二頭の神獣に抱かれて……。

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表題作空の涙、獣の蜜

黛嵐/珀焔
神来山の神獣 黒豹/神来山の神獣 白虎
ソラ
自ら人身御供となった天涯孤独の少年、15歳

その他の収録作品

  • 神を抱く腕
  • あとがき

あらすじ

山の主の人身御供にされたソラは、巨大な白虎と黒豹に組み伏せられ、凌辱されてしまう。
白虎の珀焔、黒豹の黛嵐はソラの精を得て人型になるため、交替で彼らに抱かれることに。
神獣達から求められ、次第に変化していくソラの身体。
だが心は何故か、優しい黛嵐ではなく、自分に冷たい珀焔に傾いていた。
ある日、敵対する胡狼と戦い傷ついた珀焔を治療するため、二人は宝剣に戻ってしまう。
その留守を守っていたソラは胡狼達に捕らわれて――。

(出版社より)

作品情報

作品名
空の涙、獣の蜜
著者
六青みつみ 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
神獣の褥
発売日
ISBN
9784773086065
3.3

(43)

(7)

萌々

(15)

(10)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
131
評価数
43
平均
3.3 / 5
神率
16.3%

レビュー投稿数10

恋の不思議

この度、電子で読みました。私の読んだものには稲荷屋画伯の(多分)美麗なイラストはなし。
その所為かな?陵辱強姦がそれほど「痛い」と思わなかったのは?(紙の本を見ていないのでよく解らないのですけれどもね)

レビューが沢山ございますので、感想のみを。
若かりし頃、恋愛体質の友人の恋バナを聞いていて「あー、道を歩いていて水たまりを踏んづける様に恋に落ちちゃうんだなー」と思ったことがあります。
「相手がどういう人かとかあんまり関係ないんだなー」と。
そんな友人を「理不尽な奴だ」と思いつつ「羨ましいなぁ」と感じたのも事実。
理由なく落ちる恋こそ『運命の恋』ではないですか!
ソラの恋こそ正にそれ。
優しくて、解ってくれて、一緒にいて楽しい黛嵐ではなく、意地悪な珀焔に惹かれていく訳ですから。
この理不尽さがねー、すごく良かったんですよ、このお話。

多くの姐さま方が「痛い」と書かれております。
私も「結構痛いな」と思いました。
いや、陵辱強姦シーンではなく、冒頭で。
邑八分のソラを唯一庇ってくれたタケルが、自分の妹の身代わりとして人身御供になってくれとソラに頼み、それをソラが受け入れるシーンですよ。
これは辛い!
で、途中に珀焔がその古傷を抉り倒すシーンがありまして、私は「珀焔許すまじっ!」といきり立ったのですが……「まぁ、ソラくんが幸せなら良いです」と、すごすごと引き下がるだけの説得力がありました。

いや、恋は不思議だなぁ……

3

もふもふ、いい!!

不幸なソラは神来山へ人身御供に出されます。
神来山の主は神獣、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐。
ソラは贄として、二人に交互に抱かれることになります。

最初は獣姿の珀焔と黛嵐に抱かれるソラ。
契を交わしてからは、人型にもなれるのですが、獣姦も可能なおいしい設定です。
全体的にエロが多めな作品です。複数も、獣姦も、無理矢理の輪姦もあります。
中でも珀焔と黛嵐以外の半獣・胡狼たち数十頭にソラが輪姦される場面のインパクトが凄いです。
最初、珀焔がソラに対して冷たくて、抱き方も酷いのですが、胡狼の輪姦シーンが凄まじくて、珀焔の仕打ちが霞んでしまうほどです。
そして、胡狼からソラが救出されてからは、もう甘々!!
胡狼たちのせいで情緒不安定になったソラを黛嵐はもちろん、珀焔が優しく包み込むのがすごく萌えました!
珀焔がソラを好きになった理由を語る部分、私は好きでした。
きっかけなんて、そんなものかもしれません。自分では説明し難い、ただただ心惹かれたから・・・なんて純愛!!
ずっとずっと自分自身が求められる居場所を欲していたソラには、これ以上の自己肯定はなかったと思います。
珀焔の優しさに包まれて幸せそうなソラに涙が出ました。
最後は黛嵐がちょっと可哀想ですが、同時収録作品で彼も幸せになっているので安心できました。

ファンタジーで若干緩和されているとはいえ、地雷になりそうな要素が含まれるので、万人受けの作品ではないかもしれません。
ですが、心が温かくなる素敵な物語でした。
ソラたちが過ごす神の庭の光の描写は綺麗ですし、珀焔と黛嵐の毛並みの手触りや、人型時の髪のさらさら感が伝わってくる文章で、もふもふの魅力に引き込まれました。
もふもふ、いいですね!私はすごく好みの作品でした。

8

盛り沢山

プレイが盛り沢山でした。
老爺攻めに獣姦、輪姦、3Pなどなど。

老爺攻めにはマジか……愛もないのに可哀想過ぎる……と思いました。
その後、休む暇もなく廻されて……もっと酷い目に合うんですがね。

てっきり、珀焔と黛嵐がすぐ助けに来てくれると思ったんですがね。
そこまで、受けを酷い目に合わせるとは思ってなかったです。
受けであるソラも感じ過ぎちゃってボロボロでしたが。

どうせなら、二人に助けられたあとソラにはもっと精神的に病んでいて欲しかった。(自分的には)

珀焔とソラの惹かれ合う描写があればなと……王道だけど本当はソラが幼い頃に出会ってたとか。忘れてるだけで。

珀焔が持ってきた桃を一番最初に取ったからじゃ印象が薄いです。見えない何かで繋がってるとかはわかるけどね。

だったら、黛嵐の優しさが報われない気がするが……黛嵐もカイナという贄を見つけて幸せになれるのは良いんだけど……もうちょい続き読みたかった。
で、メインカプよりこっちの方が良いっていうね。

ごめんよ。珀焔。

2

商業的リミッターなし!

人身御供、神の贄として神来山へとやってきたソラ。
そこで二匹の神獣、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐に出会い、無理矢理陵辱されてしまう。

二匹の神獣は贄の精を力の糧とし、ソラの精を受けた二匹は人の姿へ変化する。
人型で獣型で、片方ずつ時には両方に抱かれ、次第に抱かれることに喜びを感じるようになってしまったソラ。

優しい黛嵐、酷薄な珀焔。
贄としてではなく人としても扱ってくれる黛嵐に懐いていくソラ、だけど何故か珀焔がどうしても気になってしまう。
そんな時、珀焔が胡狼の襲撃に遭い、治療のために宝剣に戻りソラのそばを離れることに。
ひとり残されたソラ。そこに胡狼が攻めてくる。
宝剣を守るためにソラは自分を囮にし、胡狼に捕まってしまう───。

商業的リミッター、全然効いていません、この作品。笑
もとが同人誌だからね、うん。
陵辱、無理矢理、輪姦、獣輪、エトセトラ。
ここまで突き抜けられると、いっそのこと爽快です(笑)

苦手要素満載なので、ホント無理!という場合もありますが、ソラのいじらしさ、珀焔の意地っ張りさや黛嵐の切なさ、なによりも二人のケモミミに萌えポイントは満載かと。

珀焔の、ソラに冷たくあたってしまった理由に「なんだよかわいいなコイツ」と思ったりもしましたが、わたしは珀焔より黛嵐が好き。(表紙の黛嵐の色っぽさにノックアウトされて購入したんだもん)
なので彼がほんと不憫でならなかったんですが、書き下ろしにて幸せになってくれたので、良かったです。

麗しい二人のケモミミにサンドイッチされているソラが羨ましくて仕方ない一冊でした。

4

人によっては地雷満載です

よくまぁ商業誌で出せたなと思うくらい、大好きなんであろう要素てんこ盛りな内容です。
薄い本の方を持ってて既読でしたが、書き下ろしがあるということで購入しました。
レーターさんも変更していて、非常に美しい表紙にまずは見惚れます。
どちらかといえば元が薄い本なので、エロに重点置かれてます。
いつもの緻密な心理描写を期待してると肩すかしくらうので、好きになってく過程とかそういうのはごにょごにょ……。

獣○ン、強○ン、輪○ン、3P

驚異のカルテットです。
私は3Pが死ぬほど苦手なのですが、ここまでやるかという程、いろいろと設定が突き抜けていたせいか、割と楽しめてしまったという不思議本。
ファンタジーだったから読めた、というのが大きい気がします。
とはいえ読み流したシーンも多いので、熟読したとは言えないです。
そして、もの凄く筆がのってるなぁ……というのが伝わってくるほど、熱いパッションを感じました。
加えて稲荷屋さんのモフ絵が素敵すぎて、大興奮。

個人的にはソラが選んだ白虎さんよりも、優しくて甲斐甲斐しい黒豹さんを応援していたので、書き下ろしの黒豹さん救済話の方が好きでした。
薄い本では黒豹さんがあぶれた形で終わっていたので一安心です。
モフモフ大好きな方で、イロモノエロ上等、上記要素平気な方にはオススメしたいです。

あと番外編小冊子と、ペーパーが良かった。
本編ではあまり見られなかったラブラブモフモフを堪能できます。

4

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