BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
甘くせつない、恋のリハビリの行方は!?
色々絡み合ってます。
まず、院長の息子で天才外科医の静馬は2年前に婚約者を亡くしてから鉄の男と呼ばれるほどクールで手術をこなしてます。
颯矢は病院に入って半年の理学療法士、とっても可愛くて少女のようで。
静馬が事故にあい記憶を2年間分無くしてしまい、たまたま彼の病室に入ってしまった颯矢を見て婚約者だと思いこんでしまう静馬。
そう!今回は亡くした婚約者の身代わり花嫁なのです。そっくりなのです!
身代わり花嫁ものも、新郎さんを騙すのがだんだん読んでて辛くなってきました。もちろん騙してる受けも辛いし、バレた時の攻めのダメージも半端ないですよね。あんなに求愛してたのに。
しかもそれを仕組んだのが自分を疎む継母で金で雇ったなんて…。
今作では実は静馬もあれ?ちょっと違うぞ?と思ってたようで。でも颯矢と過ごす幸せにもう別人でもいいくらいな…。
今作はしんどかったです。
傷ついた静馬を助けるためとはいえ亡くなった婚約者の振りなんて。しかも亡くなる前に別れ話があったようで。それなのに甲斐甲斐しく泊まり込みで世話を焼いてくれたら、期待しちゃいますよね。なのに期待をそらされどういうつもりなんだ?な生殺し状態で。
最後は甘々ハッピーでめでたしめでたしですが。受けの罪悪感と攻めのダメージを、こう何作も続けて読むとしんどいです。
るのあ先生の花嫁シリーズ第7弾の作品です。
花嫁シリーズと言っても作品自体に関連があるものでは無く、
全てが花嫁にまつわる色々なキャラのストーリーですので
何処から読んでも大丈夫なシリーズ本です。
今回の花嫁さんは、身代わりの花嫁です。
ありがちな展開だけけれど、ちょっと違うのは攻め様が
記憶喪失になっていることでしょうか。
2年前に亡くなった婚約者と似ている受け様が攻め様の身内に
頼まれて、事故で2年間の記憶が無い攻め様のお世話をする事に
受け様が、お世話しながらもお金の為に攻め様を騙している事に
罪悪感募って、でもいつしか好きになっていて・・・
切なくて甘いお話です。攻め様の豹変ぶりも良いです。
真船さんの『花嫁』シリーズ7作目です。
このシリーズは、王道のお約束展開で浅くて薄くて・・・
でも最初からそういうものとして読めば意外と楽しめるんですが、残念ながらこちらはいまひとつでした。
設定やエピソードがあり得ないとかではなく(それ言い出したらこのシリーズ読めない)、たぶんキャラクターがあまり私の好みじゃなかったからでしょう。
こういう(悪い意味ではなく)お約束の『あまあま・ライト』なトーンの作品に、上辺の設定だけだとしても『病んでる執着』はそぐわない気がしました。
失礼ながら、レーベル・シリーズの性格からもたいして掘り下げられないんだから、深さはもう初めからスッパリ排除した方が潔いと思うんです。
そもそも、少なくとも私個人はこのシリーズにそんなもの求めてないんですよね。
それにしても静馬(攻)の記憶喪失に、その静馬に亡くなった婚約者と間違われる颯矢(受)は従兄に押しつけられた借金のせいで(仕事として)婚約者の身代わりを務めることになり・・・とちょっと盛り沢山に詰め込み過ぎだと感じてしまいました。
ただこれも、キャラクターやストーリー展開自体が好みなら別に気にならなかったかもしれません。
ここまでのシリーズは『花嫁』である(になる)受がほとんど学生(高校生・せいぜい大学生)で20歳以下だったんです。
まあ『女装』が大きなポイントになるシリーズですから年齢が上がるほど無理が出て来ますしね。
でもこちらは社会人なんです。理学療法士で20代前半。まあ相変わらず健気ないい子(子?)なんですが。
うん、やっぱり『女装花嫁もの』は少年の方が余計なこと気にせずに堪能できていいな~と思いましたね。