進駐軍将校×天才シェフ! 食とエロスの饗宴――

コミック

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トラットリア闇市

trattoria yamiichi

暗市的义式食堂

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表題作トラットリア闇市

ジョヴァンニ・ランドルフィ:進駐軍中佐
寺垣健人:闇市の料理人

同時収録作品野良犬と捨て猫

沢城【名不詳】:闇市を見回る住川組構成員
【苗字不詳?】叶:没落した上流階級の子息

同時収録作品眠れぬ夜

暁人 大学生
月人 高校生

その他の収録作品

  • カバー下表紙1【表】:別設定風表紙

あらすじ

日本がイタリア軍の占領下に置かれている架空の「戦後闇市」。乏しい食事を天才的なひらめきで是絶品イタリアンに仕上げる料理人・健人に、イタリア軍将校・ジョバンニはハートまで鷲掴みにされて……。

作品情報

作品名
トラットリア闇市
著者
立野真琴 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
ISBN
9784592720546
3.7

(7)

(1)

萌々

(5)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
25
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数4

楽しいです

一部無料立ち読みサイトで気になって購入。
買って正解でしたね。
本当に立野真琴先生、男性の体をがっしりと描かれるの得意ですね。
それでいて、変に筋肉質とかではないので、、、てか、戦後の日本にこんな筋肉質の男がいるのか?とも思いますが。
BL臭はあるけどほとんど感じさせません。
最後一部あったかなくらいで。
同時収録の方がBLらしい話でしたね。
親分さんや上司さんたちいい味出ていて、大好きです。
ところで受の寺垣健人は、別の作品、選抜組は恋ができないの1話目に出てくる寺垣晃生のご先祖??顔がなんとなく似ている、さらに言えば髪質が同じ;;

2

ボーノ!

ロミオ×ロミオがはまってから、ここのところ作家買いをしては
「表情の硬さと単調さ」
が徐々に気になりはじめ、毎回迷う立野さんです。
今回、購入のきっかけになったのは実は裏表紙でした。

「日本がイタリアに占領された194X年」
という歴史的根拠も減ったくれもないようなIF
(この時代の日本とイタリアは同盟国だし!)
前提で織りなされる、余りにもあっけらかんとしたむしろ料理漫画。

帯の内容があまりにもエロスを予想させてしまいますが、
どっちかというとジョバンニ中佐が肉食系(というかイタリア人)過ぎなだけで、
それほど濡れ場が多い本ではないですね。むしろ強く拒否られ気味。

むしろびっくりする位の貧乏レシピでジョバンニやヤクザの親分、変態な少将までを
「ボーノ!!」
と花びら舞散らせる凄さの方が見もの。

立野さんって基本的に「古い少女漫画っぽい」顔立ちの絵だなーと思ってたのですが、
やっぱりこういうのが似合う。でもギャグに見えますが。

毎回気にしてる「板っぽい表情」はディフォルメ顔が今回多かったので、
暇にはなりませんでした。
この人はこういうシッチャカメッチャカな方が面白いかも・・・。

付け合せは打って変わって同じ舞台での「買われた上流?の子とヤクザの部下」な話。
ヤクザの親分、やっぱり男色家なんだなーとつくづく。

2

美味しいものは、みんなを幸せにする

立野さんといえば、ミッキー&一也シリーズ(デビュー作)から作家さん買いをするほど大好きな漫画家さんなのですが・・・どちらかというとBLよりは普通の作品の方が好きです。
この度、新刊出てたこの「トラットリア闇市」
そういう意味で購入を迷っていたのですが、某ネット書店で送料無料にするためにカートに入れました。
買って正解でした。面白かった~♪

舞台は戦後一年足らずの東京・・・何故かイタリアの支配下にあるというトンデモ設定(笑)
小説だとこのあたり説明するのはとても難しいと思うのですが、漫画だと絵で読めますね。
グルメなジョバンニ中佐と闇市の天才料理人寺垣健人。
イタリア料理もどき?を交えながら、おもしろおかしくお話が進みます。

他にも「野良犬と捨て猫」「眠れぬ夜」が収録されています。
こちらはシリアスな感じでした。

1

煽る編集・かわす作家

あとがきに曰く。
表題作は編集さんから振られて作りあげた三題話で
あったそうですが、そのお題と言うのが

「変態」「戦後」「グルメ」

この編集さんは立野さんのデビューから新人時代を
担当された方なのだそうなのですが…立野さんの
少女漫画家としてのデビューは白泉社でしたからねぇ…ええ。
無茶振りもある意味プロの犯行なんでございましょう。
立野さんならこのお題でもいつも通りきちんとコース料理を
仕上げるだろう、と。
見事に仕上がったのがこの表題作シリーズでございます。
ただし、帯の煽り文句をデザートにするのは些か艶消しな
気も致しますが。

立野さんが白泉社・花とゆめコミックスで長年に渡り培った
コミカルな持ち味もシリアスな持ち味も見事にボーイズラブと
融和してこの一冊の中で良い風味を醸し出しております。
実は少女漫画の作中でもさりげなくきちんとした食事に
こだわりを見せている立野さん。この一冊でもその食への思いは
しっかり出ております。
そして遊び心はカバー下の表表紙にもしっかりと。
そっちのネタもそっちのネタで、振られたら多分華麗に
捌かれてランチコース辺りになるのでしょう、きっと。

1

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