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表題作はたらけ、ケンタウロス!

その他の収録作品

  • GALLOP!!健太郎1
  • GALLOP!!健太郎2
  • GALLOP!!健太郎3
  • GALLOP!!健太郎4
  • GALLOP!!ソバ職人見習い
  • GALLOP!!靴職人
  • GALLOP!!モデル
  • GALLOP!!描き下ろし

あらすじ

【ケンタウロスと友好的な関係を築くための注意】
(1)「馬臭い」と蔑むこと。人間のイジメも「お前臭い」の一言から始まります。
(2)お尻や股間をジロジロ見ること。丸出しですが好きで出しているのではありません。
(3)ラッシュの電車の中で「オマエは走れよ!」と言うこと。公共機関は仲良く使いましょう。
(4)馬刺しを食べるケンタウロスを見て「共食い!?」と騒ぐこと。彼らは厳密には馬ではありません。
(5)競走馬で調子のいい馬を聞き出そうとしないこと。彼らにアタリ馬券はわかりません。
(出版社より)

作品情報

作品名
はたらけ、ケンタウロス!
著者
えすとえむ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ゼロコミックス【非BL】
シリーズ
equus
発売日
ISBN
9784862639509
4.1

(29)

(11)

萌々

(12)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
118
評価数
29
平均
4.1 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数15

BL要素大いにアリ!「ヤキモチ」というワードも!

仲良くさせていただいてるレビュワーさんから「equus」をオススメしていただき、そちらを高評価してこちらも読破。
もう試し読みした時点で☆5にしましたね…もちろん即ポチって全部読みましたけども。
以下5つの話が収録されていて、どれもブロマンス~>ニアBL、作品によっては ほぼBL という感じです:

①リーマン同士「後輩(ケンタウロス)&先輩(人間)」
ケンタウロスが住むコーポ・カバージョの「カバージョ (caballo)」とはスペイン語で「(雄) 馬」ですw(ググった)
コードバンは「馬の臀部(お尻)にある、緻密なコラーゲン繊維層「コードバン層」を削り出して作られる革」だそうですw(ここのレビュワーさんに感謝!)
「神話っぽい」で「褒めてねェよ!」w
「体温ってどこで測んの」w
「すげぇ丈夫」ww
「ニンジンが多すぎてうどんが見えない」ww
しかも生煮えww
って、やっぱり健太郎が多いんかーい!
とか思ったらイケオジ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(拝む

②「蕎麦屋の弟子(ケンタウロス)&ラーメン屋の弟子(人間)」
この話はかなりBLっぽかったです。片方がすんごい照れてるので。
巻末の4コマで銭湯が、男・女だけでなく「他」用の入り口があるー!芸が細かい!

③「靴職人志望(ケンタウロス)&靴屋の息子(人間)」
これが一番BLっぽかったですね。だって結婚式場で「ちょっと待ったー!」展開ですから。

④「いつも足を合成で消されるモデルのケンタウロス&デザイナー(人間)」
この主人公は本短編集の中でもひときわ美しい!
人魚姫と絡めてくるの、上手いなぁ…とかって感心してるちょっと合間でも「一馬身上の都合」で笑わせにこられるw
ツッコミがことのほか的確すぎてさらにわろうw
やっと全身ケンタウロスのままで登用してくれる人にスカウトされ、さらにここで馬蹄(蹄鉄)にも絡めてくるとは。
ほんっとーーーにこの作者さん、上手いなぁ…

⑤ケンタウロス兄弟「進路に悩む弟&それを見守る兄」
①の健太郎も友情出演します。

ガチBLの「equus」もオススメですが、まずは私としてはこちらから読んでもらいたいなぁ。
和山やまさんのようなシュールな作品がお好きな方には特にオススメです。
ここのレビュワーさんのお陰で知れたのですが(感謝!)、なんとパラパラ漫画にもなってます!

2

ゴードバン持ってていいのか

非BL作品になるのね!「equus」も合わせてぜひ

出落ち、あるいはやったもの勝ちのネタかもしれませんが、なかなか思いつく方もいないのでは。
馬を描く画力も必要ですし、ともすれば笑いだけになってしまう要素を、感動にも繋げられるえすとえむ先生の凄みを感じます。ケンタロウシリーズで世界観をコミカルに伝えた後の短編もいいんですよ…
えすとえむ先生が"やったもの"になってくれてよかった〜

細かい馬ネタも面白い。ケンタロウが住んでいるコーポ カバージョのカバージョは、スペイン語で馬です。まんまやん

1

ごくごく普通のケンタウロスとは

 数ある生き物の中からなぜケンタウロスを…と戸惑いながら読んだんですが、なんでしょうこのしっくり感は。犬猫を除けば、やはり人間と最も密接に関わってき動物は馬だからかもしれない、なんて思いました。厳密にはケンタウロスと馬は別物なのだけれど。人間社会に溶け込もうと必死で働く彼らが本当に存在しているように思えてくるんですよね。

 そして、とても愛おしくも感じました。一生懸命な表情と、必死に上半身を追いかける馬半身に、応援したくならざるを得ないのです。スピード違反で捕まるのはご愛嬌。私事で恐縮ですが、射手座なのでより親しみやすかったのかもしれないですね(笑)。もちろんえすとえむ先生のタッチも大きな要因だと思いますが、ケンタウロスだったからこそどこか懐かしい絵本を読んでいるような気分にもなれました。

1

笑って、しんみりしてちょっと萌えて

以前読んだ、えすとえむさんのケンタウロスものBL「equus」がとても良かったので、非BLのこちらとどう違うのかな?と手を出してみました。

「equus」はとても美しい装丁でうっとりするのに対して、こちらの表紙はまさにギャグ漫画というノリですね。内容も「equus」は切なく耽美でエロティックな物もあったのに対して、こちらの一冊は前半の「健太郎」シリーズはしんみりする箇所はあるものの基本的には明るくさっぱりとギャグを交えながら、そして後半の四つのお話はギャグ無しで社会進出を果たしたケンタウロス達を描いています。

冒頭に登場するのは「健太郎」というサラリーマンケンタウロスのお話。
非BLだけど、先輩(人間)が結構面倒見が良くて、ケンタウロス後輩の汗を拭いてあげたり(背中とか手が届かないので)していて、ついBL視線で読んでしまう。

取引先に寿限無並みの長さを持つケンタウロスが登場します。恐らく彼は1000歳は超えていると言う健太郎。そんな長い名前省けばいいのにという先輩に対して健太郎はこう説明します。

皆きっと大切な人からもらった名前で、人間と関わる以上、人とは別れなきゃいけないけど、名前はずっと持ってられる…。

人間とケンタウロスの寿命の違いについては「equus」でも描かれていて、equusのエピソード(二つ)で泣いた記憶があるだけにこの健太郎の説明も胸に来るものがありましたが、あくまで「はたらけ、ケンタウロス!」はしんみりさせられるものの明るく笑える方向でお話を持っていってくれる。そして先輩がケンタウロスの生態に疎いらしく、まったく悪気はないんだけど馬と同一視した勘違い発言を繰り出してて笑えます。

この他、ラーメン屋をやりたい青年と蕎麦屋修行をするケンタウロス、靴工房の息子とそこで職人として働くケンタウロス、トップモデルのケンタウロス、メッセンジャーケンタウロスが登場します。

非BLという事で基本友情の範囲で収まっていますが、それ以上の感情があると思うなぁって思いたくなるような組み合わせばかりで萌えます。特に靴工房の二人は結婚式にケンタウロスが靴工房の息子をさらって逃げる話でして、二人でその後靴を作りながら生きていくのですが、老いていく人間といつまで経っても容姿が変わらないケンタウロスが対で描かれていて、やがて迎える日を想像すると切なくなります。

1

非BLだけど萌えが詰まってます♪

この作家さんの「equus」気になるけど、ケンタウロスBLってどうなの??って方は、こちらから読んでみるのもありかと。
表題作(4話構成)とあと幾つかの短編が入っていて、すべてケンタウロスと人間の男同士の友情モノ。
中には友情以上な関係のお話もありますが、いわゆるラブストーリー的なものではなく、男同士の絆の物語という感じです。
笑って読めるもの、うるっとくるもの、元気がもらえるもの、色んなタイプのお話が詰まっていて、1冊読み終わる頃にはきっと「ケンタウロスいいわ〜♪」ってなるはず。
どのお話も主役2人の関係性に萌えます。

表題作はこのままリーマンBL展開しよう?って言いたいくらい先輩(人間)と後輩(ケンタウロス)の息の合った関係にニヤニヤしてしまいます。

靴職人の話は「equus」に収録されている作品群と比べても遜色ないくらいしっかりBL。

好きなのはモデルケンタウロスのお話。
人と違う下半身(馬の部分)は人の足に差し替えるのが当たり前と言わんばかりに撮った写真をフォトショで修正してしまう人間達の中で、ケンタウロスとしての自尊心と人間の足への憧れに揺れるファッションモデルのケンタウロスが、ありのままの姿を美しいと言ってくれるデザイナーに出会うお話です。
アナと雪の女王じゃないけど、自尊心を持ち続けることの難しさと、手放さないことの大切さを教えてくれます。

ケンタウロスって馬の首から上が人間の上半身なので、馬の4本足に加えて更に手も2本あるんですよね。
なのでカバン持ったり名刺渡したり手でごはん持って食べたりは出来るんですが、お尻の方までは手が届かないから汗かいたりしたら先輩に拭いてもらってるケンタロウ(表題作の主人公)がかわいいです。
サラリーマンの嗜みとしてデオドラントもちゃんと持ってるんだけどそれも自分で出来なくない?先輩にやってもらってるのかな?(萌)
トイレ事情には触れちゃダメよと注意書きがあるけど、お風呂事情も同じくらい気になります。

2

もっと読みたい

美術手帖でえすとえむさんのイラストを見て興味が湧いたので読んでみました。

5人のケンタウロスを主役にした短編集です。
BLではないのですが女子との絡みがほとんどないので、エロのないBLという感じです。

健太郎回では、会社の先輩の手土産に笑い、ケンタウロスの名前の付け方と寿命に驚きました。
靴職人回では、映画の卒業を思わせるシーンに「おおっ!」と萌え、ラスト1ページ前の最後のコマにヒヤッとしました。
モデル回のケンタウロスは美しかった。

笑いあり、萌えありで、もっといろいろなお話が読みたいなと思いました。
描き下ろしもすごく良かったです。



2

馬ではありません

さ○ぁ~ずの番組でケンタウロスの話をしていて"あ、何かケンタウロスの本があったな"と連想して読んでみました。

①馬具メーカーの営業・健太郎と先輩社員の男(非ケンタウロス)の話

②蕎麦屋で修行中(主に出前担当)の俊太と、ラーメン屋で修行中の男の子(非ケンタウロス)の話

③靴職人になりたいケンタウロスと家が代々靴職人のウィル(非ケンタウロス)の話。

④ファッションモデルのケンタウロスとデザイナーの男(非ケンタウロス)の話。

⑤働きたくないソーマの話。サラリーマンになる前の健太郎が出てくる。

と、描き下ろし4コマ漫画が7本収録されています。

①はコメディタッチで、これ、IP○ONグランプリで設○さんや堀○さんが言ってたやつだ^^やっぱりNGなんだな~という事象に妙に感心してしまったりしました。(こちらの方が出典が早い!)

でも乗ることに関してはわりと寛容なケンタウロス達。

この本は非BLですけど、③などはドラマチックな展開で一番匂わしかなと。
いや、全部思えば思えますが。(呪文?)

ケンタウロスはギリシア神話なので、どれも男前。ましてや馬(ややこしいなー^^;)部分が美しいので馬が好きな方にはおすすめです。
もちろん私のような不純な気持ちから読んでも、お釣りが来るくらい楽しめました。

ケンタウロスと人の関わりの話ですが、深読みすれば、社会的な一冊だなとも思いました。

3

がんばれケンタウロス!

同じくケンタウルス物の『equus』が耽美な雰囲気のとは対象的に、
笑いありツッコミどころあり、の漫画。
帯の惹き文句「ケンタウロスと友好的な関係を築くための注意」から爆笑する。

現代社会で普通に働くケンタウロス…というネタだけでおおっ!と思うのだが、
通勤の問題やら、「ケンタウロスのトイレはアイドルのそれと一緒です」とか、
もう可笑しいったら!

前半はひたすら可笑しくゲラゲラ笑いながら読めるのだけれど、
後半はジーンとする所もあり、ネタとギャグだけでは終わらない作品となっている。

人より長い時間を生きるケンタウロス達、
彼らの思い出やそれ故の切なさや、人間社会での頑張ろうとする姿が味わい深い。


4

笑えて、そして悲しい半馬人

表紙だけは気になってたんだけど、なかなか買えなかった本です。
読み終わってどうよ?と聞かれるとケンタウロスの驚くほどの人間臭さと人間になれない悲しみを両方見せつけられてしまいどうしようかと思ってしまいます。

ケンタウロスばかりいる村から都会に出てきて仕事に就くという完全アウェイと言ってもいい世界の中、人間と同じ部分もあるし体的に相いれない部分あり、せっかく心が通っても寿命などの時間軸が違う(というかケンタウロスって1000年も生きるんだ・・・!?)が故の別れの悲しみもある。

その中でいかに「君がケンタウロスでも問題ない」、むしろ「ケンタウロスだからこそいい」人とどう逢うのかというオムニバスストーリーがなんかほろ苦く感じます。エロくはないけどむしろこの生き物であまりエロを想像したくないし。

ちなみに競馬を趣味としていればわかることですが、よほどガチガチに発情してない限り、馬の雄の部分は立派な太ももに隠れて絶対に見えないんだよ?とも言っておきます(苦笑)
だから服を着なくても大丈夫なのです。

5

びっくりでした。

興味のあった『えすとえむ』さん。
こんなにも馬を綺麗に艶かしく素敵に表現されているとは!
ケンタウロスの上半身部分もすばらしい。
終始どのアングルからもデッサンの狂いなく美しくたくましい、そしてちょっとこちらの口元が緩んでしまうケンタウロスが臨めます。

この本の帯も笑えますし、パラパラ漫画もあるし、リーマンケンタウロスが
「ケンタウロスのトイレはアイドルのそれと一緒です」
というお触書も笑いました。
どこを取っても芸が細かくて凝ってるんです。

ケンタウロスが普通に世間で生きていってる設定ながら、人間が個々に悩みを抱えているように、彼らにも個々に悩みがありその一つの人生を懸命に生きていく姿が笑いあり、大笑いあり、そしてホロっとさせられたりですごい良かったのですよ!

中でも『GALLOP!!靴職人』が特に好きです。
好きな人を取り戻すために結婚式に乗り込んで、新郎をさらうケンタウロス。
そして二人で生きて行くのです。
自分たちの好きな靴を作りながら。
年を取っていくのです。
肉体の衰えるペースは違うけれども。
そしてコーヒーを飲む二人。

ため息が出るほどにすごくいいです。

4

友達に貸したい一冊!

まず、表紙の雰囲気と作者名が合致しませんでした。
「えすとえむさんってこんな絵だったっけ…?」
しかし好きな作家さんだったので、迷わず購入!
新聞でも紹介されていましたね。

この作品でえすとえむさんの新しい一面が見えた気がします。
とにかく匂わせBLとコメディ寄な雰囲気が堪らないです。
ページ下のパラパラ漫画も忘れずにチェックしてください!笑

「ケンタウロスなら何ページでも描ける!」とご本人が仰っていましたが、本当に今後も期待大な作品です。
私は自分は履けない靴職人になるケンタウロスのお話がじんわりきて良かったです。

4

再読に耐える作品(笑)

ケンタウロスが主役の短編集。このご本、すごく気にいってます。
ワハハと声を出して笑える、とかではないんですけど。
なんか、読んでてニヤっとしたり、くすん、と涙したり。
飽きずに細部まで読めます。疲れてても、なんか読める…しみる。

えすとえむさんのマンガはこれしかしらなくて。
正直、背景(や、バックや小道具は)白いなー、とおもうんです…画面や絵だけでいうとタッチに頼りすぎな感がしないでもない…。でも耐えられる範囲、とおもいます(エラソウ)。表情とかはしっかり伝わるので、充分かと思います。
 ほんで、ほのぼの、またはしみじみする、笑える…。

BLっていうより、匂い系?なとこがわたしにはむしろ、ツボでした。
ケンタウロスのリーマン、ケンタロウにたいし、先輩はツンデレで(笑)、ツンデレ姿勢を崩さないよ!可愛いな!(笑)。BL風味がすくなくて良し、多い作品はそれはそれでまた良し。
そう、ケンタロウが主人公以外の作品では、BLが濃く匂うものもあります、靴屋のお話とか…けど、エロはないっ。…体格的にむつかしいからか?描かれていません、でも匂いだけで、いい感じなんだよなあ。ケンタウロスは長寿で、ヒトに先に老いられて。残されて。だけどずっと「想う」のだな。せつねえ~。

ここのところ、飽きず、馬のように?ベロべロと(笑)このご本を、なめつくして堪能しています。

4

類まれな秀作!

前情報知らなかったら、売り場でこの表紙見て、アホ系の青年漫画だろうなって思うとこでしょう。
でも絶対手に取るけど(笑)
「えすとえむさんの新刊、素敵なおじ様出てるわよ~」と聞いて、いやワタシおじ様は別に好きじゃないのよ、オッサンなの好きなのわ…って思ってたけど、素敵です!おじ様ケンタウロス…(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア み、水、水ください……桶で。
そしてこのピュアで癒し系のこの作品に対して、こういうこと言うのはほんとにどうかって思うけど言うよ!
とにかく最初から最後まで下半身丸出しってどうなんだよどうなんだよ!と気が気でなくてですねえっ…。だって雄じゃないのみんな。
メスのケンタウロスって存在しないのか?という疑問もあったり。トイレ事情とかも色々想像したらキリがなかったけどエレベーターで尻は間違いなく撫でちゃうよ私だって。
馬刺し注文したり、エレベーターに乗れないから階段だったり、持ってる鞄が馬革だったり(笑)あの鞄…コードバンならオーダーメイドだろうから20万ぐらいするぜ!
新入社員なのにやたら持ち物がいいってのは鼻につくけど、ケンタウロスの年のとり方を知り妙に納得です。
その新入社員健太郎君と先輩のお話は、ほんわかほのぼのでした。最初は先輩とどうこうなるのか?なんて期待してたけど、なーもなし。
次の蕎麦屋とラーメン屋のお話はちょっとBL風味入ってきて温度上がってきたけども、これもそこまで。
靴職人のお話でやっとしっかりBLかな?って感じですが、種族の寿命の違いに切なくてホロリ。
モデルのお話ではカップルとしてのお話はないけども、美しい腹筋ありがとうございます。
とにかくどのケンタウロスも愛しすぎることだけは確かです。
ニート志望のお話がいちばんダメだ私、ああいうの泣けて。
…いいなあケンタウロスが実在する世界……私も行きたい!
そしてなんでえすとえむさんなのにこんなに清純なのか。残念なようなこれでいいような。とにかく続編熱望!!
パラパラ漫画も4コマ漫画も、全力で作家さんご自身が楽しまれてる感じがわかるのってほんとにいいですね。

5

待ってました!コミック化!!

クロフネZERO~BE×BOY GOLD掲載分を全て読んでいて、ケンタウロスの虜になってしまった私は、実はえすとえむさんの作品をまともに読むのは『GALLOP!』が初めてだったりします。
BE×BOY GOLDは毎回購入しており、えすとえむさんの作品掲載も目にしていたのですが、いつも流し読みでした。
なんというか、ハマるととんでもなく好き!となるフランス映画のような世界観がどうもなじめず、流し読みで深く読み込む事もせず、しかしケンタウロスのおかげで、私の中の苦手なえすとえむさんのイメージがひっくり返りました。

前半はクロフネZEROにて連載され、後半はBE×BOY GOLDに掲載されていた話が収録されています。
クロフネ掲載分はなんやかんや言いつつも面倒見の良い先輩サラリーマン(人間)となんやかんや言われても先輩に懐いている実は年齢的には年上の後輩(ケンタウロス)の話で、どちらかと言うとほのぼの匂い系です。
あ、馬臭いとかではなく!
BLの香りがするという意味で・・・。
後半のBE×BOY GOLD掲載分は幾分BLよりで、精神的というか言葉はなくても穏やかに寄り添っているふたり、というイメージの話が多かったです。

サラリーマンのケンタロウの話は先輩とのやり取りが面白くって、笑えてほのぼのします。
何気に酷い事を言う先輩と、それをパワハラです、とか言いながらも後を付いていくケンタロウ。
馬扱いしてないと言いながら、風邪を引いたケンタロウのお見舞いに大量の人参を持って現れる先輩・・・などクスっと笑えるシーン多数有りです。

どの話も甲乙つけがたく好きなのですが、中でも一番好きなのは靴職人の話。
人間の足が無い自分が靴を履けるわけでもないのに、靴屋のショーウィンドウを眺めるケンタウロス。
やがて靴職人になったケンタウロスは人間とともに、工房で働き始めるのですが・・・
靴の裏に馬の蹄鉄をはめ込んだ靴を作る人間、それを知ってぎゅっと抱きしめるという流れは台詞が無くてもぎゅっと胸を締め付けられるシーンでした。
この物語の、人間とケンタウロスの寿命の違いの対比が切ないのですが、でも切ないだけではなく穏やかに静かに寄り添ってる感じがとても好きです。

もうひとつ設定が面白かったニート志望!?のケンタウロス。
人間の世界も、ケンタウロスの世界もファイトだ若者よ!と思わせられました。
描き下ろしの四コマも面白かったです。

購入は是非帯付きの単行本を!
表紙の『馬臭い禁止』のインパクトが素敵です。

4

キてます!ケンタウロス

同人誌でその存在に虜になったケンタウロスですが、まずクロフネゼロからのコミックスです。(後半、またBLとしてケンタウロスもの出ますよー♪)
半人半馬のケンタウロスですよ!
その彼等が人間と共存して、普通に社会生活をしている。
猫や犬やら人外が人として暮らすお話はあまたあれど、ケンタウロスがケンタウロスのまま、、、というのが激萌え!!!
まず、その外見。
四足に上半身が人間だから更に腕があり、上半身服着てるのに下半身裸(?)
勃っちゃったらどうするんだ?サックとかつけてるのか?バタフライとかヒモパンとかつけてるのか?とかまずそんな妄想にニヤニヤ、、、
それは置いておくとして、彼等の特徴というのが上手い突っ込みどころと、隠れた悲哀を持ち、物語としてもとても秀逸。
サラリーマンケンタウロス(ウルトラマンタロウとサラリーマン金太郎が合体したみたいだ!?)は、クロフネ掲載であったのでかすかな匂い系、先輩と後輩の萌えみたいの雰囲気はありますが、後半4本はb-boy掲載だったので、BLっぽいお話になっていまして、こちらは切なさとか感動のお話系になっています。

<リーマンケンタウロスの一例>
・電車に乗らず走って会社に通う
・エレベーターに乗れないので階段を使う
↓汗臭い(爆!)馬は犬猫と違って身体が発汗するんですねv
↓自分で身体が拭けないので先輩が拭いてやるwww
萌え~~~☆☆☆
その他、健気で真面目な健太郎に先輩がつっこみまくりで、爆笑萌え。
寿命のこととか、名前のこと(1千歳越えの先輩ケンタウロスリーマン登場に激萌え)
その他色々ありますので、是非萌え萌えしてほしいです!!!
絶対、健太郎は先輩から名前をもらうと思うなv

<ソバ職人ケンタウロス>
スピーロ違反でつかまってしまうw
厨房が狭くて蕎麦を打たせてもらえない。
運命の出会いv
運命の相手と新しく出した店とは?

<靴職人ケンタウロス>
ケンタウロスは靴を履けない、でも靴にあこがれるのです。
過去と現在がリンクして、切なさとあったかさと、胸がジーンとして感動します。

<モデルケンタウロス>
ケンタウロスなのにモデルの仕事で使われるのは上半身だけ。
彼の望みを叶えてくれる相手に出会い、初めて彼は自分らしくあることができるようになる。
前作の靴職人と何気にオーバーラップする部分を持ちながら、ステキ♪

<ニートケンタウロス>
彼は前へ進むことが怖かったのかな?
でも、自分を生かすことのできる道を見つけられてよかった。
銭湯に”男”女”その他”があるのに爆笑ですww

描き下ろしも笑ってください。
作者さん、ケンタウロスきてる!って行ってましたけど、確かに今年に入って、ケンタウロスをキャラにしたものを見かけるのです。
密かにきてますよ、絶対!!
超絶オススメ作品です。
注:パラパラ漫画忘れずに!健太郎走ってますww

5

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