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表題作薫りの継承 上

比良木竹蔵、レストラン経営者
比良木忍、会社経営者

あらすじ

愛したのは、義理の兄。
深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。
毎日毎時毎秒兄に殺され続けていた。

比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。
竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。
兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。
竹蔵は兄に欲情していた。
ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。
そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。

義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。

目を塞ぎ、何度も義兄を犯した。

作品情報

作品名
薫りの継承 上
著者
中村明日美子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
薫りの継承
発売日
ISBN
9784799726358
4.6

(416)

(334)

萌々

(37)

(23)

中立

(14)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
44
得点
1901
評価数
416
平均
4.6 / 5
神率
80.3%

レビュー投稿数44

素晴らしい作品

義理の弟×兄のインモラルBL
行為を始める合図として静かに目隠しをするのにグッときた…
あれだけ蔑んだ目で見ていた人間に犯されてるのに快感を覚えてしまうことや、見えていないから暗闇と行為をしていると自分に言い聞かせていることが何もよりも好きって証拠…
甥っ子は最初から不穏だったけど、2人の行為を見てからもう後戻り出来なくなった感じで最高だった
ストーリー構成が本当に良くて、上手いこと過去の出来事が挟まっていて、もうこの頃からね…という気持ちになった

0

いつまでも心に残る

性描写の緊張感、美しさが本当に素晴らしい。
正統派耽美の系譜に連なる表現だなと思います。
絵柄が苦手という方でもこの表現の秀逸さは是非一読して欲しいです。

フェティッシュ満載なこの作品、
もちろん目隠しも非常にいいのですが、
とにかく食事シーンのエロティックさが最高です。
食べる姿がエロティックな作品はいい…。

0

薫りが漂ってきそう

メリバの代表作として超有名な作品ですが、ハッピーエンドをこよなく愛する者としてはなかなか手が出ずにいました。
兄弟ものにも特別惹かれないタチなんですが…

明日美子先生の独特な作画と、作品の雰囲気が見事にマッチしていてもうあっという間にのめり込んで行きました。
兄弟、不貞、近親相姦とタブー溢れる設定だし、濡れ場も多いんだけどエロいというより官能的という言葉がピッタリくる。
目隠しをして、誰にされているか分からない設定にしないと成り立たない関係にゾクゾクなりました。

この先自分的には辛い結末が待っていようとも、この作品を読み始めた事を絶対後悔はしないだろうなと確信しています。

2

電子書籍の上下セット版で読んでます。
単行本未収録カット付き…というのは明日美子先生デビュー15周年記念の要の一枚イラストです。

ザ官能の作品。ストーリーはまぁ徹頭徹尾よくある話なんですけど、よくある話であっても神作品にできるのが真の神作家ってわけで。明日美子先生の絵柄と余白と目力の勝利。よくある話と言いつつも、要ポジションの存在は珍しい気がする。子どもにあの役回りを任せるのは、テレビドラマなんかだとかなり難しいですし。その名の通りの要。

0

心構えがいる。中村明日美子先生だから描けるBL

 
正直、ここまで評価を迷った作品はないかもしれない。
読んだ後の感情がまだ追い付かないし、今から読む人は少し心構えをしてほしい。

ということで、以下、上下巻どちらも読んでのレビューとなります。

中村明日美子先生の作風って不思議です。
この作品、最初読んだ時は少し違和感がありました。

現代っぽくない雰囲気なのにスマホを使っていて、見た目や風景は外国なのに、名前はガッツリ日本名。
どこかでありそうで、どこでもない世界観でした。

それでも美しく描かれているので毎度、見惚れてしまいます。
体の線も綺麗で好きなコマ、部位がある作家さんです。

「同級生」のような青春甘酸っぱい系統とは違い、「コペルニクスの呼吸」「ダブルミンツ」などのダーク寄りの作品でした。

私はレビューやあらすじを読まずに購入したのですが、大正解だと思いました。

ただ、地雷があるとすれば受けの忍には奥様と子供がいて、自分の子供と〇〇描写があります。また、エンドも○○です。

事前に回避したい方は、レビューを見て読む方がいいと思います。

上巻では完結せず、下巻で結末と印象がだいぶ変わるので下巻の購入もオススメします。

そして評価を迷ったのは、あまり得意ではないエンドだったからでした。
それ以外は本当に神なだけに、とてもとても迷いました。

印象深く、なかなか忘れられない作品になりました。

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