クール×純情、失恋からはじまるホントの恋。「帰り道で恋に惑う」スピンオフ。あの子供が大人になるとき――。

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表題作ハツコイの彼方

遊大
真里

同時収録作品獣に痕

幼馴染の同級生 虎治
ヤンキー高校生 鮫島

その他の収録作品

  • 初恋にサヨナラ
  • その先の彼方
  • ある日の先に

あらすじ

初恋は、叶わなかった。
好きだった人は父の恋人だったから――。
かつての恋をなかなかふっきれず、似たような年上とばかり付き合ってきた遊大。
しかしあるとき、大学の友人・真里がふいに見せた表情が気になった。
「どうせ叶わないから」
いつも能天気な真里の、恋を諦めたような表情を見たとき、ドキリとした。
俺の知らなかった真里の一面に、胸がざわつく。
――俺、コイツのこと好きかもしれない。

収録作:初恋にサヨナラ/ハツコイの彼方/その先の彼方/獣に痕/描き下ろし

(出版社より)

作品情報

作品名
ハツコイの彼方
著者
水渡ひとみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
帰り道で恋に惑う
発売日
ISBN
9784796403634
3.3

(19)

(2)

萌々

(7)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
61
評価数
19
平均
3.3 / 5
神率
10.5%

レビュー投稿数7

等身大の恋

「帰り道で恋に惑う」のスピンオフ(というか長〜い時を経ての続編?)と、虎治xナルの「獣」シリーズの短編が収録されています。

「初恋にサヨナラ」「ハツコイの彼方」「その先の彼方」
「帰り道で〜」のあの園児・遊大が大学生になりました!
初恋の白木先生は父親の恋人で同居している。遊大は少しこじらせていて、白木に雰囲気が似ている年上の女性と短い交際を繰り返していた。
ある日、高校の同級生という真里・まさと(遊大は全然覚えてない)が話しかけてきて、段々つるむようになっていくが、という冒頭。
私の感じた印象は、白木への長い初恋をやっと諦めて真里へ、という話ではなくて、半分閉じていたような遊大の世界に真里が入ってきた、その真里は自分と違い誰かを一途に想っているようだ、それが気になって、その誰かが自分ならいいのに…と変容していく。
遊大の心の変遷は納得できるとして、真里の友人から知らされる高校時代の話や真里が女の子が苦手という事、この辺はちょっとご都合出たかな?
その後お互いの気持ちをぶつけ合うのですが、ケンカっぽくなるのが面白かった。男の子同士の感じが良く出ていると思います。

「獣に痕」
相変わらず意地悪な虎治と、いつもアワアワのナルのお話。
ナルが虎治に逆らえないのは昔怪我させたからで好きだからじゃない…と怒った虎治はナルを徹底無視!虎治の方も実は引っかかってるんですよね、ナルに本当に自分を好きになってほしいって。なのにあの意地悪はなんなんだ?

「ある日の先に」
ついに遊大と真里は結ばれそう。クールな遊大が余裕でリードしていて、遊大が初恋だという真里はいちいち反応してしまう。多分遊大が攻めっぽいけど、『お前とならどっちでもいい』との発言あり。リバップルになるといいな〜〜‼︎

1

長い初恋の先

「帰り道で恋に惑う」という作品のスピンオフですが、これ単体でも読めるかと思います。
「帰り道~」は保育士さんと保護者のお話で、その間にいた園児の遊大が今は大学生になっているお話です。

あの頑固な幼児だった遊大がクールな大人に…。
印象が違いすぎたので、最初はスピンオフと気付きませんでした。
遊大は父親の恋人である白木がずっと本気で好きだったんですね。
でもいまだに新婚のように仲つむまじい二人をみて次の恋にやっと踏み出します。
しかーし、次の恋に落ちるのがちょっと早すぎるような^^;

お相手は同じ大学の真里。彼も叶わない恋をしているらしく、その姿に自分を重ねるうちに彼に惹かれて行きます。
でも、幼児から大学生までずっと恋してた人がいて、なのに数日でそんなにあっさり塗り変えられるのはなんだか早いかも、て思いました。

それと、「真里には好きな人がいる」「それも叶わない恋らしい」というのから、「こいつは俺が好きだ」というロジックに至るまでがちょっとちぐはぐしている気がしました。
結局最初からお互い好きだったということでしょうか。
何だか恋が芽生えていく楽しさというものが味わえなくて、ちょっと物足りなかったです。

でも最後は以外に親バカな様子が見れて楽しかったです。
娘でもないのに恋人を連れてきたくらいであんなに動揺する佐久間さん。
このあたりの葛藤は前回の「帰り道~」を読んでからのほうが楽しめるかもしれません。

後半は別の「恋と獣」の番外が入っています。
喧嘩して仲直り…と言う短いものですが、お互いの意外な一面が見られるので、そちらの作品が好きな方にはおすすめです。

0

良かった

帰り道で恋に惑うのスピンオフです

前後して読んでもそんなに
違和感がないとは思います

スピンオフってあると嬉しいです

お父さんの恋人を好きって
なかなか珍しい気がしました

しかも、お父さんと恋人と自分と一緒に住む
ハツコイにこれはかなりのパンチききすぎです

辛いとかいってるばあいじゃないのでは??
そんな遊人くんとつきある相手は背の大きな遊人くんより大きな真里くん

最初から好きなわけではなく
いつもぎゃいぎゃい騒いでいる
真里くんが好きな人がいる
しかも、叶わぬ恋をしている

それを話す真里くんの表情に自分の初恋を重ねてしまう
というような流れです

ぐねぐねしているようですが
さっぱり読めます

真里くんの額の狭さ?
イラストの違和感はちょいちょい感じますが
辛い初恋をしていた遊大くんにとって、真里くんの大きな愛情はとても大切だなと感じました

辛いことから逃げないでがんばってきた真里くん
デレデレに甘やかしてもらってほしい!!

1

一つの恋が終わって、一つの恋が実るまで。

前作未読ですが表題作の二人、可愛かったです。
全体的にしっとりした雰囲気で、モノローグから感じられるほんのりとした重さと儚さがとても綺麗で好きでした。

遊大(黒髪)視点で話が進められていくんですが、それ故に彼の恋愛観というか、恋愛に対する一途さ、重さにじわじわと読んでるうちに浸食されるようで。
だからこそ想いが届いたあとの二人にすごくしあわせな気持ちになりました。

欲を言えばもっと濃さがほしかったかもしれない…そしてどっちがどっちだ!(笑)
でも二人ならきっとこれからどんな風にでも幸せにやっていけるんだろうな。

1

190cmかぁ

もとバスケ部なら、そのくらいあってもいいかぁ。

初恋の人だった、きれいな幼稚園の先生が、自分の父のパートナーになって一緒に暮らしている。
先生のことは子どもの頃のままずっとずっと好きで、
そんな思いにつぶされそうになって、先生に似た雰囲気の年上の人と付き合ってはみたけれど、やっぱり空しさが残って、、、。

このお話、お父さんと先生が愛し合って一緒に暮らすようになる話の、その時の子供が育って、どうなったかっていうお話だけど、
長かったハツコイも、次の恋を意識した時に、ようやくけりがつけられて、新しい恋の相手と、これからは二人、生きていこうね、っていうお話だけど、
お話の構成とか展開としては、ちゃんと筋道だってよくまとまっているようで、
でも、それが逆に、お話の構成のための設定の無理矢理感というか、なんだか居心地が悪いのは、遊大の先生に対するハツコイの引きずり具合が微妙に腑に落ちてこないからかな。

ところで、この二人、結局どっちが攻めになるんでしょう?
真里190cm、遊大182cm
挿入無しのままでいくのか、リバるのか、
どっちでもいいけど、真里の方が受けっぽいよね。

1

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