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実力派・えすとえむが端麗な筆致で鮮やかに描く、異色のラブストーリー集。
表紙でおわかりの通り、ケンタウロスにまつわる短編集。
仲良くさせていただいているレビュワーさんからオススメされた本作、表紙だけはいろんなところでお見掛けしたことがあったのですが、なんと「いいね!光源氏くん」(2020年ドラマ化) の作者さんだったのですね~。
マンガ版では笑わせていただきました。
それにしても本当に馬体が美しいですね。
線が粗くて時々顔の作画が不安定なこともあるけど、基本的に非常に高い画力をお持ちなので、表紙と最初の5ページまでの絵を一目見るだけでも大いに価値があります。
ケンタウロスは人間と違って寿命がとんでもなく長いので(もともと空想の生き物だからか?)、基本、人間と添い遂げることができません。
ゆえに、非常にせつない話も多いですが、1話目の冒頭がシュールなのはもちろんのこと、いろんな雰囲気のBLがここまでまんべんなく楽しめる作品はそうそうないかと思います。
個人的には
「Leopard」の短髪イケメンさんと
「Bay Silver」褐色肌 金髪ロン毛さんが好きです。
TKBもこの場合、白抜きです。
あとやっぱ戦争にまつわる話(羊の方)が一番心に残りましたし、好きです。
とにかく試し読みしてみてください、一気に引き込まれること間違いなしです、そしてえrいです。
ただのファンタジーじゃないです。深いです。
表紙のイメージ覆りますから。
こんな画力の高いケンタウロスBLなんてなかなかお目にかかれないのでぜひ。
※一部嗜虐的な描写があるので注意。
昨夜、何気なしに目に入った超有名某魔法学校の映画
その中にケンタウロスが出ていて何故か夢にまで出て来たのでwこの作品を思い出し、引っ張り出して読み返し
私が読んで来たそんなに多くはないファンタジー作品の中でも群を抜いて異色中の異色のケンタウロスBL‼ (。゚ω゚) …⁉
今となっては何でこの本を買ったのか?は覚えていないのですが今、読み返して思う事は買っておいて良かった、とシンプルに思う良作です
先ず、何と言っても画力が怪物!!
超絶技巧の模写力が高いとかではなくて(低いって事でも勿論ナイ‼)描写力がとにかく【プロってる】んです!!!
カッコいいんですよね、このテイスト!
ただでさえ「馬」のバランスって難しそうなのにそこに架空のケンタウロスが動く訳ですからね、、、半端な画力じゃこのカッコよさは到底表現出来ないんじゃないかな?ってド素人の私は素直に様々なケンタウロスを見れただけでも見るべきものを見れた満足感を感じます
そして肝心のお話しは6編の作品集(内1編は3章構成なので章で言えば8章あります)設定世界観もトーンもどれも唯一無二
現代もあれば昔もあるし、和も洋も、大人も子供も、コミカルもシリアスも、ほっこりもエロスも……贅沢じゃないですか???
はい。贅沢この上ございません‼
高い画力で描かれるカッコいいケンタウロスBLの世界
分かり易い俗物的な表現では描かれていないので商業的なBLとは違い、少し同人作品的要素の高い作品なのかも知れません
なので読み手は選ぶ作品なのかも?ですが時代の経過を感じさせない普遍的な「愛」を感じる作品をお探しの際にはおススメしたい作品です
どのお話しも大好きなのですが構成の流れに心が乱された2編を軽くご紹介
幼馴染みケンタウロスの「Chestnut」は幼少期の約束だった大きくなったら背中に乗っけてあげる、という流れを僅か8Pに描いたスーパー短編
その限られたページで描かれる子供ケンタウロスのちょっと拗ねた表情や成長した青年ケンタウロスのはにかみ具合、そしてサラっと挟まれる笑いのエッセンスなどとにかくケンタウロスのかわいさの魅力と幼馴染みの人間の青年とのこれから、を際限なく妄想させて貰えるすごくぴゅあな短編
そしてそんなほっこり短編の後が「Black and White」
ケンタウロス2人と人間1人の3Pもの!!
とにかくセリフもモノローグも最低限、これはもぉ魅せる為の短編!
すっごく詳細を描くような絡みじゃないのに…だからこそなのか?先生の高い画力と相まって淫靡に見えて仕方ない……///♡///
この高低差あり過ぎの緩急がエゲツない構成に序盤から何かずっとドキドキして読み進みます
そして中盤から終盤に掛けてグっと更に胸を掴まれていく…
ファンタジーと言うより文学的な薫りのするような1冊です
そんな作品に無粋ですが一応お伝えしておきますが…
普段私が(*´Д`)ハァハァ喜ぶタイプのエロではなく”エロス”です!なので獣姦とかっていう感じとは少し違いますのでその辺は心配もご期待もそれぞれかも知れませんので、、、修正の不要なエロスである、という事を書き添えておきます
短編集。胸郭が2つあるけど心臓含めた内臓も二個ずつあるんだろうか。
人馬と人間が同じ世界で暮らす世界線、片方が使役されてるわけでなく平等に権利があります。
物語を練るよりも絵でみせるタイプの話でした、戦国時代?の話が結構好きです。
人馬が走りながら弓を射る技術を身につけたら最強の兵隊になれそう。
どのページの作画も繊細で読み応えあります。
絵がますますかっこいい。
筆のような線もいい。
表紙、ケンタウロス、扉絵などのデザイン面も美しいです。
扉絵のインデックスとしおりひものデザインいいですね。しおりひもは思わず本物?と触ってしまいました。
equusは馬の学名とのことなので、事典ぽい作りなんですかね。
最初のお話が現代の日本で、普通の青年かと思いきやバンに並走する姿にビックリするわ(表紙でわかっていたはずなのに)かっこいいやら、痺れました。
先生の画力とセンスをもってすれば、ケンタウロスが様々な時代や国にいる物語がさほどファンタジーファンタジーに感じないのがすごいです。
絵と構成の説得力!!
先生の絵は、画力、構図が好きなんですけど、動きも鮮やかに感じられるのがすばらしいと思っていて(バレエ、ダンス、闘牛など)
本作では特に、Leopardでケンタウロスが荒野を駆ける疾走感がいい。
彼が少年の元を去る時〜戻ってくる見開き(めちゃくちゃかっこいい)〜2人(頭?)いて彼と少年が抱き合うラストに痺れました。
ケンタウロスは簡単には死ねない悲哀や人間との絆、エロスもあり、読み応えありました。
完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆☆
面白い ☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆
萌える ☆☆
非BL作品扱いの単行本ですが「はたらけケンタウロス」を読むとさらに楽しめると思います。
もちろんこちらだけでも!こちらも真中心のBLかというと、ニアBLの作品も多いかもしれない。
少しですが馬の交接シーンがあるので、苦手な方はご注意を。好きな人から見たらなかなかないBL漫画で感服ですが。
ケンタウロスというだけでかなり異色で捻った物語が作れますが、寿命設定まで加わったら心抉られるしかない。共に生きることは難しくても、それを受け入れたり、家に仕えたり、思い出に生きたり、味わい深い短編集です。