男同士が、こんなに気持ちいいなんて――…

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表題作イきすぎフレンドシップ

北園貫一,中学時代からの親友で会社員,27歳
南由史,十数年来の親友で会社員,27歳

同時収録作品そっと覗いてみてごらん / 俺のものになってよ

東山龍吾 27歳 バツイチの親友で恋人
西門陽之 27歳 恋人の会社員

その他の収録作品

  • ソコはいじってもムダだ
  • 口から零してはいけない
  • 奥から溢れた
  • 番外編(描き下ろし)
  • 設定資料集1~4

あらすじ

親友+セフレ――大人になってから、二人の関係にまさかの変化が!?

親友が男同士で付き合いだし、同性のセックスに興味を持った南。出会い系で相手を探し始めると、心配した親友・北園が相手をしてやると言ってきて!?
濃厚エロス満点な描き下ろしも収録!

作品情報

作品名
イきすぎフレンドシップ
著者
さがの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784864365222
4

(99)

(37)

萌々

(39)

(19)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
19
得点
399
評価数
99
平均
4 / 5
神率
37.4%

レビュー投稿数19

いいバランス

さがの先生の過去作を遡って読んでいます。

仲のいい友達同士のカップル物はよくみかけますが、クセがあったりベタベタすぎたり
イマイチだなあ、というのが多い気がします。
そういうのがまったくなく
四人ともがいいキャラ、いいバランス。

昔から想いを寄せていたけど
ずっと心に秘めて隠し通していたのが現実味がありました。
下手に告げて側にいれなくなったら
それこそつらい、っていう…

衝動に任せず何年も温め続けて
やっと実った恋なので
きっとこれからも幸せに仲良くやっていくんだろうとほっこりでした。

0

濡れ場多めだけど読ませる展開もしっかりあり

 設定は美味しくて濡れ場も濃く、満足感は十分に得られる作品でした。仲良し4人組の中で、カップルが2つ。美味しくないわけがないですよね。メインの北園と南については、南の好奇心をきっかけに体の関係から始まりますが、徐々にストーリーも追いついてきてエロだけではない魅力がありました。防衛線を張ってネガティブ思考を続ける北園に、自分の気持ちに蓋をすることで得られなくなるものもたくさんあるんだということを、3人がそれぞれ違う形で伝えてくれるんですよね。ここまでしてくれる親友の存在って尊い。すごく好みの設定だったので、北園の学生時代からの片思い期間もじっくり読んでみたかったなと思いました。

0

東西南北

みんなの略歴が興味深かった。それぞれに人生有りって感じがして。

東西南北の名前がつくメインキャラ4人が同時に登場しますが、話が散らかることもなくそれぞれの性格もキャラデザもきっちりかき分けられてて、さがの先生お上手。

絵柄もあってか演出がさほど派手ではないので、サラッとした印象で終わってしまうのがもったいない。
さがの先生はシリアスシーンよりコメディシーンが格段に好きなので、もっとドタバタコメディよりでもよかったな。西門のコメディ色強い心の声とか好きです。いや、シリアスシーンでも西門が一番好きだったので、単に好みなだけかも。

1

なんだか色々急な感じ

なんだか性急な感じ。
南が簡単に俺も男とやってみたい!ってのも、親友の北相手に簡単に言いくるめられてやっちゃうのも。
後に北は南がずっと好きだったと書かれるのですが、正直南のどこがそこまでいいのかわかりませんでした。
北の涙ぐましい努力や紆余曲折も当の南は知らず。

東西カップルの助けもあって無事に南と北もくっつくんですが、南はいつ北を好きに?うーん。

東西カップルも十数年の願いが叶って良かったね。
西の努力に東も落ちましたね。

しかし見られると興奮するとか!

0

4人から2組へ…

面白かったー!
さがの先生の本はほとんど読んでるのに、なんで今まで読んでなかったんだろう…。

高校からの同級生4人のお話。
東西南北の苗字を持つ4人は名前を理由に一緒くたにされ、それが縁で学生時代から仲が良い。
のちに、4人が2組になります。

北×南
東×西

北・西は高校時代から南・東に片思いしている。
ずっと気持ちを隠して大人になり、それぞれCPになっていく…。

時系列としては、東・西が付き合いだし、それを聞いた南が男同士のHに興味を持って北とセフレになる。
のちに、4人での旅行をキッカケに北の気持ちがバレ、南が受け入れ付き合い出す。
作品としては、北・南の話が先です。
読んでる途中から、もう東・西が気になって仕方ない!
コメディー調だけど、北と西が一途で切ない。
上手くいきますようにー、と思いながら読んでしまいました。

流れや気持ちに無理がなく、非常に楽しく読ませていただきました。

1

絆は続くよ、どこまでも

久々の再読。さがのさんの作品の中で一番好きな作品です。
内容は、中学時代からの友人4人組の恋愛事情。
この4人、苗字に東西南北がつくのですが、東と西がまずくっつく。
男同士で一瞬エ〜⁉︎なんだけど、中学時代からニシはヒガシにベッタリだったのを思い出し妙に合点が行く。しかし南は自分だけが何も知らなかった事に腹を立てて…
キタも男を抱いたことがある、なんて聞いて、男同士のセ◯クスをこれまた自分だけが知らなかったからヤってみたい!と興味津々、するとヤってみたいだけなら俺にしておけとキタが…
しかし、興味だけで友達相手にこんなこと持ちかけるか?2人とも。アホですね、と思ってたら。
やはり裏があった。でもそれは切ない事情。キタはずっと南が好きだったのです。
あー、これこじれるわ、と思った通り4人で行った温泉旅行でバレる。
ここからが思いがけず深くて。
私ははじめキタに感情移入してたから、興味本意で男と寝たいなんて言った南が悪い!と思ったんです。でも南の言い分も聞いてみたら一理ある。確かにキタもはじめっから南が自分を好きになるわけないと決めつけていたよね。
キタの恋はどうなるの?とこちらまで切なくなる…
でもニシとヒガシも協力してくれて。こんな時は南の子供っぽい性格が良い方に働きますね。
ちゃんと顔を合わせてのキタの本気の告白、もう読んでてドキドキしちゃいました。よかったよかった。

「俺のものになってよ」
こちらはニシとヒガシの物語。
ノンケで鈍感なヒガシをどうやって振り向かせたのか。ニシのいじらしい歴史について。
ニシはちょっとフェミニンな色っぽいお兄さん。ちょっとゴツいヒガシとのHシーンはとってもエロいです。ニシは腹黒な所が見受けられない(策略はあるけど)ので素直に応援できますね。よかったよかった。

「イきすぎフレンドシップ番外編」
ちょっと露出好き?見られたい派?のニシに、アノ時の音声を送っていたキタ。怒る南に、だって俺も南を自慢したかった、と言う。下の名前を呼びながらのアツいHへなだれ込む、というSSです。

4人4様の性格付け、恋愛への向かい方、友情、そんなものがとてもバランスよく一冊に配されていて、読みやすくて面白くて萌える。とても良い作品だと思いました。

2

描き分けが見事!

​ さがの先生の2冊目のコミックス。私にとっても2冊目のさがの作品です。先日レビューした『本日からの隣人愛』もこちらも、自分の趣味で言うと表紙を見ただけでは絶対に手に取らなかったと思うんですが、『本日からの』をkindle unlimitedで読んでからハマりまくりですよ!お試し期間に乱読しただけで更新してませんし、作品が急に削除されたり問題も多く、多分もう登録することもないけれど、作家様の開発にとても役立ちました!

 さて、こちら『イきすぎフレンドシップ』。とても面白かったです。東山、南、西門、北園で東南西北がそろった中学時代から続く男4人組の友人関係。東と西が統一された(カップルに!)ことから、男とのSEXに興味を持った南と、南にずっと片思いしていた北園の関係に変化が…。

 この作品のすごいところは彼ら4人の描き分けが見事だというところに突きると思います!見た目はもちろん性格、台詞、モノローグ、行動と、キャラがしっかりと構築されていて、例えば冒頭部分でも男同士の関係に興味を持った南が、北園とSEXしてみるなんていう、それこそ【イきすぎ】な友人関係も違和感無く受け入れられてしまうのです。上手いなぁと思いました。

 眼鏡で真面目(そう)な北園は、大人で冷静なキャラなのに南とのSEXではエロエロなのもすごくいいです!長く片想いしている南とのたぶんドッキドキの初めてのSEXなのに、一見とても冷静にテク全開で丁寧に南を抱くのですが「お前のヤリ方でいいよ!」と言われてからは激しいSEXで南を翻弄したり、すっごいムッツリスケベなんです( ´艸`)クフ。だけど大人っぽくリードして余裕のあるHをしている中にも、南への恋心がダダ漏れるシーンも有り、そのギャップにも萌えました。

 南のキャラもよかったです。隠し事されるのが嫌いだったり、好奇心いっぱいだったりと子供っぽいところもあるのですが、この友人関係を誰よりも大切にしているし、北園の気持ちを知らなかったから、欲求のままに体の関係を続けていましたが、真剣には真剣で返す潔いところがあります。

 南北をくっつけるきっかけになった東西のお話も収録されていて、策略家の西門が見せる純な一面に西門の株も上がりました!
 南、北、西、視点のお話がある中、東視点のお話がなかったので、それも読んでみたかったなあと思います。

2

このドノーマルが!(by西門)

中学生の頃から十数年の付き合いになる親友4人ーーいつの間にか東山と西門が付き合っていたことを北園は知っていて、知らなかったのは自分だけだとショックを受ける主人公・南。その北園も実は男性とのセックスの経験があると聞いた彼が「自分も試してみたい」と言い出したことから、南と北園のセフレのような関係が始まります。

タイトルとあらすじを良い意味で裏切る、中身の詰まった作品でした。それぞれ長いこと片想いしている北園と西門がとにかく切なくてキュンとしました。同じ片想いなんだけど、相手へのアプローチは全然違っていて面白かったです。

北園のむっつりスケベ感が素晴らしかったです笑 やんちゃなタイプの受はあまり好みではないのですが、南は北園との軽妙な会話が面白く、たまにちゃんと大人らしくて前向きなので好きでした。

初めて読む漫画家さんでしたが絵も好きになりました。少年/青年漫画っぽい線のハッキリした画風で、その分、エロティックな場面がさらに卑猥に感じられてドキドキしました。

続編があったら読みたいな~。次は東山×西門メインで。

1

高校生かいな

電子書籍のちら読みか何かで読んで、受は好みなタイプだし、面白かったのでご購入となったのですが。
よくよく考えたら、もう27歳で彼女がいなかったわけでも童貞でもないのに、人のエッチ(ゲイのエッチ)に興味深々で、実際に自分もやってみちゃうって…!
ファーストコミックスでも思ったのですが、この作者さんは、エッチに興味深々な受が、そこにかこつけた前から受が好きだった攻にやられちゃうっていうのがお好き?
でも、西が良い風に振り回してくれてますね。
幸せのお裾分けって感じです♪

0

大好きな作品

「東西南北」が名前に含まれるという縁で中学時代から仲良しの4人。
メインは北園×南で、東山と西門が付き合うことになったのをきっかけに、南が男同士のセックスに興味を持ち、北園と関係を持つことになります。昔から南を好きな北園にとってはこの上なく嬉しいことだけど、結局体だけの関係なので満たされない。かと言って体の関係を断ち切ることも告白する勇気もない。

タイトルのイメージとは違い、北園の南への思いや葛藤。北園の気持ちを知ったときの南の反応など、きちんと描かれている所に好感が持てました。
エロ描写もガッツリとあり、むっつりスケベな北園の本領発揮ですw

番外編として東山×西門編も入っています。好みのタイプではないですが、西門さんの執念というか、腹黒さには脱帽しますw

0

思った以上に面白かった!

皆さん触れられていますが、4人のキャラ設定が本当にしっかりとなされていて絵や話の展開にきちんと投影されていますので、なんてことはないストーリーではあるんですがすごく楽しめます!

南・・・主人公。元気で好奇心旺盛で欲望に素直。タブーとかあんまり気にしなさそう。隠し事をされるのが嫌い。
北園・・・南に想いを寄せている。堅物に見えるけどただのムッツリ。メガネ外すと途端にエロい。男の色気は彼が一番持ってそう。
西門・・・長期戦で東山を落とした策略家。女性的な計算高さを持っているタイプ。美人系。
東山・・・4人の中で一番漢(おとこ)くさい。俺様というより亭主関白的な感じ。結婚歴あり。

中学からつるんでいる仲良し4人組なだけあって、お互いを良く知り合った男の友情が恋愛面にいい感じに作用しているのがまた美味しい。
私的にはかなり萌えどころ満載の一冊でした!

電子版の描き下ろしは、本編ラストのさらに続きが読めました。
いちゃいちゃラブラブ(エッチはなし)な感じ。

2

友人4人

丸ごと一冊ひとつの関連ストーリー。

4人の友人たちのおはなしですが、=(イコール)2カップルですw

じつのところ・・・勝手な思い込みから
あまり期待はせずに読んでいたのですが、
そんな事は無く!色々なシーンがあり楽しめました。

勝手な想像というのは、
あらすじから「単調」なストーリーなんじゃないかなぁ、と
イメージを持ってしまってたんですよね。
でも、主人公達の喜怒哀楽が有り、なかなかに笑えてw
それぞれのキャラの「目」の表情まで。

たっぷり楽しめました♪

1

なんだか、うまく行き過ぎだなと思ったけど

幼なじみ四人組(東西南北)のお話。

この作品は全体的に、色んな視点が読めるところが好きです!あと、皆の性格が手先によく出ています。

北園と南のお話では、南視点かと思いきや北園視点で、南が寝ている時の密かな優しい表情や仕草、甲斐甲斐しく世話をするところがキュンとしました。あんなにラブラブしても、北園の気持ちに気づかない南も憎めない。物語の山場に差し掛かって、いつもは、あっけらかんとした南の心情も全面にでてきてちょっと切なくなりました。

東山と西門のお話では、いつもにこやかな西門の腹黒い部分が若干怖く楽しかった。なぜ東山をモノにするためにこんなに月日を費やしたのか不思議なくらいです。東山に合わせているように見えて、自分の虜にしようとする心中。そのくせふと見せる純情さのギャップが良かった。東山視点が皆無だったのが残念。※西門に惹かれているのは態度で明らかですが…。

ここまでエロ要素について全く触れていませんが、全体的にエロい!表紙からは想像できないです。北×南ではびー地区攻めが見所!東×西ではエロいちゅうが見所です!

初読みの時は、さほど記憶に残る場面も無くて【萌】でしたが、何度か読み返している内に、じわじわ~と萌がきたので【萌2】になりました。一度読んで評価を決めなくて良かったの一言です。

3

友達から恋人へ!

個人的に萌えツボど真ん中で何度も何度も読み返してますw
もともと電子書籍として配信されていたマンガの紙媒体化とのことで、ストーリーじっくりというよりは、キャラ萌やシチュエーションを楽しむタイプの作品かもしれません。
しかし、ストーリー展開にも無理がなくとても楽しめました!
話と話の間にキャラクターの設定資料(年表・口癖など)が載っていて、しっかりキャラの設定がつくりこまれているんだなぁと。

名前に『東西南北』がそれぞれつく高校からの付き合いの4人組。東山×西門と北園×南です。
北園×南
欲望に忠実な南と、南に長年片想いしているクール(しかしむっつり)な北園。
古い付き合いの友人ヒガシとニシが付き合いだしたことで男同士のセックスに興味津々な南に、お試しHを口実に長年の思いを遂げる北園w
北園の南への甘やかしっぷりがすごいw濡れタオルで体を拭ってあげるとか膝枕で歯磨きとか、介護か!というほどの甘やかしっぷりw

東山×西門
男くささバツグンなバツイチ東山と、東山を高校時代から思い続ける西門。
西門のちょっとした策略にうっかりはまってしまっている東山w
東山もなかなかオレ様な性格してますw

もともと4人が友人なので、それぞれのカップルのラブだけでなく、友情の面からみても楽しい。(北園の南への思いを早くから見抜いてた西門と北園の会話とかw)

個人的なオススメポイントは、西門の策略による、東山×西門のセックスをのぞき見ながらの北園×南の絡み!!こういうの待ってた!!覗き見プレイ!
そして、個人的大好物な普段苗字で呼び合っている二人のHシーンでの名前呼びイベント!
絡みのシーンの見せ方が上手だなぁと…汁感や震えてる感がたまらなくエロいです。表情もえろくていいですw
たびたび読み返すお気に入り作品です!

4

やんちゃ受け好きです。

さがのさん、「本日からの隣人愛」の人だったんですね。
あれも野球部攻めと、かわいいおバカ受けで面白かったけど、この作品も面白かった♪

私の好きなやんちゃ受けでエロも積極的なんて最高萌え~♡
脇役のカップルもガテン系攻めとお色気たっぷり受けでやっぱりエロっちかったし♡
1冊まるごとメインの2カップルのお話で読み応えもありました。

絵もきれいです。
たくましい漢と、かわいい系と、色っぽい系と、書き分けられてて
なによりエチがエロっちくて愛があって◎

さがのさん、私の作家買いの人になりましたわ♪

3

愛の四方固め!!

努力(長年健気に片想い)・友情・勝利(成就)…ジャ●プのスローガンかっっ!

登場するのは名字に東西南北がつく4人の中学時代からの仲間。
※以下CPを東山×西門=東西、北園×南=北南と略します。

友情の延長にloveが潜んでいることは珍しくない設定ですが、好奇心から始まった体の関係が隠されていた片想いに支えられて見事に気持ちも引き寄せたテンポのよい話でした。

前半は北南。
つき合っている東西の濃~いキスに当てられ男同士のセックスに興味をもった南は北園とお試しHをします。
北園はずっと南のことが好きだったので体を繋げるのは嬉しい反面、冗談めかして本心を吐露するって切なさ含み。

好奇心旺盛で仲間外れはイヤ!とばかりに南がパタパタと動き回って話が展開するのかと思いきや、実は北園、西門の片想いチームが暗躍している(笑)

策士なのに好きな相手にはグルグルと思い悩む北園が可愛い。
ふとしたことから北園自身の口からではなく本当の気持ちが南にバレてふたりの仲はぎこちなくなります。
子どもっぽい南が目の前のことだけ考えるタイプではなく真剣に北園のことを思いやる性格だったのが良かったと同時に親友+セフレから関係が変わる重要な要素です。
キャラクターの練られた性格づけがすごく生かされてます!

北南の危機を東西が北南をそれぞれ上手にフォローするんですがコミカルとシリアスが無理なく重ねられて楽しく進められて面白かったです。

後半は東西の馴れ初め。
第一印象は健気な美人受だった西門が策士ビッチ受!
ノンケでオレ様な東山が揺れる自分に気づいた時に強引に持っていかず、西門に退路を用意したのが男らしくていい~!

性格がバラバラな4人ですが、共通点は『相手を失うのは怖い』なんですよね。
そして各々エロい(笑)

西門のエロさは今更、語るまでもないんですが、旅行計画を立てている北園がマウスをいじる姿が何ともムッツリ。
あれは絶対、脳内で南の乳首をいじっていたww
お試しHでの乳首責め&言葉攻めもツボ連打でした~。

さがのさんは絵が巧い!というより絵の見せ方が巧い!作家さんだと思います。
ことさら描き込まずに汁気たっぷりなアングルで魅せてくれます。

章の合間に挟まれたキャラ設定で彼らの年表がわかるのも楽しかったです!大満足!

電子書籍版描き下し12P…紙書籍版とは内容が異なるようなんですよね…でも両方は無理だなぁ…残念。


6

おみそれしました

率直に言うと、カバーと帯から内容を想像して
舐めてかかっていた訳ですよ。
いざとなれば体で会話して終わりでしょうとか
言う感じで流して読める一冊なんじゃなかろうかと。
それがまあなんとも綺麗に裏切られました。
確かに体を使った会話と言うのは重要な要素だった訳ですが
体で会話をする理由が安直なものではなかった。
で、一通り読んでから改めてタイトルを見ると中々に
絶妙な距離感を現した良いタイトルだとしみじみ思うのです。

そして主人公達の距離感を描き下ろし番外編
最後の一コマは見事に纏めてくれました。
本当に見事な〆でした。
喉まで出かかったネタバレはきちんと飲み込んで
おきますが。

6

友情の上に愛がいつの間にか育ってる

もう、ほんとタイトル通りの作品!いきすぎた~イきすぎ!
友人相手に好奇心旺盛な南が男同士のHを体験させてもらう話。

中学時代からいつも一緒の4人組、名前が麻雀みたいに「東南西北」を一文字づつ
名字に持っている四人組で、そのうちの東と西が既にカプだと言う設定から始まる。
もっともその二人、東山と西門編も「俺のものになってよ」に収録されてます。

メインの二人は南と北園で南はノーマル、北園は中学時代から南に片思い。
そんな4人組で集まり、南は東山と西門が男同士で付き合っていることを知っても
嫌悪も違和感も無いと言い募るが、実は自分だけ秘密にされていた事に
かなり憤慨していたりして、性格的に真っ直ぐ過ぎて、猪突猛進系なのです。
そして、二人が目の前で濃厚なキスシーンを見せつけてくれたことから
話は意外な方向へ流れていきます。

実は北園も男と経験した事があると知り、にわかに男同士のエロに興味を覚え、
自分も試してみたいと純粋好奇心で目がキラキラ南。
誰かにお願いしてみようかと思い立った時、北園から何かと危ないからと、
試すなら俺が相手してやるとの北園の言葉から、友人同士だし1番安心とヤッてしまう。
そして、意外にも男同士に嫌悪どころかこれは良いなんて思ってしまった南は
それからも当たり前のように北園と関係を持つ。

でも、北園は長い片思いの相手を運よく手にする事が出来たが、心が伴わない
快楽だけの関係に寂しさも覚え、でも傍に居続ける為に何も告げない。

かなり一途で健気なのですが、その北園の気持ちが本人以外の口から南の耳に入り、
ここでも、自分だけ除け者扱いで、好きだと言う割に自分には告げないと言う事は
やはり信用していない、言うに値しないと思われていると南が激怒し、
相手の気持ちが解っても、簡単にはいかない心の葛藤や擦れ違いで距離が出来てしまう。
北園が1番恐れていたことだったりしますが、南の真っ直ぐ過ぎて正論は、
正しいけれど、恋をして臆病になってしまう気持ちを見ていない感じです。

でも、ここからがやはり4人組、残りの二人既にカプになっているけれど、
この二人が友人として、長い片思いに苦しんだ同士としてお節介をします。
ラストはもちろんハッピーで、恋愛だけでなく友情も感じられる素敵作品でした。

5

トンナンシャーペー

あのしゃぶりたい少年の単行本から久しぶりの2冊目。
今回は、麻雀好きな先生の一言からつるむようになった中学時代からの親友4人・2組の物語でガッツリ1冊。
それぞれのキャラクター設定がしっかりとされているために、それらの相互作用で展開していく物語は大変面白く読めました。


中学以来の腐れ縁でつるんでいる、東山・南・西門・北園の4人。
ある日、ニシとヒガシが恋人なのだとカミングアウト。
キタはそれを知っていたが、一人だけ仲間外れで知らされてなかったミナミはカチンときて、それなら俺に見せて見ろ!と怒りを爆発。
目の前で濃厚なキスを見せられて、そそくさと帰り仕度をするキタに連れられて一緒に帰るミナミだが、どうも男同士のセックスに興味が深々。
キタも男と関係した事があると聞いてガゼン興味がわいて、二人は身体の関係に。

ミナミが他のキャラに比べて軽い感じのお子様っぽい性格。
セックスも興味本位で、仲間はずれは許さないと負けず嫌いな部分からがきっかけだったのだけど、キタは本当は南が好きだったのです。
ミナミの興味が薄れたら、きっともうこういう関係はなくなるのだからと、本音を言えないでいる。
そんなキタの相談相手はニシだったりする。
ニシはずっとヒガシが好きで、ヒガシはバツイチなんだけど待って待ってモノにした片想い経験者。
温泉旅行に4人で行こうと提案して、そこでニシはミナミとの計略で盛り上がろうとしたのだが、ひょんなことでキタのミナミへの片想いがバレてしまって・・・

物事の転がり方が実に上手い。
ミナミの性格が非常に動かしやすいのだろう。
だけど、よく考えて見ると、いくら男同士に興味があるからといって友人であるキタとエッチができるか?しかも何度も。
そこにミナミもキタも思いつかない、いや、ニシさえも気が付かないではないか?
…え?読者の自分だけか?(汗、、、)
キタの気持ちがバレた時、ミナミは怒るんだけど、それはどうして言ってくれなかったのか?真剣な気持ちだったら俺も真剣に考えたかもしれないだろ?
いや、ミナミくん、、、今更だから(後の祭り?)その発言だけど、君の性格だから誰もそうは思わなかったんじゃないかな?w
どうして、こんなミナミがキタが好きになったのか不思議ではあるんだけど、好きも嫌いも人それぞれだしねぇ~
ヒガシは言ってましたよ、どうしてミナミなんだ?
でもキタだって同じだと思うよw
でも、そんなすれ違ってしまった二人を取り持つのはやっぱり親友の二人。
友達っていいよね、とそんな部分も見せてくれます。

そして【俺のものになってよ】において、ニシとヒガシのくっついたエピソードが語られるのです。
ヒガシが、ニシが邪魔をする間もなく結婚して1年ももたずに離婚して、今度こそ自分を!とかいがいしく世話をして半同棲までして通い妻のように健気に尽くすニシだったが、再婚を考えて誰か女子を紹介しろとニシに頼まれてしまう。
勿論!言う事は聞くけどそろえた面子は全部外れそうなモノばかり。
その場で気分が悪くなったヒガシはニシに欲情してしまい・・・
どうやらニシのヒガシ懐柔作戦は効を奏していたようで、気分が悪いのはどうやら嫉妬だったらしいw
このヒガシ、とっても傲慢で若干我儘な俺様タイプ。
豪快というのかもしれないが、男らしいと言えなくもないのかもしれないが、本人はニシの策略にはまったって気が付いてないんだろうな~
この親友4人の中で、筋金入りの片想い人だけにニシが一番頭が回る人かもしれないですね。

番外はニシのちょっぴり変態趣味からの、恋人エッチ自慢かも(笑)

話しの合間合間にキャラクターの解説が4本も入っていて、かなり練られているキャラな事が解ります。
だから話しが面白く感じるのですねv

10

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