ボタンを押すと即立ち読みできます!
恋に奥手な二人がモジモジ意識し合っている様子に、かえって私のエロ心が刺激されて大変萌えました。
ビッチやヤリチンが物凄くエロいプレイをしていても、かえってあまりドキドキできない人って、私以外にも多いと思います。
初々しい25歳の森山先生も良いですが、森山先生の生徒で、中年ヤクザの伊佐さんの純情に、ごっつく心を惹かれます。
目の下のしわが、しょぼくれ感と同時に色気をかもし出している、見た目がまず、好みです。
恋愛には不慣れでも、(ヤクザ稼業とはいえ)仕事はできそうなところも気に入りました。
森山先生が、夜の街に馴染んだ、学校にいる時とは違う雰囲気をまとう伊佐さんに助けられてときめきを覚えるところでは、私も大いにときめきました。
この、嬉し恥ずかしい二人の続編は、この漫画が100万部くらい売れたら、読ませていただけるかもしれないそうです。
めぼしい触れあいがほとんどないにも関わらず、しごく萌えました。
お約束で王道で…という具合です。それでも萌えました。
お料理の味で言うなれば雑味がないというのか…エロがなくても完成されているというのか…いやそりゃもちろん、「マスコ先生!エロはどこですかマスコ先生!」と怪念波は飛ばしました、存分に。届いているようでホッとしています。
(たぶん、何か特別な間違いがない限り)受けである森山先生はあからさまに頼りない可愛らしいキャラクターです。で、じゃあ(これも、おそらく)攻めである45歳の伊佐さんは果たしてイカツめなタイプかと言えばこれが全然違うんですよね。ゆるゆる。
いざというときは割とビシッとしていますが、ヤクザさんといっても中間管理職的立場でして決して強く出られる人ではないんです。だから殺伐としたシーンもなく、ほのぼの。
このなんでもないほのぼのとした雰囲気がたまらなく素敵でした。マスコ先生独特のユルさが一冊に詰まっています。
(ばっちりとしたヤクザ! ではなく、キャラクタのカラーとしてのヤクザ枠です。なので[ヤクザ]ものではありません)
一話目でふたりそれぞれのキャラクター性が表現されていて、森山先生のドジっぷりも出ています。展開としては、ごく王道。
このドジっ子加減には「うーん」と思ったのですが、まさかの二話目冒頭でその森山先生に対して影ながら萌えている教頭先生の心境が描かれています! するとそれまでドジっ子萌えがイマイチなかった私も、教頭先生の心理につられていくのです。
連載中で教頭先生が本音と建前を使い訳ながら度々登場しますが、そこでもさらにつられていきました。お話が終わる頃にはすっかりこちらも『森山先生てば頑張り屋さん…♡』と信者になっています(笑)
舞台が定時制の高校ですから、登場する脇役キャラクターたちも多種多様でした。
特にクラスメイトたちの描写が面白いです。B-Boyが居たり、ホスト風の子がいたり、伊佐さんと同じくらいの年の人がいたり…(そしてその人になぜか恋人ができたり…笑)
伊佐さんの遅咲きの高校生活と社会人としての姿を眺めながら、それでいてホッとする恋模様も見られてお得だと思いました。亮平くんと森山先生が知り合いなんだろうなというのは途中で気が付いてしまいましたが、世間は狭いよということですよね。良いんですお約束展開でも。それも含めてのほのぼのです。
マスコ先生特有のギャグはキラッキラに光っています。
冷凍庫開けたらコンドームがこんにちは! 脱ヤクザしたはずなのに店員さん完全に筋モン! 思わず声に出して笑っちゃうんです。
そして、最終話のラスト(何百回!? 見てるの!? ホント!?)と描き下ろしで精一杯妄想を膨らませました。大丈夫、長年鍛えてきているから! 点描とハートマークの彼らで存分に脳内補完します!
何度読んでも、面白いなぁ、楽しいなぁと感じながら読める一冊です。
じわじわ来る甘酸っぱさ!
ひさしぶりに、ごろんごろん通り越して、いたたまれない感じ(*ノωノ)の作品を読みました。
エロなしで終わってしまったことを吉池さんは気にしていらっしゃるようですが、この甘酸っぱさでHなんか見せられたら、目開けてらんないかも(笑) これはエロなしで正解な気がします。
個人的に甘酸っぱい系はほとんど読まないせいもあって、ピュアピュアなシーンの眩しさに思わず本を遠ざけたこと数度――しかし読み終わる頃には、吉池マスコさんの世界、どうやらすっかり私のツボにハマった模様です。
タイトルの通り、高校が舞台のお話です。ただし、主人公の伊佐(表紙絵右)は、シニアなシニアハイスクールスチューデント。
少年時代に親の借金で一家離散、高校へ進学できずヤクザになった彼は、組長の息子(「坊ちゃん」)に勧められ、45歳で夜間高校に入学。
そこで出会った教師の森山・25歳(表紙絵左)と、まるで高校生みたい?な甘酸っぱくも切ない恋が始まります。
何か特別な事件が起きるわけじゃないんですが、脇キャラが筋にうまく絡めてあるせいかすごくストーリーの流れが良く、中だるみなし。飽きずに一気に読めます。
ギャグも、私のツボを知り抜いているがごとく、いちいち面白い。
なんだろう?素材は地味な話なんですけどね。。。
全体に、地味にじわじわ、な良作だと思います。
目玉は、オヤジ萌えってことになるんでしょうか。
主人公の伊佐は暴力団組織の裏方街道を歩んできた男。現在はカジノ賭博店の店長?ですが、かつては組長の息子の世話係だったとか。「坊ちゃん」が絶対の存在で、常に一歩引いた雰囲気を纏ったオヤジです。
見た目は、私の独断と偏見では「艶っぽさ5割、加齢臭2割、中間管理職臭2割、人生への諦観臭1割」というところ。
でもこのブレンド割合が、これまた地味に魅力的で、オヤジ萌え心を揺さぶられます。
伊佐×森山先生に少し先行して、伊佐のクラスメイトのオヤジ萌えカプのラブも同時進行。
こちらは、オヤジ植木職人に若いイケメン(モデル?)が怒涛のアプローチ!!
ちなみにこっちのオヤジはオヤジ臭100%なんですが(汗)・・・このカプのキモラブっぷりがストーリーのいいスパイスになってるんですよね。
(しかし、庭師って、BLではほんとモテモテですね。日本植木協会がこの事実を知ったら・・・と、一人でwktk)
そんなモテモテオヤジ2人の傍らで、唯一モテないオヤジ役の教頭。
嫌味な教頭のアテ馬玉砕っぷりがまた痛快!
登場人物が多いわりにそれぞれバリエーション豊かにキャラ立ちしてる上、45歳で経験する学校生活の体力的・脳ミソ的なハードさや、学業とヤクザ稼業の板挟みという定時制高校生ならではの悩みもちゃんと描き込まれていて、隅々まで抜かりなし。
伊佐と「坊ちゃん」との長年築いてきた絆が、伊佐に新しい人生をもたらす・・・という展開も、うまい。
要らないパーツはひとつもなく、全ての設定が綺麗につながっていて、撚り上げるようにまとまってる作品に思えます。
吉池さん初読みだったんですが、すっかりファンになってしまいました。
喰わず嫌いは人生の損失。いろいろ読んでみるもんですね。
オヤジ萌えに共感を頂けて感激です。
yoshiakiさんと私の気持ちが、ぴったり重なったように錯覚するのは、これで何度目でしょうか。
このたびも、私がおぼろげに感じていたことを、yoshiakiさんが明快な言葉にして示して下さったような気がしています。
yoshiakiさんのこのレビュー、繰り返し読まずにはいられません。
先日読み返したばかりのこの本も、今夜、また読みたくなりました。
エロはよ(≧◇≦)!思わず吠えた読後。
最近ピュア路線ですよねーと買い控えてたんですが
エロなくともキュンキュンな本作でした。
解ってる、マスコさんのピュアはめっさもゆ。
というわけで、おっさんが年甲斐もなくキュンしてしまうお話。
ヤクザな攻が通い始めた夜間高校。
出会ったのはまぁおとなしそうな教師。
臨時講師として働きながら、試験合格に向けて頑張る、
頑張り屋さん。
住む世界が違う。そんな二人の関係は縮まるか!?
というところでありますね。
いくつになっても~な恋の仕方というか、
見せ方がすごく素敵でした。
顔というか表情がまた可愛いんだよww
何気にきになる孫もちおっさんカップルも気になるところでは
ありましたが、終始ニヤニヤがおさまらない
そんな一冊でございました。
教頭ファイトwとひそかに思いつつ。
すごい好き〜
ヤクザものなのかな?学園もの?
先生と生徒(ヤクザ)、25才と45才の年の差カップルのお話。
ピュア〜♡
まず、伊佐のビジュアルが好きです。
かっこいいのに、ちゃんとおじさんにも見える。
髪下ろしたらどんなかなー?と思ったら、やっぱり素敵でした^^
森山は頼りないけど、実はすごく優しい。
ヤクザだとかボッチだとかで人を判断しない人で、とても可愛かったです。
このお話、ヤクザの坊ちゃんである亮平がいなければ進みませんね。
亮平もめちゃくちゃいい男。好きだなあ。
控えめな態度、さりげない優しさ、小さな喜びなんかが溢れていて、とても素敵でした。
心温まるかわいいラブストーリーで、ヤクザもの=エロというBLの定説を覆す作品です。
続きやスピンオフも読んでみたいなぁー
yoshiaki
むぼちさま
>目の下のしわが、しょぼくれ感と同時に色気をかもし出している、見た目がまず、好みです。
これ表紙ではよく分からなかったんですが、実際読んでみて納得しました!
しょぼくれ感ってマイナス要素かなと思ったんですが、そうじゃないんですね。
意気揚々と前に出る人の眩しさはないけど、一歩引いてる大人の枯れた色気!
いいですよね~伊佐さん。
昔からリアルではオヤジ萌えのほうだったんですけど、二次元でもオヤジに目覚めました。
この出会いはむぼちさんのおかげです。
ありがとうございます(^O^)