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甘くせつない、恋のリハビリの行方は!?
itsuwari no hanayome
るのあ先生の花嫁シリーズ第7弾の作品です。
花嫁シリーズと言っても作品自体に関連があるものでは無く、
全てが花嫁にまつわる色々なキャラのストーリーですので
何処から読んでも大丈夫なシリーズ本です。
今回の花嫁さんは、身代わりの花嫁です。
ありがちな展開だけけれど、ちょっと違うのは攻め様が
記憶喪失になっていることでしょうか。
2年前に亡くなった婚約者と似ている受け様が攻め様の身内に
頼まれて、事故で2年間の記憶が無い攻め様のお世話をする事に
受け様が、お世話しながらもお金の為に攻め様を騙している事に
罪悪感募って、でもいつしか好きになっていて・・・
切なくて甘いお話です。攻め様の豹変ぶりも良いです。
真船さんの『花嫁』シリーズ7作目です。
このシリーズは、王道のお約束展開で浅くて薄くて・・・
でも最初からそういうものとして読めば意外と楽しめるんですが、残念ながらこちらはいまひとつでした。
設定やエピソードがあり得ないとかではなく(それ言い出したらこのシリーズ読めない)、たぶんキャラクターがあまり私の好みじゃなかったからでしょう。
こういう(悪い意味ではなく)お約束の『あまあま・ライト』なトーンの作品に、上辺の設定だけだとしても『病んでる執着』はそぐわない気がしました。
失礼ながら、レーベル・シリーズの性格からもたいして掘り下げられないんだから、深さはもう初めからスッパリ排除した方が潔いと思うんです。
そもそも、少なくとも私個人はこのシリーズにそんなもの求めてないんですよね。
それにしても静馬(攻)の記憶喪失に、その静馬に亡くなった婚約者と間違われる颯矢(受)は従兄に押しつけられた借金のせいで(仕事として)婚約者の身代わりを務めることになり・・・とちょっと盛り沢山に詰め込み過ぎだと感じてしまいました。
ただこれも、キャラクターやストーリー展開自体が好みなら別に気にならなかったかもしれません。
ここまでのシリーズは『花嫁』である(になる)受がほとんど学生(高校生・せいぜい大学生)で20歳以下だったんです。
まあ『女装』が大きなポイントになるシリーズですから年齢が上がるほど無理が出て来ますしね。
でもこちらは社会人なんです。理学療法士で20代前半。まあ相変わらず健気ないい子(子?)なんですが。
うん、やっぱり『女装花嫁もの』は少年の方が余計なこと気にせずに堪能できていいな~と思いましたね。