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表題作身代わり花嫁のキス

高藤祐一郎 高藤物産社長 27歳
泉爽人 両親を亡くし天涯孤独の大学生 20歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

騙しているのが、こんなにつらいなんて――
両親を失い、バイトしながら大学に通う爽人の前に弁護士が現れる。絶縁状態だった母の実家は旧華族。今時政略結婚を迫られる、爽人そっくりの従妹の代わりに、お見合いに出てほしいと頼まれ…!?
出版社より

作品情報

作品名
身代わり花嫁のキス
著者
真船るのあ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
身代わり花嫁のキス
発売日
ISBN
9784086011884
3

(6)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

ディスカバー真船るのあ祭

とうとう足を踏み入れました。
コバルト文庫の花嫁シリーズ。皆様のレビューを読んでて、どうもクロスノベルスの前にコバルトでも出てたらしいとは知っていたのですが、コバルトって…と手を出さず。
だけど電子書籍でシリーズ一括買いしました!メイドシリーズも!高かった!

身代わり花嫁もの。真船さんの女装はこの作品が初なんですね!
舐めてました。一冊のお値段と表紙とコバルト文庫とで勝手に決めつけてました。ライトで万人受けしそうな無難な王道だろうなと。

泣けたー!
二人ともとっても良い人で。
祐一郎、澄霞だと思って惚れてたんだね。
その後に爽人と出会い惹かれてしまい。
澄霞と爽人の間で悩む祐一郎。

てっきりわかっててのバーに来たんだと思ってた〜。それか二度目くらいには入れ代わりに気がついてたんだと思ってた。
はぁ〜、祐一郎の葛藤を思うと辛い。どんな気持ちで澄霞をクルーズに?
その後の爽人の部屋を訪ねた時も。

爽人もまさか結納で?ええ!!!
どこまで祐一郎を振り回すの?と思ったら…。

最後もとってもハッピーでした。
抱っこしてグルグル!幸せだね!

王道と思ってたら違ってた?祐一郎〜!

0

2年ぐらい前に完読

これも友人に借りた本です。コバルト文庫にもBL小説があったんだ、知らなかった・・・。とびっくりしたことを憶えてます。
内容は男の子なのに身代わりに見合いをして、相手に気に入られお付き合いしていくに好きになって、だけど男で相手を騙している自分に後ろめたさがあって、て感じで話が進むわけですが、とても読みやすかったです。
花嫁シリーズはこの後何冊か続いてますがこれが一番面白かったですね。
脇キャラのニューハーフさんや、バイト先のマスター、この身代わりの話を持ち込んだ弁護士さんを主役にした話が読んでみたいですね。

0

和むわ~!

真船さん初読みです。

今までまったく対象外の作家さんだったのですが(決してマイナスの意味ではなく、私がごく限られた作家買いだからというだけです)、たまたま他の方にお好きな作家さんだとお聞きして、ちょうど気軽に読める作家さん・作品を求めていた時期だったのでちょっと読んでみるかな~と手に取りました。

レーベル(コバルト文庫)からして、BL初心者かつかなりお若いお嬢さん向けの作品なんだと思います。たぶん私はターゲットの親世代・・・いやまあ。

とにかく王道であまあまでライトです。Hも薄めですが、それはむしろ歓迎なので。特別『花嫁』や『女装』が好みなわけではないんですけどね(絶対ダメでもないですが)。

まあ、ハッキリ言ってタイトルそのまま『身代わり花嫁』もののセオリーをひとつも外さず最初から最後までという感じではあります。お約束続きで浅いです。
脇キャラクターも、無駄だとまでは言いませんが思わせ振りなわりにフォローがない。いい人ポジションのマスターやルナはまだしも、あの弁護士は怪し過ぎて絶対なんかある!と思ったのに放置ですか・・・そこがちょっと消化不良です。

でも、そういうのが即悪いと言っているのではありません。だって結構面白かったんですよ。
途中経過も着地点もひとつ洩らさず想像ついてしかもそれが悉く外れてないのに、それでも楽しめるというのがある意味逆にスゴイです。

いやもうなんと言っても読みやすい(ただひとつ、脇キャラクターのニューハーフ・ルナだけなんですが台詞にハートマーク乱舞は引きました。ハートや星などの記号多用は苦手なんです)。

だからと言ってこういうのを待っていた!とか感動した!というのではありませんが、ホントたまには何の気負いもなく安心してあまあまラブラブを堪能して読みたいというときには最適です。少なくとも『読まなきゃよかった』とも『読むまでもなかった』とも思ってませんから。

ただ、深みやストーリー性を求める方は読まないほうがいいとは思います。先生、ゴメンナサイ。

『花嫁シリーズ』として続いているので、もう少し読んでみようかなという気にはなりましたよ。

評価はちょっと悩みましたが、一応楽しんで読んだので『萌』で。ただ『中立』に近いかな。

0

かわいらしいツンツン

 父親を早くに亡くし、二年前に母親も失った泉爽人は大学に通いながら、夜のバイトをし、学費と生活費を稼ぎ、たった1人で生きてきた。
 そこに、母方祖父母の代理の者であるという人間が訪ねてきた。
 実は、爽人の母親はとある財閥のひとり娘で、爽人の父親との結婚を反対され、駆け落ちをしたのだ、という。
 爽人の祖父母は爽人を引き取りたい、と申し出るがもっと早く連絡をくれていたら、母親は死ななくてもよかったかもしれないと考えてしまった爽人はその申し出を断ることにした。
 それから数日、弁護士でもある代理人が再び爽人のことを訪ねてきた。
 今度は、爽人の従妹が好きでもない人間と、政略結婚のためお見合いさせられそうになったため、その従妹とそっくりである爽人に代理を務めて欲しい……と言いに来たのだった。
 まるっきり、母方実家とは縁のない爽人はその申し出を断ろうとするが、母方実家の危機を知ってしまったことと、代理を務めれば今後、一切爽人とは接触を持たないことを条件に従妹に成り代わり女装してお見合いに望む事を了承する。
 そして、爽人の猛特訓は始まり、見合いの日を迎えるが、爽人の見合いの相手は、急成長を遂げた大会社の若き社長で、信じられないほどの美男子の高藤祐一郎。
 どうしてこんな人間が見合いをする必要があるのか、爽人は疑問に感じるけれども、所詮「政略結婚」……。よほどのことがなければこの見合いが破談になることはないと聞いていた爽人は、見合いのこの場を凌げれば、もう二度と会うつもりはなかった。
 ところが、どういう訳だか、祐一郎に気に入られてしまい、爽人は再び女装して祐一郎とデートをするハメに。
 それ以上の接触は何としてでも避けようとする爽人だったが、今度は爽人のバイト先に祐一郎が偶然、客としてやってくる。
 そして、今度は爽人自身として祐一郎と親しくなった爽人はだんだんと本物の従妹と結婚してしまう祐一郎と会っていることが心苦しくなってきて……

 という話でした。
 女装した爽人の「嫌われても構わない」というところからくるツンツン具合はかなり可愛くて。
 でも、所詮元の性格がいい人がツンツンしたところで性格がいいのはにじみ出ちゃうからまったくうまくいってなくて……そこが更に祐一郎に好かれてしまう……という悪循環。
 そして、爽人も祐一郎のことを好きになって……と。
 最後は当然、ハッピーエンド。
 素直な爽人は、祐一郎に同居を持ちかけられたらあっさりオッケーしちゃうし……と。
 もうちょっといろいろ悩んでくれても面白かっただろうなー……とは思ったりもするんですが、最後は甘い方がいいのでそれはそれでいいと思います。
 まあ、レーベル通りのエッチ加減でしたが、爽人のツンツン演技がかわいかったので、まったりしている話のツンデレが好きな人には結構萌えると思います。

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