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表題作ぜんぶ君のせいだ

宿村 高校生〜大学生20歳
佐伯 高校生〜20歳

あらすじ

こっちが好意を示すと逃げていく、でもたまに優しい。けど本心は掴めない。色々こじらせた佐伯と優しくてお人よしの宿村の恋は!?

作品情報

作品名
ぜんぶ君のせいだ
著者
青井さび(内田つち) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344836136
3.1

(10)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
29
評価数
10
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

女装男子の脚

女装する男の子(女になりたいわけでもオネェでもない。あれ? 仕事のためとはいえ、根本的になんで女装してるのかわからなかったな)の、おみ足が美しかったです。って、まずそこか! いやいや、なかなかそれはポイント高いです。綺麗でした。

今の時点で全然星も入ってなくて、レビューもされてないことにビックリです。結構よかったと思うのですが……。

受の女装男子のわかりにくい優しさが、時間をかけて攻にじわじわと伝わるのがよかったです。保健医はちょっとなぁ……うわぁ子供に手を出したんだって思って気持ち悪かったね。

一冊丸々同じカップリングのお話なので、読み応えはありました。

0

素直になれないところが愛しい

お人好し宿村とこじらせたツンデレ佐伯の話なんですが、佐伯がひねくれてて、素直じゃなくて、宿村のために嘘ついて肝心なことを隠して傷付く自己犠牲...たまらなかっとです...そしてすごく一途なのに、わざとこなれた感じであおったりするのに真っ赤になってしまったり、可愛らしかったです。

宿村は宿村で、お人好しなので佐伯に振り回されっぱなしでぐるぐる悩んで...愛しい二人でした。

0

受けが理解できない

高校生の宿村(攻め)は、いつも自分にちょっかいをかけてくるクラスメートの佐伯(受け)に手を焼いている。困ってはいるが、決して嫌いではなかった。文化祭で怪我をした佐伯を助けて、ちょっと仲良くなれた気がしたが、その直後につきあっていた彼女を佐伯に寝取られ、訣別する。しかし大学生になって再会したら、佐伯は女装でバイトをし、しかも彼氏がいるようで…。


読み終えたあとでは割と読みごたえあったなぁ、と思いますが、読んでるときはちょいちょい不快な気持ちにさせられる話でした。
受けくんはずっと攻めが好きなんだけど、想いを伝えたいのか伝えたくないのか全然わからない。伝えるつもりがないけど絡みたいんだな、というのはわかるけど、それでしょうもない嫌がらせとかちょっかいかけるのがあまりにも子供。好きな子はいじめたい、というのともまた違う感じで、あわよくば気付いてもらいたい…のかな…?
それで、攻めが遊ばれてることがわかったから、と攻めの彼女を寝取って(えっ受けはバイなの?)、理由も告げずに「ビッチを寝取ってやったぜ」的な画像を送りつける。攻めが女に遊ばれ傷つけられるのは嫌だけど、自分が攻めを傷つけるのはいいんだ…と自分勝手に思えました。

再会したときも、受けが高校時代の先生と身体の付き合いがあるのが生理的に受け付けなかった。高校時代から関係を持ってたのかな…。先生と寝ながら、片思いの男にちょっかいをかけ、片思いの男の彼女を寝取る…全方位に対して不誠実な行いです。
これで受けを許そうとする攻めも理解できないし、許して付き合おうとするのに至っては、お人よしというよりちょっと足りないんじゃないの、と思ってしまった。まるっきり好きになる要素がなさすぎる。100点満点中90点の男でも付き合わないであろうノンケ男が、マイナス30点の時点から「実はいい奴ポイント」が100点加算されて70点になったからといって男と付き合おうという気になるかなぁ。

まあ、1冊まるまる同じカプの話で、読みごたえはあったし、満足感もあります。でも個人的に萌えはほぼ感じられなかった。

3

何回お返しもらう気だ!?

内田つちさんの作品の雰囲気は好きなので紙媒体もかなり集めているのですが、絵だけでは超えられない壁があるのだと思い知らされることが多々…。
登場人物の誰かひとりでも好きになれれば、あとは絵ですべてを許せるというパターンがあるのですが、この作品では適用されませんでした。
誰も…、誰も好きになれなかった…。
好きになりたかった…。

高校時代、宿村にやたらとちょっかいをかけてきた佐伯。文化祭の日にある出来事があって、疎遠になったまま卒業して1年。
大学2年になったのを機に学校の近くに引っ越した宿村の目の前に佐伯の姿が…。

因縁再会ものです。
しかしどの登場人物も…、何というか魅力が…、好きになれる要素がありませんでした。
結構ネタバレします。


宿村は鈍感で寛大すぎる。再会したときに佐伯と抱き合ってじゃれてる阿佐ヶ谷(高校の保健医)を見ているのに、佐伯の「付き合ってない」の一言で納得する。さらにキスを目撃して嫉妬っぽい気持ちが生まれたことで自分の気持ちを自覚したのに、「遊び相手」という言葉に一切頓着しない。もうちょっと引っかかってもいいんじゃないかなと、こっちが気にしてしまうくらいさらっと流すのです。うーむ…。
佐伯は何がしたいのかよく分からない。変なところで嘘をつく。高校時代に告白してるけど、そこはその後も完全スルー。再会後も匂わせたり引っ込めたり。バイト先のこともラストで種明かししてましたけど、「そんな理由で!?」という感じだし、かっこつけた台詞をちょいちょい入れてくるのですが、いい印象がないので心に響いてこなくて残念。女装のバイトも特異な状況なのに、あまりにさらっと流されていてちょっと肩透かしでした。
保健医は初登場からなぜか分かってしまいました。高校時代のパートでは一瞬しか出てこなかったけれど、遠目からでも「絶対このひと、そうだ!」と思わせるビジュアル。なので再会シーンでは衝撃より「当たった!」という気持ちになってしまいました。
このひとに関しては捨てる神あれば拾う神あり的流れになってたので、特に何も思うこともなかったです。

それと文化祭の日に約束したお礼のチョコ。
あのときはもらえなかったけど、その後にチョコレートケーキももらったし、酔いつぶれた次の日も板チョコを置いておいてくれているのです。なのになぜかまだ「お礼のチョコ」を要求する宿村。
本当に何回もらう気なんだろう?と不思議で仕方なかったです。

萌えたかった…。本当に萌えたかったです。

1

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