表題作何も足さない何も引かない

河合曽良・芭蕉の弟子・青年
松尾芭蕉・俳聖・オヤジ

あらすじ

次のみちのくの旅には路通を同行させると言う芭蕉。そ知らぬ振りの曽良だが、芭蕉が次の旅を最後にするつもりであることを聞き…。

ツンデレドS弟子・曽良×センチメンタルジャーニーヘタレオヤジ・芭蕉の送る、『奥の細道・エピソード0』。

作品情報

作品名
何も足さない何も引かない
著者
茂上 
媒体
漫画(コミック)
サークル
道の句 <サークル>
ジャンル
ギャグマンガ日和
発売日
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

この二人は雪まるげが溶けるほど恋してればいいと思います。

芭蕉と曽良が奥の細道の旅に出る前の話。前々作「ざんげの~」でチラ見せされてた甘々っぷりをいよいよ拝めるのです!

【見どころ】
●心乱されまくる弟子男
特に「師匠の側に居られるのもあとわずからしい」と知ってからの一連の行動の素直っぷり。どうしたんだ弟子男。可愛いな弟子男。(ニヤニヤ

●松尾ば積極的
弟子の素直さにグッと来た師匠が強引に出る!がしかし意図せず誘い受け状態…さすが俳聖、風流を良くご存知でw
ここの攻受の決まり方が凄ーく自然で素敵だと思うんです。まあどうあっても曽良くんは上に乗るつもりだったんだろうけどwプロセスも重要さ!

●燃え盛る二人
で…あまりにも二人の世界なもんで…何でしょうこの見ちゃいけないモノ見ちゃってる感。描写はあっさりでも雰囲気のエロスが濃ゆし。セリフのベタさ加減で更に拍車が掛かり…あ、でもやっぱドテラは邪魔かな(笑)
満ち足りた顔しちゃってさ…結局通じ合ってるんだから初めから素直になっとけばいいものを。そこがまた魅力なんですけどね♪

【まとめ】
ズレまくりの二人の波長がぴったりと合った日を上手く掬い取っている話。織姫と彦星のようなものでなかなかタイミングは来ないけれども奇跡ってほど低い確率でもなく。師匠と弟子との次の接近の日は1年後か数年後か分かりませんがそのうちまた来るんでしょう。(意外と数日後だったりして。)ズレが無くなる事はないみたいだしw

そこで前作・前々作へと繋がるんですが、あんな暴力の裏に実はこんな甘々々~な出来事があったなんて、考えるだけで私の腐ったハートはムズムズが止まらない。
これは前二作の痛さ・すれ違いを知ってこそ味わえる感覚ではないかと。そしてまた一作目から読み返してみれば、今度こそ完璧にハートも頭もメルトダウン。
ヘタレオヤジ同好の皆様もご一緒にこそばゆさで転げ回りませんか?(笑)

3冊セットで神認定。まとめ読みを強く推奨します!!

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP