• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作薔薇の守護

ラウル/レヴィン
守護者/不死者の守護者
啓・クロフォード
薔薇騎士団総帥の薔薇騎士、21歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

金髪の守護者レヴィンと、赤髪の守護者ラウル。ふたりの大切な守護者を取り戻し、啓は薔薇騎士団の総帥となった。そんなつかの間の平穏のなか、三人目の守護者であるマリオが騎士団に戻ってきた。ライバル心を隠さず、堂々と啓に好意を示すマリオに、ラウルは苛立ちを増していき、レヴィンは啓に触れなくなり、避けるように距離を置き始めた。一体どうして? レヴィンのことがわからなくなり、啓は焦燥する。どこか歯車が狂ったまま、アダムたちとの闘いに備えるが…… いくつもの想いが複雑に絡み合うなか、啓が薔薇騎士団の誰かを殺すと予知されて!?

(出版社より)

作品情報

作品名
薔薇の守護
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
薔薇の刻印
発売日
ISBN
9784813012467
4.4

(81)

(53)

萌々

(14)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
358
評価数
81
平均
4.4 / 5
神率
65.4%

レビュー投稿数10

薔薇シリーズ5作目

本作の冒頭は、今度はランスロットの独白。
こういうツカミ、ほんとにやられちゃう。
今はアダムの元にいて、敵で。でもそんな彼にも輝かしかった守護者としての日々があり、そこを忘れたわけでもない。
レヴィンと同じようで、でも今はアダム側にいるというね。
そんな敵にも思いを馳せつつも、やはり啓たちの戦いに焦点が当てられると一気に緊迫度が。
早くアダムを倒してほしいような。
物語が終わるのがイヤなような。
怖そうに見えた祖父・スティーブンや先視者アデラの協力がありながら、アダムに勝てる気がしません。

そして本作では若き守護者・マリオまで啓に恋心を…。でもこれは少々やり過ぎな気もする。
突っぱねるのは分かりきってるし。それどころかそんな心の隙をアダムに狙われるし。今際の際の言葉はとても可哀想だったけど…
美しく強い、頼れる守護者2人からアツい愛を浴びせられる啓。モテすぎ!
さて、ラストはアデラもついに灰となり、啓・レヴィン・ラウル・サンダーが「幽玄の間」に入るところまで。

そしてレヴィンはまだ苦しんでいる。
この憂いが何とも言えず良い。私はやっぱりレヴィン推しだなぁ。

0

いやー、すごい


新たな戦いに向け、準備に取り掛かる一同。

一方、マリオが啓を好きだと告白したことによって場を掻き回します。

第三者が入ったからか、逆にレヴィンとラウルの仲が良くなっていきます。
しかし、啓の気持ちはレヴィンへ偏ります。
というのも、レヴィンが最初の頃のようになんだか冷たい…。
啓の不安な気持ちが読んでいる私にも移り、ソワソワしました。

気になる展開がどんどん登場していくので、気づけば終盤。
相変わらず、一冊があっという間でした。

そして私には初巻以来の衝撃的な巻。
言葉を失ってしましました。
平和ボケしていたわけではないですが、忘れていましたこういう展開もあるっていう事を…。
いやー、すごい。
改めてこんなBL読めるなんて幸せ。

それから、ふと気づいたのですが、攻め表記にあるヤンデレ。
啓を好きなのは相変わらずですが、ヤンデレかどうかは疑問…。
とはいえ、啓が逞しくなっていきますね。
弱気なレヴィンを慰めてあげる姿は萌えました。

さぁいよいよ次は最終巻。
読みたいけれど、終わってほしくない気持ちで複雑です(笑)

0

最終決戦への布石

壮絶すぎて絶句……
マリオがずっと心配だったけど、最悪の形で終わってしまい本当に残念。
全然かっこいい所見せられてないじゃん!
でも、最期はめっちゃカッコ良かったよ‼︎
泣いたよ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
マジで。

アダムとの戦いの決着は次巻に持ち越し。
そして、次は最終巻です。
読みたいような読みたくないような……
すでに不安と寂しさでいっぱいです。

薔薇騎士団のみんなが生き残れますように。
ここまできたら、もうそれしかない!

0

敵はゾンビとヴァンパイア

1冊目を読んだ時は、残酷シーンと死別シーンの繰り返しで疲れ果て、2冊目は時間をかけて読み進めてたけど段々夢中になって、3冊目以降はあっという間だった。
少年は神シリーズも同じだけど、悲惨な経験を繰り返しても主役が前向きでユーモア精神もあって救われる。
ゾンビが出てくる有名なあの海外ドラマの世界観が楽しめるなら、この作品も楽しめると思う。
レヴィンとラウルとの三角関係、アダムがどうなるのか、薔薇騎士団の今後とか、これから読む最後の1冊が楽しみ。
あと、もし現実の世界に不死者が現れたら、秘密結社なんかで戦わず、大々的に世の中に知らしめて、軍隊を動かして撲滅して欲しい。

0

俺の愛を疑うな

啓の成長著しい第五巻。啓の命令も板についてきましたねえー。戦闘シーンもいいっぱい。今回エッチなシーンがなかなか出てこなかったから、今回はエロ路線は外すのかなと思ってた。
終盤にたくさん盛り込まれていたので安心安心。私は、レヴィンもラウルも同じくらい好きだかやはりエッチはレヴィンとの方が好き。

新たに守護者になっとマリオにも愛を告白され、それにあせるラウル。啓を不死者にしたくない一心で、啓から離れようとするレヴィン。そんな二人に、
「心配するな。不安になるな。愛してるから大丈夫」
という啓がかっこよかった。

いよいよ次が最終巻。読み終わりたくない。でも読みたい。

2

不死者との攻防戦の中で

全巻通してパワーダウンする事なくいいペースで進んでいる5巻目。
今回は不死者との攻防戦をがっつり読めた中で、他の守護者のマリオ、ランスロットにも注目な巻。

今更な説明だけど啓に対して行動や愛情表現が熱いのがラウル、口説きが熱いのがレヴィン、お互い派手に衝突していたのにいろいろあった末に意気投合していく攻めさん同士なのがいい。
性格も正反対なはずなのに気が合いすぎて笑えるし。
ここに新しく守護者になりたてのマリオが絡もうにも、既に啓・レヴィン・ラウルの関係が落ち着いて絆が出来ている所に割り込む隙はもうないんだよなぁ…
多分、弟分ってのも納得いかないだろうし。

あと、他にはランスロットの葛藤を冒頭だけではなく、作中でももう少し読みたかったかな。

今回はちょっと切なさを感じたラストだった。
亡くなったのが惜しい人も何人かいたしね…

1

最終巻まであともう一息の第5巻

薔薇シリーズ第5巻目です。
今回もラウル×啓、レヴィン×啓展開があります。
レヴィンが啓に対して距離を置いているのでラウル優勢な感じでした。
でも啓は相変わらず二人共、甲乙つけ難く好きなようです。

そしてこの巻ではもう一人の守護者マリオが帰ってきたので、
三角関係から四角関係へと展開(笑)
マリオまで入ってどうなるんだと思いましたが、
無茶な展開はなかったので一安心でした。

そして雄心はどうやら過去にマリア(啓の母)から何か言われたことを匂わすお話もあったり。
啓が雄心の声をまともに聞けることの理由みたいなものも分かりました。

今回もある人物が死亡フラグな展開がありますので、苦手な人には本当に無理かも。
CLAMP系のこういう展開に慣れている人は大丈夫だと思います。

0

今回もアップテンポ

好き嫌いが出る作品かとも思いますが個人的には毎回楽しめて
スピーディーな展開なので飽きないで読めます。
5冊目の「薔薇シリーズ」でいよいよ大詰めな感じですよね。
次回が完結篇になる見たいなのですが楽しみなようで・・・
今回はやっぱり成長したマリオはただの当て馬さんで
ラウルの生死にはドキドキして・・・ふっと一安心でした。
やっぱり啓にとっての1番の守護者はラウルだねって言う
感じは前作以上に感じられる内容だったのではと思いました。
後は、レヴィンの立ち位置かな、啓と守護者との4角関係を
これ以上しないような感じで身を引いてる感じ。
まぁ、ラストで1度あるけれど(笑)
節操ナシの4Pに発展しなかったのは個人的には良かったかも。
でもやっぱりラウルには心惹かれちゃいます。
孤独をかくしてポジティブな明るさが逆に切なさや悲しみを感じる
啓もラウルのそんな部分を愛しいと思ってるんですよね。
今回も戦いはありましたが、次回はいよいよ最終決戦です。
絶対ラストはハッピーエンドにして欲しいと!!
啓にはたまに主役なのにイライラすることもあるのですが
魅力的な脇キャラが良い意味で存在感があって面白い作品。
最終巻が非常に楽しみです。

0

どっちをとるのか

前巻でレヴィンやラウルが帰ってきて、今回はつかの間の休息があったので嬉しくなりました。
精神的にも成長した啓は前にもましてレヴィンやラウルを愛してます。
どっちともラブラブですほんと。
ただレヴィンのほうがちょっと啓と距離を置こうとしているので彼との絡み自体は少ないです。

マリオの再登場はとても期待していました。
まさか啓が彼に対してもふらふらして、四角関係になってしまうんじゃないかと心配(期待)していました。
しかしそれはなく啓はマリオに対して恋愛感情を抱けないとはっきり本人に告白。
それでも彼の登場によってレヴィン、ラウルとの関係に波紋を起こします。
お決まりだけど嫉妬に狂うラウルが素敵でした。
ただこのマリオが三人の関係をかき回す存在であればよかったんですが、このシリーズはほんと容赦ないですね。
ラストにかけて悲しかった。
今まで冷静だったアダムの新しい一面が見れつつも、やっぱり啓はまだまだアダムとは格が違うみたいです。

次が最終巻なんて信じられません。
これでどうやって勝てるんだろう…。
マリアは大丈夫なんでしょうか。
あと啓がレヴィンとラウルのどっちを選ぶのかも気になります。
レヴィンをとるような気もしますが、案外ラウルかなと思っています。

0

ラストへの期待が多いに高まる

前作、ラウルの奪還を通して、啓が大きく成長したことや、驚愕の3P出現など、かなりハラハラドキドキワクワクした展開に比べ
今回も色んな事があるにもかかわらず、それのどれもが重要人物だったり、気になる事だったりするために、テンコ盛りになってしまい、あれよあれよと最後までいってしまいました。
次巻が最終巻になるために、要素を詰め込み過ぎて、
そういう意味で、前作に比べ決してトーンダウンではないですが、やや不満が残るものとなってしまったような気がします。
しかし、一体どんなエンディングを迎えるんだろう?
全く見えないだけに、期待感は一層膨らむのです。

まず、啓とラウルとレヴィンの関係♪
それぞれにバランスを取りながら固い信頼と愛とでラブラブ・・・というわけにいかなくて、
あのストレートなラウルでさえ禁欲的に!?
レヴィンに至っては、啓の襲い受けが登場!
身体を繋げたくて、抱いて欲しくて、でも二人ともキスだけで、、そんな啓のジレンマが、特にレヴィンとの交わりで爆発した時、エロい子になる啓にビックリ!!
どちらかを選べない結論に達したにしろ、レヴィンが不死者であることの障害は啓は余り気にしてないにしてもレヴィンには深刻なんです。

そして、もう一人の守護者としてマリオがやっと登場しました!
マリオも啓を愛していると言い、ラウルレヴィンと張り合いすわ、4隠関係に?・・・というのはなくて、、、
しかし、3巻の終わりでアダムの元に居た男・・・自分の予想は的中しました!

啓のおじいちゃん、不死者で未来を見ることのできるおばあちゃん・アデラ。
彼等が亡くなります(涙)←すみません、ネタバレ!
それにしてもですね、アデラ、おばあちゃんなのにすごい動きが俊敏なんですよ、何か飛んでる風だった!?
結構好きだったキャラが2人もいなくなって、ちょっと悲しいのです。

そうそう!雄心も啓が好きっぽかったですよね、でもそれがラウル・レヴィンとどう違うのか?今回はっきりしましたw
啓は明るくまっすぐに育った子で、その前向きさが薔薇騎士団に勇気と結束をもたらすいい影響をおよぼしているんだけど、どうにも人の心には鈍感で、皆それを知っていてあえて、それを非難したりはしない。
啓にはそのままでいて欲しいと願ってる。
だけど、その鈍感さが今回マリオのような例となって災難になってしまうのかな?なんて思わせる部分でもあったような気がします。

冒頭は、不死者となったエリックの守護者ランスロットの独白のような場面から始まります。
前の巻なんかでも彼には色々ある、みたいな事が書かれていたりしたので、すごく”愛”に絡んだ何かがあるのでは?と、
途中も啓の命令に服従する姿勢を見せたりして、これはひょっとして!?と期待したのですが・・・・涙・・・・
もうちょっと彼には頑張ってほしかったよ~。

今回はアダムの元に走った啓の母親・マリアは登場しませんでした。
彼女はレヴィンを憎んでいますから、何かあるのでは?ととても心配です。
お爺さんの屋敷の近にある薔薇騎士が通過するという特訓(?)の為の部屋も、まだ啓はラウルやレヴィンと共に1部屋クリアする要素が残っています。
それが何か大きくラスト展開に影響するのでしょうか?
啓の血の秘密もしかり。

ひょっとすると、ラストの大きな展開に向けての序章的役割を担った巻であり、決着をつけなければならない要素を一つずつ、つぶしていった巻なのかもしれません。
それでも引きつける魅力は充分にあります。
前にも描きましたが、一番の見どころは啓のレヴィン襲い受けデス♪
最終巻は夏発売予定、しかも題名が「薔薇の誕生」
何か意味深ではありませんか!
多いに期待するのであります。

追記:薔薇bot稼働して啓やラウルがつぶやいてますが、レヴィン、、、どうしたんだーーー(爆)サービスしてよねwww



2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP