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貴公子の胸で男は溺れる

kikoushi no mune de otoko wa oboareru

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表題作貴公子の胸で男は溺れる

フランスの貴族で有名芸術家 ジャン=クロード
ホテルのコンシェルジェ 西条トオル

同時収録作品堕ちる男

北大路司 ホテルマン
アンドレア グランドホテル社長

同時収録作品奪ってしまいたい

綾人 ヤクザあがりの金融業の専務
久美 ヤクザあがりの金融業の社長の息子

その他の収録作品

  • 溺れる男(表題作)
  • オマケ

あらすじ

フランス貴族のジャンに口説かれて関係を持ったホテルマンのトオルは、いつしかジャンに溺れて・・・。危ういラグジュアリー・ラブゲーム。
(出版社より)

作品情報

作品名
貴公子の胸で男は溺れる
著者
藤河るり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775516669
3.1

(8)

(1)

萌々

(1)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
23
評価数
8
平均
3.1 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数4

ホテルマン、それぞれの恋

東京屈指の高級ホテル・グランドホテルTOKYOを舞台に、2組のCPの紆余曲折が描かれてます。

【溺れる男】(4話+描き下ろし) 萌2
コンシェルジュと、フランス貴族の恋。
貴族にして有名な芸術家でもあるジャンからのアプローチを上手くかわしたトオル。
誘いを断られたことのないジャンは、そのせいでしつこく口説き落とそうとしてくるのだと考えたトオルは…。
ゲームか本気か、大勢いるうちのひとりか唯一の相手か、という話でした。
ときどき「愛が強すぎるから、1人だけに絞ると怖い…」みたいな人物がいますが、どうなんでしょうね、こういうひとは。
執着しまくって嫌われるのを怖れて、浮気しまくる方が相手を傷つけることになるってどうして分からないんだろう?傾げた首が一周して戻って来ても理解できません。
そうこうするうちに「一度寝れば飽きるはず」と踏んでいたトオルの気持ちに変化が。
さらにそこへトオルの過去の男まで。
高級ホテルという場所柄、相手は高級な男ばかりですよ。
ただ高級な男には家柄なんかも付き物で、元カレはトオルと付き合いながら結婚。
不憫な子と憐れむべきなのか、見る目がないと言うべきなのか。
家のために結婚しても、変わらずに付き合えると思っている人物もたまにいますね。
相手が割り切れるタイプなら、「愛のない結婚と愛のある不倫関係」というのもアリなのでしょうが、トオルはそんな器用なタイプではないようで。
元カレの嫉妬で拗れつつも、お互いに向き合うべく一歩踏み出すしあわせな終わり方で、すっきり読めます。
切なすぎたり、焦れすぎることもないので、さくっとしあわせな気分に浸りたいときにおすすめです。

【堕ちる男】 萌
お次はトオルの上司・チーフコンシェルジュの北大路と、ホテルの若き社長・アンドレア。
どこの国の方か分かりませんが、「アンドレア」って女性名ですよね。
気になったので調べたところ、イタリアでは「アンドレーア」なら男性もアリとか、十二使徒の名前にあやかって、というパターンもあるそう。
盲目のテノール歌手・アンドレア・ボッチェリが一番有名なアンドレアみたいです。
女性なら一番有名なのはビバヒルのアンドレア、というと年齢がバレそうですが。
前置きが長くなりましたが、腹黒攻めと意地っ張り受けの話でした。

【奪ってしまいたい】 萌?
これは何かの続編かな?と思って探しましたが分からず。
既に出来上がった年の差CP、かつ元893の営む金融会社の社長の息子と専務という主従要素もある2人でした。
息子の名前が「久美」と書いて「ひさよし」かと思いきや、そのまま「くみ」でした。

0

貴公子とホテルで密会

ホテルのコンシェルジュとフランス貴族のお客様、という関係です。
いい意味でも悪い意味でも非常にベタ。ベタは好きなのですが、読み慣れた人にはチープに感じられるかもしれません。

トオルが仕事中にも関わらず、呼ばれたお客様の部屋で抱かれるというのは、まあいいとして…途中からトオルの前の思い人が出てきます。その人もセレブでもともとホテルのお客様。
一体トオルはどれだけお客様と関係を持ってきたのか^^;と…

貞操の軽いタイプというよりむしろ硬派で真面目に見えるのになんでこんなに軽いんでしょう。
女の子にならいそうなタイプかもしれませんが、どうにも男性として、キャラクターとしての魅力が感じられませんでした。
クロードもそうです。トオルを好き好き言っていますが、どこが好きなのかわかりにくい。逆もしかり。ホテルでセレブリティと秘密の関係…というシチュエーション萌えはできるかもしれませんが、全体的にどうにも薄っぺらな印象でした。

0

美しい~

短編が2つ、以外は表題のストーリー。
という短編集ではないのに、なんとなく・・・・
ストーリーに引き込まれるような部分が少ないかなー。

絵はとってもキレイ。
なので二人の主人公は美しい~!
自分の勝手な意見としては、BLは
思い入れができる美しい絵でないと・・というのがあるので
その点では違和感なく読めたんだけど。

なんだろう・・・ストーリーの中に
ハラハラドキドキするような、
そういう要素が少ないのかもしれない。
たとえば、「嫉妬」だったり、
二人を引き裂く「障害」だったり。
いやいやいやいや、コレ入ってた。
入ってるんだけど、ほんの一瞬だったのですな。

お金持ち・有名人と王道な部分たっぷりなんだけど
ちょっぴり物足りなさの残る作品でした。
でも絵がキレイで好みなので、評価は「萌」にw

1

ハーレクインロマン的~

藤河さん、絵はきれいだし、まとまっているし、とってもいいと思うんだけど、何かストリーリーにモノ足りなさを感じてしまう。
特にハーレクイン的なのが自分が苦手だからかもしれないが・・・
今回はホテルコンシェルジュを巡る恋のお話が2本と、ヤクザと高校生の歳の差カプの1本。

フランス貴族で芸術家のジャンが何年もかかって口説き落とした、常宿ホテルのコンシェルジェのトオルは、とうとう彼と身体の関係を持つ。
どうせ一晩の遊びかと思いきや、彼の細やかな気遣い、そしてトオルのピンチを救った事で本当の恋になるというお話。
いやね、その何年も口説き落としてやっとベッドを共にするというその決め手とか理由が全然わかりませ~ん!
何かあったから寝たんじゃないの?
あとトオルの思考なんですが、何年もかかって口説いている男が一晩ベッドを共にしたからって、それだけであきらめると思う?
そんな、ヌるさが感じられてそこにこだわってしまった為にムムムムー、、になってしまいました。
トオルの元カレらしき金持ち外人が出てきて、取引をもちかけるのですが、それはよしとして、カバー裏本体の4コママンガにトオルの好みが現れていて、それに気づいた元カレ、トレビア~ン!と爆笑しましたww

このトオルの上司のお話は下剋上で表題よりよかったです。
この上司のコンシェルジュ北大路は、ホテルの社長アンドレアに、自分の元に戻って来いと説得されているんです。
でも、かたくなに拒む北大路。
プライベートの自分が欲しいのか、仕事の上での自分が欲しいのか、エロスで惑わすドS攻めの北大路が快感です♪♪
それにしても、このアンドレア社長、社長の割にショボイよwww

年の差モノはそれなりに王道かな?
元ヤクザの金融業の年上の恋人の仕事の顔も見てみたいと思う高校生。
どんな顔があっても、やっぱり好きvなお話でした。

ロマンチックがお好きな方には表題いいのではないかしら?
自分的にはもうちょっと、下剋上的なネチネチドSものが、もう少し見たかったかな?

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