俺をこんな風にしたのはお前だろ───?

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表題作ホントのところ

佐藤和真 デザイナー 
斉木隆 元同級生会社員 

同時収録作品ホントのところ

広瀬 大学時代からの友人 会社員
近衛 デザイナー

その他の収録作品

  • ホントのところ おまけ

あらすじ

高校時代にライバル関係だった佐藤と偶然再会した斉木は、『ずっと好きだった』と突然告白され、脳内はパニック状態! 昔のように勝負で対決しようとするも、佐藤の甘いアピールにドキドキして、振り回されてばかり。 そんなある日、言葉にできない自分の感情に悶々としていた斉木は、佐藤の強引なキスに素直に感じてしまって…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
ホントのところ
著者
ユキムラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784864361323
3.4

(20)

(1)

萌々

(6)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
68
評価数
20
平均
3.4 / 5
神率
5%

レビュー投稿数7

ツンデレのツボをおさえる作品。

恋の一本勝負!いや、恋は勝負じゃない!

両想いだったことに気づかなかったライバル同士の佐藤(攻)と斉木(受)が再会してワーワー騒ぎながらくっつく話です。

高校時代の彼らを繋ぐ絆は『勝負』だけにみえたものの実は佐藤は斉木に恋心を抱いていた。
しかし『勝ったら告白する』という自分ルールにこだわるあまり告白できない。
斉木は自分の気持ちに気づかないまま、寂しさに包まれ涙するという、それぞれ不本意な卒業を迎えていました。

ばったり街中で再会を果たしたふたりはつきあうことになりますが…斉木の可愛さがハンパないw意地っ張りの負けず嫌いが手伝って佐藤の前では素直になれない。
メールに即レスして焦らせば良かった!と悶々したり返信待ちで携帯に怒ったり、クールメガネの外見を裏切るコミカル具合に頬が緩みます!
正座で飛び上がる姿がたまりませ~ん。

ドタバタと関係を深めていくふたりですが、性格こそワンコ気質の佐藤が、斉木に釣り合いたい、というプライドから仕事や住んでいる場所(同居人つき)を隠していた為に破局のピンチを迎えてしまいます。

自分だけが振り回されている気がして別れを告げた斉木ですが、頭の中は既に佐藤脳(笑)で好きでたまらない佐藤一色!
そんな自分に気づいて同居人から佐藤を奪いに行きます。
それまで勝ち負けに拘って『佐藤の思い通りにはならない』とどれだけ会わずにいられるか勝負していたような斉木が!
開き直って素直になったツンデレは無敵です。

いいなぁ…と思ったのは、つきあってすぐにエッチはしていたようですが詳しいエチ描写はなく、気持ちが繋がってから愛し合う姿が描かれていたことです。
丸すぎず角張りすぎていないオシリが可愛い。

同時収録は佐藤と同業で一時期、同居していた近衛(受)と彼の大学の同窓の広瀬(攻)の話。

斉木を逆なでするほどの自由な言動の近衛のことが好きでも踏み込めなかった広瀬。
このCPの受攻は逆が良かったなぁ。
優男な近衛がバリタチでオッサン広瀬を啼かせてほしかったw
この4人の食事会は楽しいだろうなぁ。

ユキムラさんの絵って表情が生き生きしていてテンポがいいです。
なぜもっと早く読んでいなかったのか、私のバカ!と自分責めでした。



3

ホントのところ・・・どっちもどっち

二組の元同級生再会モノなんですが、実にテンポよく面白さが迫ってきます。
もうドラマCD化が決定してるんですね、きっと面白いものができるんじゃないでしょうか?

メインカプになるのは、高校の同級生で何かにつけて張り合ってきたライバルだった佐藤と斉木の再会から始まります。
あの時、卒業まで勝負がつかなくて、結局答辞をどちらが読むかで終わりにすることにしたのですが、答辞を読んだのは佐藤。
それっきり二人は別れて、斉木の心に残ったのは寂しさ。
そして勝負を提案した佐藤は、斉木が格好良くて好きだったから張り合うことで近くにいたという、実は・・・な、両思いがあったのです。
そして、再会によって始まるお付き合い(?)

斉木のツンデレ意地っ張り具合により、結構一方的なすれ違いがww
佐藤のほうが、若干素直かも?
恋人になっても、何となく何かにつけて勝負w
どれだけ合わないでいられるか勝負だ!とか言いだして、3日も連絡とれないとイライラするヘタレ斉木とか、エッチにも勝負を持ち込む佐藤とか(その部分、もっと勝負キチンと描写してほしかったよw)
その意地の張り方に差がある、どっちもどっちなカプが愉快です。

そして、もう一カプは、佐藤の先輩デザイナーで、最終的に佐藤が就職することになる同居させてもらっていた近衛という男(同居していたことで斉木が誤解して嫉妬しましたw)と、やはり、大学時代同居していた同期の男・広瀬。
彼等も再会を果たした事で、過去抱いていた気持ちが「好き」というものだったことを認識して、恋人になるんですが・・・それが一筋縄でいかない!といった、お話。
この近衛が非常にクセのある男で、ヘタレのくせに、やっぱり変なところで意地っ張り。
思わせぶりにして、何だか構ってちゃん風の雰囲気を醸していますヨ。
大体、斉木に誤解させるような言動を吐くこと自体、ちょっとひねくれ者かも?

この違うようでいて、何となく似ている二組のお話。
どっちもどっちだな~♪と思うのでした。

1

ツンデレとヘタレと眼鏡と

そして、今回はダメンズ要素もプラスされた2組のカプによる再会ストーリーでございました。
内容自体はスゴく私好みで楽しく読ませてもらったのですが、キャラ設定や見た目などが既刊作品とちょこちょこカブってたりして少し新鮮味に欠けたのが惜しかった所カナ…^_^;
なので良くも悪くもユキムラさんらしい作品と言えるのかもしれないですねw

表題は高校時代なにかにつけ競っていたライバル同士の2人が再会し、恋人になってからもお互いに意地を張り合ってスレ違っちゃうという…思わず「なんでやねん!?」とツッコミたくなるようなお話でしたww
このね~、好きなのに素直になれなくて自ら墓穴を掘りにいっちゃうようなアホの子パターン大好きです!
この2人、高校時代に友達ではなくライバルという微妙な位置関係だったせいか、付き合ってからも見栄や意地を張りすぎてお互いにいらぬ誤解を招いちゃってます。
ライバルだったがゆえに普通の恋人ならスルーしそうな事を曲解してみたり、対等であろうとして更にそれが相手を傷付ける結果になってみたり。
もうホント、お互いがちょこっと素直になれれば丸く収まるような事でグルグルすれ違っちゃってる訳ですよ!w
でもね自分から別れを切り出したはずの斉木が近衛の元へと佐藤を取り戻しに行ったシーン。あれにはさすがにシビれちゃいました!勝ち負けじゃない斉木の熱いソウルを感じた!!でまた、その後のデレがホントたまんないんですよ~♪ギャップ萌!
しかしこの2人、互いに素直になったらとんだバカップルになりそうだな…ww

そしてお次は↑で佐藤の世話役として登場した近衛(受)と、その大学時代の同級生で元同居人・広瀬(攻)のお話。
…なんですが……ぶっちゃけこのカプ、受け攻め逆だった方が絶対萌えた~(爆
つか広瀬のようなちょいくたびれたオッサンて私的にはモロ受けタイプなんですよ!近衛から告白された時の赤面なんて、めちゃ愛され受け顔じゃね!?と思ったのはきっと私だけじゃないはず!!←多分…
近衛もね~↑のお話で出た時から受けオーラをぷんぷんさせてはいたけど、そう見せかけて実はバリタチでしたってゆうオチが良かったデス…近衛に猛攻されてアンアン身悶えしてる広瀬が見たかったっ!無念><
再会モノとして、これはこれで面白いお話だったと思うんですが、もし攻受逆だったら更に評価は上でしたね確実にww←私は

ポイントを微妙に外す己の萌えが恨めしい…orz

1

昨日の敵は今日の友!?

ライバル再会もの。
可愛くて、良い作品だとは思うのだけれど
もうひとパンチあると、もっとガッツリ萌えられたかなという印象。
なんだろう、何が足りない・・・?

お話は、高校時代にライバルで
いつも競っていた相手と突然ばったり偶然の再会。
そんでもって、再開したら好きだと告白されて・・?!
あれよあれよと言う間に夢中になってしまう受が可愛いのです。
気になって仕方なってしまうとか
自分でいじっちゃうとか。
性懲りも無くな展開なのですが、それがまたかわいい。
攻は攻めで、長い片想い。
実は大してできないのに、対抗するために頑張っちゃってたとか・・・・・・なんて・・・・・・www

もうひとつのカップル。
結構、この話も好きだったりする。
これもまた長い片想い。
好きな相手はなぜ相手をコロコロ変えるのに
なぜ自分じゃない・・・そんな葛藤
ちょっと切ないのだけれど、その葛藤を思うと胸が踊る。
一途な攻って好きwww


ただ、前半とのリンクな場面。
キャラクターの見分けがつかない罠
なんとかならんのか。

1

恋人になってもライバル癖が抜けない二人

2組のカップルが登場するのですが、どちらも学生時代からの友人で、学生の頃から何年も経って恋人になったということが共通しています。
中でも最初に登場するカップルは高校時代全てにおいて競い合った仲で、卒業後何年も会わずにいたところ、偶然再会したことで再び友人付き合いを始める、というもの。
実は高校時代に一方的に佐藤(恋人になってからは攻め様になるのですが)の方から勉強でも運動でも挑戦してきたのですが、恋人になってからでもこの競い合う癖が抜けない二人がなかなか面白かったです。
時には相手には何を勝負するのかさえ言わずに、勝手に一人で勝負して「勝った」とか「負けた」とか…笑いますw
不器用な二人が可愛かったです。

もう一方のカプは、佐藤が同居させてもらっていた先輩とその先輩の大学からの知り合いカプ。
こちらも何年も経ってから好きと気づくとか、大人なのにちょっと可愛いカプでした。

0

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