進む道は違っても、きっと一緒に生きていける。

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表題作るったとこだま 3

塁崎隆夫
受様の恋人で一匹狼だった元不良,るった
宮城こだま
明るく屈託のない攻様の恋人,こだま

その他の収録作品

  • (表題作なし)
  • きみがいたから
  • グラフティ
  • Only you
  • Waitz
  • リミット
  • ファンファーレ
  • こだまとるった I’m home 

あらすじ

優しい不良のるったと可愛いけど男前なこだま。順調に育っていくふたりの恋…と思いきや、進路の選択を前に微妙な距離が生まれてしまい…? 大ヒット青春グラフィティ、注目の完結巻!!

作品情報

作品名
るったとこだま 3
著者
藤谷陽子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
るったとこだま
発売日
ISBN
9784041201107
4.3

(27)

(11)

萌々

(15)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
118
評価数
27
平均
4.3 / 5
神率
40.7%

レビュー投稿数11

完結巻

◾︎塁崎隆夫(るった)×宮城こだま
3巻も出てるのにちるちるの評価はそんなに高くないんですよね〜なんでだろ?
こだまがぐっと男らしくなってきました。あともう少し背があれば、こだまとるったも有りだな笑

2巻後半以降るったの成長物語感が強くなりました。社会適合物語というか。家族との確執というのも、そんなに重くなく、高校生らしい反抗止まりだった気もする。その辺、あとがきにも書かれてます。
3巻中盤からはこだまの成長物語かな。20代中頃ぐらいまではお互い世界が広がるのを止めるのは難しいし、いちいち嫉妬してるわけにもいかないと思うけど、複雑な気持ちになるこだまは可愛い。
高校生から大学生になる不安を丁寧に描いてるので、もっと読まれてもいい作品だと思うんだけどなぁ

0

分岐点を迎えて

ルームメイトになったことから恋が始まった、不良のるったと真っ直ぐなこだまのお話の3巻です。とうとう最終巻になります。好きなお話なので、終わるのがもったいないと思ってしまいます。

今回は、今までは寮が同室で傍にいたけど、卒業を間近に控えてこれからどうするのかという問題が、2人の間に立ちはだかります。

るったが大学進学で、こだまは就職で。
離れても大丈夫だと思うけど、他の友達と仲良くしてるるったを見てると、不安に襲われるこだま。
そうです、珍しく今回は、こだまが不安になっていたのです。
好きだから嫌われたくない、離れたくないと悩んでるこだまにキュンとなります。

もちろん、そんなこだまに、るったが気付かないはずがなくて。こだまの気持ちを受け止めて、「こだまも夢も手放すつもりはない」と言い切ったるったに感動します。
こだまと出会って教師になる夢を見付けたし、自分が一番居心地のいい場所を見付けたし、るったはこだまと出会えて本当に良かったです。それはもちろん、こだまも一緒だけど。

結局、卒業後も一緒に暮らすことになった2人。楽しいことだけじゃなくて、切なさや苦しさも乗り越えてきた二人だし、これからも幸せに暮らしていくんだろうな~と予想できる結末が嬉しいです。

3

とてもよかった

るったとこだま、最終巻となりました。

最終巻を読み終わって思ったのは、るったとこだまがお互いに出会えてよかったな‥ということです。
それまで一人で不良として怖がられていたるったと、転入生としてやってきたこだま。1巻はこの二人がふっついて、るったの恋が叶いこれから‥!という感じでした。
2巻はるったの舎弟が出てきたり、二人の仲が深まったり、こだまのるったへの想いが強くなったかな、と。

そしてとうとう最終巻。
進路というものは高校生カップルには最大と言っても良い壁ですね。もちろん二人も悩まされます。
こだまはるったへの初めての独占欲に悩んだり、わがままを言ってはいけないとか、るったの理想であろうとしますが、やはり想いは溢れてしまうものですね。

こだまのるったへの大きな愛を感じる巻でした。
るったとこだま、二人は進路は別々なものの、これから先もずっとルームメイトです。ルームメイトとという呼び名もきっと変わってきますね^^*

なんだか二人の男子高校生の3年間の恋愛とそれからを1巻から最終巻までで読めた気がします。
一緒に成長したような、ああ、こういう悩みもしたなあとか思い出すことも多々ありました。

きっと二人はこれから壁にぶつかったり、すれ違うこともあるでしょう。でも必ず別れることなくいつまでも仲良く一緒に笑って生きていってくれるはずです。

とても良い最終巻でした。

藤谷陽子先生ありがとうございました!!

2

これから先を想像させるラスト

少し前の作品ですが、高校生の揺れる想いが表現されていて
素敵なストーリーだと思いました。
1巻から3巻まで通して安心して読める作品でしたが
特に3巻は、3年生になってそれぞれの進む道を模索し始めたあたりから
相手に対する気持ちと、これから生きていく自分たちの将来を
両方考えて、悩むところが非常に人間らしくまた高校生らしくて
ストーリーに引き込まれました。

好きな人と離れたくない、自分や大切な人の将来を考えた時に
何を優先し何をあきらめ、何を信じどう歩んでいくのか・・・
誰もが一度はぶつかる問題に、同性を愛してしまった主人公が
何をどう選択して前に進んでいくのかすごく楽しみでした。
大好きな人といつも一緒にいたい、独り占めしたい
信じているのに不安になる・・・
そんな高校生の揺れる気持ちがとてもよく伝わりました。

不安な気持ちを自分だけでのみ込んでいても
もっともっと不安は募るばかりで、全部を吐き出すことで
また一歩前に進み二人で未来を開いて行こうとする、るったとこだま。
1巻からるったがどんどん男らしく成長し
こだまのことを誰よりも大切に愛していく様子に
ちょっとうるっとし、こだまが羨ましくも思えました。

高校を卒業した二人が、進む道は違ってもまた一緒に暮らし始め
幸せいっぱい。
Hシーンもさることながら、生活感あふれるラストはとても暖かい気持ちになり
るったの「・・ああ畜生、しあわせだ」という最後のセリフが
すべてを物語っていました。

こだまは就職し、るったは大学に進学一緒に暮らしていても
それぞれの生活がそこにあり、新しい環境の中でまた新しい仲間と出会い
ここから先またいろいろと誤解したり、いらぬ心配をしたり
何度ももめたり喧嘩したり、我慢したり理解し合いながら
また、愛を育んでいっちゃうんだろうなぁ・・なんてつい考えてしまうような
描かれていない二人の未来を想像させ、
いつまでも二人を見守っていたくなるような
そんなラストでした。

1

やっと見慣れた

唯一2人の関係を知っている
同級生の女子ひろみちゃん
珍しく嫌味じゃないので
ほっとします

こだまが告白されるのですが
男としてまったくこだまを
見ることができないのでこのシーンには違和感を強く感じました


こだまのことを苦手なまま3巻まできましたが、3巻では、今までと違い、こだまの悩んでいる部分が見れたので
やっと応援できる気持ちになれました

学校を卒業してもルームメイトは変わらず一緒に暮らすことになった2人は今後も安心カップルなんだろうなと思います
スーツ姿のこだまにはまだ
なれない

1

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