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表題作だから理系が嫌いだ

中津,塾講師,特進理系クラス数学担当,鬼講師
篠田千歳,24歳,塾講師,社会科担当

その他の収録作品

  • 先生の休日

あらすじ

予備校で社会を教える篠田千歳は、勤務初日から、鬼講師と評される数学担当の中津に生徒への接し方を注意される。理詰めで容赦のない中津。篠田はそんな中津の考え方や言い方につい反発してしまう。けれど、時に窮地を救ってくれる中津は篠田にとって憧れの存在でもあった。そして、気づかぬうちに中津への感情は変わり始めて!?

作品情報

作品名
だから理系が嫌いだ
著者
厘てく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030799
3.7

(138)

(37)

萌々

(47)

(43)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
26
得点
508
評価数
138
平均
3.7 / 5
神率
26.8%

レビュー投稿数26

理系に弱い

なぜなら私は文系(なんなら文化系)。
大好きな作品です。この作家さんと出会えたことがうれしいです。
理系の気持ちを描けるってことは、この作家さんも理系なのかな。
教科と性格が比例しているのって面白いですね。
でも理系だからといって冷たいわけではなく、むしろ優しくて、そういう部分がちゃんと描かれているのが好きです。
攻めが長髪でちょっとバンドマンみたいな風貌なので、櫻井あっちゃんかなーとかリンチの葉月さんかなーとか色々想像しながら読んでました。

2

好きでした…です。

大好き!
ときかく、このカップルが好きです。

予備校で社会を教える篠田と、数学担当・中津のお話です。
新米予備校教 講師の篠田は生徒との距離感がつかめず、生徒を甘やかし、つけ込まれてしまう。
そんな篠田に中津は、やる気のある生徒を全力でサポートし、導き、結果が出たらたくさん甘やかして下さいと助言する。
途中まで恋愛要素少なめですが、篠田はずっと中津を尊敬している。
中津は厳しいけど優しさのあるいい先生で、篠田が慕う気持ちがよく分かる。
篠田も素直な性格で、自分の過ちをきちんと認め、詫びることができる。

尊敬だと思っていた気持ちは、初めから恋だと気付いた篠田は、苦しくて逃げようとする。
でも、それを止めるのもやっぱり中津。
中津の気持ちはなかなか読めなかったから、篠田に告白させるシーンは緊張しました。
結局、中津も篠田の一生懸命でかわいいところに惹かれていたのでしょうね。

同棲してからも、部屋で過ごす2人が可愛くて好きです。
篠田が中津の足に頭を乗せているところが可愛くてキュンとしました。
初めてのHも、好きが溢れていて本当に良かった。

とにかく、この2人が好きです。
何回も読み直しちゃう本の一冊です!

1

「理系」と「文系」相容れないモノではなくて……

「文系」と「理系」の性格の対比、丁寧に展開されるストーリーが魅力的な1冊です。

先生同士の恋愛というと「教師であるが故」をテーマにした物語が多い印象ですが……
この作品は「1人の人間が恋をすること」にスポットライトが当てられており、他の作品には見られない新しさを覚えました。

「理系」と「文系」
相容れないモノではなくて、互いの苦手なところを補い合い、支え合い、求め合って生きて行くのだと、じんわりと実感させられるお話でした。

1

理系 vs 文系

新米塾講師の篠田と鬼講師・中津のお話。

篠田は文系らしく物事を直感的に考えるところがあって、それで上手くいくこともあれば塾講師としてはダメなことも。
でも生徒にとっては柔らかい雰囲気で親しみやすい先生ですよね。愛されキャラな感じがしました。
一方"鬼講師"と呼ばれている数学担当の中津は良くも悪くも理論的。いつも冷静な表情で冷たい印象ですが、それがまたうまく理系っぽさを表しているなと思いました。
そんな性格真逆なふたりが感情論と理論をぶつからせながら恋人になっていくのがすごく良かったです。
両極に居るから相容れないわけではないし、むしろ補うという意味では相性はすごく良さそう。

告白して両想いだとわかったときの中津の笑顔の破壊力、すごかった…
いつもわりと無表情な中津があんな笑顔を見せるなんて…!めちゃくちゃときめいてしまった。
そして中津がプライベートでは篠田に甘いところがまた良い…!!
恋人同士のいちゃいちゃまで見れてすごく幸せでした。

1

新感覚、恋する思考BL

厘てくさんの初コミックスが満を持して登場!
表題作の長編作品が丸ごと1冊に収録されています。

同じ予備校講師・文系の篠田先生(受け)と理系の中津先生(攻め)、
思考もタイプも正反対のふたりが、互いの足りない所を補うように
答えのない素晴らしい未来を描いていく話。

悩んでいる時に、多少厳しい言葉や
うまく理解できない理論で諭されたりしても、
自分とは正反対の思考だからこそ、差し出された助言に
パッと光が射すことや心が救われることもあって。
今も昔も篠田先生にとって、中津先生はそんな存在なのかなと
前半部分を読んで思いました。

後半部分では篠田先生の恋心が加速します。
初めは憧れだったけど、自分の気持ちを言葉にしたことで
中津先生への恋心を自覚するというのは、すごく頷けるし
夜の帰り道にひとり、『好き』という言葉を何度も響かせるシーンは
とても切なく、こみ上げるものがありました。

一方、中津先生の気持ちはモノローグ等もなく
作中最後になるまで言語化されていなかったけど
篠田先生との距離感が近く、肩に頭を預けたり
悩んでいるのを放っておけずにいる姿から
その好意を読み取ることができ、違和感を感じさせません。

私的萌えポイントは、ふたりの告白シーン。
ぐだぐだ話そうとする篠田先生に、『結論から言う!!』と喝を入れ
その後、飛びっきりの笑顔を見せる中津先生にきゅん!
キスをされ真っ赤になり倒れてしまう篠田先生にもきゅん!
ラスト、回りくどい理系に、もう一度きゅん!
もう、これだから理系は...!!

描き下ろしも非常に読み応えがありました。
本編とは違い、中津先生の足りない部分を補う篠田先生がいたり、
『好き』という言葉で溢れた、体を繋げるシーンは本当に素敵でした。

全体的に、文系のわたしは篠田先生目線で読み進めたので
理系だったらまた違う読み方ができたかも知れない、と
読後も楽しい思考を及ばせていました。
恋する思考BL、新感覚で面白かったです!

13

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