初回購入はマンガ全品100冊まで40%OFF!
破格のサービス精神に感動♪
茶鬼様も触れていらっしゃるように、単なるコミックスの再録ではなく、
この文庫版でしか読めない短編や描き下ろしが充実しています。
・幻の2作品(『夜に滲む』『俺を肴に飲む男』)の初収録、
・表題作は描き下ろし16ページ
・上記3作品についてのあとがき(+おまけイラスト)
・ドラマCDについてたおまけマンガ(あとがき)
・特典ペーパー(どの書店でもつくそうです♪)
↑こんな感じで大満足な内容でした。
◆表題作について
初めて読んだ当時とはまた違った感動がありました。
航空業界を舞台に、学生時代~社会人の4人を描いたお話。
学生時代の夢、大人としての職業選択も含めての生き方、
肉親の死、友人から恋人への関係の変化など・・・
読み返してみると、キャラの抱えるものや人生に当時以上に共感でき、
ますますお気に入りの作品となりました(*´▽`*)
吉武×川村は本当にいいカプだな~と思います。
そっけない吉武が実は川村の存在に救われていたり、
元友人らしい仲の良さがあったりと、
甘すぎないけど絆がしっかり見えるところが良いです♪
サブカプ吉田×森下もいい味出してます。
森下のキャラがとにかく最高v
ビッチで女王様でアメリカ的サバサバ気質(しかし外見は地味)に
振り回される吉田は気の毒ですが、
この二人はこれで幸せなんだと思えるコミカルさと大人具合が実にいいです。
◆描き下ろし【おまけのおまけのおまけ】は、
吉武の誕生日に、猫ミミ+裸エプロンで出迎える川村。
吉武がベタ惚れになるのも分かる健気さですw
色気はないけどフェ〇は上手くなってたりと成長もあり☆
ビッチ森下と振り回される吉田(鼻血ww)も相変わらずで楽しい後日談でした。
◆読切2作品は、どっちも年下攻め(多分)でHなし。
【夜に滲む】は、秘書×社長(マガジンBE-BOY '04年10月号掲載)。
攻めは、両親を亡くして叔母(会長)に引き取られた身。
受けは叔母の再婚相手で、お飾りの社長。
攻めはこれからもプラトニックに主従関係を貫くのかな~?
お互いの腹の探り合いや秘めた想いなど、
あえてハッキリ答えがないところに「夜」らしい味のある短編でした。
【俺を肴に飲む男】は、居酒屋店員×常連(小説June '00年6月号掲載)。
きよし(攻め)の一途さがまぶしいw
林(受け)は、柔和な外見からは想像できない重~い過去があるだけに、
きよしの子供なりの包容力が救いでした。
ドキドキしつつも手を出せないヘタレさも良いですv
旧版は持っているんですが、
ドラマCDは聴いてないので「ドラマCDあとがきにかえて。」の2ページの漫画も初見だったし、
(下の名前呼びについてのカワイイお話。吉田を “薫” と呼んでイジメる森下がいい♪)
記念小冊子だったらしい10ページの「おまけのおまけ」もわたしは初めて読んで、
(吉田が高校時代から、どれだけ森下の事が好きだったのかがよく分かる漫画。
一途なのに森下にいいようにされて転がされて、不憫・・・だけどそんな吉田が可笑しい♪)
加えて、この文庫用に描き下ろした16ページの「おまけのおまけのおまけ」に、
コミック未収録の短編がふたつも・・・、
旧版持ってるから、文庫本は買わなくてもいいかなぁ~なんて、絶対勿体ないと思う!!
高校生の時は本気でパイロットになるのが夢で、
彼女が他の男とデートしているのを目撃して、わんわん泣いてしまう様な少年だった川村が、
今回の描き下ろしでは、
裸にエプロンで猫耳をつけて吉武のを咥えながら、フェラが「・・・好・・・き」って~~~!!
視線も舌の感じも、なんかすごくエロいよ、うわぁーーー♪
でもそれは吉武が好きで、その吉武の気持ちよさそうな顔が見れるから。
そんな気持ちを胸に、直後に歯を見せて、へへ・・・と笑う川村の顔が少年時代を思い出させて、
なんとも感慨深い感じもするのでした。
高校の寮で同部屋で、一学期だけ一緒に過ごしただけの吉武が、
その頃は別の人と関係を持っていた吉武が、8年後の再会で同棲&プロポーズ(?)まで。
人生の出会いって面白いな~
川村はパイロットを目指していたけれど、結局航空貨物会社で働くことになって、
でも夢は捨ててなくて葛藤して・・・という展開も、詳しくその仕事が描かれているのも、
この本のとても大好きなところ。
それから、
吉武が高校時代何度も寝ていた先輩・森下のビッチぶりがすごーく好きだったし、
なにかとちょっかい(?)をかけてきて、ずっと吉武と川村に関わってくるのが楽しかった♪
もちろんそんな森下に惚れてるゴリラ系の吉田も素敵キャラ♪
改めて、やっぱりこの本すごく好きだーーー♡と感じました。
さかのぼること数ヶ月前のユギさん熱。
全部ではないけれど結構揃えたな、というところで徐々にその熱はおさまったのですが、こちらの文庫版が出る事を知って本棚を見たら…持っていない…!
なぜに!買って!ない!
という悔しさを滲ませつつ、こちらを購入(あ、余談が先にきてしまった)
文庫版が出るにあたり、単行本未収録読み切り漫画が2本掲載されているということで、俄然発売日が待ち遠しくなりました。
◆『夢を見るヒマもない』全5話
航空工学専門の高校。夢はパイロット。
全寮制でいっつも先輩に目をつけられる川村と、同室で無表情で読めない男・吉武。
とある事をキッカケに学校を辞めた吉武、居なくなったあとに自身の思いに気付いた川村。
8年の時を経て、航空貨物会社で再会する二人は――と進むお話。
いやー…本っっ当にいい…!何で持ってなかったの読んでなかったのって思うくらい、本当にいい!大好き!(大興奮)
簡単に夢を叶えていないところがいい。
再び会えて、でも引っ掛かることが多くて、けど好きになるという過程がいい。
怖いもの、怖くないもの。
恋愛感情だったり、思いを吐き出すことだったり、夢をみることだったり。
こう、少年だったときの夢、とは違う、大人になってからでも追い掛ける何かみたいのが凄い良かったー…。
あの時目をつけられてた吉田センパイが今や川村のパパ代わりみたいなのも最高に良かった(笑)
ユギさんはこの、真面目なところとギャグ的な部分の緩急の差が好きです。
(そして大抵吉田センパイは血か涎を白目むいて垂らしてるっていうね・笑)
少年の頃に夢見た未来にはなっていないけれど、それ以上の何かを掴んだ二人が素晴らしく輝いて見えました!
◆『服を着るヒマもない』
……やーらーしっ!アクマ・森下!!
あの舌出して上目使いになってるのは…エロ過ぎでしょうよ…
大抵ユギさんの描く眼鏡男性ってエロフェロモン出ちゃってるんですよね…まぁそれが素敵過ぎるんですけどもね…(トオイメ)
吉田の長いながーい片思いが実ることってあるのかしら?という感じですが、それでもきっと二人は離れないんだろうなと思う訳で。
不憫?幸せ?
それはきっと、吉田センパイにしかわからないことでしょう♪
◆『夜に滲む』(単行本未収録作品、2004年発表)
両親を亡くし親戚に引き取られた眼鏡の少年と、『趣味が悪い』対象として再婚相手となる男。
10年後、少年は、社長となった男の秘書になり――と進んでいきます。
この作品がというより、きっとこの後の二人にあるものは暗く黒い闇の底?と思えるようなお話。
こういうの大好きです。
一瞬だけでも夢を見せてくれた男の背中を追い掛ける、少年から青年になった男。
きっと社長となった男もそれは分かっていて、離れる事も近付く事も出来ない。
読めば読む程、続きが読みたいなぁと思えてなりません。
◆『俺を肴に飲む男』(単行本未収録作品、2000年発表)
決まった時間にスーツで飲みに来る男は、店員である自分を肴にしている?
酔い潰れた林をアパートまで送り届けたきよしは、寝言で「きよし ごめん」と言うのを聞いてしまい――と進んでいきます。
『スーツ姿の男がカルメ焼き』というのが斬新!
でも違和感がないのは、この男に物凄い影が見えるから。
いや、もうユギさんを贔屓目で見てしまっているのでアレなんですが、こう、くたびれたオヤジを描くのはもう天下一品ですよね。
他に、『おまけ』『おまけのおまけ』『おまけのおまけのおまけ(描き下ろし)』、『ドラマCDあとがきにかえて。』、『未収録作について(描き下ろし)』、『あとがき(描き下ろし)』が掲載されています。
久々に最近のユギさんタッチの漫画(『おまけのおまけのおまけ』)を読みましたが、……絵柄が変わってる!?スッキリしてる!?
少々瞳の描き方も変わっていますが、何より驚いたのは…川村の体の線が細いー!
「…こっちも さわって…っ」(←私的激モエアングル)
の二の腕とかが細かったー…ユギさん画の肉体は細くない方が好みです〃
長くなり申し訳御座いません。
それだけ私の中で、神であり激モエ炸裂の作品でした。
近々、コミックス旧版も購入しようと計画しております〃
航空専門の学校は私にとって身近な存在なのでなんとなくあの人やこの人~なんて
妄想しながら読ませていただきましたー。
文庫じゃないほうももってますが文庫はやっぱり満足ーー。
お腹一杯になります!!未収録だった読み切りが2作品に描き下ろしが大量~。
実は吉田×小悪魔森下が大好きー♪
この二人の書き下ろしがあるなんて最高!
航空関連の専高に入学した川村と吉武は同じ寮の同じ部屋
クールだけどどことなく優しくて気の合うルームメイト
いつも夜中に抜け出す吉武に「彼女に友達紹介してってゆって!」なんていってたのに
実は先輩である森下とできていたことをしった川村のショック具合が切ないです。
森下の色気半端ないです。
吉武の義父が事故死してしまい寮をさること荷物を積める吉武を泣きながら慰める川村にはきゅーーんとします。
たった一学期だけのルームメイト。
だけど、吉武のとっては大切な想い出だったのかな。おとなになり同じ職場になった川村は偶然~なんて喜ぶけど本当は川村がそこにいたことを知っていたんだよね。
あえて選んだトラウマの道の先にいる川村。
ん~吉武は意外と一途だ。
吉田にも幸せになってほしい・・・。小悪魔森下は自分に彼氏がいないと吉田の息子に会いにきたりするからすごいよね。
吉田の顔じゃなくて息子にごあいさつ(笑)
いつまでも追いかけてくれる吉田に甘える森下可愛い~。
この二人で一冊だしてほしいくらい私の中ではヒットなカップルです。
読み切り2作品は恋愛一歩手前~な雰囲気でとても後味がのこる作品で
よかったです。
かるめ焼きって食べたことないんですよね。おしいのかな?
夢を見る暇~の2カプ書き下ろしー。
まさかの裸にエプロン・・・ハァハァ吉武の嫉妬深さはかなり萌えますた。
実は、ユギさんの絵が趣味じゃないのでずっと避けておりました。
でも、皆さんのレビュー見て、『読まねば』と訳のわからぬ使命感に燃え購読。
面白かった~。おまけのおまけのオマケまで読めて幸せを満喫しました。
やはり食わず嫌いはイクないですね。