おもちゃ業界が舞台の十年目の再会ラブ!!

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表題作いかさまメモリ 2

津田圭介 おもちゃ関連の下請け会社勤務
中野翔 大手おもちゃ会社勤務

同時収録作品いかさまメモリ(2)

佐伯(おもちゃの下請け会社勤務・35歳)
上田康平(大学生・同僚の息子・20歳)

その他の収録作品

  • リブート(描き下ろし)
  • ところで数日後(描き下ろし)
  • メモリー更新(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

両想いのはずなのに、すれ違う津田と中野。
そんな二人の微妙な関係に興味を持った津田の上司・佐伯が、中野を連れ出してしまう。
二人を捜して町中を駆け回る津田だけど……?
津田&中野の恋、感動の完結篇と、“永遠のモラトリアム"佐伯の運命の出逢いも収録。

作品情報

作品名
いかさまメモリ 2
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+Cコミックス
シリーズ
いかさまメモリ
発売日
ISBN
9784403664052
3.9

(132)

(39)

萌々

(53)

(35)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
514
評価数
132
平均
3.9 / 5
神率
29.5%

レビュー投稿数26

もう怖いものなしだね

 津田と中野は佐伯が一芝居打ってくれたおかげでお互いの気持ちを理解し、大団円へ。津田に彼女をつくられてしまった中野が津田をなかなか信用できなかったのは当然だと思いますが、津田も当時まだ高校生だったことを考えると、中野の心情を把握できなかったのも仕方ないかなと。相手を怖がらせたくなくて一歩引いた結果が彼女をつくることだったんですね。長らくすれ違っていた分、想いが通じ合ってからは甘々なカップルになりそうで、もっと読んでいたかったです。大人な風貌の佐伯が随分年下の康平に恋愛の楽しさを教えてもらう同時収録作も素敵でした。

0

ハピエンが早かったw

中野と津田がくっつくのは時間の問題よね、と1巻を読んで思っていたものの、やはり2巻で早々に両思いになってよかったよかったと思いまして。

その前に、佐伯か中野の肩を抱いている写メを見た津田の顔にわろてしまいww
携帯握りしめてプルプル震えてマジ怒りする津田も笑ってごめんだけどおもしろくて。こういうとこ、夏目先生の描き方がすごく好きです。

やっと告白できた中野が泣いちゃうのもかわいいし。
(毎日 誰かと会えると思っただけで 幸せだったのなんて あの頃だけだったんだ)と思うくらい高校生の時、津田が好きだったんだなぁ、とじーんとしました。

(おれたちはほとんど何も変わっていなくて これがあの日の続きだと言われたら信じてしまいそうだ)と思えたのもよかったねとすごく感じ入ってしまいました。
中野が辛かった10年間が報われたねと思って。古い記憶が今は光っている気がする…ですもんね。

で、さあ!こっからは、らぶらぶなお付き合いする2人が見られるのね!と思ったら…まさかの佐伯編!!(情弱)

佐伯は好きですけども…でも、また津田や中野も出てくるんでしょう♪…と思ったら、ちょいと出だった(涙)
ま、佐伯も運命の相手と出会えて、よかったです。

0

男ってやつは…

察せない。
察したところで見当違いだから事態がより悪化。
言葉が足りない。
でも自分では伝わってると思ってるからフォローしない。

そんな男の本質的なものをひたすら思い知らされました。

10年前に一度だけ寝た相手。
コミュ障の中野の中でトラウマになっていた同級生・津田がまた目の前に現れて…。

という再会もの。
1、2巻合わせてのレビューで失礼します。

いやあ、イライラしました。
結局惚れた方が負けなのか、と。
津田の一挙手一投足にもやもやおろおろ。
津田の言葉でうじうじぐるぐる。
受けが!しっかりと自分を保たないと!攻めが調子に乗るでしょうが!!と、説教をかましたくなる気持ちを抑えるのが大変でした。

理想としては、10年前をいつまでも引きずっているのは攻めであってほしい。
もやもやの原因に気付くのは攻めが先であってほしい。
恥ずかしげもなく死に物狂いで落としに行くのは攻めであってほしい。
そんなわたしの嗜好をすべて逆でいく本作。
面白かったけど、面白い<イライラになってしまったので、結ばれてもいまいち喜べず。
津田はあらゆる面で「男」でした。
察せないし、気付けないし、気も利かないし。
番外編のエピソードを本編に入れてくれていたら、少しは溜飲が下がったのに種明かしは最後の最後なんだもんな…。
中野に情が移れば移るほど「津田キライ」が完成していって、「お前なんぞに大事な中野を渡してたまるか!」という境地にまで達したわたしには、津田とのハッピーエンドはまったくハッピーではなく…。

中野を安心させるためにとりあえず告ってきた子に逃げる前に、もっと考えるべきことがあったでしょうが!とか、もっと伝えるべき言葉があったでしょうが!と思ってしまう。
10年、長いですよ…。
しかも中野の意思表示でその気になって、「思い返せば俺ってずっと中野のこと…」とか言って、全部が「あのときから中野を好きだったから」という風に都合よく塗り変えられていく感じ、やだわー。こういう男、いるわー、となってしまう。

疲れました、こころが。
ハゲ上がるかと思いました。
ここまでイライラしてしまうのも、イサク先生のキャラ作りの成せる技なんですけど、津田、嫌いすぎて…。

さらに最後の2篇が津田の会社の先輩・佐伯と、同僚の息子の話って…。
いや、いいんですけど、佐伯にそこまで思い入れないのにこのCPで締められても…。
この佐伯、中野と津田がくっつくきっかけを作ってくれたひとですが、ここの流れも妙にリアルで、「だって男でしょ」ってなるんです、中野に。
他のBLであれば佐伯ポジのキャラは中野に本気になるところ、佐伯は性別を理由に当て馬には昇格しない。
リアル。
ふらっとくるものの、そこ止まり。
なので思い入れがないんです、佐伯に。
もし佐伯が本気になっていたら、傷心の佐伯にも春が来て良かったねってなるところ、そうじゃないから「どうでもいいキャラのBL開眼でおしまい?」と違和感が募ってしまうんです。
描き下ろしはメインCPだよね!?と期待してページをめくったら、そこにもまた佐伯と康平。まじか。え、興味ない。ごめんなさい。

そんなわけでイライラ+なぜこの2人?という気持ち満載で読み終わってしまいました。
残念だ。懐狭い自分が残念です。

1

あー、かわいいよ〜!と、津田がちゃんと意識するまで。

先輩の佐伯さんの粋な計らいで、ようやく自分の気持ちに素直になれた津田と中野。津田が独占欲を自覚してからのダダ漏れ感がすごいです!イサク先生の攻めはこうでなくっちゃ。めでたし!いや、津田は1巻でまぁまぁ中野に辛い思いをさせたので、もっともっと焦らしてくれても全然良かったですけどね!中野は成長して身体もしっかりしてるかもしれないけれど、高校生のあの頃、かわいい、愛しいと思った笑顔はそのままで。「お前…俺でまだ起つんだな。」と驚いた中野だったけど。いやいや、中野のその表情、一挙手一投足にときめいているのは津田も変わらなくて。多分、高校生のあの頃よりもっともっと好きになってる。というのが見れて幸せな気持ちになりました。
そしてそれは当て馬的な働きをした佐伯さんのストーリーに入ってもそのままです。佐伯さんと話している中野を見つけて、驚いて敵意むき出しの津田とか笑えます。(佐伯さんのおかげで収まったっつーの。)デレデレのメロンメロンです。
一方佐伯さんは会社のみんなで集まったりする同僚上田さんの家で、その一人息子、康平に好意を持たれてタジタジ。チャラチャラしていた佐伯さんに大人のカッコよさを感じていた康平は20歳の若者らしくキラキラと真っ直ぐに気持ちをぶつけて来ます。押されっぱなしの佐伯さんは…。しかし、康平の母が息子を「ジャ◯ニーズ系のスポーツマン」と言ってるだけあって、ものすごく可愛がってる気がする。大丈夫かなぁ…。って、佐伯さん自身も心配してますが、15も年上の佐伯さん…、前途多難な気もします。あと、公園で財布落としてるんだよ、この人!(その件も回収されとらん!)この物語はここで完結しますが、色々行く末が気になります。
描き下ろしの「メモリー更新」にて。津田のメロンメロンの表情も見れるので嬉しい♡

0

気になる続編とスピンオフ

だんだん自覚する津田の回。
二人の関係を進めてくれる当て馬役は、津田の同僚の佐伯。佐伯さんはわざと津田をからかってるだけなので真の当て馬ではないのですが、決めたときの佐伯のギャップが一番萌えた。

佐伯さんでスピンオフないかなー、と思っていたら本当に2巻の後半佐伯のターンだったので、待ってました!という感じでした。
尺の短さのせいか、展開がやや急でしたが、まあ、女性にだらしなさそうな佐伯をなんとかするには、押しの一手の大学生くらいしかないかな?

なかなか楽しめました。

0

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