首やヘソのピアスもあるし、徹底的にSMで、エロエロなお話です。
「淫雨」と「邪淫」の2話構成になっています。

ストーリーとしたら、音信不通だった親友・望月が借金取りのヤクザとして現われ、理不尽な取立てをしようとしますが、永岡は簡単に屈しません、そこで、舎弟たちに彼を陵辱させるというある意味お決まりな展開で始まります。
そのあと二人の思いが通じたかに見えたものの、「淫雨」はここで終わり。

「邪淫」はどうしても望月が変わってしまったとは思えない永岡が、再び消えてしまった彼を探そうとするおはなしです。
“なんとしてでも探し出す”と決めたとおり、過去に自分をレイプした一人の直也をたぶらかし、望月の行方をつかもうとします。
直也との関係は完全にSMなのですが、直也が段々弱い部分を見せだす反面、永岡は淫乱でしたたかになっていきます。

このお話の読みどころは、永岡がどこまでも強気だということだと思います。
身体は快感に屈し、どんどん堕ちていくようでいて、望月への思いは純粋で、その愛を貫くためには悪魔にでもなると言うほどの気概を見せるのです。

エロくないシーンは殆どないと言っていいくらい、全編を通してハードなエッチをしまくっているので、おなかいっぱいな感じですが、お話は痛せつない純愛なんですよ。

6

エロ120%の渾身作か?

ラヴァーズ文庫では初登場の中原作品は、おやじでもなくただただエロさが淫靡で淫猥で、題名そのものズバリ!なディープでダークな作品でした。
04年にピアスで雑誌掲載だったものを、お気に入り作品だったので、続編を入れて一冊にしたかったという後書きのとおり、なかなかに読ませるエロ作品に仕上がっております。

人の良い道場主の父親が借金の保証人になったばかりに、ヤクザの取り立てにあい、家族を逃がしたものの自分がその餌食に。
チンピラの若者に自分を凌辱させたのは、以前の門下生であり、高校の同級生でもあり、剣道のよきライバルでもあった望月。
どうして彼は変わってしまったのか?
ひたすら受ける凌辱の中、望月に犯されてとうとう永岡は・・・

そして、永岡家の借金は望月が清算しそのまま行方不明になる。
望月の居場所を教えるから抱かせろと、あの凌辱に味を占めた直也という青年が永岡を脅し、次第に身体で直也を操るようになる永岡。
そして、望月の居場所を突き止めた時・・・

表題作は全編凌辱される永岡の姿です。
あいまあいまに、高校時代の思い出が断片的に語られますが、それは二人の気持ちを知らしめるための挿入部です。
続編にあたる「邪淫」が優れていると思われます。
凌辱により身体を開発されてしまい、極めに望月への欲望を目覚めさせてしまった永岡が、最初は直也に無理矢理犯されるものの、次第に彼の気持ちを快楽を利用して、手玉にとりワルを見せる部分が小気味よささえ感じさせるのです。
最後のシーンでさえ、その駆け引きを使おうとする、すっかり愚かなしたたかさを得てしまった永岡の変化がゾクゾクさせます。
しかし、そんな永岡を望月は真っ直ぐで変わっていないと言わしめる、一途な愛。
愛は盲目とはよく言ったもので、歪んだものでさえ真っ直ぐに見せてしまうのでしょう。
ま、彼にとっては真っ直ぐな気持ちですから。
望月がヤクザといってもそんな偉い役でもないこと、変な小手先の展開を使わず、ストレートに身体を張ってエロで真っ向勝負にもっていっている、その手腕に潔さを感じます。
ラヴァーズ文庫にしては久々に読み応えのある本でした。

しかしながら、挿絵の國沢さん、この表紙・中のイラスト、少し前の奈良氏の絵を連想させて、かぶってきます。とても上手い絵師さんだと評価はしていますが。

7

この作品が収納されている本棚

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