ボタンを押すと即立ち読みできます!
テスト版だったのか??
出版社:イースト・プレスの レーベル:アズ・ホワイト の作品は、
ちるちるには、この1冊のみが登録。他にあるのか、分からないけれど・・
そしてこの作品は、官能的な台詞のやり取りは有っても、濡れ場無し。Hゼロ。
表紙と、登場人物の絵、挿絵も、kindle unlimitedには入っていた。
絵師は、葛西りかこさん。
主人公の刑事が、魅惑的な殺人医師 鈴村の虜になっていく。
でも、サスペンスではない。
犯人と、刑事。
二人のその後まで描いていない、途中まで。
なぜなら、刑事が殺人鬼に恋をしてしまって、逮捕できない。
中途半端な結末。 続編を出す予定があっただろうと思うけど、
表題の通り、気まぐれで終わってます。
中途半端な作品は、フラストレーションがたまる。
エロなし「微BL」レーベル・アズホワイトさんから刊行された作品。Kindle版は2021年1月現在unlimited対象(表紙絵あり、挿絵なしあとがきあり)。
一般作品を読んでいて、敵対関係や対立する男同士は全部BLに見えるという姐さんは少なくないと思うのだが、刑事と容疑者はその代表格か。萌えるか萌えないかと言われれば、一応私も萌える。
ただ、本作はあくまでエロなしBL。一般の匂い系の「本当は(エロが)あるかもしれない」じゃなくて、最初から最後まで「本当にない」。この差は自分の中では大きかった…。
剛先生はトップクラスに筆力の高い作家さんで、エロがなくても物語には没入できるし、登場人物も魅力が感じられる。直接は触れ合わないけど、エロスを感じさせるシーンもある。
でもなんだろう……その剛先生の文章力を持ってしても、本来ならこの作品のラストにあるべきはずの、色っぽいシーンを期待したくなる尻切れトンボ感……。
「よ~しBL小説読むぞ~」と思って読んだのがいけなかったのかな?
大人がお互い惹かれ合っていて気持ちも確認済みなのに、「触れ合わない」って逆に不自然な気がしてしまって。物足りなさが残るラストでした。
電子書籍で読了。挿絵はあるにはあるんですけれど……小さい。私のタブレットだと、せっかくの葛西さんの美しいイラストがよく見えません。イラスト目当ての方なら紙の本の方が良いかも。
「問題作」との評判を聞いて読もうと購入しました。
まず大声で主張します(暑苦しくて申し訳ありません)。
この話、凄いエロテックですよ!
エロを『やるかやらないか』で判断するのであれば、やっていないので『エロ度―なし』で正しいのですけれど、このお話は『やらないからこそめちゃめちゃエロい!』。
殺人事件を契機に知り合った鈴村(優秀な外科医でサイコパスの殺人鬼)と宇佐美(捜査一課のワーカーホリック刑事、子持ちの妻帯者、話の途中で離婚)は、対局に位置しています。
全く異なる生活様式や価値観を持つ二人が、惹かれ合う気持ちに『恋』という名を付けて結ばれてしまえば、それは自分を形作っている非常に重要な部分を失ってしまうこと。二人ともそれに気づいていて、近づくと危険だと充分解っているのに、でも相手から目が離せない。手は出せないのに、見つめる視線は狂おしいほど熱を持ってしまう。
この強い気持ちが恋なのか、それは私にも解りません。
でも「これがエロくないのなら何がエロいのかっ」と思うくらい官能的な惹かれ合いであることは間違いありません。
ノアール小説好き、必読の一冊です!
全く予備知識なく、ただただ葛西先生の挿絵目当てにget。
これほど評価に悩む本はなかったです。
結局 萌がなかったので、中立。
BLというよりサスペンスといった方がいい気がする。
皆さんに読んでみてほしい気持ちはあるけど、
万人受けする本では絶対ない という気持ちもあり、悩ましい・・・
先にレビューされてるお三方の気持ちがとってもよくわかる。
BLとして読んだ場合には、異色作!ということで
記憶に残る一冊には違いないです。
痛いこととか、めっちゃ怖いとこはないと感じます。
ただ勧善懲悪とか、はっきりした終わり方が好き! という方は無理だと。
あとエッチシーンもないです。
それで、攻め受け設定が登録されてないんですね。
私としては、なぜ犯人さんがそういうことになったのか が
もう少し読みたかったかな。
ちょっと足りなかった。
土曜サスペンスみたいにすべての謎解きをしてもらっても
しらけちゃうかな。でもなあ。。。。
やっぱ先生が書かれたような、すべては霧の中 というもので
よかったのか・・・・
最後までHなしカップルもなしでそれなりに面白く読ませるのは、さすがに剛しいら先生。
BLとしてこういう方向性は、個人的にはとても興味があるし悪くないと思うが、
心理サスペンスとしては、設定はいいが細部がいささか安易で不十分に思える。
宇佐見は、捜査一課の刑事。
仕事の上では熱心で優秀だが、妻と5歳の娘との家庭生活は歯車が合わなくなってきている。
そんな時、父親のような年齢の同僚刑事の主治医の鈴村に出会って、興味を持ち……
宇佐見、鈴村双方の視点が交互に語られていくので、
鈴村が殺人鬼だということは早くに読者は分かる。
その上で、殺人事件を巡って相対する立場にいる二人の心理的な駆け引きが見所。
鈴村の秘密に気がつきつつ、惹かれて絡め取られていく宇佐見。
宇佐見を単に利用しようと思いつつ、今までと少々勝手が違うことを意識する鈴村。
二人の関係はどうなっていくのか、事件はどのように決着するのか。
しかし話は、前段という感じのところで後は読者にゆだねられて終わっており
正直読み終わって消化不良の感は免れない。
続編が……ある……の……かな……?
ということで、試みは評価するし好みの設定だが、評価のしようがないということで「中立」に。