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前作、「僕の両性具有症候群」では、
初めての恋、体の変化、心の変化が中心で
初めての恋人が男でしかも怪我のせいで留年してるし顔に傷あって
目つき悪くて見た目が怖いけどバカでスケベだし。
だけど、やさしい男儀のある男に好かれちゃって好いちゃうってのが
かなり萌えました。
今回は、ラブラブな二人になんと同じ両性具有なアテ馬があらわれちゃぅ!!!?
つーーか帯に「妊娠」ってっっっ
ものすごいハァハァしながらレジ並びました。
今回も内容盛りだくさんな上にあて馬やら妊娠やらで
1冊にまとめるのはちょっと無理あるなーーと思いました。
せっかくのあて馬&その下僕のキャラがいかされてないっっっっ。
この二人のお話もあるのかな?細かい設定がありそうなので
かなり気になります。
美しい顔の男とその男に服従する下僕・・・・きゃっ。
この下僕がまたなんてゆーか・・・無口?でも犬のようにぴったり彼についてるんですよ。
ムハーーっ
あとは雪野が通う病院の先生もなんだかおもしろい人で「あぁ両性具だもんね。病院通うか」と
すごく納得。雪野を可愛がっていて一宮を敵視するあたりがもう「パパはこんな男認めません!!」状態で笑えます。
雪野の一宮への愛まっすぐで一宮の雪野への愛は超ダイレクトにまっすぐで
雪野の気持ちおかまいなしにカミングアウトしたり妊娠騒動ではペアリングをプレゼントしてプロポーズしたりとかなりまっすぐな愛をぶつけてきてもううらやましくてたらまんとです。
雪野が前回よりも素直にでHなのがたまりませんでした。
もうすこし凝縮せず何冊かにわけてほしかったなぁ~より詳しく書いてほしかったなぁと
思いました。
やっぱり一宮好きなんですよ。
ラストの雪野にガンシャを頼むあたりが攻めなのにMってゆう・・・。
たまりません。このバカさかげん。
前作は、両性具有はスパイス程度の王道BLと捉え、元々両性具有ネタが好きな事とコミカルさもあって「神」評価にしましたが。
こちらは…両性具有ならではの問題が出てきて、題材が一気に重くなりました。
BLで妊娠ネタ…個人的には大好物で、男性の体の両性具有にハマったのも「子供=愛の結晶」的な考えからの延長線上で、もちろん男のままで子供産むネタでもOKなんですが(でも男女物じゃつまらないと思ってしまう辺り腐りすぎてますが)、一般的?なBL好きさんにはどうなんでしょうね。
最近増えてきた、男のままで妊娠しちゃうネタより生々しくなるから、もうBLとしては読めないのかな?とつい周りを気にしてしまいます。
そのような点から、今回は★を一つ下げました。
とはいえ、話は全体的にみれば、やはりコミカル寄り。
ある意味、男女の関係でも当てはまる警告とみれば、道徳教育…は言い過ぎですか。
そしてまぁ、下半身暴走な一宮の男らしいこと!
性欲だけじゃないことを、ちゃんと証明しました。
この二人の将来が非常に気になります。
また、同じ両性具有という身体を持つ都月も登場。
茶々入れ役としては少々物足りない人物でしたが、次は都月の話となるので、名誉(?)挽回といって欲しいですね。
僕の両性具有症候群の続編です。
前巻で、不良と周囲から思われているダブリの一宮(攻め)と、両性具有の雪野(受け)は晴れて恋人同士となったわけです。
やあ、その辺りももじもじが可愛かった!
なので続刊があり、とても嬉しかったです。
そう、嬉しかったのです。
だがしかし!
カップルがうまくいくと登場するのがお邪魔虫というもので…
雪野と同じく両性具有の都月(受け)とその下僕のような三上(攻め)が登場し、二人の間にさざ波を立てていきます。
この都月がけっこうなかき回し系で、いわゆる美人インテリツンデレ。
雪野と同様の両性具有ですが、それをうまく利用しつつ弱みを見せず生きているという雰囲気です。
しかしそれによって絆も強まり、一宮の雪野への愛も真剣だと自信のない雪野にも実感できる展開で、良かったねホロリとなりました。
そしてこの巻は比較的コメディ部分も強められていて(主に一宮と雪野の主治医によって)、飽きずに読めます。
絵柄が受け入れられるようでしたら、この攻めによる怒涛の愛に笑顔が溢れることと思います。
『僕の両性具有症候群』の続編。
男性と女性の両方の性を持つ、周囲を遮断して一人ぼっちでいた雪野に出来た強面だけどとても雪野を愛していてくれる一宮という恋人の存在。
そこでの作中、雪野に生理が訪れていました。
今作は、帯にもあるように ”両性高校生、妊娠!?” ひょっとしたら妊娠したかも?
そんな出来事から、一宮は家族になる覚悟を持ち、本物の気持ちで離れがたい結びつきを演出しました。
しかし、多分この両性具有自体が受け入れ難く思う読者には、この話は雪野が”男”としての性を選択しているにかかわらず、女性性器を使った性交をし、あまつさえ ”すわっ!妊娠” な状態になるわけですから、一層困惑を与えてしまうかもしれません。
しかし、前の本もそうでしたが案外に現実的な問題でリアルを提示していることには間違いないと思うのです。
それをお話だからと、軽く受け流せるかそうでないか、結果オーライにとれるかで前作同様に評価が分かれそうです。
今回は、雪野と同じ身体を持つ特進クラスの都月と、彼の下僕だと言う三上という同級生が新キャラとして登場し、都月が雪野に興味を示し、どんな意図なのか彼等をひっかきまわす役割を果たしています。
都月は雪野と同じ病院の医師にかかっている。
それで雪野の事を知ったのです。
一宮との関係に気が付きちょっかいを出し、雪野に入れさせてよ、と言ってみたり
三上には舐められる方が好きだな、と恋人なのかどうかは定かでないですが、どうやら関係はあるようです。
まあ、都月が登場したことで波瀾を読んで一宮と雪野がケンカして中々仲直りできなかったりもありましたので、物語に動きを与えたのは確かでしょう。
この都月、いったいどういう人物なのか?
三上との関係も含め非常にきになりますね。
そして雪野と都月の主治医の先生も、まさかよもやの設定!
彼の両親は男と、男の性を選んだ両性を持つ男。そうした両性具有の妊娠出産にはリスクがあり、自分が産まれた事によって出産をした母親の父親が亡くなったということから両性を扱う医師になったという経緯がさらっと触れられていました。
結構、深刻なモノを抱えているのですよね、この本。
一宮は相変わらず、猿のように万年発情で盛ってます(笑)
前の症候群に比べて絵の雰囲気が変わり、一宮の顔が簡略ギャグ化しているシーンが多いです。
彼の軽さが、多分シリアスに落ち込まない救いなのかとは思うのですが、「妊娠」という問題を孕むだけに、ちょっとその軽率さを若さゆえで片付けられないと思ってしまうのは、自分が年寄りだからかしら?
でも若い人への性の警告な部分も含んでいるような・・・
彼等の恋愛も、普通の恋人達と何も変わりません、
スレ違ったり誤解したり甘くてエロくて、好きなカプではあります。
そして、ちょいオバカだけど一宮がこの話の、ものすごーく救いの存在だと思うのです。
【bonus truck】では、雪野が童貞だよな~入れたいんじゃないだろうか、と一宮がダッチワイフを購入する話です。
ここで一宮のおバカが炸裂して、超爆笑です!本当は自分も使おうとおもっていたとかって(更に爆笑!)
こうした笑えるコネタがあると、両性なんか関係ないと微笑ましく思うのでした。
愛すべき友人から借りたこの作品。
表紙の両性具有という文字に構えつつもページをめくりました。
うーん....考えさせられる。普通のホモなら考えなくても許される部分だってこれに出てくる人たちは考えなければならない。深いなぁー。
個人的には主体となっている二人じゃなく、地味にちょっかい(?)かけ続けるあの二人の関係性がすごく気になる...(笑)
まとめると
「受けが両性具有のカップル(くっつく話は前作で)が修学旅行に行ったりなんやかんやあるけど最終的には同居ハッピーで終わる」
でしょうか。
読んで見て損はない作品だと思いました。