• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作生意気ヒエラルキー

大河原光希(みっきー),大学生,生意気な後輩
唯,大学生,中学からの攻の友人で先輩,1歳年上

同時収録作品イトコの秘密 / イトコの秘密【番外編】(描き下ろし)

充,年上の従妹,社会人
田所栄満,大学生,居酒屋でバイト

同時収録作品背中の熱 / 背中の熱【番外編】(描き下ろし)

怜央,劇団の役者,大学生
迫田要,劇団の脚本家

その他の収録作品

  • 生意気ヒエラルキー【番外編】(描き下ろし)

あらすじ

中・高・大学と、ずっと唯のことを追いかけてきた後輩のみっきー。いつも生意気な事を言ってくるけど、どうやら唯にベタ惚れの様子…。そんな彼に対して優越感を抱いていた唯だったけど、つい調子に乗ってみっきーを挑発しちゃって…!?
「先輩、ちょっと調子に乗りすぎましたねーー」

作品情報

作品名
生意気ヒエラルキー
著者
ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784864368650
3.4

(122)

(20)

萌々

(39)

(45)

中立

(16)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
407
評価数
122
平均
3.4 / 5
神率
16.4%

レビュー投稿数18

あっさり読める短編集

3本の短編集。

□表題作
の割に短かったです。
ドラマCDになるのでタイトルにしたんですかね。

先輩が後輩を抱いてやるぜぇと息巻いているのが盛大なフリとわかるやつですね。
逆になって、先輩が抵抗せず素直に受け入れるところがよかったです。


□イトコの秘密
先生がデビューされてすぐの作品、スランプになったというのがなんとなくわかります。


□背中の熱
いちばん好きでした。
めんどくさい脚本家が好きな役者に自分を投影した役を当て、振り向かせようとする。
そのやり口がめんどくさいw

役者の言い分に一理あるなと思ったし、役者が振り向いてくれてかわいらしくなった脚本家がよかったです。

0

もうちょっと読みたい短編2つ

タイトル用の表題作という感じで、おそらくメインは3話構成の同時収録です。
3CP収録されていますが、最初と最後の短編はクセのあるキャラに面白そうな設定なので、単話だと物足りない…。

【生意気ヒエラルキー】(1話+描き下ろし) 萌
中・高・大と一緒の一個下の後輩・みっきーに甘えっぱなしの唯。
唯のわがままにみっきーはいつも生意気な返しをしてくるけれど…。
年功序列に胡座をかいていたら、飼い犬に手を噛まれるどころじゃないよという話。
短すぎて、唯の性格が悪すぎて、あと1話くらいないと判断し難い短編。
足りない感じは、描き下ろしで若干カバーされてます。

【イトコの秘密】(3話+描き下ろし) 中立
のらりくらり飄々系のイトコと、「重い」と言われて恋人にフラれた栄満(はるみつ)。
居候生活なのに、甲斐甲斐しく栄満の世話を焼いてくれる充の負担を考えた栄満は…。
イトコ同士、同居、社会人と大学生です。
イトコが飄々としすぎてて、いまいち熱量が伝わってこなかったせいか、蛇みたいに見えてしまいました。

【背中の熱】(1話+描き下ろし) 萌
劇団員の怜央(大学生)に好意を寄せる脚本家の要。
自分の性格を投影した役を怜央に振ってみたところ…。
こちらも短すぎて、評価しにくい!
面白そうな設定だから、えろすをゴールにしないで、せめてあと1話読ませてほしい。
こちらも表題作と同じく、足りない感じは描き下ろしで多少カバーされてます。

0

強めの攻めたち!

表題作他2編が収録されています。

どのお話も読み切りじゃ物足りなくって
丸ごと1冊で読めたらなぁと思ってしまいました。

『生意気ヒエラルキー』
唯の前ではクールを装っているけれど、実は小学生の頃から
今に至るまで自分を追いかけてきた健気な後輩・みっきー。

そんな彼の一途な想いに気付きながら焦らしていたら、
返り討ちに遭っちゃったアホ可愛い先輩の唯なのでした。

普段は無表情なみっきーが唯のことになると
頬染めちゃうデレ顔が眼福でございました♥
生意気なみっきーの方が小さいという意外な体格差も萌え要素となりました。

番外編では唯を強引に押し倒すも、
怒られてしまい、しゅんとなってしまうみっきー…

これは…なでなでしたくなる!
雄スイッチON時の攻め顔もかっこいいけれど、
やっぱりみっきーは愛でたい派です。

『イトコの秘密』
元カレと別れていとこの充の元に居候している栄満。
充は普段は温厚で優しく、容姿もふんわりとしていて、
個人的にはこちらが受けと言われてもアリな印象ですが、
その中身は豹変型の執着攻めのお兄さんなのでした。

栄満が自分から離れようとすると、それまでの草食系の仮面を脱ぎ捨て、
男の顔を露にして、半ば強引に栄満に手を出しちゃいます。
このときの充のちょっと腹黒さと獣性を滲ませた表情、
普段とのギャップにドキっとしちゃいました。

『背中の熱』
劇団のNo.1役者の怜央に恋する脚本家・迫田は
愛しの彼に振り向いてもらうため一計を案じます。
それは自分を投影した役を怜央に演じさせること。

迫田としてはその役を演じることで自分の恋心に気がついて!
ということらしいのですが、怜央は面倒くさい心情が理解できず。
理解不能な役柄にイラつきながらも迫田の想いに気がつき…

結果的には迫田の作戦勝ちのハッピーエンド!
なのですが、怜央が役を演じることで迫田への気持ちが変化していく
過程が描かれていないので、「嫌い」だったのがどうやって「好き」に
なっていったのだろうと少し謎が残ってしまいました。
もう少しページ数があったらなぁ、と少し悔やまれます。

本編だけだと怜央の性格がいまいち掴みきれなかったのですが、
番外編で「付き合ってもらいますから」と不敵な笑みを浮かべる
怜央にほんのりSっ気を感じました。

3編通して共通していたのは攻めにSっ気がありそうってとこかも(笑)

0

短編集

可愛いカップルが多くて良かったです。

表題作は、ちょっと軽い先輩、唯と、一途だけど懐の深い黒髪後輩、みっきーのカップル。
焦らせて遊んでいたら、他人にキスさせたことでついに切れたみっきーに抱かれ、年貢を納めた唯先輩でした。年下ながら包容力あるみっきーがステキ。

もう1つは、優しすぎる年上のいとこが、時折見せるオスの顔にドキドキするかわいい短髪男子のお話。
ヤンデレかなと思ったけど違った。彼氏と別れたばかりの傷心な子が、優しく癒されてハッピーになります。

どれも意地悪な人が出てこなくて、可愛い恋のお話なので気持ちよく読めました。

0

生意気な恋のヒエラルキーをポンッ!と飛び越える軽やかさとエッチ♡

全編通して、下克上がテーマかなぁ。関係性はそれぞれ違うんですけど。同じテーマが作品を貫いている様な、読みやすさを感じました。
なんと言っても表題作の表紙に描かれたこの2人が可愛い。左奥にちょこなんと描かれたデフォルメされたちみっこの2人も可愛い。
「どうしようもない人だから。」と、ムスッとしながらも先輩を構い倒すみっきー。
そんな彼を可愛いと思い、まんざらでも無い唯は、煽っては引く。みっきーの心中を弄んでるつもりで油断していたら…。激しい恋の逆襲に翻弄されちゃうよ!というエッチなラブコメ。
顔面力が高過ぎるみっきーのタガが外れたその時。唯は壊れそうな程 愛されちゃいます。

同時収録も、『従兄弟だからしょうがない』と諦めていたのに。まさかの自分以上の執着を見せられ、戸惑いながらも受け入れて、メロメロにされちゃう「イトコの秘密」
想いを寄せる相手に自分を投影させた役を与える脚本家「背中の熱」
思いもよらなかった相手から寄せられた想いは特別だから。戸惑いは隠せないけど、メロメロにはなるよね。
ひなこ先生らしい、涼しげな目元の端正な美形たちが組んず解れつ、いつも通りエッチです。
それぞれに番外編が付いていて、お得感はありますが、それぞれを丸っと読んでみたかったです。
特に最後に収録されている「背中の熱」は、短過ぎて軽過ぎて残念。テーマとイジイジさから言ってももうちょっと描き切って欲しい設定だったかも。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP