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表題作ロイヤル・フィアンセ -黒の王子-

リムニオ・礁・エクラトール(エクラタン次期国王王子
帆波 海里(身寄りのない、貧しい高校生)

同時収録作品新婚生活って難しい?

リムニオ・礁・エクラトール(次期国王)
海里(礁の妻)

その他の収録作品

  • あとがき
  • 電子限定収録 「休日編」
  • 電子限定収録「ロイヤルファミリーの生活」
  • 電子限定収録「ロイヤルファミリーのしきたり」
  • 電子限定収録「ロイヤルファミリーの営業」

あらすじ

掃除好きの貧乏高校生・海里は、ある日突然エクラタン国の王子・礁の婚約者として迎え入れられる! でも海里を「お金目当て」と誤解した礁の態度は冷たくて…!! 美形揃いの王族に嫁ぐ掟は「入内まで清い体でいる事」なのに…貞操の危機の連続!?
豪華コラボで話題沸騰のシンデレラロマンス、あまあま新婚生活漫画描き下ろし
(出版社より)

作品情報

作品名
ロイヤル・フィアンセ -黒の王子-
作画
佳門サエコ 
原作
あすま理彩 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
ロイヤル・フィアンセ
発売日
ISBN
9784862637413
3.5

(45)

(7)

萌々

(15)

(19)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
18
得点
156
評価数
45
平均
3.5 / 5
神率
15.6%

レビュー投稿数18

本筋だけに注目すれるべし

相関図がほしい…。
小説を読んでいない方は、何度かそう思ったことでしょう。
ええ、わたしもです。

地中海に浮かぶエクラタンという国の次期国王・礁(しょう/本名はリムニオ)。
親交の深い日本へ留学に来た彼の真の目的は、親が決めた婚約者に会うことだった。
一方、両親亡き後面倒を見てくれた学校の寮母のおばさんの手術費のために、家政婦(原文ママ)の仕事をすることになった海里が、迎えの車に乗って連れて行かれた先は…。

いやはや、胸をずっと雑巾絞りされているような心境でした。
読者には両サイドの情報が与えられた状態で、登場人物たちのインフォメーションギャップで生じる切なさを味わう展開なので、もどかしいわ、切ないわ。
家政婦の仕事で屋敷に連れて来られたと思い込んでいる海里は、釈明の余地もなく「銭ゲバ」扱い。
それもそのはず。
寮母さんの入院・手術費のために給料を前払いでもらっていたつもりが、それが結納金だったわけで。
ただ一国の次期国王に嫁ぐための結納金と、家政婦の給料の額って相当差があるように思ってしまうけれど、そういう違和感はしまっておきましょう。
学校での第一印象とかけ離れた「銭ゲバ」の方を海里の本性だと思い込んだ礁が、海里に酷く当たるのがつらい…。
両片思いならぬ、両一目惚れっぽい感じだっただけに、勘違いが切ないです。

メイン2人はとことん切なく、とことん誤解し合い、とことん傷付け/傷付けられるの展開で胸が常時雑巾絞りの結果、しあわせに。
佳門さんの美しい作画で描かれたそちらは大変良かったのですが、わたしが引っかかってしまったのは、礁の異母兄の汐梨や叔父の航介の存在でした。
ミドルネームに友好国・日本の名前をつけるという風習のため、日本名で呼び合う彼ら。
みんな日本語ペラペラなので、国籍がよくわかりません。
礁の父は現国王で書記官の美舟(日本人)と恋仲だけど、先代の決めた相手と結婚。
汐梨は礁の兄だけど、正妻の子ではないので、王位継承権1位は礁という設定。
叔父の航介がガイド役として海里と読者に教えてくれるものの、国王は汐梨と年が変わらないくらい若いし、航介は国王の弟なんだろうけど、見た目が日本人にしか見えないし、いろいろ混乱してしまいました。
小説を読め、の一言で終わる話かもしれませんが、文字でえろすを読むことに抵抗があるせいで、どうしても小説に手が伸びないわたしのような人間には、悩ましい複雑さでありました。

脇目をふらず、メイン2人だけに集中して読めば、作画の美しさも相俟って萌え倒せることと思います。

0

すれ違う俺様王子と健気な黒髪受け

いろんなことがあってすれ違いまくる二人がもう最高に切なくて胸がギュンギュンしました
すれ違ってすれ違って切ないストーリーが大好きで、しかも金髪イケメン俺様攻めと健気な黒髪受けがだいっっっっっっすきなので本当に最高でした。
受けの子がね、本当に健気なんです。とっても可愛い。
たしかに男らしくはないですけど、女々しくもないです。
私は可愛すぎる男の子だったらNLでいいじゃん、BLが読みたいのに!となりますが、この子は全くならなかったです。いやでも可愛い。

もっとイチャコラしてるところが見たいよ〜完結だなんて寂しいこと言わないで〜
立ち読みしてこの二人のビジュアル好き!と思った方!読まれて損はないと思います。

4

超王道のシンデレラストーリー

コミカライズなんですね。
思いっきり王道のシンデレラストーリー♡
うん。嫌いじゃなかった。

どこからどう見ても完璧な王子様……なのに、受けには冷たい礁。
そんな礁と結婚することになった海里。
かなり唐突な展開^^;
でも、海里は礁のために選ばれた、心優しい青年。
選んだ前王も、ちゃんと海里の資質を見極めてたんだと思うな。

勘違いすれ違いから、傷付けられる海里も傷付ける礁も切ないのですが、ラストは思いが通じてハッピーエンドです。
本当に絵に描いたような王道作品。

小説はエロエロのようですが、コミックスでは少な目。
でも、エロにページ数を割かなかった所が良かったと思います。

0

絵◎ キャラ◎ 展開◎ 脇役◎ おとぎ話のような一冊。

まず声を大にして言いたいのが、佳門先生の絵柄と王族が相性良すぎでしょ。
気品があって華やかで、王子様が本当に王子様らしいヴィジュアルでした。
衣装のディテールにもうっとり。

さて、ストーリーですが、本編は全5話です。
(各話につけられたフランス語のタイトルが表紙絵の雰囲気とマッチしていて好き♡)

最初の出会いは、まだお互いが婚約者だと知らない時。
会ったこともない決められた相手と結婚するのだと言う礁に、海里は「あなたのような人にはきっと素敵な相手が選ばれる」と元気づけます。
海里の純粋な優しさが胸に沁みる礁。
顔をほころばせた礁の笑顔に、海里も心を掴まれるのでした。

そんなふたりが、今度は結婚相手として再び出会います。
再会を喜ぶ海里。一方、礁は海里のことをお金目当てだと誤解しているため別人のように冷たく...。
もちろん可哀想なのは海里ですが、礁のほうも、あの優しい言葉は誑かすための嘘だったのかとがっかりした様子で痛々しいです。

礁から笑顔が消えてしまったのは自分のせいだと思っている海里。
誰かを不幸にするような愛し方はしたくないのに、どうしても優しくできない礁。
お互いが自分を責め、本当は相手のことを想っているのに…という状況がじれったい!
けど少しづつ心の距離を縮めてゆく様子にきゅんとする!
それも、まだ心がすれ違ってるのに身体は繋げてしまうというスパイス入りです(照)

冷たい攻め様のために尽くそうとする海里は見事な健気受けですが、ハイスペなくせに優しくするのが苦手だったり、独占欲が強かったり、礁にもなでなでしてあげたくなる健気な一面があります。

数々のすれ違いを乗り越え、その木の下で愛を誓えば永遠に幸せになれるという言い伝えがあるぶどうの木の下で、ついに礁が本心を語るシーンはベタだけどロマンチック...♡
俺についてこい、とか、俺が守る、とかじゃないのがよかった。
普段の礁からはイメージできない、弱さとか深い寂しさとか...そういうものが感じられる告白に胸がきゅーっとなった。

おとぎ話と言うには、すこし甘さに欠ける王子様だけど、お姫様はとても幸せそうでした。
いつまでもいつまでも、幸せに暮らしますように。

2

夢のような国からやってきた王子様♡(ウットリ)

身寄りのない海里は、寮母のおばさんを手伝いながら自力で高校へ通う健気な子。
半ば騙されて、王子様の婚約者となり、本国へ連れ去られてしまう…
オメガバースでも何でもないのに、婚約者の性別は関係ないと言う…王国のお世継ぎはどうなるの⁈という、ツッコミどころ満載です‼︎
それはさておき。王子様である、礁の華やかな美しさには度々言及されてはいるが。おそらく海里もものすごく美少年なのでは⁈と思うのね。実際に絵はそうだし。海里の健気さ、優しさにばかり焦点が当てられるけれども。
男女もののロマンスの定石をそのままBLに落とし込んだだけ!と言ってしまえばそれまでなんですけど。いいじゃない!王道‼︎と言ってしまえるほど、私は好きです♡
甘々描き下ろし、その他もツッコミどころ満載です♡
ーーー幸せ過ぎるって、こういう事。

0

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