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表題作星の数ほど

渋谷/他
サークルの後輩
上野/他
サークルの先輩

その他の収録作品

  • 重力
  • あとがき

あらすじ

荻窪の入ったサークル・「星を見る会」には個性的な先輩ばかりが揃っていた。中でも上野先輩と渋谷先輩は付き合ってるみたいで…。
(出版社より)

作品情報

作品名
星の数ほど
著者
松本ミーコハウス 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
星の数ほど
発売日
ISBN
9784344824027
3.5

(50)

(14)

萌々

(13)

(14)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
170
評価数
50
平均
3.5 / 5
神率
28%

レビュー投稿数10

心理描写がさすがです

ミーコハウス先生、自分には合わないかなとスルーしていたんですが、やはり気になり遅ればせながら出版順に読んでいます。

「恋のまんなか」がどストライクで。ストーリーはもちろん、漫画、心理描写がお上手すぎる!!とテンション上がりました。
「テレビくんの気持ち」「さわってもいいかな」もやはり漫画、心理描写が上手い!と思う連続で楽しんで読みました。
これは全作品好きになれる作家さんかも!(私の中では貴重)と期待したのですが、本作は残念ながら萌えどころがなかったです(悲)

それとこれまでの3作は、少ない言葉と絵で語る、伝わるところが大好きだったのですが、本作は先生にしては文字数多い?言葉で説明してくれている感じがして、少し残念な気がしました。

そらでも、さすが先生上手いな〜と思うところはいくつもありました。

上野「誰にも何も思われないで いなくなりたかったんだ」
わかる。だから誰も好きにならないし、好かれたくない。羞恥心も執着心もないから誰とでも寝る。と本人は思っている(本音の本音は別)

鹿嶋「ジレンマでヒステリーでみっともなくて」
うん。ヒステリーですね。しっくりきます。

上野「僕は浅ましいな…」
わかる。誰もが愛されたいと望むけれども、上野はそれが人一倍強い。
しかもそれまでは欲しがってばかりで、でも手に入らないからと相手の気持ちをないがしろにしていたほどだから。

「重力」というタイトルが上手いなぁと。
上野はそれまでは "誰にも何も思われないでいたかった" ので羞恥心がなかったと思われ。
それが、渋谷と両思いになってからはそうではなくなったので「何もかもが異様に恥ずかしい」となるのが自然でわかる〜となりました。

2人とも "重力がかかっているから恥ずかしい"(名言)
好きで、好かれたいと思う力ですな。
や、もっといろいろあると思うけども。

と、上野の心理描写はやっぱりさすがだわ、好きだわ〜となりました。

が、ラブの萌えとしてはそんなに感じられず…。
他の2cpもかわいかったんだけれども。
うん、いいわね、くらいで。すみません。

キャラ名がみんな東京の地名だったので、昴先輩の名字が気になったんですけど、出てこなかったですね。

あとがきは全作おもしろいです。さすが。
今回はマ神!!マ神とのやりとりに声出して笑いました。

0

複雑怪奇な恋模様

浅いようでいて、深かった…。
ちょっと、常人では思いつかないようなストーリーとストーリー展開でしたね。
松本ミーコハウス先生、すばらしいです!

大学生サークルの3組のCPのお話です。
メインは、芸術家の先輩後輩CPである・渋谷×上野。
上野はその生い立ちから、死にたがりで生きたがり・愛されたがりという複雑な気持ちを抱えた人間。
相手の気持ちにキチンと向き合えず、応えることができない。
でも、本当は愛することを諦めないで欲しいと思っていて…という複雑な人。
愛する代わりに生きて…という条件に、愛されたいから生きる…とやっと応えることが出来たのは、諦めずに想いを伝えてくる渋谷がいたから。
とにかく、とても深いんです。

他の2CPは、可愛くてほっこりします。
サークル内で唯一まともな?荻窪は、全く恋愛には関わりませんが、間接的にいい働きをしています。
もちろん、本人は気がついていませんが(笑)

0

サークル内の群像劇

大学のサークルと恋のお話ですね。

しかしこのサークルは男同士のカップルばっかりだな!

全員個性があって魅力的です。OBの昴先輩も。

昴、秋葉カップルも面白いですね。昴が変態で秋葉の身体中ペロペロするのに挿入はしない。
でも秋葉が我慢出来なくなって逃げたら必死で追いかける。続編では大学に近い部屋に引っ越して同居してますね。

中野と上野も切ないです。
後半はとくに上野の心の問題が中心ですね。
死にたがる上野。好きだから死んでほしくない中野。でも上野は好かれると嫌われるように仕向ける。中野に開発されて上野は誰とでも寝るようになって。

そんなとき上野が好きだと言って現れた渋谷。上野が何をしても好きなのは変わらない。寄り添って体の求めにも応じて、でも上野は渋谷を好きになって逃げたり。
上野の過去を考えると仕方ないのかなあと思いますが渋谷が救ってくれましたね。

町田の生い立ちも複雑です。酷いですね!目立たないように生きろって。子供に向かって勉強も運動も好きなものも主張するなって。
でも解禁になりそれでも町田は好きなものがわからない。食べるものすら選べない。不憫です。
それを中野が怒ってくれて町田の殻を割ってくれます。
雛が親鳥を慕うように町田は中野に好意を抱いて。

サークル内の群像劇のようですね。
みんなそれぞれに色々あって、色々あるもの同士くっついたり。
しかし全員男。

続きは、ひよこと愛と恋とカナズチへ。

0

情緒不安定な受け

情緒不安定な受けだけど、渋谷に八つ当たりしたり、すぐ泣きついたり、それを怒らず見守って宥めるためにキスをする。
萌えました。渋谷の寛大さにも。
上野先輩が可愛いわ。

上野の過去……けっこうズッシリ重い。

表情で語り合ってる感じがすごく良いです。

上野先輩初めての初恋みたいな、それよりの初さでした。
ツンデレっぽくて可愛いです。

表紙の上野先輩から死にたがりのビッチとは想像出来ないよ。

松本ミーコハウス先生の作品良いのばかりだ。

0

う、うーん。

「美しい野菜」で初読みして、松本さんの著作を遡っております。
これは正直、私には合いませんでした。

何だかよく分からないサークルに、抜けた先輩の代わりの後輩がはいるところから始まるのですが、この子がはいる意味あったんだろうか。
何故かサークルメンバー全員で、上野という子の機嫌を取りまくり、この子はわがままにやりたい放題。
特に何でもない事を俺ルールで判断して激怒したり、意味が分かりません。
何で、この子の機嫌を取らなければならないんだろう。
一応理由があってそういう子になったのですが、だからといって納得出来る訳もなく、最後まで不快に終わりました。

そして卒業した先輩含めて、後輩くん以外全員カップルに。
う、うーん。

過去のトラウマに縛られた美人の先輩受って書くととてつもなく好みな筈なんですが、もう合わないとしか云いようがありません。
残念。

2

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