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発売された順に、弟編のこちらを先に読んで、兄編の「声はして涙は見えぬ濡れ烏」を読みました。
本作では兄の人物像が敢えて掴みにくく描かれている感じがします。
単体でも十分楽しめましたが、兄編を読んだことでこの兄弟の関係性がよく分かり深みが一気にグッと増しました。
あらすじだけ読むと、借金まみれのオッサンが金持ちの若いボンボンに拾われてセックスの相手をするだけで立身出世するような印象なのですが、決してそんなお話ではなかったです。
聖人が八京に与えたのは、八京がもう一度生きるチャンスでした。
聖人が八京を拾った時にその理由を「先物書い」だと八京に言います。
ヤリたい時に好きにヤれる相手も確かに欲しかったのでしょうけど、幼い頃から針のむしろで生きる聖人が本当に欲しかったのは、ここに描かれている八京のような存在そのものだったのだろうな。
兄と会沢の関係を見ている聖人にはきっと兄が羨ましかったでしょうし。
八京にとっても聖人に出会えたことでおそらく自分の力を一番活かせる生き方を手に出来たと思われます。
経営者の血をしっかりと受け継いだ聖人の目利きは素晴らしかったということですよね!
聖人とおじいちゃんとのエピソードもジーンときましたし、色々ホロリとくるとても素敵なお話でした。
最後に、これ個人的にとても重要なポイントなのですが…
八京×聖人で良かったです!
年下に拾われた上にいいように泣かされるオッサンは嫌だ。萎える…
よく考えたら、すごーーく年の差CPですよね。
でもこの2人だったら、それでいいのかも。
いや、むしろそれがいいのかも。
「声はして〜」が大好きなんですが、凛さんの弟(聖人)話だということで読んでみたら...
すっごくよかった!!
自由きままな(周りの大人がそうさせた!)聖人が、人当たりも良く、誠実でまっすぐな八京に惹かれていくのは自然なことだと思います。
そして逆も然り。
そりゃほっとけないですよね〜、こんな自由で淋しがりやな若造を(笑)
八京の前で素直に大笑いしたり(古びたホテルでベッド壊してみたり。この時の2人の笑顔がすごくイイ)、八京に「よそ見すんなよ... 他の誰も見んな」って泣くとことか、こっちも泣きそうでしたよ〜
もう、全部かわいい!八京じゃなくてもキュンします!
ぜひ「声はして〜」と併せて読んでもらいたいですね。
凛さんと聖人が兄弟なのもわかる...って思えるとこがいっぱいあるので(笑)
死を覚悟したおっさんと、おっさんを拾ったビッチな御曹司のお話です。
借金を抱えて、生きるのにも疲れた八京。死のうと思って裸で公園のベンチにいると、美貌の青年に声を掛けられます。「死ぬのは今度にして、俺について来ない?」と。半信半疑でついて行けば、そこは有名なお金持ちの家で…。
その日から、借金返済してもらう代わりに、この御曹司聖人の、エッチの相手をすることになるのです。
この八京が、ダメなオヤジじゃなかったのが良かったです。自分の心配よりも他人の心配をするし、今自分にできることはないかと一生懸命探したり、仕事も全力だし。20歳も年下の聖人に振り回されて本気になっていく様子も、可愛くて萌えます。
一方の聖人も、ただのわがままお坊ちゃまかと思えば、会社の中で辛い立場で…。今まで甘えることもできずに肩肘張って生きてきた聖人が、八京に見せる年相応の表情が可愛くて切なくなります。
こうなることを予感しておっさんを拾ったのか、ただの偶然なのか分からないけど、二人とも人生が変わる素敵な出会いだったことは間違いないですね。
二人で釣りをするシーンとか、祖父のお見舞いのシーンとか、恋愛面以外でも胸がホッコリとするところがあったのも良かったです。
大好きなウノハナさんの新刊、やっとでた~~!!
素敵な表紙に秀良子さんの帯に、
中を開いたら色彩鮮やかなカラー口絵が2パターンも載ってて、
それだけでもテンションUP↑
で、
ページをめくって中に進んでも、なかなかの引き込まれ具合でしたよ☆
(興奮してすぐにはレビューできなかった…w)
3度も事業に失敗し、女房にも逃げられて、借金取りに追い回されて、
人生を諦めた、38歳ひげ面のおっさん・八京(攻め)。
凍え死ねれば…と冬空の下、
パンツ一丁で公園のベンチに転がった彼の元に(それで死ねるかは微妙だけどw)、
天使降臨~~
キレイな顔した若い男が、
「死ぬのは今度にしてさ、とりあえず俺について来ない?」と。
連れて行かれた先は大きなお屋敷、
キレイな男は財閥の跡取り息子・聖人、まだ18歳で、強気でやんちゃなビッチ☆
八京が風呂に浸かっていると乱入してきて、
舌なめずりしながら脱ぎだして、
俺がヤリたい時に相手する条件で、借金を全部代わりに返してやる、
そう言って、八京に乗っかっていやらしく腰を振り~~…
20歳も年下の男に助けられて囲われるのか?と思いきや、
八京(攻め)が、警備員として彼の良さをちゃんと出して地道に働いていくのがいい♪
(その制服に興奮した聖人に襲われ、また乗っかられちゃうのもイイw)
そして、
寂しさを快楽で埋めてきた聖人(受け)に、
同情しながら、何度もカラダを繋げながら、
八京は徐々に認めざる得なくなっていく、聖人に惹かれていることに…
何もかも失った自分が…と葛藤するが、そんな自分だからこそできることに気付いて…
いやぁ~八京、格好イイおっさん!!
聖人、いいモノ付きwの、いい男を拾えてよかったね!!
単にふたりの世界~じゃなくて、
聖人のおじいちゃんとの関係や、跡を継ぐ大会社の意地悪幹部たちとの関係も絡めて、
薄っぺらなお話に終わってないのが、とてもうれしかったな~♪
でも、欲を言うと、
せっかくの素敵キャラ、聖人の義理の兄・凜との関係性はもうちょっと読みたかったし、
最後はちょっと詰まってる感もあり、少しもったいない感じもしちゃったかな。
(素敵二次同人誌も読んでいるので、
あんな風にもっとーーと思ってしまう…すみません…)
スピンオフがあるとの事なので、そちらを楽しみにしたいと思います☆
いっぱい描いてくれるとうれしいなぁ~~~!!
この本に付いてくる2種類のペーパーの配布店舗は、
こちら↓のworksっていうところで確認できます、mainで二次漫画も読めます。
http://unoderi.pya.jp/
拾った相手を素敵に仕上げる ”マイ・フェア・ダンディ”ものということですが、常々思ってた~そう!若い子が紳士によって白鳥になるというより話しより、どうしてオッサンが若い子に白鳥にされる話がないんだろう?って(爆)
そんな、切なる多分稀な希望をかなえてくれたお話に嬉しかったよー♪
オッサンが、死んでもいいやと服を脱いで公園のベンチに横になるシーンですでにハートがドキドキしましたとも☆
しかしながら、金持ちの坊ちゃんに拾われて身綺麗にしてもらってまでは マイ・フェア・ダンディ の導入ではあったと思いますが
実際のところふたを開けて見ると、この拾った金持ち坊ちゃんの成長ストーリーであり
オッサンは極端な比喩だと彼を変えた魔法使い、そんな感じも受けました。
心にダイヤモンドを持つオッサン
それは冷たい光と輝きじゃなくて、あったかくて人を包み込んで魅了する人徳というものの輝きかもしれません。
ただ彼がホームレスになってしまったのは、その人の良さだけでは渡って行けないこの世の厳しさゆえ。
抱えるしがらみが多く狡猾に複雑な心を持ちながら生きている坊ちゃんに必要だったのは、何も持っていない優しい心を持っているオッサンから与えられる優しさと強さだったのでしょう。
今回はストーリーにふれますまい。
結構聖人が八京を襲うシーンが多いのでいつもよりエッチ増量のお得♪
ゆえに、自分的大好きなウノハナさんの描く男の身体のちょっとゴツイんだけど引き締まった男らしい身体がたくさん拝めるお得♪
おっさん八京の変化もまた魅力♪
裸族でプラプラさせてても平気なメイド達に敬服(笑)
素敵な物語と素敵な登場人物に、萌えツボ刺激されて神には届きませんが、堪能いたしましたv
この先も知りたいような感じもしますが、お兄ちゃん・凛と秘書の会沢編ができればきっと彼等のその後が見られますよね♪
期待して楽しみにしていますv