俺の舌、かみかみしたの覚えてない?

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表題作不埒なおとこのこ

柊歩夢
17、ゲームライターで少女小説家で現役高校生
鈴浦永痲
26、官能小説編集だが臨時で攻様を担当

その他の収録作品

  • 夢見るおとこのこ
  • あとがき

あらすじ

官能小説編集者の鈴浦は、ホテルで目覚めて愕然とした。全裸であらぬところが痛い、そして隣には年下の小説家・柊が寝てる!? 彼の背中に縋って揺すぶられた記憶に蓋をして、なかったことにしたい鈴浦だったが、その素っ気ない態度にしょんぼりする柊に罪悪感が募る。おまけに無邪気なのか確信犯なのか分からない、意味深な彼の言動に翻弄され、不覚にもときめいてしまい……。

(出版社より)

作品情報

作品名
不埒なおとこのこ
著者
栗城偲 
イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829625477
2.6

(26)

(1)

萌々

(3)

(12)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
8
得点
59
評価数
26
平均
2.6 / 5
神率
3.8%

レビュー投稿数8

下半身だらしない系が一途になった話?

私は好きです。このカップル。
でもこれは年上社会人が受けだからセーフでしたが、もし逆で高校生の方が受けだったら倫理的にキモくて冒頭で読むのを止めていたと思います。(高校生同士ならまた話は別)
付添人だったのに泥酔した挙句にやってしまった!どうしよう!と社会人として真っ青になるあたりは読み物の方向的に安心し、なんとか誤魔化そう!無かったことにしよう!忘れたことにしよう!と焦る辺りは(経験はないけど)共感し、終盤で他の高校生男子達に啖呵を切る辺りはカッコイイ!
鈴浦さんの可愛いカッコ良さに萌えました。

0

なんと申しましょうか……;

なんだかよく分からない話だった……というのが感想。
ストーリー自体は分かり易いし、別に難しくない。
でも、ピンとこない、というのか、入り込めないというのか
どうにもこうにも読んでいて、なんとなくズレた靴下みたいな
居心地の悪い面倒くさい感じが拭えなかった。

17才少女小説家(勿論♂)にお初を奪われてしまった26才の編集者。
酔っていてしかも押し倒したんじゃなくて押し倒されたとしても、
これはやっぱり淫行?と悩みながら、
何故か病欠の同僚の代わりに畑違いの彼の担当になる羽目になり……。

これってコメディなのだろうか?
この編集者・鈴浦の恋愛慣れしていない感じは、
ありがちな可愛さともいえなくはないんだけれど、
それならば、いきなりHなんてなしにもっと王道の話の方がいいし、
最初からいきなり押し倒している柊(高校生、そして作家)のキャラが
なんとも分かりにくい。
後書きによると「あざと可愛い」キャラらしいのだが、
あざと可愛い‥‥?なんだかよく分からない……という感じだった。

初な編集者が本来は官能小説担当で、
時々そっち方面の蘊蓄っていうかオタクぶりを発揮するのも
可笑しみなんだろうけれど、個人的には笑うというより
上手くストーリーやキャラに統合出来なくてう〜んって感じだったし、
柊は一目惚れだったということなのかな?と思うけれど
鈴浦の方は何故そんな状況で彼に惹かれていくのか、個人的には謎。
淫行と悩んでいたのはどうした?
25才にもなって、身体をつないだらその気になっちゃったのか?
と色々ともの申したい。

もうなんとも納まりが悪くって、
珍しく辛口評価をつけたい気分になったのでした。
「しゅみじゃない」にしようとも思ったのですが、
ところどころ、キュンとしそうなところもあったりするので
評価は「中立」で。


1

ところどころに萌?

煮え切りませんね、攻めさんも受けさんも。
好きなら好き、付き合うなら付き合うとどこかに書いてほしかったなあ。
(いや、書いてあるか。
攻めさんの一方的な気持ち、希望、おねがいとしてだけど…)

それと、後日談が完全に蛇足に感じました。
大してラブラブでも幸せでもないし。かといって新展開があるわけでなし。

良かった点としては、この攻め君が好みでした。
だからこそいかにも腹黒っぽい後日談はやめてほしかったというか……
うーんどうもしっくりこない。

1

帯にやられた!

「俺の舌、かみかみしたの覚えてない?」
という帯にやられました。この台詞どんな??と期待して買ったようなものです。

栗城先生の作品に出てくるオタクはいったキャラは嫌いじゃないです。
むしろ好きな方で。
ただ今回はちょっとオタク度が微妙で、正直中途半端で。
攻+受合わせたキャラ位が
栗城先生の作品にはいいのではないかと思うんです。
この作品はそういった意味で物足りないんです。

鈴倉先生のイラストがかわいらしくて好きでした。

1

まあ・・・覚悟したほど悪くなかった。

栗城さんは私にとってかなり当たり外れの激しい作家さんです。

こちらも、もともと年下攻(特に攻が学生で年の差)が苦手なこともあり、評価もあまりよくないしもういいかな~とスルーする気でいたんですよね。

ただ、先日の新刊『ぼくのすきなひと』がよかったので(もちろん私の好みにおいて)、その勢いで買ってしまいました。結果・・・思ったほど悪くなかったです。

最初からすごくハードル下げて読んだせいもあるかもしれませんし、決して『すごく面白い!好き!』ではないんですが、少なくとも『私のダメな栗城さん』には入らないですね。
でも萌えがあったかというとちょっと微妙なところなんですが・・・

鈴浦(受)はまあいいんです。ちょっと年の差(しかも社会人と高校生)のわりに絆され過ぎ?流され過ぎな気はしますが、芯がなくてふらふら揺れてるだけの存在じゃないし。

ただ柊(攻)がね~。『あざと可愛い』というのがどうもピンと来ませんでした。あざとい、かあ。
う~ん、腹黒までも行ってない気がするし、でもなんかヘンに計算高くて(年下の『可愛さ』を演出してるあたりとか、まああざといといえばそうだな)好感持てない。なんとなく中途半端な感じがしてしまったんです。

イヤ、だからってまさしく腹黒!にして欲しかったわけではないんですよ。好みじゃないし。
安易かもしれませんが、これならストレートに一途な可愛い年下ワンコの方が年の差・高校生攻をシンプルに楽しめたんじゃないかな。作家さんの努力を真っ向から否定するようで申し訳ありませんが。

あっさり軽めで、引っ掛かりなくするする読めるんです。とても読みやすいのは確かです。
ですから、キャラクター(それこそ『あざと可愛い』攻)が好みに嵌ればすごく面白いんだと思うんですよ。

評価は『萌』と『中立』で迷ったので、個人的基準に従って(基本的に迷ったらワンランクアップ)『萌』にしましたが、限りなく『中立』に近いですね。まさにギリギリです。
ただ、私のダメな栗城さん作品(『中立』以下)よりはまだよかったのでもうこの評価で行きます。

3

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