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はぁ〜〜深夜に(も)沁みる木下けい子先生作品…
東京の駅を舞台にした、4つのオムニバス作品が入った物語です。
どれも最高に好きだし萌えるんだけど、私は用賀の王子(秋田出身)×練馬の東條くんのカプがめちゃめちゃ好き。
おしゃれな会社に勤めるシュッとしたイケメン攻め様が東條くんを落とそうと必死になってるのが、大変良きです…♡
特に、頬を赤く染めての「嘘…ほんたらことだっズの?」の秋田弁に激しく萌えました。好き過ぎる!!
新宿、秋葉に御茶ノ水、吉祥寺…と馴染みのある駅や駅名が次々出てきて、読むとなんだか電車に乗って出かけたくなる。
そんな素敵なオムニバス中でした✨
吉祥寺、練馬、用賀、秋葉原、新宿……
東京の各駅をテーマにした4カップルのオムニバス。
どれも木下さんらしい、キュンとして可愛くって、
でもその可愛さがあざとくなくて自然体のどこかにいそうな男子達。
ちょっとした表情とか、男っぽい仕草とか好きだなぁ。
吉祥寺:今時の大学生と修行中のパン職人、
練馬&用賀:練馬実家暮らしと秋田出身用賀暮らしの二人のリーマン。
秋葉原:秋葉原に勤めるリーマンと、アキバ系女子否男子。
新宿:駅員さんとホストさん。
東京レイルウエイ:一つの駅でニアミスしている4カップル、
それぞれのその後がチラッと垣間見える。
ちょっとステレオタイプな東京の各駅のイメージが
うま〜く使われているんだけれど、
そして本作によるとアドバンテージがあるらしい(笑)東京人には
それがよく分かってなかなかおかしいんだけれど、
地方の方にはどうなのかな?
個人的には秋葉原の女装オタク男子・八田くんがおかし可愛くて転げた。
「ジブン八田歩であります。提督は何とお呼びすれば?」ビシッって
(笑)
どのカップルもその後の様子が見たいなぁ……という気分の短編集。
じっくり感激って感じじゃあないけれど、
軽やかに楽しく、いろんな萌がちょっとずつ入った作品でした。
東京の駅、っていうかその土地を舞台に物語が描かれています。場所によって雰囲気が違うのは、東京ならではですよね。(もちろん他府県でも都市によって特徴があるんでしょうが、東京ほどバラエティに富んだ県はなかなかないと思います) 私は上京してきたので、楽しく読みました。特に「練馬の王子」と「用賀の騎士」が。いまだに、関東周辺の生まれ育った場所へのコンプレックスはよくわかりませんが。(大阪出身なので、大阪が一番だと思ってる)この2作だけ、同じCPのお話です。
1冊に5話とおまけの1話(全員が出てくる)が入っています。上の二話以外は独立したお話で、一話目の「吉祥寺の戦士」はこれで終わり!!! とめちゃくちゃ物足りなかったですが、他は満足でした。久々にこの方の短編を読んだ気がします。
秋葉原のオタクの子も、新宿のホストも可愛かった! なかなかお得な一冊だと思います。
作家買いしている作家さんの一人です。
今作はオムニバス作品集で、東京にある駅(吉祥寺・練馬・用賀・秋葉原・新宿)をテーマにしています。
駅は5駅ありますが、カップルとしては4組です。
どのお話も読後感も良くて、読みやすくて幸せになれるお話ばかりでした。
あと、一部の人を除き、基本ノンケっぽい人達がまさかの男性相手に恋に落ちちゃう・・・というような感じでした。夢があって、でもどれも自然な流れで、胸キュン展開で、なおかつ面白くて、読んでよかったな~と思えた作品でした。
吉祥寺の戦士:そつなく生きる今時の大学生が、始発で見かけた男性(実はパン屋さんで働いている。まだ見習いレベル。)に恋に落ちてしまい・・・でも、つれない彼に対して初めて本気で一生懸命になるお話。
お話としては短いながらも、大学生の心の動きや表情が絶妙でした。
練馬の王子様:同じビルに入っている別会社の社員と合コンで同席することになった練馬で実家暮らしの東条君と、世田谷在住というノーブル感の漂う岡田さん。
ところが岡田さんは地方出身のかなりガッツのある人で、以前から気になっていたという東条君を落とす宣言をしたところで物語が終わります。
用賀の騎士:上記「練馬の王子様」の続きです。
ガッツのある岡田さんですが、実際には色々ダメな子であることが発覚。(まさかここまでとは・・・という豹変ぶり笑)
いわゆる地方出身者のコンプレックスみたいのが描かれているのですが、そういった部分もコミカルに描かれていて面白かったです。
個人的には「彼氏ヅラじゃない 彼氏希望ヅラだよ」という台詞がとてもツボでした。
受け様である東条君が男前気質です。
秋葉原狂騒曲:オタクでコミュ障の受け様と、秋葉原にある老舗会社の社員(非オタク)との恋。
受け様の一途さにやられてしまい、恋に落ちてしまう攻め様です。
私としては、4カップルの中で、断トツ大好きな攻め様であり、カップルでもあります。
秋葉原で、コミュ障な受け様が、知り合いの非オタク男子2人にからかわれた時に、その男子2人に向かって「君たちはこの街だと浮いてるな きっとふさわしくないんだね」って言った攻め様。めちゃくちゃ格好良かったです!!!こちらまで気分すっきり!!!
そしてその後に、「ああいうのはほうっておけばいいんだ 自分が理解できない事をみとめたくないだけのバカなんだから」っていう言葉も素敵でした。
メガネ好きの私としては、攻め様が黒縁眼鏡であったというのもめっちゃツボでした。
新宿ダーリン:7年前、電車内で、浪人生なのに最後のチャンスの受験でインフルエンザにかかりもうだめだ・・・&具合悪い・・・となっていた主人公を励ましてくれた車掌さん。その車掌さんを心の中で「天使」とあがめたたえいつか、会いたい!!!と、その後(大学進学はあきらめた模様)夜の町新宿でNo.2ホストとなって頑張っている主人公が、ついにその時の車掌さんと再会し・・・というお話です。
肝臓が強いからホストに・・・という飛躍っぷりもさることながら、車掌さんを一途に思い続けた主人公のまっすぐなちょっとおバカな性格が面白いです。人生色々あった受け様は卑屈キャラです。
東京レイルウェイ:4組のカップルが新宿駅で交錯します。ショートながらも、4カップルの特徴も出ているし、その後みたいのが垣間見れます。
5話、5駅、4カップル+全員登場の描きおろしです。
全てのお話が東京のそれぞれの駅がキーワードになっています。
日常的に利用する駅から出会い、再会し、アプローチして、
どのお話も特別大きな事件が起きるわけじゃなくて
本当にありそうなことばかり。
奇跡的に出会って恋に発展していく過程のお話を、それぞれの駅の特徴を上手く話の中や、キャラに盛り込んでいて本当に面白かったです。
実際には電車通学や電車通勤でこんな奇跡的な出会いはなかなか無いんでしょうが、あったら良いな〜あって欲しいな〜(妄想)
と、夢広がるお話ばかりでした。
短編オムニバス形式。すべてが、もっと続きが読みたくなるお話ばかりでした。