表題作ひらひら。

あらすじ

高緑高本です。高尾と緑間のバレンタイン話。高尾が緑間のこと好きで好きで好きで好きすぎて片思いしてるお話です。

作品情報

作品名
ひらひら。
著者
河井英槻 
媒体
漫画(コミック)
サークル
LOVE <サークル>
ジャンル
黒子のバスケ
発売日
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

『恋は、遠い日の花火ではない』

ある夏の日。ゲリラ豪雨を眺めながらつないだ手。
それ以来、距離が近づくこともないまま部活を引退し、
卒業が迫った2月。
気丈に振る舞いながらも、刻一刻と近づく別れが寂しくて。
”緑間の記憶に、自分が少しでも残ったらいい”
緑間と一緒に生きることをハナから諦め、そんなことを思う高尾が切ないです。

2月14日、朝。
自転車で緑間を迎えに来た高尾は、
緑間を後ろに乗せ、学校とは反対方向に自転車をかっ飛ばし…。

「食う?」と、さりげなくチョコを渡して終わるつもりだったのに、
「返事はいらないのか?」と寂しそうに聞かれ―――

「お前が欲しい。全部欲しい。お前の人生 俺にくれ」
高尾の台詞ですが、緑間も同じように思っていて、
でも相手を「巻き込んではいけない」と堪えていたんだろう。
それまでの、二人の伏せ目がちの表情から、抑えた恋情が伝わってきます。

「俺も好きだ」とキスされた後の、高尾の涙まじりの笑顔が素敵でした。


恋が遠い日の思い出となる前に、想いを通じ合わせた二人。
友達として、チームメイトとして過ごした「たった3年」は
長い人生の中ではほんの一瞬で、この先どうなるかも分からない。
有限であるからこその青春の濃密さ、
好きな人と一緒にいられる時間の愛しさが切々と描かれています。

高緑高本ですが、高尾があまりにヘタレ可愛くて
この話でエロがあったとしたら、緑間×高尾の方が萌えるな~と思いました。
河井さん、高緑もいいけど一回くらい逆で書いてくれないかなw

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