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表題作獅子の王様(2)

クレイン・サーラス,世津に呪いを解いてもらった王様
鷺沼世津,21歳,異世界から飛ばされて王の寵姫に

その他の収録作品

  • 番外編
  • あとがき

あらすじ

神様に飛ばされた先の異世界で獅子の顔をした王様・クレインの呪いを解き、晴れて結ばれた世津。しかし今度はクレインが完全な獅子になる呪いをかけられてしまう。更に今回はキスもHも効果がなくて…! ?

作品情報

作品名
獅子の王様(2)
著者
天野かづき 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
獅子の王様
発売日
ISBN
9784041009987
3.2

(10)

(0)

萌々

(3)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
31
評価数
10
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

また会いたいと思える2人

続刊となるこちらは、内容はありきたりというか続きがあれば後宮問題だろうなあ‥と思っていたので1巻ほど期待を込めて読み始めたわけではなかったのですが、読み終えた今は溺愛度が増した王様と健気故にマイナス思考一直線の世津との2人の関係性が最後にしっかりとまとまっていたので、スッキリ出来てほわほわと幸せな感じに浸れて、断然2巻の方が好きです!

晴れて両思いになり、獅子の呪いも解けた美形王様のクレインとの何ヶ月か経ったとこから始まります。
美形王様なわけですから、たくさんの女性からのアプローチやお見合いなどもあり、それを見ては子供を産めない世津は悩み、内に溜めて、結構思い詰めていたとこに、1匹の猫が城内で倒れてたとこを発見し甲斐甲斐しくお世話するようになるのですが、普通の後宮問題に魔法使いを絡めるなんて新鮮で面白い設定だったので、こちらもあっという間に読み終えました。

こちらは邪魔者にあたる魔法使いが、なんだかんだ純粋なとこもあり一途に思うあまりクレインを完全体の獅子にしてしまうのですが、不器用で人間の常識が欠けてるのかな?と思わせられるこの魔法使いは最後まで嫌いにはなれませんでした。
1巻の魔女はただの自己中なだけなので最初から嫌いでしたが‥。
そんな魔法使いが起こす事件の一件で、後宮問題や2人の関係も良い方に転がったので、本当にホッとしました。

描き下ろしのクレイン視点ではまた違った立場で読めるので、クレインが結構なSっ気のある若干変態さんなんだな、と楽しませていただきました。
クレインは本当に世津を可愛いと思ってるんだな、と分かりやすく伝わってくるので、読み手としては幸せな気分でした。

1巻を読まれた方は是非こちらも読むべきだと断言できるくらい面白くも心温まるストーリーではないかと思います(^ω^)

5

今度は弟が!!

前回のお話では、魔女も捕まって、無事人間に戻った王様。大好きな異世界ファンタジーの続編です。
王様の災難は続きます。なんと、今度は全身が獅子になってしまいます。

王様のクレインが美女に囲まれているのを見てしまった世津。寂しく思っていた時に、黒猫を拾います。黒猫に愚痴を言う世津。出て行った方がいいのか、悩んでいたのです。「なら、僕とおいでよ」と黒猫は少年に変身します。実は、この黒猫は前回の魔女の弟だったのです。

自分と一緒に来ないなら…とクレインを獅子にするのです。クレインを戻したい世津が取った行動は…。

今回も、世津は健気で一生懸命でした。解決した後に、もうこんなことはしてほしくないと言うクレインに「自分もクレインを守りたい」と言った世津にキュンとなりました。クレインの愛情も、前回よりも強固になっていて、萌えました。番外編では、クレインの視点で、どれだけ世津が大切なのかが伝わってきて、嬉しかったです。

2

今度は全身獅子になってますよ王様

獅子の王様のきちっり続編2です、トボケタ神様のせいで異世界に飛ばされて
獅子の王様クレインと恋仲になった世津との第二弾、前回クレインを獅子顔にした
魔女は封印されて無事にクレインの呪いも解けて獅子の顔から人間に戻って
異世界で世津は幸せを手に入れる内容でしたが、今回は更に強力な呪いが発動。

偶然後宮に戻る道すがら行き倒れているネコを保護して、世津はクレインに
許可を貰って世話をすることに、可愛い猫に癒される世津は絶賛お悩み中だったりする。
それは元に戻ったクレイン目当てで集まる美麗な美女たちのことだったりします。
獅子の呪いを解く為に神様から派遣されたような形になっていて、
神様に寿命より早く死なせてしまったお詫びに、安心して暮らせる場所と
恋人を手に入れた世津ですが、クレインは王様で次の後継者もいない今、
子供を産める女性の側室がいてもおかしくない状況を憂いている世津なのです。

自分が女でないから、本当にここにいていいのかと悩みつつ、綺麗な美女に囲まれる
クレインの姿を見るたびに胸が締め付けられため息ばかり。
そしてそんな愚痴を猫相手に言っていると突然目の前で猫が人に変化。
なんと魔法使いで封印した魔女の弟だとわかり、世津の愚痴を聞いて自分と
一緒に城を出ようと誘われるがそこにクレインがやって来て、またしても呪いを
掛けられてしまう、その呪いを解くには魔法使いの嫁に世津がなることが条件。
そして健気な世津はクレインを元に戻す為誰にも告げず一人で行動を起こす。
もちろん、今回もハッピーエンドですが、前作よりもいっそう二人の結びつきを
感じさせる内容になっています。
でも可愛い猫ちゃんがわがままな魔法使いで猫の姿のまま封印されるのは嫌かも(笑)

2

あれ?解かれたんじゃないの?

「獅子の王様」の続編です
異世界物でちょっと食いつかない私でしたが
設定がストライクゾーンですね。時間の流れ設定とか・・・
設定の説明がくどくありませんからw

最初の話で魔女に獅子されちゃった攻め様ですが
今度はその弟の魔法使いに、完全に獅子にされる魔法をかけられてしまいます

続編ということで2人は好き同士ですが
はやり世継ぎの問題や女性にもてる攻め様を見ていて
不安になってくる攻め様です
まあ優しい攻め様のおかげで解決しますがw

0

不安の種を拾っては育てる世津

世津の思考がまるで少女漫画のヒロインのようで…。

くっついたと思ったら今度は王様の世継ぎや側室問題に心をいためて。
世津には王様の呪いを解いたら、英雄というか寵愛を受ける立場ではあるものの、子供も産めないし…って。

そんなところで拾った黒猫。ついつい不安や不満を聞いてもらっていたら、なら俺と行こう!なんと、あの魔女の弟の魔法使いで。

自分さえ彼の元へ行けばクレインは助かる…と一人で出ていくことを決めて。

うーん、ここはなんとか戦おうとか気概を見たかったな。クレイン第一なのはわかるんだけど。

いくらクレインが好きだの愛してるだの世津しかいらないだの伝えても、自分で不安の種を拾ってきては育ててしまう世津。
クレインはそんなところも好きらしいけど、そんな世津を守りたいらしいけど。

うーん、どうしたら世津は憂いがなくなるのかな?王様の後継者をもう使命しちゃうとか?

0

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