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表題作ROUGE

長門梓 高校2年生
加賀藍 高校2年生

同時収録作品愛は出番を待っている

龍太 坊主
榛名 ショップ店員

あらすじ

血に濡れた唇がまるでルージュのようで――。
転校生の長門は腕っぷしが強くて曲がったことが大嫌い。
学校で会った美人な藍を女だと思いこんだ長門は、藍に殴られ気絶させられてしまう。
それ以来、藍のことが気になる長門だったが、お前には興味ないと藍は言い放つ。
学校を仕切る派閥のトップの男しか見ていない藍にいらついた長門は、俺だけ見てろよと藍を挑発して――?
後日談を大量描きおろしで収録。

作品情報

作品名
ROUGE
著者
桂小町 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
ROUGE
発売日
ISBN
9784796408646
4.1

(194)

(102)

萌々

(48)

(25)

中立

(7)

趣味じゃない

(12)

レビュー数
25
得点
784
評価数
194
平均
4.1 / 5
神率
52.6%

レビュー投稿数25

当時の若者向け?

桂先生作品初読みです。この後6冊読みます。
長門がまっすぐないい奴で、藍が初めて「好き」と言われて嬉しかった…という展開がよかったです。
藍が高校を辞めてヤクザにならなくてよかったのもホッとしました。

ただ冒頭の大和の顔がすごく気取っているというか、イキがっているのが小っ恥ずかしくて…これは苦手系かもしれないと予想したのがまあまあ当たっていました。すみません。
というのも、軽々しく虐待や陵辱の描写が出てくる。
イキがったヤンキーが派閥だ勢力争いだ、とやってる。
同時収録の短編も含めて全体的にチャラい。
当時の若い層向けにこういう作風が流行っていたのかもしれません(他の作家さんでも何作か浮かぶ)
今のだいぶん大人な私みたいな読者はターゲットではないだけかもですね。

セリフは少なめで絵で見せる感じは読みやすくていいなと思いました。

0

好き過ぎて気が狂う神棚作品

DKモノ読み返し期の私ですが、もぉこの作品の「好き」は別ッ格!!

DKヤンキー作品としての極上の質感が何年経っても全く色褪せない。
これが不変の輝き、ここに私のDKヤンキー萌の普遍の原理が詰まってる。

長門と藍の2人の愛しさだけではなく全てのキャラクターがメイン級に気になる。
かといって商業BLあるあるな、バシバシサブキャラで話を展開するんじゃなくてその後のシリーズでうまーーーく絡ませてくるし匂わせてくれる。
先生が生み出した彼らをちゃんと愛している事が伝わってくるんです!
桂先生の物書きとしてのプロ意識を感じずにはいられない!!


長門と藍の愛しさはどんな言葉でも筆舌に尽くしがたい・・・
【漢前攻めとしての愛情の深さと男らしさ、不憫な感情欠落系美人受け愛を知る】
むちゃくちゃぎゅっとまとめるとこんな2人!

でもコレだけでもどんな2人の物語なの?って妄想が進むし、読んでみちゃったらその妄想の遥か上、大気圏ぶち抜きで宇宙空間すら超えて来る先生の表現力。
本当に好き過ぎる。。。

また、2人のね。エッチがね。泣けるんです。。。
感動した!涙どばぁーーー!っていうよりも「はぁ…幸せ」とふっと気が抜けて口元は緩むのに泣けちゃう種類のヤツ。
自分の涙をこういうのも変なのは分かってるけど、尊い涙を流す事が出来る2人の時間。
ココに辿り着くまでの物語がしっかりしてるからこそ、意味のある時間。
堪んない!!!!

そしてこの表紙とページをめくった時の2人の動き、、、
目線、距離、手元、、、狂おしい・・・!!!

好き過ぎる作品ってホントにうまくレビュー出来ないなぁ。
男臭く無さ過ぎる、ケド漢のヤンキー世界の色気あるDKものに食指が動く御仁には是非!!
何年経っても胸張っておススメ出来る!おススメしたい!そんな大事な1冊です♡

1

自分には合わず

◾️表題
好きな人には嫌な感想だと思うのでご容赦ください。私には合わなかったということであしからず。

もうヤンキーとか派閥とかどうのこうのでテンションあがる歳でもないんだなと自覚しました。やや厳しいものがある。絵柄もストーリーも一昔前にweb漫画でよく見たような雰囲気が漂っていて。そういう作品で高い年齢層向けのお話もあると思うんだけど、少なくともこれは違うな…という個人的な、あくまでも個人的な感想です。

◾️愛は出番を待っている
表題だけなら「しゅみじゃない」のところ、こっちの龍太がまた浮気しそうなところは好きでした。仕事頑張ってて、彼氏と共通の女友達(サバサバ系)がいて、浮気性の彼氏がヘラヘラしてるとこに、若い男が寄ってくる…完全にレディコミの文脈…主役のキャリア志向の女性が男に。ただこういう話ってBLでは案外見ない。

1

美人受け

古市にフラ〜って入ったらたまたま見つけて表紙買いした作品!有名な作家さんだけど読んだことなくてヤンキー物って知識だけ入れて読んだんだけどなにこれ男前喧嘩鬼つよ×美人!!!はいきた美人受け〜〜〜!
喧嘩の強い攻めと美人な受けってよくある設定かもだけど桂先生の絵だと艶っていうの?なんか潤いがすごい
書き下ろしの1番最後、藍は俺のだって言ってニヤッと笑う長門がかっこいいのなんのって!続編とスピンオフも出てるみたいだから買います✊

1

小道具がオシャレすぎて…

ヤンキーの不器用さが可愛くて仕方ない私としてはずっと気になっていた作品。初読みの作家さんです。標題作と生臭坊主さんの話の二本立てです。

標題作『ROUGE』は、転校生で一本筋の通ってる長門が、腕っぷしの強い不思議ちゃんの藍と拳を交わしたことから話は始まります。

藍は家庭に問題があったり、女性的な見た目から学校では性的奉仕を強要された過去があるため、そんな苦境から救ってくれた大和を神のように崇め絶対的服従をしています。ところが戦いに敗れたにも関わらず、長門の友人に接するかのような態度にどんどん気持ちが揺らいでいって…というわりとありがちなストーリーですが、揺れ動く心情が丁寧に描かれているせいかドキドキしながら一気に読んでしまいました。タイトルにもなっているように〈ルージュ〉がとても効果的に作用しているのもあると思います。

とはいうもののヤンキーに〈ルージュ〉という言葉自体ちょっと違和感を感じるし、海外高級ブランドのような口紅を高校生がたかが性処理の相手に使っていることもちぐはぐに思えました。ヤンキーなんだからそんなオシャレなものじゃなくてもっとチープなものでよかったのになぁ(笑)

話はヤンキーの王道っぽいきゅんとさせられる流れで、とても好きだっただけに、オシャレすぎたところにちょっと引っかかってしまいました。

0

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