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前作の生徒会執行部のパラレル本です。
あんまりBLっぽくないような作品、かな?と私は思いました。
そうみればそうみえるような気がします。
でも、普通に読んだら普通なのかな。
一巻は、
久保田と時任の個人個人の、お話です。
二人のエピソードです。
主に久保田のですが
小宮とのエピソードが中心で、
久保田と時任の話は次です。
話の設定が面白いです。
是非読んでみてください
「なんとく生きていた。ある日、猫を拾った。それだけの事。今度こそ、俺が先に死ねるだろうか。」
記憶喪失の少年・時任を拾った久保田。
獣化した右手を持つ時任は、自分の正体を知りたいと言う。
“W・A”と呼ばれる謎の薬。獣化した遺体へと変貌を遂げる中毒者。
薬を取り巻くいくつもの組織。
90年代の横浜。人間。生と死。ふたりはその渦に巻き込まれてゆく。
行く先は、誰も知らない。
飄々としていて掴み所のない、不思議な男 ―― それが本作品の主人公・久保田誠人。
高校生ながらも出雲会支部年少組リーダーとして白羽の矢が立った“逸材”。
ヘビースモーカーだが、新発売のコンビニ・スイーツに目がない。
かと思えば、呼吸ひとつ乱さずに人を殺せる計り知れない闇を抱えた奴でもある。
1巻では、この久保田と、同じく年少組の副長である小宮とのエピソードを軸に物語が展開、もう一人の主人公である時任稔と久保田が出会うまでが描かれている。
久保田と小宮、このふたりの間に流れる空気がそこはかとなくそれっぽい。
物語はまだほんの序章だが、独特の世界観に強く惹かれる。