天使は夜に穢される

tenshi wa yoru ni kegasareru

天使は夜に穢される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×25
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
6
得点
70
評価数
21
平均
3.5 / 5
神率
23.8%
著者
雪代鞠絵 

作家さんの新作発表
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イラスト
旭炬 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥580(税抜)  
ISBN
9784344831865

あらすじ

突然攫われ、美術商の叶に愛される佐智。しかし叶が愛を囁くのは、自分ではなく亡くなった恋人の晶で――。文庫化+書き下ろしアリ。

表題作天使は夜に穢される

叶唯臣 美術商(32歳)
沢村佐智 教会の養護施設で暮らす孤児(16)

その他の収録作品

  • Un petit cadeau
  • あとがき

レビュー投稿数6

甘々の復讐劇

10年前の作品の新装版です。雪代さんには珍しいほど、濡れ場の多いお話です。最近では尿道責めに対してそれほど驚くことなく読めますが、10年前に読んだ時はものすごく衝撃を受けたことを思いだしました(笑)
ストーリーは、天涯孤独の少年がセレブの美術商の復讐に巻き込まれ、とんでもなくエロいことをされまくるというお話です。愛のない強引なプレイとか言葉責めとかあんまり好きじゃないんですが、この作品に関しては攻め様が紳士な雰囲気であったことと、愛が無いようで実は歪んだ愛情をぶつけていたりと、全体的に受け付けないという箇所がありませんでした。可愛そうなのは、ただ巻き込まれてしまった不敏な受け様なのですが、夜の営みの時に必死に「しないで」とお願いするシーンがね、なんとも萌えるのです。笑
このシーンに関しては、他の作品には無い、雪代さん独特の哀れさからのエロスが表現されている気がして、すごく好きなんです、個人的に。笑
そして何故か復讐ものなのに甘々で、年上の攻め様にとにかく甘やかされています。
最後はもちろんハッピーエンドですが、恋愛ものとしては物足りなさがあるものの、萌えが詰まった作品なので個人的には好きです。

4

ココナッツ

aiaiさま

aiaiさま、こんにちは。ココナッツと申します。
発売前からひじょうに気になっていた作品でした。
あらすじから、雪代さんが得意とされている健気受けだということはわかっていましたが、レビュー待ちしておりました。
レビュー、とても参考になりました。
10年前の作品ということでどうかなーと思っておりましたが、だんぜん読んでみたくなりました^_^

ハラハラしたー

ノベルズからのからの再販です。
最近の雪代さんはそういうのばかりで、なかなか新刊が出ないのが残念です。

********************
受けの佐智は16歳の高校二年生。
幼少期に家族を亡くしてから教会の施設で生活していました、叶に攫われる前は。

攻めは傲慢で身勝手な美術商の叶、32歳。
かつての恋人『晶』に対して病的な執着を持ち、似た面差しの佐智を自宅に監禁してしまいます。
********************

雪代さんお得意の健気不幸受け。
そして、時々登場する傲慢攻め。
雪代さんの作品では王子様系の攻めをことさら愛しているわたしですが、こういった傲慢系はひたすら苦手です。
しかもこの叶は傲慢+病んでおります。
病み攻めが皆、嫌いではないのですが、受けの意思を尊重しない病みは苦手です。
叶は佐智を攫って、さらにその夜無理やり抱いてしまうんですよ。
教会をたてにとられ、一週間だけとの約束で晶として側にいることを承知した佐智でしたが、うーんこんなんでラストきちんとおさまるのかと不安な出だしです。

叶の屋敷の執事やメイドが、いかにも佐智が本当の晶であったかのように扱うのがゾッとしましたね。
叶が思い込んでいるのはまあ諸悪の根源ですから別として、周囲の人間まで徹底して、そしてまるで本心で晶へ仕えているかのように見えて怖かったー。
こうなると佐智の人格なんて彼らには、どうでも良いんですから。
佐智なんてそこに存在していない、黙殺している。
これは佐智には拷問だよなあ。

ただ、叶はふだんはひっっっっじょーに!甘々なんですよ。(最初から最後まで砂吐くような甘さだけでも良かったのにい)
仕事のことで秘書と話す時も膝に佐智を乗せていたり、首筋にチュッチュしてたり(照
そんな叶にだんだんと佐智の気持ちが傾いていくのも、自然の摂理かなあ。
ただそうなると今度は、『晶』という存在が佐智に重くのしかかってくるんですよね。
身代わりとして側に置かれたのがスタートなのですから。
金魚の風鈴のくだりはホロリときて、序盤心配していたハマりきれないかもという懸念は払拭されました。
さすが健気書かせたら天才な雪代さん。
家族を失ってからは、質素粗食であろうとも生活することはできました。
まるで自身に向けられたものと錯覚してしまうほどの愛情を叶から与えられ、自分がいかにそれに飢えていたか実感してしまったのは切なかったです。

ただ、佐智のお世話になっていた神父さま…これで良いのか?こんなのありなのか?と不安。
聖職者なのに…悲し過ぎたよ。
そして正反対に頼りになったあの方、男前だ。
読み進めていけば叶のことはかなり許容範囲になりましたし、ハッピーエンドで良かったよーとも思いましたが、あの方が攻めでも良かったのになあなどと思ってしまいました。

4

ドグサレ野郎にも程がある。

両親を亡くし教会の施設で慎ましやかに、今あるものを大事にしながら生きてきた佐智。
ある日男に拉致され、目の前の男は自分を「晶」と呼び無理やり体を奪われてしまう。
自分に瓜二つ、唯臣の恋人だったという「晶」。
佐智は身代わりにされ、贅沢な暮らしを送らされ、そして夜に与えられる快楽。
自分を「佐智」と呼ぶものはいない。
それでも教会を守るために身代わりとなり唯臣のそばにいる佐智だったが───。

唯臣のキャラ、これは虫酸が走るほど嫌いだ!という方がいそうな程、ドグサレ具合が半端なかった…。
身代わりとして徹底的に「佐智」を黙殺し、それを悪いとも思わない。
傲慢でどこか歪んでいる唯臣。
それは唯臣の生い立ち故に歪んでしまったのだとしても、佐智に対する仕打ちは酷すぎる。
でもそんなドグサレ野郎が登場するお話を読み進めてしまうのは、純粋で素直で真っ直ぐで健気な佐智がいるから。
唯臣の歪みを相殺してしまいそうな程の究極の健気さ。
その佐智の持つ魅力に触れて、唯臣が変わればいいなと希望を抱いてしまうからです。

結果はいわずもがな。
ハッピーエンドで良かったです。

唯臣を少ーし好きになれそうに思ったのは、金魚の風鈴を佐智に贈ったところ。
佐智をちゃんと意識していたんだと思わせてくれたから。

ドグサレ具合は半端なかったですが、そんな男がひとりの存在のせいで変わり、そして変わろうと望むストーリーは好きなので楽しんで読みました。

4

本当に幸せなの?

ハッピーホモエンド&溺愛物をこよなく愛する私には苦しい展開で
ハラハラもするし、受け様を幸せにしてやってよと (´;ω;`)ウッ…
悲しんでしまう作品でした

最終的には受け様も、攻め様を愛する形を見つけてハッピーホモエンドという形だったともいます(^▽^)

受け様は施設暮らしで一生懸命毎日生きている子だったのですが
攻め様に拉致されて自分という存在を与えられないまま
攻め様に好きなようにされてしまう子です

攻め様は死んだという元恋人にそっくりな受け様を
その元恋人の名前で呼んで扱い、下衆な方ですw

受け様は自分という存在を消された状態で
心が死に絶えてしなかった心の強さと
元恋人の存在への関心もあり
拉致された子ですが結構強い子でしたw

最後の最後までひどい扱いだった受け様が、
攻め様の愛を見つけたことにはびっくりでした(;´∀`)

2

甘々な鬼畜攻めに萌え~

電子書籍版を購入。
表題作とその後を描いた「Un petit cadeau」が収録されています。

初読み作家さんです。
あらすじを読んで、物凄く好みかも♪とのことで購入しました。
攻めが、甘々なくせに、かなりの鬼畜ぶりを発揮してくれます。
受けも、健気純情なエロ淫乱ぶりを発揮してくれます。

二人とも期待どおりの仕事をしてくれます。

なのに、なのに、萌え×2 するには足りない。
あと一歩、足りない……

最後の二人の思いが通じるところが、あっさりというか、さっくりというか………
登場人物を全員集合させて、ご都合主義的な展開でまとめてしまいましたよって感じがして、一気に萎えてしまった。

ま、本人達が良ければそれでいいのかもしれないけど。
途中まで凄く好みだったんだけどなぁ。

1

攻めのサイコパスみが怖かった…

サイコパスな攻め×自我を壊される受け
という風にしか読めなかったです(;´Д`)

あらすじから身代わりから始まる恋を期待して手に取ったので
まさかまさかサイコパスホラーが潜んでるとは思いもよらず…ですよ(;ω;)

とはいえ物語として綺麗にまとめられてたのは流石だなーと思います。
美談にするには疑問点を感じる部分は多少なりともあるけれど、
旧題の「サンクチュアリ」が示すとおり、世界は2人だけのためにーーというお話でした。

本当の愛に目覚める美しいお話といえばそうなのかもしれません。
でも私は第三者なのでこれはやっぱりサイコパスホラーにしか見えなかった…な…。


亡くなった恋人に似ているからと誘拐される受けと、
亡くなった恋人に執着し続ける傲慢な金持ち攻め。

攻めは非常に狡猾で受けの弱いところを突いてきます。
(身辺を調査した上で誘拐しても問題無い子を狙っている辺りホンマ怖い。)
で。1週間と期限を設けられて身代わりの生活が始まるのですね。

その間、疑似恋人として甘美な毎日。
身寄りが無く愛に飢えていた受けは甘い囁きや必要とされる喜びを知るのです。

しかし約束の1週間が終わった後は攻めの態度が一変。
今度は受けの精神を削るような毎日が始まってーーー。


攻めの懐柔と脅しの使い分けがゾワっとしました。
人を支配する典型的なやつやん…;
元恋人に執着する様はただ病んでいるだけにも見えたけれど
物語がすすむにつれ【犯罪者と被害者間における心理】が作用していくのが見て取れました。

受けが攻めに恋心を持つのも
最初は生い立ちゆえに欲してた愛情を与えられたからだと思ったのですね。
実際に約束の1週間の間は純粋にそうだったようにもみえます。

けれど段々とストックホルム症候群にしかみえないのが苦い気持ちになりました。
なんかね、攻めも受けもちょっとずつ壊れていくのですよ…。
その壊れた凹凸部分がぴったりはまって2人の聖域が作り上げられていく。

私にはそれが愛と呼べるのかわからず、
萌えとしても感じることは出来ませんでした。

また攻めのお屋敷の執事も受けが壊れていくのを見ないふり出来るのだから
プロフェッショナルといえばそうなのかもだけど心を感じられないのが怖い。
受けがお世話になってた教会の神父もまた然り。
まともな人が出てこず、受けが頼るのは創造物にすぎない"神"に縋ることだけ。

天使・楽園・神・薔薇が散りばめられた世界観の中で
身代わり・自我の喪失・報復の闇ワードを垣間見る人間模様。
そして楽園に辿り着く攻めと受けの美しい(ともいえる)お話でした。

評価が難しいな…。
一気に読み終えて面白かったといえば面白かった→萌
萌え的な意味でいえば萌える愛は感じなかった→中立
サイコパスなとこ怖い→趣味じゃない
でも攻めが反省してしおらしいとこでちょっと泣いたんだよ…→萌

うーん(。_。)文字通りの中立かな。
攻めが受けに女の子の恰好させたがるとこもちょっとマイナス。です。

1

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