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表題作愛されたくない

三神恭,高校3年〜26歳
井澤恵,高校3年〜26歳

その他の収録作品

  • 愛されたくない 2

あらすじ

なぜ恐ろしいほど自分に執着してくる三神恭に困惑する伊澤だったが、ある日二人の関係を大きくゆるがす秘密を知ってしまい——。

作品情報

作品名
愛されたくない
著者
夜光花 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344834033
3.3

(43)

(11)

萌々

(12)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
12
得点
133
評価数
43
平均
3.3 / 5
神率
25.6%

レビュー投稿数12

ストーカー執着攻めと絆されきらない強気受け

他の方々もおっしゃっているように、これは好き嫌いがスパッと分かれそうな作品だなあと…

”常軌を逸した執着攻め”大好物の自分には、特に問題なかったようで安心です笑

何より、受けが最後まで絆されきれていない(ように見える)のがいいですね。。
強気受け最高。

終盤も終盤といえる場面で「恵としてはしかたなくこの関係を受け入れているだけ」「いつか好きな女性ができたら三神を捨てて、世帯を持とうと考えている(←まあ三神がそんなこと絶対させないのは読者はみーーんな承知だよってことなんですが)」なんて描写が出てくるのは、珍しい気がします。

なんだかんだ強がっていても絆されちゃってるんだろうなあ、ふふふと読後も萌えが広がる作品でした。

1

究極の執着攻め

期待以上ですごく面白かったです。高校の同級生の三神に一目惚れされ執着される恵。執着が半端じゃない上に、情緒が未成熟な三神に振り回される恵。これだけ聞いてると恵が可哀想ですが、この恵も大人しくやられてる人ではなく、しっかりやり返します。ここで終わりか‥と思ったら、まだまだ2人の戦いは続きます。
ハードな描写も多いけど、後半部分がシュールでコミカルなので読後感は良いです。この2人の関係性も興味深い。情報だけだと三神が上に見えるけど、実は全然違うのが面白い。
執着攻めやハードなのが好きな方はハマると思う。オススメです✧*。

2

こんなに受けを好きな攻め、なかなか出会えない!!


めっちゃアタックしてくる攻めを嫌う強気受けのお話です。

攻めは学内で関わりたくないほどの問題児。
喧嘩もするし、堂々たる出で立ちが王様のよう。
もちろん容姿は美形で、親が芸能人。
そこへ受けが転校してきた初日に一目惚れ。

愛情表現が下手クソなのに感情は、超どストレート。
昔から欲しいものは手に入れていて、女の子には常に囲まれている状態。
なので初めて芽生えた恋にどうしたらいいのか自分にも分からず、それでも常に受けにアタックする一途さは…すごく良い!!
この傲慢なのに子供のような攻めが本当に可愛いんです…!

受けが普通に受け入れたらいいカップルになりそうなのに、毛嫌いするもんだから攻めの行動がどんどんエスカレートして、ついに強引に抱いてしまいます。

そして、すごいのはここから。

受けは手酷く抱かれた腹いせに復讐を企みます。
こういうダークな受け、めちゃくちゃ好きです。
頭の回転もいいし冷静で、屈しない精神。
もうずっと攻めを拒み続ける姿は、女王様っぽさも感じます。

攻めはというと、離れていた8年も会わずに、その間誰とも付き合うことなく受けに出された条件を終えるまで耐えて…。
こんなん愛がなければできない!!

受けが女の子とくっ付けようとしても「俺は恵しか愛せない」と一途な思いを貫く。
重たくて長く、怖いくらいの一途さです。

その愛は通じることができたのか…。
気になる方はぜひ、読んでみてください。

執着攻め好きからすると、超大満足の一冊でした。

5

狂気の面白さ

 表紙のタダならぬ不穏な表情に言いようのない不安を感じながらも、エグい内容を期待して手に取ってみた。普段ならば、絶対買わない汚いイラストに怯んだが、「 夜光センセの趣向ならば…」と。 なによりも表情が凶悪過ぎて読まなければいけない気がした。

感想は、「昼下がりのBLメロドラマ 」だと思った。 背後霊のように張り付く攻めの、ヨレヨレクズ炸裂っぷりに「シバいたろか、コイツ, 離れんかいっ!」の文字が、読んでいるあいだ,ずっと脳内で踊っていた。断っておくが、作品はクズではない。
 もし、自分が受 なら、いくら将来性ある男でもクズ全開でここまでやられると情が冷める、わかるよと、受に同情を禁じ得なかったのが………なんと! 読み進めるうちに天地逆転、凶悪な人格をさらす受に共感を失い、ついにクズ同士、クズ炸裂三昧の笑うしかない展開に。 おまえら、似たもん同士で勝手にやらんかい‼︎ 「 ボランティアで社会の役に立てたら…」………だと?   や、だから、お前なんか社会も誰も必要としてないって。
 
 ………こんなクズの、こんなクズばっかりのクズしかいなくて、こんなクズをここまで書けるのは夜光センセしかいない事を考えると、この作品にも希少価値が。 ………が! ソコへ完璧に到達するにはもう一つ何かが足りない‼︎

 いっそのこと、刃傷沙汰でどちらかが死亡するか、刑務所送りの展開にして頂ければスッキリできて有り難かった。
  
読み終わると、イラストはどうでもよくなっていた。

2

受けで世界が回っている執着攻め

凌辱・強姦ものでヒットしたこちら。
実は夜光さんだと気づかず購入。
合う合わないが個人的に分かれる作者さんなので積読してました。
が、もう見事にツボに入りました!
夜行さんの現代ものが合うのかも。

攻めの執着加減と受けの嫌がりっぷりの塩梅が絶妙にヒットです。
嫌がってくれてありがとおおおって気分です。

受けからしたらとんでもなく恐ろしい存在。
嫌っても嫌ってもどこまでもついてくる攻め。
もう攻めから見たら受け以外はただの物体に見えてる。
勉強はできるのにそれが受けに対して生かせてないんだな。
仕事には生かせるのにな~

攻めの母親の不倫や、仕事仲間の女性が苦手でしたが相殺されるほど。
気持ち悪い一途さが純愛に見えてきてちょっと感動してしまった自分がいました。
イラストがみたいので紙も購入しよっと。

2

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