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表題作千夜一夜ロマネスク

ラウド,アルサーミー王国の第二王子
柊希 (双子の兄),幼馴染の大学生

その他の収録作品

  • SCENE.5.5(コミックス描き下ろし)
  • シカ日記(コミックス描き下ろし)
  • atogaki

あらすじ

一家の経済的窮地のせいで妹が大富豪と見合いをすることになり、付き添いとして砂漠の王国・アルサーミーにやってきた希。見合い相手のラウド王子は、希の幼い頃の遊び友達だ。ところが、優しかったラウドは傲慢でいけ好かない男に変貌していた…!! さらに一夫多妻制のことで妹を心配する希にラウドが提案してきたのは、『妹の代わりに妻になること』で──!? 熱砂の王宮で紡がれる問答無用の求愛ロマンスv

(出版社より)

作品情報

作品名
千夜一夜ロマネスク
著者
藤河るり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775518410
3

(13)

(1)

萌々

(2)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
36
評価数
13
平均
3 / 5
神率
7.7%

レビュー投稿数3

藤河るり先生ならではの美麗アラビアンなんだけどー。

ちょっと待って⁈ これ途中で終わってるよね⁈ という何とも中途半端な終わり方。
何度読み直しても、アレレ? こんな話だったか?と、結末が見えないのだ。
ページの関係で、無理矢理捩じ伏せた感は否めない。
せっかくの藤河るり先生ならではの美麗アラビアンなのだから、もうちょっと物語をドラマティックにして欲しかったな。何しろ、毎度褐色肌にトーンを貼るのが大変‼︎ とこぼす先生方が多い中で、「毎回褐色の肌にホワイトを入れるのが 楽しみで楽しみでウキウキでした。」などと仰る先生なのだから。

さて。強引に受けを攫うというアラビアンが多い中で、ちょっぴり毛色の違う本作。
元々世界的なデザイナーの孫というセレブ一家に育った 希はアラブの王子さま ラウドとは幼馴染。
いつも希と行動を共にしていた筈の双子の妹は、何故か王子とは幼馴染では無い。
美しい双子の筈なんだが、祖母のモデルを務めているのは妹の満。なので、そもそもラウドは希を所望した筈なんだが、祖母は妹を嫁にやるつもりだったんだろうな、満を見合いへと送り出す。
かの国は女性一人で入国出来ないとの事で、兄の希が同行する…という、何ともまどろっこしい設定。
祖母は悪い人では無いと思われるが、この見合いが成立すれば オイルマネーの出資が約束されているという。
ラウドの企みを祖母がどこまで知っていたのか、よもや天然か⁈ 些かモヤっとするのよね。
まー、とにかくラウドは最初から希狙い。そして妹はアラブ式豪奢な接待を受けて嫁に来ても良いくらいご機嫌になっているが、中盤から 王子と希だけでイチャコラする2人の世界に突入してしまうので、出てこないのだ。妹どうなった⁈ 多分仲のいい兄妹なので、祝福してくれるとは思うんだけど、そこまで描かれてはいない。
そしてアラブあるあるで、やはり次期王位継承権争いに巻き込まれるラウド王子なんだけど、肝心の国王とか 第一王子は登場せず。ピンチに陥ったりはするものの、つまりはそこまで大きな事件化していない。
国王はどこかに周遊しているらしく不在のまま終わる。
そしてそして、冒頭から無防備な希に終始ムラムラしているムッツリなラウドは触ったり不意打ちでキスしたりはするものの、最後まで致さないのだ。致さないまま終わる。えええー⁈
まぁ、この後致すでしょうし、妹や祖母に祝福されることは目に見えてるんですけど。もう一山‼︎ という手前で終わった感が凄くて。残念ではあります。結末は分かっているとしても、描いてしまおうよ、みたいな。

0

アラブものって

 祖母の会社の経営難を救うため、双子の妹である満はアラブの「アルサーミー王家」の
ラウドと見合いをすることになります。

 アラブへは女性一人での入国ができないので、双子の兄である望が同伴することになるのです。

 かつて望はアルサーミーに行ったことがあり、ラウド王子とも知り合いでしたが、再会したらラウド王子はとても冷たい感じの男性になっていました。

 アラブということで、金、権力、贅沢と欲望の世界も垣間見える中、ラウド王子も例外ではないのです。権力を巡りラウド王子を引きずり下ろそうとする叔父さん、毒など、アラブものってこういうことかと思わず納得してしまいました。
 
 私はラウド王子が着ていた、アラブの伝統的な衣装、アバヤにとっても萌えてしまいました。アラブ萌えが分かったようなお話です。

3

傲慢ワンコアラブ

アラブ苦手なはずなんですけど、ごく稀に当たることがあるのでつい挑戦してしまう自分ですが、また今度も。
この表紙、帯が付いてないんで受けの下半身がギリギリなのに気がついて、ひょっとするとこの下はスッポンポンなんだろうか!?と思わずニヤ付いた為にきっと手に取ってしまったに違いないと思われます(汗)

傲慢はありますが、どちらかというと寡黙で強引なワンコアラブ×やんちゃ受けです。
凌辱監禁はなく、陰謀はあります。
エロはなく、未遂でキスのみでおわっております。
これが定番なのか王道なのかはよくわかりませんが、攻めが寡黙な為に受けが一人でジタバタしている印象があります。
俺の妻発言がありました。
特徴で気が付いたことを挙げると以上の点だと思います。

祖母の会社が経営の危機に陥り、双子の妹がアラブの国の第二王子とお見合いすることになったから付いてきてほしいと、お願いされる希。
その国は、子供の頃親の仕事の都合で滞在していたことがあり、お見合いの相手のラウド王子はその時仲良くしていた幼馴染。
到着して再会するも、冷たく軽々しく触るなと拒否し、反抗するとそれならお前が俺の妻になるかと問いかけるラウド。
それから希にべったりとくっついて時には嫉妬もするのだが、王位継承をめぐっての策略に、王子の弱点として希が狙われてしまい・・・

アラブの王族は傲慢なのは定番でしょうが、この場合ツンデレか!?
最初にツンを仕掛けて置いて”妻”の言葉を出した途端にデレデレ執着?
幼いころ、ラウドが希を嫁にする!とか言ったのをずっと覚えていて、双子の妹を囮にしておびきよせた。。。という執着愛ではありますが、希がやんちゃな為にそんなに重くありません。
一族の王位争いがあったりしたので、その点は色々あるかもしれなくてアラブの王族は味方が少ないから希が男前を発揮するでしょう。
まだエッチありませんが、基本はラブバカップルになるに違いありません。
多分、希は嫁になるんだろうな~w
そして、何となく続編があるっぽい?だって最後までしてませんから(←そこか!)
まあ、ぶっとんでもいないし、ベタでもないし、自分的には良くも悪くもなく、そこそこだったと思われます。

はた、と、気が付いたのですが、ひょっとしてアラブには夢とロマンがあったほうが面白く楽しめるのだろうか?

2

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