本気の恋は、面倒くさい。真面目で一途な後輩×ゲイで遊び人な先輩、リーマン同士のかみ合わない心とカラダ。

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表題作享楽男に一途男

真面目な後輩社員 鯉江
遊び人の先輩社員 志乃田

同時収録作品ひらいてむすんで

早川・挫折しかけのボクサー兼バーテンのアルバイト
千田清人・美容師

同時収録作品ラブコール

奥田・レストラン勤務
呉・美術教師

同時収録作品見つめないで

久保・大学生
高梨・大学生

その他の収録作品

  • 享楽男的主義
  • あとがき

あらすじ

会社の飲み会の後、酔った勢いで後輩とヤった。
けっこうタイプだし、コイツもまんざらでもなさそうだから、ちょっと一晩――のつもりだった。
「昨夜は楽しかったよ」
「えっ!? オレ達、付き合うんですよね?」
うわー…。こういうの、重いんですが…。
でも、めんどくさいと思いつつ、俺のことでいちいち笑ったり泣いたりするコイツの一途さに、俺…ほだされ始めたかも?

収録作品:享楽男に一途男/ひらいてむすんで/ラブコール/見つめないで/享楽男的主義(描きおろし)

(出版社より)

作品情報

作品名
享楽男に一途男
著者
藤本ハルキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796401791
3.4

(11)

(0)

萌々

(5)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
38
評価数
11
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

なんだかリアルな恋愛

ゲイxゲイ、ノンケxゲイの組み合わせの計4組のカップルのお話が収録されています。

表題作と「ひらいてむすんで」は主人公の片割れ同士が友人というリンク作。
藤本さんの作品は派手さはないんだけど、日常生活で起こりそうなことが丁寧に描かれている印象です。
この作品もそうで、登場するカップルは体の関係から始まっていたり、友人から恋人同士に既になっていたりという状況なんですが、恋愛する上で不安な気持ちとか、揺れる気持ちがよく表現されていたんじゃないかと思います。
表題作と「ひらいてむすんで」のリンクの仕方はなかなかよかったかな。ああいう風につながっているとは思っていなかったので、ちょっと意表を突かれました。

「見つめないで」は大学の先輩後輩という間柄でゲイ同士のお話なんですが、なかなか切なくてこれも好きでした。
相手かまわず寝ているという設定の先輩が結構健気で控えめな性格なのがツボでした。

1

しなやかエロ

ハルキさん大好きです。
作家買いしてます。

最近のハルキさんの描く男性は綺麗になったと感じます。

タッチとしては、いつも似た感じではありますが
さらっとしている絵柄は、疲れませんし

爽やかな顔してのエロは対比しており
おっ!と思います。

腰回りや肩のライン、整いすぎてない生活感ある
体は毎度普通こそエロだなと
思ってます、


短編読み切りがいつも多いので
連載してもらいたいなと思ってます、

一途の話はヽ(•̀ω•́ )ゝ✧BLに限らず
設定として多いですが
受けとりにより、違うものですよね。

一途すぎて見えないこともあるでしょうし
一途でも、好意ない相手なら、うっとおしいでしょうし。

1

ぼかしの功罪

読み切り短編集ですが、表題作と次の「ひらいてむすんで」は連作です。
他の作品も、ゲイバーが登場したりして、リンクしていそうで、いなそうで、、、

作品の中で、ゲイバーが普通に登場して、そこでのコミュニケーションがそれなりに重要な位置づけってことは、つまり、そういうことです。
藤本作品に登場するのは、一夜限りのカラダだけ遍歴や、ダメ男遍歴を重ねてきたバリバリのゲイの子で、そんな風に色々あった子達が、ちゃんとした相手を見つけて、めでたくくっつく。
なので、エチシーンはエロいです。
一見サラッとしたこぎれいなサラリーマンでも、それこそ百戦錬磨のあばずれちゃんだったりするんですから。
エチシーンの細部も、毛の生え具合とか、かりとかすじとかなかなかにリアル。
それを、この地味さっぱり系の絵で描き込んであるので、ボカシがなければ普通にスルー、むしろボカシがあると、かえって逆に目がいっちゃって目立つくらい。
カラダの微妙にしまりのないところもエロいです。

1

そろそろキャラのバリエーションが欲しいなー

帯『本気の恋は、面倒くさい。』

藤本さん作品は独自のほんわかした雰囲気がなかなか癒し系で好きなんですが、好きだからこそちょっと要求したい。
そろそろメインカップル2人の登場人物の外見にバリエーションを増やして欲しいんですが。
どの作品も基本的に似てるんですよね、キャラが。
片方が黒髪で片方がベタ無し、それで適度なすっきりとした髪型。
髪型で多少差はあるものの基本系が一緒。
それもまあ話が面白ければこれはこれでいいと見守って来たんですが、流石にそろそろ増やしてもいいんじゃないかと思うんだけどどうなのか。

、とあえて要求を書いてみましたがこの短編集、藤本さんらしくどの話もゆったりとした空気感とほのぼのしてて安心して読める話揃いで、小粒ながら粒揃い。
安定感はあります。
表題作はリーマンモノ、「ラブコール」は高校時代の友人からそのまま同居でお互いに実は好きなんだけれどお互い言い出せない切なくてな好きな気持ちがすれ違う胸きゅんなかわいい話で、これが一番好き。当て馬君もいい当て馬でした。

タイトルはちょっと要求書いちゃったですけど、でもこれはこれでいいかもーと思わせてしまえる安定した面白さでした。
っていうよりむしろそれだから安定感にも繋がってきている気がしてきました。
うーん、やっぱバリエ増やさないままで今のままでもいいかなー(どっちだよ!!!)

1

泣いちゃう男たち

GUSHでは2冊目となるコミックスですね。今回は4編のお話が収録された短編集でしたが、どれも私好みでとても楽しませて貰いました♪お話自体に派手さやインパクトはそんなにないものの、何てゆうのかな…毎回私の萌えツボをイイ具合に突っついてくるというかwwたとえ苦手なシチュや地雷系のキャラが登場したとしても、藤本さんだったら割と平気な時が多いんですよね~、自分でも不思議^^
多分、絵とストーリーと萌え要素の3大バランスが私的にピッタリ当てはまる作家様だからかな?w

表題のお話は恋が長続きしない刹那主義の受けが主人公。ちょっと遊びのつもりで手を出した後輩が実は真剣だったと知り、内心では面倒臭いと思いつつ彼の一途さにほだされていくといった流れなんですが…男に節操がない受けって私ホントは苦手なんですよ。けどけど相手の後輩君がそんな私の苦手意識を吹っ飛ばすくらい素直で健気で…っ!そりゃあね、自分の為に目の前で涙を流す男を見たら思わずキスしたくなっちゃうのは当たり前!!ww
年下ワンコの鑑です~♪彼の一途さが最後には粘り勝ちしたって感じですね^^

そして次は↑の先輩のゲイ友達(受け)のお話。見た目も思考もちょっと乙女入ってますが、普通に居そうで何か憎めない子でしたwwそして、このお話で衝撃だったのが攻めのモモ毛!スネ毛はよく見かけるけどモモ毛は多分初見でしたw…が、思ったより違和感なくてアレ~?…ハッ!これも藤本マジックがなせる技かっ!!

お次は大学生カプのお話。今作品中では1番好きだ!個人的には神レベルです~♪
対人関係が下手な呉と友達が多く人当たりのいい奥田。奥田の告白で2人の関係は友人から恋人へと進んだが、自分に自信が持てない呉と、呉の友情につけ込んだ後ろめたさで苦しむ奥田のスレ違いがなんとも切なかったです。こうゆうお話を読むと友情と恋愛の境界線て一体何なんだろうって考えさせられますね。本当は大好きなのに呉を自由にするため手を離そうとする奥田の気持ちに胸がキュ~!で、誤解が解けた後の2人の涙にまたまた胸がキュ~ン!!
最後のお話『見つめないで』でも登場しますが、今回出てきたキャラはホントみんなが皆よく泣きます(笑
多分8割方泣いてるんじゃないかな?
ベソベソする男ってあまり好きくないんですが、藤本さんだと逆に萌えれるからまたまた不思議!w

そうゆう意味でも、また次回どんな風に逆を突っついてきてくれるか楽しみデス♪

1

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