兄だなんて、思ってないよ。

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表題作失楽園のトリニティ

高瀬修一/真二
19歳大学生/18歳高校生
高瀬想太
義兄、22歳

あらすじ

クリスマス直前に彼女に振られてしまった大学生の想太は、悪友の杉浦から、大人のおもちゃを押しつけられてしまう。それを自室に隠したまま、すっかり忘れていた想太だったが、血の繋がらない2人の弟・修一と真二に杉浦との仲を疑われ、二人の弟に、淫らに求められ続ける想太だったが……。ダリア文庫初登場!!

作品情報

作品名
失楽園のトリニティ
著者
藍生有 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861344763
2.5

(19)

(0)

萌々

(3)

(8)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
41
評価数
19
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

設定がよかったですが…

1人だけ血のつながらない兄と、その兄にべったりだけど互いには仲の悪い2人の弟…設定はとても面白いなーと思えました。それだけに、こうなれば良かったとか、ああして欲しかったとかがたくさんあって、その分の物足りなさが大きく評価を迷いました。

1人だけ、貰われっこの長男・想太は、一見明るいけど未だに本当の家族を失くしたトラウマを抱えているという設定が良かったです。
そこをもっと掘り下げて、2人の弟が想太を守ろうとしてくれるならキュンときたかもしれないのですが、実際に2人は想太を取り合い、ケンカばかりで、無理矢理想太に襲いかかって、親にバレたくなければおとなしくしろと脅してどちらか1人を選べと迫ります。

口で「兄ちゃんが好き」「兄ちゃんを守るから」と言っているものの、言えばいいってもんじゃない…という気分になります。
こんなことされたらどっちを選ぶというよりも怖くてどっちも嫌いになりそう。
そもそも、なぜ兄としてでなく、恋愛対象として彼が好きなのか、いつから好きなのか、なぜそんな気持ちを抱えるに至ったのか、全くわからなかったのが違和感でした。

兄弟ものとしての萌えがないかと聞かれたらなくはないのですが、弟2人の互いに対する気持ちのやりとりなどが中途半端すぎて、やはり勿体無い。
無口で硬派に見えていっぱいいっぱいの三男・真二と、温厚でイケメンで余裕のありそうな次男修一。
仲が悪く見えるけど互いは本当は大事にしてる感じがあり、そもそも想太を挟んで同じベッドで事に及んでもいいというくらいには好きなのかなんだかわからず…

この関係がつまらないという事でなく、むしろ面白いからこそ、関係性がスッキリしない中途半端なお話になっているのが残念でした。
ただ単にお兄ちゃんを無理矢理犯して、3Pの関係にお兄ちゃんも嫌がりつつ慣れていく…というだけのお話なような。
キャラが良かったので本当に勿体無い。

そして一番よくわからなかったのがやはり想太の気持ちでした。
いきなりずっと弟と思ってきた2人にレイプされて嫌がってるのにその日から毎日毎日続けて抱かれ続ける。抵抗している感じが薄いのと、冒頭には彼女がいた彼が果たしてどこで弟2人に同じ恋愛感情を返すようになったのか全く読んでいてわかりませんでした。

しかし、兄弟モノとしての全体像はとてもよかったです。
キャラ・設定ともに好みでしたので、お話がいろいろこうして欲しかったという欲が尽きない感じでした。

1

兄弟×義兄  ※注)ネタバレ多しです※

最初から最後までガッツリ3Pで、エロはエロいんです。
けど登場人物たちに感情移入ができず、最後のエロは拍子抜けしちゃいました。

義弟二匹のケダモノの餌食になる受け想太は、幼いころ実親をなくし、実母の親族だった養母家族のもとへ。そこで不自由なく、本当の家族のように育てられます。
けれど十数年ののち、想太は両親がいない間に血の繋がりはほとんどない、けれども本当の兄弟以上に可愛がっていた弟たちから手籠めにされてしまいます!(笑)

しかも一人ずつ、とかではなくて、しょっぱなから二人同時に計画的に、ですよ。
上の弟である修一は、完全に確信犯としか言いようがない。童貞で奥手な末弟、真二をそそのかし、セックスのやり方を本番ナマ中継するんだもの。うん、だからエッロイんだってば。そのおかげで(?)真二はすっかり肉欲の虜となり、義兄で思い人の想太をやりまくる事態に。
これはもはや、実の弟たちだと言っていいほど彼らを大事にしていた想太からすれば、ズバリ裏切り行為でしょう。

許すまじ!!!

……とは、ならないんです。
彼らを弟と信じ疑わなかった想太、ムリヤリされても意外とあっさりしています。
いや、もちろん、「弟だから」「家族を傷つけたくない」……と、いじいじと悩んでいますが、悩み方がなんとも浅い。
同じ思考回路をグルグルしていて、結論に至るまでの経緯がいまいち不透明です。
そもそも想太さん、色恋沙汰の「好き」という感情がよく分からなかったはずなのに、結果三人で愛を育もう、なんていうぶっ飛んだ考えにぶっ飛びました。
最後まで悩んだ挙句、いくら気の置けない親友に恋愛アドバイスをもらったからって、まさかそれだけで弟たちとセックス三昧する領域に達しようと、とっ…………思わんでしょうよ~!
それに想太は今まで幸せではなかったの? そこら辺も少し伝わりにくかった。いきなり幸せがどうとか言われてもね……。話のツメにしてはちょっと唐突すぎたかな。
ところでいろんな意味できっかけを作った親友さん、三次元に興味がない脇役者ですが侮れない。まさに鶴の一声でした。

そして修一は何気にストーカーチックです。想太の初チューをいつだれとやったかなんて、いったいどっからチェックしたんだい!
しかもそれほどまでにコソコソ愛しているのに、実弟にヤらせるって……。まぁ、想太は愛しい相手だけれども、弟のことも唯一の兄弟だから仕方ない、って感覚だったのかな?
もうひとり真二は一途なのね。想太を兄と慕っていた感情が、いつしか恋愛に。って感じで、自分の気持ちを持て余しているような印象でした。それでもやっぱりケダモノですね。
攻め二人についてはほとんど語られず、愛情の伝わり方が薄かった。ので、余計もの足りなかったんだと思います。

ドロドロしててもゼンゼンいけそうなお話だけど、全体的にエロ重視のためかさっぱりテイスト。
キャラたちはずば抜けて特徴があるわけではないですが、根っからの嫌われキャラがおらず始終安心して読めます。

あまり深く考えない、兄弟で3Pだけどそれほど重苦しくもない。軽くしんみりしたノリでエロエロを求めるにはちょうどいい一冊かな。

6

ひたすらエロ

登場人物に愛着があまり湧きませんでした…。
受けがとにかく流されて犯されまくっていて…
真二と修一の2人が想太のことを溺愛してるのかも
しれませんが、いまいち愛が感じられませんでした。
それぞれの攻め目線の文があってもよかったんじゃないかなーと思いました。
わたし的に真二×想太がよかったです(•∇•;)笑
あと、この小説でのエロは個人的にあまり萌えませんでした。
ですが、3Pとしてはいい作品だと思います(*^o^*)
わたし的には、前半部分の2人に無理矢理犯されるところあたりが好きでした(•ө•)♡
後半の想太があまり好きでは無かったのと、
最初に書いた理由から「中立」評価です。

1

3P描写は安定感バッチリですが…。

3Pモノ、それも兄弟系を書かせたら鉄板な安定感のある藍生先生。
兄弟ならではの背徳感がにじみ出ているのも大変ポイント高し。

兄弟モノといいましても、正確には従兄弟関係だった弟二人×健全な受け
両親が亡くなって叔母の家に引き取られ、弟二人が増えたってパターンですね。
両親お亡くなりパターンはもはや兄弟モノ3Pでは鉄板デフォルト設定なんですが、
コレはやや変化球です。
兄弟の会話やなにげない日常風景にリアルさが漂っていて、
こういうところを地道にしっかり書いているところも好感。

そして、両親はパパの実家に2人で出かけ、3人でおるすばん
キタキタキター!
実質的に強姦凌辱パターンでヤラれてしまうわけですが、受けの抵抗っぷりが生々しい。
ケダモノと化した弟2人×次第におねだりネコちゃん化する受け

受けのぶっこわれていくプロセスは「いいぞもっとやれ」的な萌えがあります。
ですが!エンドのまとめ方が拍子抜けするほどアッサリ。
イヤイヤ、そりゃないでしょう(苦笑)ダークなケダモノ化しといて
最後は「なかよくしようね♪」な終わり方ってどうなのよ!?
へんな読後感の悪さ感じた。
こんなところで木原音瀬を引き合いに出すのもなんですが、
ここは木原作品にありがちな「渾沌たる未来の暗示」みたいなものが欲しかったな~。

それに、それぞれのキャラの魅力が正直ちょっと乏しい。
藍生先生の作り出すキャラ自体、地味というかフツーの子が多くて
「美しすぎる男」にならないのはわかってるんだけど、今回はイラストレーションも
地味で汁気に欠けるんで、魅力のとらえどころのなさに拍車かけちゃった感じ。
キラキラな3P好きの方は脳内補完が必要です(笑)
とはいえ、兄弟モノ3Pを読みたい!って人にはやはり、藍生先生をまずおススメしますね。

1

3P以外の特殊要素が無く受けが好みなだけでこんなに萌えるとは

義兄が挟まれる義兄弟3P物です。
フェア小冊子が付いていたので購入。
読んでみると同作者さんの「溺れるチェリーピンク」と話自体の印象はほぼ同じです。
受け大好きな攻め達が受けに無理矢理襲い掛かる→ページ数半分くらいで嫌がっていたはずの受けが快楽に目覚める→攻め弟(体育会系)の軽い問題が起こる→なんだかんだ言って三人でいる事でまとまって最後は二輪挿しで終わる
と書くと本当に同じです(笑)
特に攻め弟・真二のキャラは「体育会系の学生で受けに一途な童貞」でほぼ同じです。競技と年齢くらいしか違いが無いように見えます。
話を楽しみたいだけなら片方だけ読んだら充分かもしれません。話の展開はほぼ同じなので。こちらの方が義兄弟という関係上、雰囲気に背徳感が少しあるくらいです。

しかし、自分にとってはこの作品の方が格段に評価が高いです。
理由は「溺れる~」で個人的に苦手だった要素(マニアックすぎるプレイ、受けに個人的に萌えない)がこちらにはほぼ無かったからです。
(この話での3P以外のマニアックプレイは受けが攻め(兄)に玩具を入れられ、その状態で家に貸す物を持ってやってきた親友の応対をさせられ、帰った後玩具を手を使わずに排出させられる、くらいで自分は許容範囲でした)
受けが挟まれる複数物は受けに萌えるかどうかは自分にとっては重要な要素です。
その点、受けの想太はかなり自分の好みの受けでした。
義弟達に比べたら普通で冒頭でいきなり彼女に振られますがそこそこモテて非童貞。
(すみません、18歳以上(高校生不可)の受けなら非童貞設定好きです。逆に20代半ば以上の受けがゲイや人間嫌いじゃないのに女性との交際経験が全く無い設定は個人的にキツいです)

想太の親友が参戦したら更に面白くなったかも、と思いましたが、収集つかなくなりそうですね。
親友は親友だから良かったのかもしれません。

修一は想太に彼女がいても行動を起こしていないのに(ストーキングっぽい事はしてた模様だが)親友の仲を疑ってブチ切れたのは何故、と思いましたが。
「自分は女にはなれないので女相手なら許すが、自分以外の男相手は許さない」と言った所でしょうか。

悪人不在の話でストレス無く読めますが、両親が良い人(父親の出番は殆ど無いですが)なだけに、三人のこれからの事を思うとちょっと切なくなります。

藍生さんは自分とは話の展開は合うけど萌えの合わない作家さんだと思っていましたが誤解だったかもしれません。
もうすぐ出る新刊にも期待しています。

0

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