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これは…受けザマァ作品ですね?
平凡で地味ながら攻めに蝶よ花よと大事にされて、すっかり女王様になっていた受けだけど、その攻めが記憶喪失になって受けを忘れてしまい…?というお話ですが。
単なる記憶喪失ものじゃない捻った設定でした!
ただ、女王様然とした冒頭の受けが好きじゃなかったので、さあここからどんな風に変わるんだろうかという点を楽しみに読み始めたのですが、確かに生来の素直さが前面で出て印象は変わったものの、好き!いいね!という程ではなく…。
また、喜んで下僕に甘んじている攻めも、その本性も、極端すぎるのと、口調がなんとなく昔っぽくて??いまいちハマれませんでした。
キャラクターがハマらないながら最後まで気になって読み進めたので、お話自体は面白さがあったと思います。
特に後半、攻めが記憶を取り戻してからの攻め視点では、記憶をなくしてたときの(過去の)傲慢な自分が何をやってしまったのか…本当に受けのことが大好きで捨てられたくないという焦りや不安がダイレクトに伝わってきました。(受けも、記憶をなくしてた間のことさっさと教えてやれよ…という気もした)
この後の攻めが傲慢さと下僕感を織り交ぜてどういう素になるのか気になります。
いわゆる女王様受け、そんなに得意じゃなかったのですが、今作を読んで大好きになりました!
女王様受け&健気受けと言うことで、最初はどう言うこっちゃとはてなマーク。
確かに序盤の相馬は、攻めの勝倉にマッサージさせたり物言いもツンツンしていて完全に女王様。こんな受け好きになれるかなぁと思っていたのですが、下僕のようだった勝倉が記憶を失い、傲慢俺様になってから相馬は変わって行きます。
そもそも相馬は最初から女王様だったわけではなく、勝倉のせいで(?)女王様のような態度になってしまったわけで。
勝倉を元に戻そうと奔走する相馬の姿はかなり健気。しかも最初は女王様だった訳だから、落差でより一層健気度が増します。たまんないね。
勝倉にバカにされ蔑まされ、ひどいことをされても勝倉のためにと我慢する相馬の姿が切なくて切なくて前散らかしました。
ラストの相馬のデレるシーンに、私まで相馬可愛いな!!!!!と悶えてしまいました。
こんなに愛おしい受けは中々いないです。
受け視点からの攻め視点と言うのもスキな構成。
何度でも楽しめそうな素晴らしい作品でした。
攻めに心底惚れられ、”蝶よ花よ”と甘やかされているのをいいことに調子に乗っていた受けの「受けざまぁ」ストーリーです。
このお話、超絶私好みでした。
(以下ネタバレ含みます)
攻めに「お願いだから付き合って」と何度も時間をかけて頼み込まれ、受けが絆されようやく付き合うことになった2人。
受けのいわゆる「普通の人生(妻がいて子がいて…のような)」を奪ってしまった、という思いからまさに”下僕”のように日々受けに仕える攻め。
この2人、まったく対等な関係ではないんですね。(でも攻めはその生活が当たり前だと思っているし、満足しているっているのが良かった〜←私の性癖よ…;)
それがとある事故により攻めの勝倉が3年分の記憶を失い、受けを見て「生意気なお前は一体誰だ?」となるところから、話が一変します。
この中盤は陵辱もあり、なかなか辛く切ないターン…
でもこの勝倉の記憶喪失を機に、受けの相馬も自らの今までの言動を省みて、変わろうとしていくんですね。
相馬から見ると「変わってしまった」のは記憶喪失になった勝倉なんですが、
後半、記憶を取り戻してからの勝倉にとっては「知らないうちに相馬が別人のようになってしまった」という対比が印象的で面白かった!
終盤、想いを確かめ合った後に優しく優しく相馬を抱こうとする勝倉にうるうる。じーんとしました。
ページ数199ページと決して多くはないため、展開は早めです。
もうちょっとじっくり、詳細を知りたいなあ…くーー!となる部分が多々ありました。受けの相馬視点での「告白されてから付き合うことを決めるまで」の過程とか、「勝倉を受け入れるという行為には特に抵抗があった」のが徐々に受け入れられるようになっていくまでの体・気持ちの変化とか。
キャラも設定も流れもとってもとっても好みで多分この先読み返すと思うんですが、上記のポイントがああ惜しい〜!と思い、萌え2としました。
受け様が両手に攻め様的な表紙ですが、3Pではありません。
まるで2人いるように、タイプの違う攻め様を楽しめました。
受け様は、サラリーマンの相馬。
自分より髙スペックのエリートサラリーマン勝倉に懇願され、根負けして付き合うことに。
攻め様は、もちろんエリートサラリーマン朝倉。
勝倉にかしずくように尽くされ、相馬は女王様のようにワガママになっていたある日、勝倉が交通事故にあう。
ここ3年分の記憶をなくし、相馬のことも覚えていない。
これまでの下僕のような朝倉と違い、傲岸不遜で俺様サマ過ぎる朝倉の態度に驚き、ムカつくけど、ぐっと我慢の相馬。
自分のことを一心に愛してくれた以前の勝倉に戻ってきて欲しくて、無体な要求にも応えなんとか記憶を取り戻させる努力を続けるのだけど。
このままでは、2人ともストレスてダメになりそうで、相馬は距離をおこうと実家に帰ることに。
相馬を追いかけてきた勝倉の、攻めザマァぶりににやにやです( ☆∀☆)
勝倉は、思い出せなくても相馬の事が気になっているのに、相馬は昔の自分しか求めていない、と悲しんでいたようですけど。
でもねぇ、全然優しくなくて愛情も感じられず好き勝手な態度で接しておいて、何甘えてんだo(`^´*)
今の自分も好きになってもらえるよう行動しろよ、と私は言いたかったですけどね。
それはそうだ、と反省してる相馬はいい子だわ〜
記憶をなくしても、やっぱり勝倉は相馬が大好き。
相馬も、楽だから勝倉と一緒に過ごしていたのではなく、ちゃんと恋人として好きなんだと再確認して、結果オーライなのでした。
ここまでが受け様の相馬視点のお話。
そして3カ月後、勝倉の記憶が戻った後が攻め様の勝倉視点のお話。
今までと違い、優しくて対等の恋人として接してくる相馬に戸惑い、不安に感じてしまう勝倉のぐるぐるな内心がとてもよかった(*´∀`)
記憶をなくしていた時の自分に、是非嫉妬してほしいものです。
俺様とヘタレな攻め様を楽しめる1冊でした。
記憶喪失ものです。
「見知らぬ恋人」「彼をさがして」
「見知らぬ恋人」は記憶を失くした恋人とどう向き合っていくかを受け視点で、「彼をさがして」は、記憶を取り戻した後の話が攻め視点で書かれています。ページ数は半々くらいの割合。
お話について(勝倉×相馬)
相馬は、五歳歳上の恋人を勝倉と呼び捨て、乱暴な物言いをして、顎で使います。
ひどいなぁーと苦笑いしながらも、そう多くは無いパターンの受けさまに、物語りがどう展開していくかとワクワク。
自分を女王様のように扱い、甘やかしてくれていた勝倉が記憶を失い、勝倉の相馬に対する態度は一変。記憶を失った勝倉は偉そうな傲慢男に大変身…(*´꒳`*)
心情も丁寧に書かれており、すんなり物語りに入り込んでいけました。
記憶を失う前の勝倉が相馬を思う気持ちが、勝倉の持ち物や、勝倉の同僚の話からどんどん明かされていき、心臓がキュッて痛かった〜。
「彼をさがして」は、記憶を取り戻した勝倉の混乱ぶりが可愛くもあり、記憶を失くしていた時の傲慢な勝倉が少し恋しくもありました。
話の本質とはずれるのですが、記憶を無くしていた時の勝倉も、確かに勝倉として存在していて。「見知らぬ恋人」で、俺がどうなれば気持ちを向けてくれるんだと相馬に思いの丈をぶつけた場面では、私涙を堪えるのに必死になりました。
でも、記憶を取り戻した勝倉には、記憶を失っていた時の記憶はありません。
両方とも勝倉である事に変わりは無いのですが…今の勝倉も好きだけど、あの時存在していた勝倉はどこにいったの?とどうしても寂しくなってしまいました。
私が勝手に寂しくなっているだけで、お話的にはその辺も綺麗にまとめられ、昇華されていますのでご安心を^_^
風見先生の他の作品も読んでみたいなと思う素敵な作品でした。
ざっとですが風見先生の足跡をたどってみたのですが近況は不明で…。後発ファンのなんともツライところであります。トホホ。