ボタンを押すと即立ち読みできます!
後編、第2巻は、かなり駆け足ではあるけれど、ちゃんと王位継承争いも終結。
そして、ジュマルとレオナールの幸せな新しい人生と、ついでにニコライデスの行く末まで描ききって、大ハッピーエンド。
連載開始からだと足かけ7年?
コミックスの1巻目と2巻目の間が4年くらいかかっているようだが、ちゃんとお話が終わって、それをまとめて読めるなんて最高。
こういう異世界ファンタジーのような作品って、一度その世界に入ったら一気に読まないと楽しさが減っちゃうからね。
睫毛たっぷりな美麗な絵も、この世界にぴったりです。
一巻はおもしろかったんだけど、完結編であるはずの2巻は微妙でした。
絵柄が多少変化しちゃったのは仕方がないことなのかもしれませんが、おはなしの切り口も変化しちゃったので、一巻のトンデモきわもの具合から、ややシリアスになったのが、わたしの残念ポイントなのかも。
大真面目なキャラの行動が、ちょっと笑わせてくれるけれど、本人は真剣だし、おはなしの中でも意味を持って進んでいくのが楽しかったんですが、そのへんも真面目になりすぎると、びみょうなかんじ?
小笠原さんは、とてもお上手な描き手さんで、ただ単に絵柄でいうなら、いまでもBLの描き手さんの中では、1、2を争うぐらいに好きな描き手さんなんですが、コミックとしてかんがえると、ちょっとクセがあるので人には薦めづらいし、そのクセが好きな人にはたまらない感じだったと思うんですが、それもまた変化してきちゃったかな、と思う2巻でした。
好きな描き手さんだからこそ、もう少し違うものを見せてほしかった、というのが本音でしょうか。でも、好きだけど(苦笑)
一巻を読んでても思いましたが、やっぱり常勝将軍ジェマルがめちゃくちゃ美丈夫でした。
レオナールの美しさもさらに輝いています。
さてさて前回では引き裂かれたジェマルとレオナールですが、今回も中盤まで物理的に離れています。でも離れた方が心は近づく恋の魔法…ちょっと読み終えたばかりなのでテンション上がりっぱなしなんです。お許しを。
お偉い修道騎士様のレオナールがジェマルとのことを思い出して体が疼いている辺りは、とっても良かったです。貞淑だった人が淫らに熱に浮かされている様ってやっぱり好きなので。
ところがレオナールの上官だったフランシスが出てきたところから雲行きが怪しく…。
思いっきりネタバレですが、あのフランシスのレイプシーンって必要だったのか今まで疑問でした。
「神の~」とか何とか言っても、いやいやあなたレイプ犯じゃないかと。そんな人間が神様の御許に行けるわけないでしょ、と思っていました。
…ですが、あれってフランシスにとってレオナールはもはや異教徒に近い存在になってしまったからなのか、と思い初めまして。
今までの優しい笑顔はあくまで同じ宗教を信仰していたからなのであって、帝国側の勝利の象徴ともいえる将軍の愛人なんかやってのうのうと命を永らえてる奴なんかお呼びじゃねーよってことだったんでしょうか。
そして最後の修道騎士としての誇りを確かめる最後のチャンスをふいにしやがって、更にナニやってたんだってことを踏まえてのあの行為に至ったのでしょうか。うーーん…。
こんなに語っておりますが私はフランシス萌えではありませんよ。
本家本元のジェマル×レオナール贔屓でございますからね。
フランシスの一件も大きな置き土産を残して終わりました。
本当に瀬戸際まで二人の邪魔をしてくれる奴だったぜ…。
次に持ち上がった皇位継承問題ですが、ジェマルが第三皇子についたのってレオナールの一件を認めてくれるからって
将軍、
そ こ ま で 愛 し ち ゃ っ た ん で す か
将軍にまで上り詰めた国の重鎮が、国家の存亡よりも愛人をとったか…。なんだか少し感慨深いですね。とっても(BL的に)いいと思います。
皇位継承権戦までお話はいくのでシリアスシーンは多めです。
一巻のように1話2エロのようにはいきません。
ハッピーエンドで良かったけどちょっと大人しめかな、と思いながら読み終えようとした時に最後の最後で現在の二人の関係で描かれたベットシーンのイラストがありまして…!
あからさまなエロではないんです。多分二人繋がっててレオナールが艶のある声をあげてるんだろうな~、と妄想させてくれるイラストなんです。
これが・・・また幸せそうで。
よかったね~、と大満足で本を閉じさせていただきました。
丸ごと全部ひとつのストーリー。
いやぁ、面白かったです。
ワタクシ的にw
攻めのジェマルも受けのレオナールも
とにかく男気があって、カッコイイ。
弱弱・ヘラヘラなBL男子が嫌いと言うわけではないですが
オラオラな男達(笑)が、より好きなので
こういう攻受は見ててドキドキワクワクしてしまいます^^
このお話には、1巻からそうですが
笑いもかなり盛り込まれているんですよね。
それがまたイイ! (゚∀゚)b
罪人を追いかける際、
追い付くにはこの道しか・・とわざわざ水中を
潜水してまで近道をしておいて、
「こんなことしてる場合じゃ・・・」と言いつつ
えちする2人にも、大爆笑できました♪
シリアスにも笑いにもOKなこの作品。
ものすごーく楽しめました。
ようやく2巻を読みました。
前回、別々の場所に捕らわれたようになっていたジェマルとレオナール。
師と仰いでいたフランシスに蔑まれ寄る辺もないレオナール。
それでいて、どこかでジェマルを求めるようなところもあって…。
ジェマルはとにかくレオナールのことが本当に好きですよね。
それがヒシヒシと伝わってくる。
そんなレオナールの気持ちがわかるからイザークもそれを助けようとしているような部分もあって。
どこか自分のことよりもレオナールのことを想っているようにさえ見えるジェマルが好きです。
フランシスを殺すところを見せまいとしたり。
王位継承争いを避ける理由が、王位に付けば妻を娶り子を成さなければならないことであったり。
レオナールへの愛をすごく感じます。
一方のレオナールは惹かれながらも迷いもあるようでいて。
それでもジェマルが自分を想っていることを感じられるから自分をしっかりと想いを返そうとしているようで。
相思相愛。
それでいて、まだまだ駆け引きめいた言葉遊びのような部分もあったりで対等な関係っぽい2人がいい。
終わり方もそんなふうに流れていくとは思わなかったのでなんだかスッキリきれいに纏まったな、という感じ。
そして、ヴァシリオスがすっごいかわいいんですけどっ。
なんなんだ、あの甘え方。
すっごい好きw
かわいいなーかわいいなー。
この子はどこでも生きていけそうな気がします。