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表題作teenage blue

梶、入学式に助けてくれた先輩高校3年生
大野凛太、入学式で梶に恋する高校2年生

その他の収録作品

  • sour-sweet summer
  • 丸山日記
  • あとがき

あらすじ

好きになった一つ年上の梶は大人っぽくて気さくで誰にでも優しい人気者。後輩として側にいることを選んだ凛太だが……切ないアオハル・ハートビート!!

高校の入学式で凜太と継母のピンチをスマートに助けてくれた一学年上の梶。凜太は瞬間、彼に恋をした。それから一年、凜太は親しい後輩として梶のそばにいる。けれど梶は、誰のものにもならない人気者。彼の複雑な事情を教えられ、少し近づけた気がしたものの、やはり梶はつかみどころがない。家にも梶の心の中にも自分の居場所が見つけられず、凜太はついに隠し続けてきた感情を爆発させ……? アオハル・ラブv

作品情報

作品名
teenage blue
著者
月村奎 
イラスト
宝井理人 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523403
3.4

(116)

(25)

萌々

(35)

(37)

中立

(9)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
23
得点
385
評価数
116
平均
3.4 / 5
神率
21.6%

レビュー投稿数23

アオハル^^^^

すごく可愛いお話^^ 宝井さんの絵がとても合っていて素敵でした!

色々な事でぐるぐる悩んでしまう凛太くんがとても青春してるなぁ・・って話でした。
後半にいくにつれ梶先輩が凛くんにデレデレになっていくのがとても良かったですカワイイ!
巻末の丸山日記がとくに面白かったです。
モブ視点って言うんですかね?好きです。ああいうの。
丸山みたいな、友人・モブ・間男・当て馬(ではない)みたいなキャラがいるのがすごく好きです。

3

ビバ!青春

小気味いい青春物語。
若いゆえの葛藤とか、分かりやいすれ違いとか、悩むふたりですが都合よく問題が解決するとか、まるっと収まってハッピーなところとか、ふたりがちょーラブラブだとか、王道だけれどすべて心地よいです。

友人の丸山くんが、それぞれから相談を受けて、結局のろけまくられてるところがオモロイです。
暖かくふたりを見守ってる丸山くんがとてもやさしくてイイ。
この子はフツーに女子とハッピーになって欲しいと珍しいことを考えてしまいましたw

3

胸キュンな青春の1ページ

複雑な家庭環境の中で居場所が見つけられずいつもイライラしながらもいい子を装うことに疲れた高校1年生が主人公。
父親の若い再婚相手の存在に複雑な思いを感じどう付き合っていいかわからない。
無理して家事をしていた頃、無口な父は何一つ言ってもくれなかったのに新しい妻の手料理は褒めちぎる。
自分とは滅多に口もきかないのに、部下の若い女を口説く。
好かれたくて無理している継母。
そんないたたまれない気持ちや行き場のない怒り、そしてわかっていても悪い方に解釈しまう自分自身への嫌悪。
高校時代など遙か大昔の話なのに、そんな10代の男の子の葛藤が心の声になって描写された一つ一つの言葉が、どれも同感的ですぐに感情移入してしまいました。
仕事ばかりで子育てを放棄した父親にも、無理解な継母にもばか〜と言ってやりたくなりました。
けど、後から彼らの気持ちを正直に語られた部分では、なんだ愛されてるんじゃないかとほっとして、親の心子知らずだなと一緒に反省しました。

初めての恋にオドオドぐるぐるするツンデレ凛太の様子にキュンキュンしました。

3

きゅんきゅんが止まらない

こーゆーのすっごぉぉく好きです!!
高校生!先輩!片恋!初恋!
きゅんきゅんです!!
私の好きしか詰まってない…
通勤電車で読んじゃったのでマスクしててホントによかったー!ニヤニヤが止まらない…

イラストもお話もすごい好みの作品なんですけど、唯一気になったのがラスト。
同居はちょっと都合が良過ぎませんかね?
個人的には
日本に残りたいけどまだ高校生の二人には結局どうにも出来ず離ればなれの遠距離恋愛になって、「おかえり」「ただいま」ラストもありかな、と。

でもホントに癒されました!
この癒しこそBLの醍醐味。
BL小説入門編として万人に安心してオススメ出来る作品です。

1

思春期そのもの

月村さんの作品は初めてでしたが、思春期特有のイライラやイライラしてる自分にまた腹が立ってぐるぐるしちゃうような自己嫌悪の様子などが自然と心に入ってきました。上から目線のようですが現実に引き戻されるようなクサい感じがなく表現が素晴らしいなと思いました。
好きな先輩に振り回されて悩むところも、継母にむかついてしまって自分の狭量さが嫌になったりするところも共感できるのではないのでしょうか。
強いて言うならばどうして先輩の梶が凛太を好きになったのかが明確であればもっとスッキリ読み終えられたのかなと思います。
巻末の丸山日記はひたすらにほのぼの甘々としていて、ほっこりしてしまいました。素敵な作品でした!

3

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