弟に襲われました。―――性的な意味で

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表題作おにいちゃんは誰のもの?

久我尋斗,素行の悪い大学生の次男
久我悠斗,27歳,ドイツから帰国した久我物産の長男

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

わけあって家族と離れて暮らしていた悠斗は、 父親の命令で、弟・尋斗と同居することに。 七年ぶりに再会した尋斗は、純心な少年から ワイルドで不遜な男に変貌していた!?
ある日、悪すぎる素行を注意した尋斗から従うことと引き換えに毎晩抱かれるようになってしまう。心とは裏腹に、身体は快楽に慣らされ ていく。しかし、自分たちは同性で兄弟――。
悠斗は良心の呵責に耐えきれず、次第に追い詰められていき……。

(出版社より)

作品情報

作品名
おにいちゃんは誰のもの?
著者
松幸かほ 
イラスト
山田シロ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773086485
1.8

(5)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
5
評価数
5
平均
1.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

伏線クラッシャー

まず、本文の誤字と漢字変換ミスが多い。
メインキャラクターの名前の変換ミス……どうしてこうなったのだ?

そして、作者さんが何の話を書きたいのか最後まで結局わからなかった。
4人兄弟の誰が誰を好きなのかさっぱり??
長兄総愛されと銘打ってるけど本当にそう?
フラグや伏線も回収が中途半端でで消化不良も甚だしい。
思わずシリーズモノなのか何度も確認してしまいました。

萌えるシーンもあるのに、本当にどうしてこうなった。
残念な作品です。

最後に。
色々書いてしまいましたがイラストはとてもきれいでした。
ですので「中立」で。

0

萌えなくもない?

かまってちゃん攻めに呆れました。
勝手に嫌われていると思い込んで、かまってくれないならグレってやるって……お前は子供か?!(でも4歳の末っ子とガチ喧嘩するから、やっばり子供?)
なんか色々中途半端で、攻めと受けの間にあるものは恋愛だろうか?それとも限りなく恋愛に近い兄弟愛だろうか?
本作、私は「恋愛」の部分より「兄弟愛」の部分に萌えました。(腹黒末っ子かわいいですw)
総受けが嫌いな人まずお勧めしません。みんなお兄ちゃんラブですから。
山田シロさんのイラスト美味しかったので、松幸かほさんは好きな作家だし、自分の中ではひいきで「萌え」にしたいですが、ここは「中立」にしました。

2

これはダメだわ

この作家さんの作品は結構好きで、王道系や甘々な感じが結構ツボだったりするのですが
今回の作品は、萌えどころが無かった、唯一の萌えが小さな弟の可愛らしさ。
それだけしか萌えを探せないってくらい内容が面白くない。

ガチ兄弟ものかと思えば一切血の繋がりは無かった訳だから禁忌でもないけれど、
この攻め様のなんとも子供っぽい、受け様の気を惹く為の素行不良と言うのも
受け様への思いも全然感じられない、ストーリー中盤までは傲慢で受け様への好きの
片鱗を感じる事が少なくて、兄弟が受け様の海外勤務で離れていた期間が長かったので
兄弟らしいものも感じられない、受け様が寝込んでしまったときに少し見せる必死な
行動が唯一の思いを知る感じで、後は単なる独占欲みたいな雰囲気。
攻め様の勘違いで、受け様に嫌われてると思ったからの行動が全てで、更に受け様が
本当の兄弟でないと知った時に見せる態度も子供じみてる。

攻め様の女性関係でトラブルになり受け様が刺されてしまうトラブルも単に流され、
折角の4兄弟ものなのに、こうも見事に萌えを外しまくる作品も珍しいかも。
末っ子の可愛らしさと、受け様に懐く姿だけが萌え作品でしたね。

2

理由を教えて!

大好きなシロさんイラストに釣られて松幸作品ヒット率、実はものすごく少ないんですがトライ。
果たして・・・玉砕しました。
何が書きたかったんだろう?
兄弟モノというのはわかるけどただ兄弟というだけで、説得力は非常に薄いです。
だって、愛情の根拠が言ってる事の裏付けがないんだもん。
それだけで身体の関係になってしまうの?って感じで、それが禁忌感が薄いなら薄いで、何かアピールするものが欲しかったのですが、駄々っ子のような一方的な執着に、子供に泣いてねだられたから、やれやれとお菓子を買ってやるような、そんな関係でいいの?って感じでした。

久我物産の欧州支社、ハンブルグで働く長男の悠斗は父親の望みで東京本社に戻ることになります。
それは、グレてしまった素行の悪い次男・尋斗をなんとかしてほしいということ。
帰国してマンションにひとり暮らしの悠斗の元へ尋斗は押しかけ、大学が近いからと勝手に同居を決めてしまう。
態度が悪く、帰宅が午前様になった尋斗に注意すると、俺の言う事を聞いたらお前の言う事を聞いてもいいと交換条件が。
それが身体の関係。

この長兄の悠斗は弟たち全員に愛されてるんですよ。
三男はシレっと兄ちゃんを好きと平気で言って、あげくは尋斗がいるから遠慮してと冷静に、そして四男は5歳だから子供の可愛らしさで。
もちろん、次男の尋斗も悠斗が大好きなんですけど、悠斗がドイツに行った頃から素行が悪くなりだしたのはなんと!すねてたんですよ。
しかも弟たちに嫉妬して。
他の兄弟の誰よりもお子様でガキ。
弟たち皆が長兄を好きな設定になってるから、抜きん出て独占欲が強いというだけで、兄へのこだわりが全然わかんないんですよ。

悠斗も、よくわかんない。
子供の頃、初めて弟ができて可愛かったとか、理由ってそれだけか!?
このお兄ちゃんにも決めてがない。

おまけに、父親との話の中で後継者は次男の尋斗だとか勝手に決めてるんですが、
悠斗はその器でないとか、尋斗のどんな部分が経営者に向いてるのか?そういうエピソードとかないんですか?言葉だけで全然説得力ないんですけど・・・
オマケに、この家族には母親が存命してるんですけど、存在感うすーい!!
お手伝いさんかとおもうくらい、本当に母親か!?

コメディが書きたかったのかな?弟のガキっぽい執着愛が描きたかったのかな?お兄ちゃんがモテモテを書きたかったのかな?
なんだかどれも中途半端。兄弟愛しか見えなかった。
ただ尋斗がガキなのが目立っているだけで、全然キャラの魅力がありませんでした。
悠斗も、優しいお兄ちゃんで責任感が強くて優秀で、とそれくらいで、とりたててイイ人ってだけで・・・
とても残念な一冊になりました。

10

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