• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作5時にはおワンナイト!

白鳥,冴えない後輩,営業二課
倉木,仕事の出来るスーパーOM,総務部

同時収録作品刃渡り20センチのルージュ

竜田 裕二郎
佐渡 元,元ヤン

その他の収録作品

  • 相愛でいナイト!(描き下ろし番外編)
  • 刃渡り20センチのルージュ(描き下ろし番外編)
  • あとがき&スペシャルまんが(カバー下描き下ろし)

あらすじ

狙うは年収二千万以上のハイブリッドイケメン!!女の園で働くスーパーOM(オフィスメン)倉木。
仕事のできる彼は定時までにきっちり業務をこなし、出会いを求めて夜の街へとくり出すのだ。
ある日の合コンで、ウブで金持ちなイイ男を発見し、お持ち帰り成功!!
ところがそれは、会社の冴えない後輩・白鳥だった!?
表題作ほか、憧れていたライバルがオネエになっていた(!?)ケンカップルの再会愛も収録★

作品情報

作品名
5時にはおワンナイト!
著者
加藤スス 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199606779
3.8

(87)

(20)

萌々

(38)

(26)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
14
得点
333
評価数
87
平均
3.8 / 5
神率
23%

レビュー投稿数14

古いけどワクワク読める

上田にく先生とかウノハナ先生とか須坂紫那先生とか、軽妙なラブコメ寄りのお話がお得意なかたってわたしはすっごく好きです。
事前情報がなくても安心して読める、寝る前に読んでもだいじょうぶ、一言で言うとホッコリ癒されるんですね。

加藤スス先生もその1人。
全作品は読んではいないけどイイですね〜
この作品も今日表紙もろくに見ず読み始めたのですが、えーっとこの黒髪眼鏡の相手ってこの目と眉がくっついてる後輩くんでいいんだよね??
同期の松岡ではないですよね??
疑心暗鬼で読んでいくわたし、だってこの倉木はハイスペックセレブ男しか狙わないとか、後輩より松岡の方が全部上じゃねぇ?
でもわたしは冴えない後輩白鳥を推すけど!
表紙の2人をよく見直し白鳥×倉木で合っていたことを知りました!
この松岡サンはラストのほうでなんだか人に言えない悲惨な?目に遭ったようでご愁傷様です、、
松岡サンのスピンオフはないのでしょうか、かわいそ過ぎる、、
メインのキャラ2人も付き合い始めたのかなんだかまだまだ不安要素がありそうな、なので3話分は短過ぎる、もっと読みたかったです!
わき役の同僚女性陣が巧妙なテンポで喋っているのもこなれ感有ってイイ感じ。

先生の他の作品を読んできて思うに、先生はちゃんとオフィス勤めをなさっていたとわたしは確信しています。
リーマンもの大好きだからいろいろ読んできたけれども先生のが1番リアルに思える描写ですもん。
というわたしがちゃんとオフィスワーカーしてきたわけじゃないのだけど。
でもでも、もし先生がこういう類のお勤め未経験でこんなに描けるだなんてそれはそれで漫画家さんってすごい!
と素直に感激してしまいます。

同時収録の高校のダチが東京のショーパブで働いていたっていうお話。
ずっと片思いしていた女装の元野球部員に対し驚愕しつつ急に恋愛感情を抱く男の心理がよく分からなかったです。
これもページ短過ぎかな。

2篇ともすなおに面白かった。
加藤スス先生のコミックス全部読むぞー♡

0

合コンで男をお持ち帰り出来る主人公強すぎる

二作品収録。
どちらも純粋な心の持ち主に焦がされてノックアウトと言った感じのストーリーでした。

表題作『5時にはおワンナイト』
終始謎の勢いがありました。
かなりの力技で物語が進んで行くのですが、ギリギリ置いてけぼりにされず最後まで読むことが出来ました。
終盤の突飛さが凄かったです(笑)
キャラクターの掘り下げがもう少し欲しかった気持ちはありますが、中途半端に掘り下げるくらいならこのくらい勢いで進んでくれた方が読みやすいのかもしれないなと思いました。
二人のキューピッドだった松岡が石油王をどう乗りきったのか気になるところです(笑)

同時収録『刃渡り20センチのルージュ』
ケンカップルという触れ込みでしたが、元ケンカ相手と言うだけでケンカップル感はそれほど無いかなと思います。
アホの突き抜け方が私の感覚とズレていて、大事なシーンがイマイチ刺さらず残念。
とはいえ相性の良さそうな二人でよかったです。いつの間にか周りにバレていつの間にか受け入れられてそうだなと思いました(笑)

0

惜しい!

5時にはおワンナイト!
何様のつもりだって感じなんですが、惜しい!
本当に何様?なんですが、設定はすごく良いんですよ。
キャラも良い。
なのにエピソードや話の運び方?がもう少しなんか物足りない。
せっかく良いネタなのに活かしきれてない感がすっごく残念で。
重ね重ね何様ですみません。

倉木と女子社員のトークがとても面白かったです!倉木の合コンスキルも。
そして白鳥の何やってんの?な所とか。
原石を見つけて磨くのもいいですよね!攻めを磨く年上受け。磨けば光る攻め!

刃渡り20センチのルージュ
こちらも惜しい!
せっかく良いネタなのに、元に共感があまりできない…。
突然姿を消した親友を探しだしたら…なお話で、その親友はやっと東京で自由を手に入れてたという。
でも完全な自由ではなくて、やっぱり男じゃどうにもならないこともあったり。
裕は良いキャラなんですよ!だけど元が変わり身が早いというか、なんだろう単純なだけなのかな?

2

永遠に幸せに暮らしましたとさ、が似合うカップル

電子版で読了。

倉木さんのOL力高すぎて全然負けてる。
少女漫画(?)読んでるくらいのノリで読めた。
OL力も女力(女子力にあらず)も高いのに、ちゃんと男の子なの素晴らしかった。
合コンに来るようなノンケのお兄さんをフェロモンでバッサバッサなぎ倒していく姿はかっこよすぎる。

白鳥くんは愛が強くて良い。
こういう受けは苦しいほど愛されてほしい。
この2人は永遠に幸せに暮らしましたとさ、が似合う。
5時に仕事を終わらせて、仲良くやれよ!!


2本目の幼馴染モノも良かった。
幼馴染で片方がゲイで、離れたのに追いかけてこられて……は全部性癖。
君たちもよかったね。結婚して。

0

面白くて大好き♪

二作品収録されています。

私は表題作が大好きなんです。
会話のテンポが良くて受け攻めの二人はもちろんのこと彼らを取り囲むキャラも生き生きしてて面白い。

受けの倉木は年収2000万円以上の高スペックイケメンとの玉の輿を公言してはばからない男で、毎日きっちり5時であがっては高収入・高学歴のイケメン求めて街へ繰り出しています。
仕事ぶりは上司や同僚に一目も二目も置かれるほどなので有無を言わさず定時上がりをしているんだけど、たまには「史上最高にいい男を集める合コン」を交換条件に同僚の残量に協力することもあります。
そして社内の女子二人組とは戦友として一緒に男の品評会をしたり、男漁りのために合コンに一緒に参加して情報交換したりするのですが、その女子二人組とのくだりがなかなか辛辣であけすけで面白いんです。

さてある日のこと、残業してくれたお礼に同僚が主催した合コンで金持ちのイイ男に出会った倉木は早速お持ち帰りしちゃいます。
スペック高い男は基本腹黒いのに、お持ち帰りした男はなかなかウブなところもあって久々のヒットだった〜♪とほくほくの倉木だったけど翌朝社内で見かけたのは、まさかの昨日の男。しかもそいつは金持ちどころか冴えない後輩・白鳥であることがわかり…。

そんじょそこらの男には見向きもせず高スペックなイケメン狙いの倉木は当然、フツーの会社員、白鳥なんて眼中になく、お前との可能性は1%もない!!と断言するんだけど白鳥はめげない、へこたれない、そして話を聞かないもんだからやたら前向きでそれが残念なことに全て微妙にずれてる。
このずれっぷりがおかしいんです。倉木の皮肉も全然通じず「倉木さんのため 夢のスイートホームに向けて鋭意奮闘中です!」とかキラキラ笑顔で言ってのけちゃう。
途中、いかにも漫画的展開もあるけどラブコメだものそれでいいじゃない!と思えてしまいます。なんか良い意味で今っぽくない、昭和テイストとでもいうのかな。
タイトルの「5時にはおワンナイト!」かきおろしの「相愛でいナイト!」というタイトルも微妙に昭和感を感じさせる秀逸なものだと思いますし、中身もそれにふさわしい古き良きラブコメって感じです。

電子書き下ろし&カバー下も表題作カプ関連でどちらも面白いのです。

もう一つの同時収録作【刃渡り20センチのルージュ】は同級生同士の再会・女装攻めのお話です。
高校時代、普段は落ち着いているけど誰よりも喧嘩が強くて悔しいけど男として憧れる相棒だった裕二郎。しかし卒業と同時に自分の前から姿を消して4年ぶりに再会したら裕二郎はオネエになっていた…というやつです。
受け視点、攻め視点があるのでそれぞれの事情がわかって好き。
受けが単細胞&デリカシーのないキャラでちょいイラっとくるんだけど、攻めが男気溢れる乙女系で好きです。

1

ダメ犬、石油王からも美人肉食男子を奪う!

美人で仕事もできる倉木は、金・仕事・顔・ステイタスが揃った男の獲得を目指す超肉食男子!
合コンでは男子サイドから入念にスペックリサーチ、コレ!と思った男はノンケでも見逃さない。その夜、お持ち帰りしたイケメンお坊ちゃま・白鳥はカラダの相性も良くて、久々のヒットに倉木はご満悦♪合コン友達(女)にも自慢しまくり←その顔w
でも、白鳥の正体は、合コン主催者・松岡にスペックを盛られた営業部のダメ男だった…
キレた倉木に、松岡は物理的に、白鳥と営業部は社会的に殺されかけるw

白鳥は情けない奴だけど、前から憧れていた倉木にダメ犬なりに想いをぶつけていく。低スペック男なんかあり得ないと言いながら、過去の男のせいで肉食化した倉木には、白鳥のまっすぐな言葉がダイレクトに届くんですよね。
そして倉木はアラブの石油王(ホテル王)と出会い…
白鳥の活躍は本編でぜひ。

肉食女子達との男あさりトーク、スーパーオフィスマンとしての君臨ぶり、それに石油王の性癖!もうぶっ飛んだ設定、ちょっとしたギャグがおかしくて腹がよじれます!「なでしこ」、「スラム」最高に笑いました!
でもギャグだけじゃなくて、ちゃんとメンズがラブしてて、もうこの話すごい好き!
巻末(カバー下?)の白鳥を説教する倉木のねちねち言葉責めも見物です。

「刃渡り20センチのルージュ」
高校時代、元はケンカが強い裕を男として憧れていた。裕は卒業と同時に消え、やっと居所をつかんだ元は、どっちが強いか決着をつけるため、片道5時間かけて東京の裕に会いに来た。そしたら裕はオカマになっていて…
「チンコとったの?」とかズケズケと聞いちゃうデリカシーの無いバカ男と、そんな親友に惚れちゃったオネエのお話。攻めはオネエです。

電子限定描き下ろしは「倉木の合コン講座」4ページ
ゲイが合コンに紛れこんでノンケ男を落とすテクニックのお披露目、女子との情報交換の実態なので、聞いてる松岡や白鳥に役立つ情報じゃありませんw

8

ギャグが面白い!!

Charaバースデーブックに掲載されていたショート漫画を読んで原作に興味を持ちました。
2つのお話が載っていて、オネエのお話は見覚えが・・・と思ったら雑誌掲載時に読んでいた作品でした。
基本的には予想以上にギャグなノリで、ひたすら面白かった~!!!というお話でした。
こういうノリが無性に恋しくなる時があります。
玉の輿を狙っている有能な受け様も、合コン好きでも決して遊びに人ではなく、真剣にお相手を捜しているというのも好感が持てました。しかも、実はハイスペックな人を捜しているのは、実は過去のつらい恋のせい・・・という理由があったのも良かったです。

オネエのお話は、なんだろう、面白いノリだし、ギャグナノリもあるけれど、どこかほろりと切なさの漂う印象のお話でした。ちゃんとハッピーエンドなのですが、全体的に流れる切ない雰囲気がありました。

描き下ろしも、カバー下も必見です!!!

2

「やまとなでしこ」(ドラマ)を思い出すラブコメディ

表題作は、年収二千万以上のハイスペック彼氏をゲットすべく日々合コンに明け暮れるスーパーOLならぬスーパーOM〔倉木〕が、誤って見た目も収入も冴えない会社の後輩〔白鳥〕をお持ち帰りしちゃって始まるラブコメディ。
昔フジで松嶋菜々子さん主演の「やまとなでしこ」ってドラマがあって大好きだったんですけど、あれを思い出しました。
ゲイ倉木の肉食女子顔負けのハンティング精神もさることながら、元童貞白鳥の猪突猛進っぷりがなかなかのもの。
押しつ押されつのテンポの良さが小気味良くってするする読めました。
最後は白鳥の寄り切り勝ち*\(^o^)/*
童貞パワー強い!
ところで、2人を引き合わせたキューピッド役の松岡さん(倉木の先輩/白鳥の上司)が、仕事できて交友関係広くていい車持ってて面倒見もいいかなりのハイブリッドイケメンだと思うのだが、粗チン呼ばわりされている上になぜか損な役回りばっかりさせられてて気の毒である(笑)

同時収録作は、オネエ攻め(女装攻め)です!
セックスの時には男になる女装攻めってのが昔から好きでして^_^
あんまり見つからないので、思わぬ収穫でした♪
攻めは普段から女装をしているわけではなく、ショーパブ勤務中のみ女装しているタイプで、口調もオネエ言葉と男言葉を使い分けています。
理想的にギャップ萌えさせてくれるオネエキャラでした。
ストーリーはちょっとあっさり呆気ない感じかな。
もうちょっとじっくりと読みたかったです。

そして、キャラコミックスは電子限定特典が充実の内容で、電子派には嬉しいレーベル。
倉木さんの合コン講座(生徒は白鳥くんと松岡さん)が4ページの描き下ろしで入ってます。
なんだかんだで倉木さんと白鳥くんはすっかりバカップルですな。

2

設定が絶妙です。

 『ろくでもグッドナイト』のレビューを読んでからとても気になっていた加藤スス先生。こちらもkindle unlimitedの大収穫の一つでした!

・『5時にはおワンナイト!』『相愛でいナイト!』描き下ろし
 もうね、キャラ設定が面白い!定時には仕事を終えて颯爽と退社する【伝説の総務王子】と呼ばれる倉木が、実は夜な夜な街に繰り出して年収2千万円以上のハイブリッドイケメン彼氏を探しているゲイだとか、同じ会社に勤める大学時代からの友人の松岡が合コンを設定する代わりに残業を頼んだり、同僚OLの悦子とみどりがそういう倉木のことを知った上で合コン仲間になっているとか、ぶっ飛びすぎていないのに、ほどよく飛んでる設定が絶妙です。
 高望みな倉木がちょいちょい性格が悪そうなのに、勘違いしてお持ち帰りした松岡の部下の白鳥の純朴さに、つい素直な顔を見せてしまうのは可愛いくて、悦子とみどりがからかいつつ応援しているのも楽しいです。
 倉木がハイブリッドイケメンに拘る理由を知る松岡も、白鳥に絶妙のパスを渡す役割をりっぱに果たしています。アラブのホテル王(M属性)から倉木救出の後、ゴージャスなスイートで松岡に何があったのか知りたいわ( ´艸`)クフ

・『刃渡り20センチのルージュ』
 BLに置いての女装とかオネエやオカマちゃん設定はあまり好きではないのですが楽しく読めました。多分、裕二郎の女装がちゃんと男だとわかる見た目で、普段着の裕二郎はしっかりイケメンに描かれているからだと思います。元(げん)がやんちゃでアホな天然だけど、信念を貫く男前だったのも(*゚∀゚*)イイネ!!
 ラストシーン、ホームで「すぐ来るから」と笑う元(げん)を見送りながら「昨日のアレだけでも幸せだったのよ。それだけで十分…」てところは切なかった。

 気にいった作家様の次回作は紙で購入したいと思っているけど、これも電子限定SS付きでした。電子だと特典付きもポチっと簡単に購入できるのがいいですよね。

追記9/27:後にkindle unlimitedから削除されたようです。

5

萌えるけど笑いすぎてお腹痛いBL

読み終わったあと腹筋が疲れました…とても面白かったです。
口の悪い眼鏡受が大好きなので手に取りましたが、いい感じにひねくれていてよかったです。
相手も純朴ワンコ系でツボでした!
エロ度は少ないですが、この作家さんの一番のすごいところは笑いどころが多すぎるところだと思います。あとちゃんと萌えます。
いろいろなキャラを描き分けられる作家さんのようなので、キャラの萌えどころが自分に合致していれば、すごく萌えると思います。
どのキャラも愛着の湧くようなかわいげがあるので、今後注目したい作家さんです!

8

キャラに愛着が持てる◎

前作に続きこちらもお気に入りの一冊になりました。表紙イメージどおりの表題作(約115頁)と、再会からスタートするケンカップル?話(70頁)が収録されています。どちらも笑えてキュンもあってで面白かったですが、私は同時収録が特に好みでした、大好き♡

■『5時にはおワンナイト!』(表題作)
汗のにおいなどしないような、ダークスーツでキメてるメンズたちが登場する……わけではなく、表紙のイメージのまま、な作品。自分が持ってないものを持ってる人って、やっぱり惹かれますよね。後輩・白鳥は健気ワンコなおバカくんだからよいとして、倉木に関してはもう少し感情の振れ幅があっても、などと思いましたが楽しく読みました!脇役もよかったです。

■『刃渡り20センチのルージュ』(前後編)
高校三年間、一番よくつるんでいた共にケンカの強いふたり。憧れの相棒だったのに、自分の前から急に姿を消した片方を探しに田舎から上京するんですが、はぁーこの子(探しに行く子)が可愛くってもう。この感じで、おそらく末っ子で、お母さんやお姉ちゃんたちには逆らえず...上京ついでに彼女たちが指定した限定アイテムを買ってくるよう頼まれているところ。もうこの時点でコイツが「受け」になってくれ!と願ってしまった。そういえば女装・オネエものBLは好んで読むほうではないですが、これは何が好きだったかというと女装の彼が落ち着いた男前なんです。ルックス的にも、メイクを取ったら実はかなりカッコイイ。この後編の扉絵がまたいいんですよねぇ。彼らのこれからの日常をこっそり見守りたくなるような、とってもチャーミングな作品でしたよ。

作者は、表題作のふたりへの愛がとまらない...と、あとがきでおっしゃっていました。私も、登場キャラクターみんな好きになってしまった!

12

条件なんて除外しナイト!ww

加藤ススさんは前コミックスの独特なギャグが楽しかったので
また読ませていただきましたら
『5時にはおワンナイト!』と『刃渡り20センチもルージュ』の
ふたつのお話だったので
BLの部分もじっくりだったと思います!

『5時にはおワンナイト!』第1夜~第3夜
高収入のハイスペック男性ばかりを狙う倉木(ゲイ)は
合コンの為にどれだけ忙しくても定時に仕事を終わらせ
颯爽と退社する、デキる男です。
大学時代からの悪友・松岡の仕事を手伝う代わりに
最高の男を集めるという合コンをセッティングしてもらうと
目立ちはしないけどなかなかの上玉がいて…!?

倉木のハンティング精神、
ONとOFFのギャップが凄かったです!
随分と無茶なヤツだぜ、と思いきや
大学時代の失恋が尾を引いていたという悲しい過去があり
それを払拭してくれるのが……NOT高収入&DTな白鳥!!
倉木の勘違い(というか松岡の策略)で
その日のうちにメイクラブしたものの
あっさり素性がバレ、冗談じゃないと憤慨しますが
白鳥の元野球部精神がどこまでもポジティブに迫ります!
普段なら相手にもしないような条件なのに
白鳥の一途さに絆される様子は愉快でした☆
各国のセレブが集まるパーティでの出来事は
ツッコまざるを得ませんでしたが
ともかく、ドンマイ松岡!!!ww

『刃渡り20センチのルージュ』前後編
東京まで片道5時間かかる田舎に住んでいる元は
高校時代ツルんでいて
何度ケンカしても勝てなかった裕二郎を探す為上京します。
卒業と同時に姿を消してしまい一切の連絡が取れず
ようやく裕二郎の母から居場所を教えてもらい
いざ再会を果たすと、そこには…!!

誰よりケンカが強くて憧れていた男が
まさか女装してショーパブにいるなんて
おったまげますよね。(店名がひげドンって凄いww)
でも裕二郎の方がずっと悩んでいたんだし…。
源氏名も元が当時好きだったグラドルの名前だとか
切ないじゃないですか!
わざと帰らせるようなキツイ事を言っても、
初恋の相手に嫌われたらツライ…。

「チ○コとったのか?」だなんて
あっけらかんと聞くぐらいの潔い元だから
戸惑いつつも理解しようとして素敵でした。
受けが男らしいって本当にいいものですね!←
巻末2頁の番外編でもマイペースな元で
これからも楽しくやっていけそうです。

『相愛でいナイト!』
倉木が白鳥を部屋に招いて手料理をご馳走しますが
既に倉木、キャラ変わってませんか??ww
もしかしたら素はこっちなのかもしれないけど
ツレない倉木も白鳥は好きだったろうから
物足りなくないのかなw
倉木が、白鳥の白鳥を
「打率のいいバット」って言っててふきました!

私はやっぱり次のコミックスも読みたくなってしまいますww
またタイトルに“ナイト”が付くかな…??

7

ギャグが合う人にはきっと面白い

仕事のできる総務部倉木(受け)は、かつての恋のトラウマから、年収二千万以上のハイスペックな彼氏を求め、合コンを荒らし回っていた。そんなある日、合コンで出会った良さげな男を落としたら、その男の正体は営業部の地味な後輩・白鳥(攻め)だった。全然ハイスペックじゃなかった童貞男に惚れられ、困り果てる倉木だったが、健気な求愛にだんだんほだされてしまい…。


以前既刊『ろくでもグッドナイト』を読んだときは、ギャグがあまりツボに入らなかった記憶があるのですが、今作は割とギャグパートは楽しめました。西田東さんっぽいシュールなギャグで、ゲラゲラではないけどニヤリとするような感じ。
萌えも、愛より金主義の受けはともかく攻めが健気で、悪い肉食男に惚れちゃって気の毒に…と思いつつ応援しながら読めました。
あと脇キャラの松岡くんがよかった。ハイスペックなのに粗チン…。彼が主役でスピンオフ作とか出たらちょっと読んでみたいかもしれません。


同時収録は表題作より個人的に好きでした。高校卒業と同時に姿を消した親友を探し当てたら、東京でオネエになっていた、という話。オネエ×元ヤンキーです。
元ヤン受けの空気の読めなさ、デリカシーのなさが面白かったです。デリカシーはないけど差別的な思考はなく、公正な受けでした。
評価的にはこちらが萌×2、表題作が萌です。

5

VIVA!肉食系OL男子(^^)

タイトルや表紙の雰囲気からも分かると思いますが
コメディ系のお話です。
冴えないワンコ系サラリーマン×お仕事の出来る肉食系OL男子
周りで同僚や上司などが加わってワチャワチャしてました。
同時収録はオネェ攻め×元ヤン受けの同級生モノです。

加藤ススさんは初読み。
表紙のイラストや帯の絵が好みだったのでワクワクしたのですが、ギャグ絵や擬音のレトロな表現が、個人的には好みでなく古く感じてしまってorz
決めコマは今時の絵でカッコいいのですが、コメディ漫画でギャグ絵にハマれないのは想像以上に致命的でした…(;ω;)
面白いと思うのに楽しめないジレンマ…(;ω;)
レトロ絵とコメディがお好きな人には楽しめると思います。

エロは肉食系誘い(襲い)受けで期待してしまったのですがアッサリでした(ノД`)・゜・。←期待しすぎで大ダメージ

と、残念に感じたことが多かったので評価は低めですが、
勝手に期待して勝手にガッカリしたせいもあるのであしからず。

面白かったのは受けが肉食系「OL」男子なトコロ!
(あらすじはOM(オフィスメン)ですが帯はOLですw(^^))
同僚の肉食系OLたちと時にはタッグを組み、時には獲物を取り合う敵として、共に合コンへ繰り出してますw戦場(合コン)へ行く前のトイレ女子会議にも電話で参加しているというOLとの馴染みっぷりヾ(*´∀`*)ノ

また、受けは仕事が出来るかわりに定時上がり残業しない主義(上司も黙認)なのですが、昔馴染みの同僚サラリーマンから「史上最高にイイ男を集めた合コン」をエサに残業を引き受けていたりw

肉食系OL男子として全くブレがないのが良かったです♪

そんな受けにひっそり憧れてた攻めは、先輩の企みに流されるまま、ハイスペックを気取って合コンへ潜入。結局受けを騙した形になってしまいブチ切れられるのですが、それでも地道にアタックをし続けてて。。。健気で可愛いワンコだな〜と微笑ましく見てたら、段々と方向違いなおバカな部分が露呈していき、その天然おバカさんっぷりが面白かった!

んで。普段はヘタレのアホっ子なのに、エッチシーンで欲情した顔でガツガツしてる姿はギャップ萌えです///こーゆーギャップは大好物なので、このシーンはニヤニヤしちゃいました( ´艸`) ♡♡

同時収録作は高校時代の親友且つ喧嘩仲間?になるのかな。
友達同士で殴り合ってどっちが強いか競ってる間柄。
攻めは受けのことが好きでした。卒業を機に行き先を告げず姿を消し、オネェになって別の世界で生きていたトコロを、居場所を突き止めた受けが押しかけてきてーーーといったお話です。

友達で殴り合うという設定がまず理解出来ないので
ちょっと回想には疑問を持ってしまったのですが…。
世の中にはそういう仲もあるのかな。
オネェ攻めは喧嘩が強いだけあってガッシリ体系のオネェです。
言葉使いはオネェになったり、男言葉になったり。

このお話でジーンときたのが、初エッチシーン!
攻めが男言葉でいたら、
「言葉遣い…無理に戻さなくていいから…」
「普通に今のおまえでいいよ」
オネェであるコトも全てを受け入れるその言葉に攻めがジワーと涙を溜めてて、もらい泣きしました。

受けのヤンキー君は良くも悪くもアホっ子。ちょっとデリカシーに欠ける部分があるのですが、裏表がなくて素直なトコロが可愛いかったです(^^)

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP